愛車のBOMA の Refale というロードバイク、2014年1月に購入したものなので5年半ちょい乗ったことになる。5年以上にもなるので、
「そろそろ次のフレームを…(うふふ)」とか妄想してしまうことが増えている。
ロードバイクというものがどれくらいの頻度で買い替えするものなのか?カーボンの耐久性はいかほどのものなのか?車だとなんとなく分かるんだけど、自転車は人それぞれな気がして正解というものがわからない。
いや、きっと正解なんて存在しないし、あったところでそれがどうしたというのか。
買い替えたいときが買い替え時……!
ということで、目下絶賛妄想中のフレーム2個を紹介させてください。
※あと、今使っているULTEGRA(アルテグラ) R8050 Di2 のコンポーネントがリムブレーキ版なので、さすがにそれを手放すことはできない…というのもある。
2つ目の理由は、メンテの楽さ。油圧ディスクの素晴らしさは疑いの余地が無いのだが、出先&旅先でのトラブル時の対処が自分でなんとかできるのはリムブレーキのほう。
3つ目の理由は輪行のしやすさ。ホイール脱着を伴う移動はわりと多いほうなので、その利便性を取ることにする。まあ、ディスクブレーキのオーナーさんらからはさんざん「ディスクでも問題ないよ~」とは言われているのだが。
クロモリはアリっちゃあり。ただ、サブのマシンとしてなら…という条件で。山にも行くので重いバイクをメインに据えることは無い。クロモリはあくまで街乗り専用車として買い足すかんじ。というか、パナモリを1台増やすのは長年の夢なんだけど、BOMA の Refale の買い替えと同時に行うわけには行かないので、いったんクロモリは保留とする。
え~、ということで前置きが長くなりましたが、検討中のフレームは「 LOOK 795 BLADE RS 」と「Chapter 2 のTERE(テレ)」です。性格も形状もぜんぜん違うやんけ…?という気がしないでもないが、好きになってしまったものは仕方ないのである(笑)。
最近増えてきたエアロフレーム。空力、振動吸収性、重量のバランスが取れており、ゴリゴリ&ペッタンコのエアロ!ってかんじではなく、角の取れたほどよいエアロ感を醸している。オールラウンドエアロレーシングバイクと謳われているので、どんなシーンでも使えそう。
自分は「一点突破のスーパー性能」よりも「あらゆるシーンで快適に使えること」を重視する性格なので、それがLOOK 795 BLADE RSを気に入った理由でもある。フレーム重量は1,250g( Sサイズ フレーム950g+フォーク300g)なので超激軽モデルではない。が、それは自分には問題ではない。
まあ、正直に言うと、見た瞬間に問答無用のかっこよさに完全に心を鷲掴みされた。性能がどうのこうというのは後付の理由だ。あまりにわかりやすいかっこよさが逆に不安になるほど。
※こっちはディスクモデル
ちなみにエアロのラインナップでは LOOK 795 BLADE RS はセカンドグレードにあたる。こんなにカッコいいのにセカンド…?マジで…?まあ、セカンドとは言えかなりのお値段はするのだが…。
最上位モデルの「795ライトRS」が62万円(税抜き※フレーム単体価格で!)なのに対し、LOOK 795 BLADE RSは41万円(同じく税抜き&フレーム単体)とぐっと手を出しやすい。
いやいや冷静になれ……フレームで41万円だぞ。手を出しやすくはない(笑)。
795ライトRSのほうが独自規格と専用パーツをふんだんに取り入れているのに対し、 LOOK 795 BLADE RS ではステムが専用品になる以外は汎用パーツが多いのは魅力。
専用フォーク+ヘッドパーツ(上下1-1/2)、ADS専用ステム、専用シートポスト(+53.9mm +26.8mm -6.2mm -33.3mmの4段階で調整可能)とのことなので、ここだけ気にならないこともないが、気にするレベルではないかなと。
あと、ボトムブラケットはBB386なのだが、圧入部の径が違うだけなので、BBは基本の構造は同じ。よってシマノのクランクは問題なく使えるっぽい。
いいなと思った特長としては、3Sデザイン(スムース スウォード シートステー)というやつ。リアブレーキ台座がシートステー上に設けられておらず、シートチューブ裏にある。こうすることでシートステーには柔軟性を確保させつつも、シートステーのたわみによってリムとブレーキシューの接触が起きなくなるわけ。リムブレーキとディスクブレーキのシートステー剛性をほぼ同様に設計できたそうな。
ぶっちゃけ、自分がどんなにもがいたところで、フレームのたわみでブレーキシューがリムに当たる…なんてことはない。が、そういうことはどうでもいいのだ。とにかくLOOK 795 BLADE RSの剛性は素晴らしいということだ。
じゃあガッチガチに硬いフレームなのか?ピュアレースマシンなのか?と思いきや、従来モデルより23%も衝撃吸収性に優れているそうな。しかも30mm幅のタイヤまで装着できるということなので(履かせることはないだろうが)、それも相まって快適な走りは実現させられそう。
◇ 最後まで“脚が残る”乗り心地と速さを両立 ルック「795ブレードRs」
気になる点としては、フレームが硬いのか柔らかいのかよくわからないってこと。メーカーサイトによれば硬いそうだけど、インプレ記事では柔らかいって声もあれば、実業団レベルの選手向けの高剛性って意見もあって、できれば試乗して確かめたいところ。でも、LOOKってまず乗れる機会がないんですよね…。フレーム形状を見る限り、柔らかいとは思えないのだが。
「あー、ニールプライドか!ヨットとかサーフィンに強いあそこね!」
と思った方も多いハズ。
マイケル・プライドさん(ご子息)が立ち上げたブランドなのだが、そのマイケルさんの経歴を箇条書きでまとめると…
生粋の自転車乗りであると同時に、めちゃんこ優秀なエンジニアさんでもあるらしい。
遠目から見たときにごちゃごちゃとしておらず、ツートンメインであっさりとまとめられつつも、大人っぽい雰囲気を感じられる。手抜きのシンプルさとは真逆の、考えつくされた上の緻密さの中で成立するSimple is Best 的なデザイン…のような印象を受ける。
公式サイトによれば、「乗り味はオーソドックス」とのことなので、自分にとってはマル。
これのリムブレーキ版に35mmハイトのBORA ONE を付けたらと想像するだけで鼻血が出そう。コンポはもちろんBOMAのULTEGRA(アルテグラ) R8050 Di2 を引っ越す形で。
フレーム価格はリムブレーキ版が30万円を切る(税抜き)のでLOOK 795 BLADE RSよりは10万円ちょい安い。個人的にフレームに出せるマックスが30万なので、ここが限界か。
残念なのはチャプター2の公式サイトの出来がいまいち。日本語がつたないというか、英語文をそのまま直訳してるせいで不自然で読みづらいってのと、メーカー本位のプロダクトアウト的な記述ばかり目立つ。
※言ってることは分かるが頭に入ってこない(翻訳マシンにかけただけちゃう…?)
「技術力やテクノロジー等のファクトとしての凄さは左脳で理解できるけど、エモーショナルな良さを右脳で感じ取りにくい」
のだ。
自分はすでに惚れているので、何を読んでも「アバタにエクボ」状態なんだけど、フラットな目線でチャプター2を見た人は「ようわからん」って読み飛ばす可能性大。
チャプター2の公式サイトによれば、
言いたいことは分かる。
技術力を誇りたいのも納得できる。
ただ、上滑りしてしまっている印象は否めない。チャプター2に限らないが、海外バイクブランドの日本語サイトの出来栄えはたいていしょぼい。サイトの改善点はいくらでも思いつくので、個人的にアドバイスしてあげたくてたまらない(笑)。
※読みにくいよ~~~~w
それはともかく、チャプター2の魅力は個性的な二通りのカラーリングであるのは間違いなくって、定番カラーの「エセンシャルコレクション」も充分にカッコいいのだが、さらに「リミテッド・エディション」という限定生産モデルも定期的にリリースされ、しかも「同じデザインは二度と作らない」という特長がある。
どういうことかというと、イヤーモデルの概念がそもそもない。新興かつ小さなメーカーということもあって大量生産をしない。リミテッドエディションカラーは6〜8ヶ月のスパンで新しいカラーが登場する…という仕組み。
これはオーナーの所有欲を刺激する素敵なマーケティング手法だと思うし、「今買わねば生涯手に入れられない!」と購買促進にもなるのでは。
FUNRIDEさんによる取材&インプレ記事がなかなか良かったので、は気になる方はこちらもどうぞ。2017年8月の記事なんだけど、TEREの購入者の65%がリムブレーキ、35%がディスクブレーキらしい。欧州やアメリカのホビーサイクリストはディスクを選び、アジア圏のサイクリストはリムブレーキをチョイスする傾向だそうな。(へぇ~)
※画像検索は目の毒…!
上記記事を引用すると、乗った感想は、
ですって…。ゴリゴリレーシングマシンというよりは、中速度域で快適にツーリングできるフレームって印象。これはかなり気になる…!
できればメーカー主催のイベントか試乗会に出かけてみたい。問い合わせてみようかな。って思って日本の取り扱いショップを調べてみたが、サイトが見にくい!!!世界地図を縮小するしか方法がないんかい。なんつうUIじゃ…。
あら…?秋葉原のRAMON BIKES さんが扱っているんだ。こんな紹介記事もある。しかも2017年から。家からも近いし、遊びに行ったこともあるので、今度立ち寄ってみようかしら。
あと、新興メーカーなので日本国内から撤退しないかどうかは気になる。GEO RIDE JAPANさんというとこがやっているみたい。日本の取り扱いショップも掲載されている。今のところ問題はなさげ。まあ、ニールプライドは事実上バイク事業から撤退しているとのことだが。
※リムブレーキモデルで30万か…
まあ、お財布と相談して結論を下そうと思いますが、この動画を見ていると無性に欲しくなりますな…w。 もうちょっと妄想続行します。
Building A Limited Edition Color - GreenAqua Chapter2 Tere @ One Cycling Industry Bike Shop Malaysia
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「そろそろ次のフレームを…(うふふ)」とか妄想してしまうことが増えている。
ロードバイクというものがどれくらいの頻度で買い替えするものなのか?カーボンの耐久性はいかほどのものなのか?車だとなんとなく分かるんだけど、自転車は人それぞれな気がして正解というものがわからない。
いや、きっと正解なんて存在しないし、あったところでそれがどうしたというのか。
買い替えたいときが買い替え時……!
ということで、目下絶賛妄想中のフレーム2個を紹介させてください。
目次
- 決めなければならない大前提(リムブレーキ?ディスクブレーキ?)
- カーボン?それ以外の素材?
- いま超買い替えたいフレームその1: LOOK 795 BLADE RS
- LOOK 795 BLADE RSの購入の現実性
- いま超買い替えたいフレームその2: もう一台はChapter2(チャプター2)TERE(テレ)
- TERE(テレ)が気に入った理由
- Chapter2(チャプター2)を選ぶうえで不安なこと
- TERE(テレ)の購入の現実性
決めなければならない大前提(リムブレーキ?ディスクブレーキ?)
ディスクブレーキは非常に気になる存在だけど、次もリムブレーキモデルにするのは確定。理由は3つあって、まずリムブレーキで問題なくダウンヒルできるので。下ハンで下ればリムブレーキでも長いダウンヒルは快適にできる。ぶっちゃけ、これまでの5年でリムブレーキで物足りなさを感じたことがない。※あと、今使っているULTEGRA(アルテグラ) R8050 Di2 のコンポーネントがリムブレーキ版なので、さすがにそれを手放すことはできない…というのもある。
2つ目の理由は、メンテの楽さ。油圧ディスクの素晴らしさは疑いの余地が無いのだが、出先&旅先でのトラブル時の対処が自分でなんとかできるのはリムブレーキのほう。
3つ目の理由は輪行のしやすさ。ホイール脱着を伴う移動はわりと多いほうなので、その利便性を取ることにする。まあ、ディスクブレーキのオーナーさんらからはさんざん「ディスクでも問題ないよ~」とは言われているのだが。
カーボン?それ以外の素材?
これはもう疑いの余地がなくカーボンのままでいく。カーボンの軽さを知ってしまったら、もはやアルミに行く意味はないし、そもそも選択肢が少ない。それにタイレル(Tyrell)のCSI がアルミ(&カーボンバック)なのでさらにアルミを増やすのはなんか違う。クロモリはアリっちゃあり。ただ、サブのマシンとしてなら…という条件で。山にも行くので重いバイクをメインに据えることは無い。クロモリはあくまで街乗り専用車として買い足すかんじ。というか、パナモリを1台増やすのは長年の夢なんだけど、BOMA の Refale の買い替えと同時に行うわけには行かないので、いったんクロモリは保留とする。
え~、ということで前置きが長くなりましたが、検討中のフレームは「 LOOK 795 BLADE RS 」と「Chapter 2 のTERE(テレ)」です。性格も形状もぜんぜん違うやんけ…?という気がしないでもないが、好きになってしまったものは仕方ないのである(笑)。
いま超買い替えたいフレームその1: LOOK 795 BLADE RS
「いつかはLOOK!」という純粋な夢。最近増えてきたエアロフレーム。空力、振動吸収性、重量のバランスが取れており、ゴリゴリ&ペッタンコのエアロ!ってかんじではなく、角の取れたほどよいエアロ感を醸している。オールラウンドエアロレーシングバイクと謳われているので、どんなシーンでも使えそう。
自分は「一点突破のスーパー性能」よりも「あらゆるシーンで快適に使えること」を重視する性格なので、それがLOOK 795 BLADE RSを気に入った理由でもある。フレーム重量は1,250g( Sサイズ フレーム950g+フォーク300g)なので超激軽モデルではない。が、それは自分には問題ではない。
まあ、正直に言うと、見た瞬間に問答無用のかっこよさに完全に心を鷲掴みされた。性能がどうのこうというのは後付の理由だ。あまりにわかりやすいかっこよさが逆に不安になるほど。
※こっちはディスクモデル
ちなみにエアロのラインナップでは LOOK 795 BLADE RS はセカンドグレードにあたる。こんなにカッコいいのにセカンド…?マジで…?まあ、セカンドとは言えかなりのお値段はするのだが…。
最上位モデルの「795ライトRS」が62万円(税抜き※フレーム単体価格で!)なのに対し、LOOK 795 BLADE RSは41万円(同じく税抜き&フレーム単体)とぐっと手を出しやすい。
いやいや冷静になれ……フレームで41万円だぞ。手を出しやすくはない(笑)。
795ライトRSのほうが独自規格と専用パーツをふんだんに取り入れているのに対し、 LOOK 795 BLADE RS ではステムが専用品になる以外は汎用パーツが多いのは魅力。
専用フォーク+ヘッドパーツ(上下1-1/2)、ADS専用ステム、専用シートポスト(+53.9mm +26.8mm -6.2mm -33.3mmの4段階で調整可能)とのことなので、ここだけ気にならないこともないが、気にするレベルではないかなと。
あと、ボトムブラケットはBB386なのだが、圧入部の径が違うだけなので、BBは基本の構造は同じ。よってシマノのクランクは問題なく使えるっぽい。
いいなと思った特長としては、3Sデザイン(スムース スウォード シートステー)というやつ。リアブレーキ台座がシートステー上に設けられておらず、シートチューブ裏にある。こうすることでシートステーには柔軟性を確保させつつも、シートステーのたわみによってリムとブレーキシューの接触が起きなくなるわけ。リムブレーキとディスクブレーキのシートステー剛性をほぼ同様に設計できたそうな。
ぶっちゃけ、自分がどんなにもがいたところで、フレームのたわみでブレーキシューがリムに当たる…なんてことはない。が、そういうことはどうでもいいのだ。とにかくLOOK 795 BLADE RSの剛性は素晴らしいということだ。
じゃあガッチガチに硬いフレームなのか?ピュアレースマシンなのか?と思いきや、従来モデルより23%も衝撃吸収性に優れているそうな。しかも30mm幅のタイヤまで装着できるということなので(履かせることはないだろうが)、それも相まって快適な走りは実現させられそう。
◇ 最後まで“脚が残る”乗り心地と速さを両立 ルック「795ブレードRs」
気になる点としては、フレームが硬いのか柔らかいのかよくわからないってこと。メーカーサイトによれば硬いそうだけど、インプレ記事では柔らかいって声もあれば、実業団レベルの選手向けの高剛性って意見もあって、できれば試乗して確かめたいところ。でも、LOOKってまず乗れる機会がないんですよね…。フレーム形状を見る限り、柔らかいとは思えないのだが。
LOOK 795 BLADE RSの購入の現実性
フレーム性能云々以前に税抜き41万円って値段のせいで「買う!」決心はまったくついていない。というか、いいなとは思うが高嶺の花で終わりそうな気はしている。いったん保留。いま超買い替えたいフレームその2: もう一台はChapter2(チャプター2)TERE(テレ)
あまり聞き馴染みのないメーカーだと思うが、ニールプライドから分かれて設立された新興のニュージーランドのフレームと言えば、「あー、ニールプライドか!ヨットとかサーフィンに強いあそこね!」
と思った方も多いハズ。
マイケル・プライドさん(ご子息)が立ち上げたブランドなのだが、そのマイケルさんの経歴を箇条書きでまとめると…
- 大学で工業デザインや建築を学んだ(6年に渡ってイギリスで)
- 卒業後はフォスター・アンド・パートナーズやアエダスに勤務
- 香港国際空港のデザインなどにも携わった
- 建築家として活躍する傍ら、自転車レースのセミプロでもあった
- アジア南東部や北米を拠点にMTBダウンヒルとクロスカントリーに参戦
- 2004年に父親が1970年に創業したニール・プライドにジョイン
- 空力やカーボンファイバーを利用したハイテクスポーツ機材のデザインや開発に携わった
- ニールプライド傘下で2008年に自転車部門を設立
- デザイン、研究開発、エンジニアリングの責任者に就任
- 数値流体力学や風洞実験で培った知見を生かしてIDSA、レッドドット、IFアワード、シカゴ・アテナエウム・アワードなど多くの賞を受賞
- 2013年と2014年、アメリカのプロコンチネンタルチーム、ユナイテッドヘルスケアに提供された
- 両年ともアメリカのプロレースで年間チャンピオンを獲得
- アメリカの3大レース、ツアー・オブ・カリフォルニア、USプロチャレンジ、ツアー・オブ・ユタなどでも多くのステージ勝利を挙げた
- 2015年にニールプライドを離脱してチャプター2を設立
- デサインと開発を再びグラウンドゼロから始め、2年の歳月をかけ生み出されたのがTERE(テレ)
生粋の自転車乗りであると同時に、めちゃんこ優秀なエンジニアさんでもあるらしい。
TERE(テレ)が気に入った理由
まず乗っている人が少ないので人とかぶらない。そしてホリゾンタル(に近い)形状が珍しいし、ユニークなカラーリングも魅力的。トップチューブ等、各所にニュージーランドのネイティブ(マオリ族)由来のパターンがペイントされているのも芸が細かくてナイス。あと、TERE(テレ)とはマオリ語で”すばやい、迅速”という意味がある。遠目から見たときにごちゃごちゃとしておらず、ツートンメインであっさりとまとめられつつも、大人っぽい雰囲気を感じられる。手抜きのシンプルさとは真逆の、考えつくされた上の緻密さの中で成立するSimple is Best 的なデザイン…のような印象を受ける。
公式サイトによれば、「乗り味はオーソドックス」とのことなので、自分にとってはマル。
これのリムブレーキ版に35mmハイトのBORA ONE を付けたらと想像するだけで鼻血が出そう。コンポはもちろんBOMAのULTEGRA(アルテグラ) R8050 Di2 を引っ越す形で。
フレーム価格はリムブレーキ版が30万円を切る(税抜き)のでLOOK 795 BLADE RSよりは10万円ちょい安い。個人的にフレームに出せるマックスが30万なので、ここが限界か。
残念なのはチャプター2の公式サイトの出来がいまいち。日本語がつたないというか、英語文をそのまま直訳してるせいで不自然で読みづらいってのと、メーカー本位のプロダクトアウト的な記述ばかり目立つ。
※言ってることは分かるが頭に入ってこない(翻訳マシンにかけただけちゃう…?)
「技術力やテクノロジー等のファクトとしての凄さは左脳で理解できるけど、エモーショナルな良さを右脳で感じ取りにくい」
のだ。
自分はすでに惚れているので、何を読んでも「アバタにエクボ」状態なんだけど、フラットな目線でチャプター2を見た人は「ようわからん」って読み飛ばす可能性大。
チャプター2の公式サイトによれば、
- モノコックブローモールド製法を採用
- フレーム前三角の製造にはステンレス製の2ピースモールドを使用
- ヘッドチューブ廻りからBBまでカーボン繊維が途切れることのない構造
- シートステーとチェーンステーが航空宇宙産業が使用する接着剤で接着
- ダストフリーかつクリーンな環境で製造することで、接着不良を予防
- BB、ドロップアウト、ヘッドチューブ、シートチューブ、チェーンステーの芯材としてポリウレタンとポリスチレン(PU/EPU)を使用
- すべてのデザインと開発をニュージーランドで行っている(※つまり製造はちがうということ。当然だけど)
言いたいことは分かる。
技術力を誇りたいのも納得できる。
ただ、上滑りしてしまっている印象は否めない。チャプター2に限らないが、海外バイクブランドの日本語サイトの出来栄えはたいていしょぼい。サイトの改善点はいくらでも思いつくので、個人的にアドバイスしてあげたくてたまらない(笑)。
※読みにくいよ~~~~w
それはともかく、チャプター2の魅力は個性的な二通りのカラーリングであるのは間違いなくって、定番カラーの「エセンシャルコレクション」も充分にカッコいいのだが、さらに「リミテッド・エディション」という限定生産モデルも定期的にリリースされ、しかも「同じデザインは二度と作らない」という特長がある。
どういうことかというと、イヤーモデルの概念がそもそもない。新興かつ小さなメーカーということもあって大量生産をしない。リミテッドエディションカラーは6〜8ヶ月のスパンで新しいカラーが登場する…という仕組み。
これはオーナーの所有欲を刺激する素敵なマーケティング手法だと思うし、「今買わねば生涯手に入れられない!」と購買促進にもなるのでは。
FUNRIDEさんによる取材&インプレ記事がなかなか良かったので、は気になる方はこちらもどうぞ。2017年8月の記事なんだけど、TEREの購入者の65%がリムブレーキ、35%がディスクブレーキらしい。欧州やアメリカのホビーサイクリストはディスクを選び、アジア圏のサイクリストはリムブレーキをチョイスする傾向だそうな。(へぇ~)
※画像検索は目の毒…!
上記記事を引用すると、乗った感想は、
踏み出した時に感じたのはソフトさ。カーンと反射的に加速するような感じではないが、踏み込めば応えてくれる加速感が心地いい。もっとも爽快に感じたのは、ある程度スピードに乗った状態からさらにスピードをあげようとペダルに力を入れた時の加速性だ。あきらかに踏み出しの最初の加速よりもずっと反応が良く感じられる。実際の走行中に起こりうるのはこちらの加速局面だろう。
そして下りでの安定性もまたこのバイクの魅力だろう。フォーク剛性が実に優れている点、さらにバック側の振動のいなしや、適度なフレームの重量感がバイクを安定させる。実にコントローラブルだが、ハンドリング自体は軽め…..という、噛めば噛むほど味がでる性格といえる。
ですって…。ゴリゴリレーシングマシンというよりは、中速度域で快適にツーリングできるフレームって印象。これはかなり気になる…!
Chapter2(チャプター2)を選ぶうえで不安なこと
通販形式であり、実車を拝む機会が極めて少ないということ。サイクルモードとかに出展してくれればいいのだが、どうだろう。個人的には人混みのイベント会場に1日潰して足を運びたくはない派なのよね。それにイベント会場の1キロ程度ではフレームの良し悪しはわかんないし。できればメーカー主催のイベントか試乗会に出かけてみたい。問い合わせてみようかな。って思って日本の取り扱いショップを調べてみたが、サイトが見にくい!!!世界地図を縮小するしか方法がないんかい。なんつうUIじゃ…。
あら…?秋葉原のRAMON BIKES さんが扱っているんだ。こんな紹介記事もある。しかも2017年から。家からも近いし、遊びに行ったこともあるので、今度立ち寄ってみようかしら。
あと、新興メーカーなので日本国内から撤退しないかどうかは気になる。GEO RIDE JAPANさんというとこがやっているみたい。日本の取り扱いショップも掲載されている。今のところ問題はなさげ。まあ、ニールプライドは事実上バイク事業から撤退しているとのことだが。
TERE(テレ)の購入の現実性
10万円以上安いし、LOOK 795 BLADE RS よりはぜんぜんアリ。現実味で言えばTEREは70%か。※リムブレーキモデルで30万か…
まあ、お財布と相談して結論を下そうと思いますが、この動画を見ていると無性に欲しくなりますな…w。 もうちょっと妄想続行します。
Building A Limited Edition Color - GreenAqua Chapter2 Tere @ One Cycling Industry Bike Shop Malaysia
★ツイッターアカウントはこちら\(^o^)/<最近記事を常にお届け!
コメント
コメント一覧 (18)
山口のセオサイクルで最近rereの納車記事を見ました。とにかくカラーが素敵❗
cyclegadget
がしました
cyclegadget
がしました
おしゃれな中山さんに似合うキャラクターでないかと。Chapter2というメジャーでないがしっかりしたメーカー。マオリ族の体型(日本人も近い?)に合わせてSサイズでカッコいいフレームは稀です。
Lookもカッコいいんですが、Chapter2は社長も度々来日してますし、カスタマーに近いのは好感が持てます。街のりからレースもそこそここなすオールラウンドのTEREに一体ハンドルのMANAつけて下さい。鼻血でそう。
ま、自分の好みを人に投影してるだけなんですが😅
自分は今のTCRが好きすぎてしばらく自分は買い換えないので人の買い物で妄想して楽しんでます。
cyclegadget
がしました
いつも楽しく拝見させて頂いております。
私も次のフレームも候補にLOOK BLADEを挙げていました、メンテナンス性やルックスでは他のメーカーのよりも魅力的でしたが結局値段の関係で嫁からOKが貰えず・・・
いつかは乗ってみたい車体です。
10年選手のフレームが折れる前に他のに決めなければと思いつつあきらめが・・・w
やはり憧れますね。
cyclegadget
がしました
cyclegadget
がしました
TEREは程よいしなりで乗り心地が良く、尚且つ剛性も持ち合わせているので良く進むバイクです。
優しさと強さを兼ね備えた特性なので、サイクリングからレースまで幅広く使えます。
珍しいバイクなので所有欲も満たされますよ。おススメです!
cyclegadget
がしました
・試乗についてはサイクルモード等大きい試乗会にブースを出しているほか、
一部取扱店にはメーカーから試乗車が期間限定で貸し出されているので、タイミングが合えば店頭で試乗することが出来ますよ。Facebook等で告知されています。
・C2はメーカー直販ですので、メーカー自体が無くならない限り撤退する事は無いと思います。
国別の販売台数についても日本はトップクラスだそうです!
※直販ですのでジオライドさんの販売ではありません。
・ちなみに自分の場合、取扱店に載っていない馴染みにプロショップ経由で購入しました。
直販で1台から発注出来るので、店主の意向にもよりますが取扱店でなくても買うことが出来ます。
(値段はHPと変わらずお店にはマージンが入るそうなので、持ち込みと違い罪悪感が少ない?)
長々と失礼しました。新しいフレーム選びの参考になれば幸いです!
cyclegadget
がしました
・試乗についてはサイクルモード等大きい試乗会にブースを出しているほか、
一部取扱店にはメーカーから試乗車が期間限定で貸し出されているので、タイミングが合えば店頭で試乗することが出来ますよ。Facebook等で告知されています。
・C2はメーカー直販ですので、メーカー自体が無くならない限り撤退する事は無いと思います。
国別の販売台数についても日本はトップクラスだそうです!
※直販ですのでジオライドさんの販売ではありません。
・ちなみに自分の場合、取扱店に載っていない馴染みにプロショップ経由で購入しました。
直販で1台から発注出来るので、店主の意向にもよりますが取扱店でなくても買うことが出来ます。
(値段はHPと変わらずお店にはマージンが入るそうなので、持ち込みと違い罪悪感が少ない?)
長々と失礼しました。新しいフレーム選びの参考になれば幸いです!
cyclegadget
がしました
Chapter2はサイクルモードで毎年試乗を出しています。今年もきっとでるはず。
またGreenAquaも綺麗な色ですが、WhiteAquaのトップチューブ上の塗装も
とてもよい感じですので実物を見てみてください。
娘さんがバイクを購入した台東区近辺では、末広町のRamonBikesさんで取扱い
がありますよー。
cyclegadget
がしました
たぶん上で書かれているオーナーの方々は、たぶん仲間だと思います(笑)。
C2の取扱店は、近隣ではRAMON BIKESさん、スポーツバイクファクトリースズキ浦和店さんです。
C2Japanは、3人(+アンバサダー・オーナー)で運営しています。展示イベントスタッフをしているのも多くはオーナー有志のアンバサダーです。思わず手伝って魅力を伝えたくなるようなブランドってあまり無いと思います。
なので、困ったらすぐに相談できる環境にあり、サポート体制は万全です。私はフレーム直販で自分で組みましたが(特に困ってはいませんが)、非常に親切にしてくれていて、大変助かっています。
「あまり人と被らない」というのは、ちょっと疑問で、荒川周辺には私を含め結構います。いますが、バイクが目立つので、スライドするたびに「おー!」と声をかけあって、SNSでつながって仲良くなっています。日本ではTERE/RERE/HURU合計で300以上ものフレームセットが売れているそうです(2019年初頭のデータ)。
マイキーは188cmと長身なので不平を言っていますが、マイク・プライドは小柄で、彼に合わせて作っているので、大きなフレームは間延びする傾向にあるのは事実です。が、一般的な日本人体型ならフィットするでしょう。
C2オーナーの多くは、私も含め、試乗せずに買っています。TEREオーナーが、REREやHURUに乗り換え/買い増しも多いです。そうこう言っている私も、この夏に出るグラベルバイクAOは、出たら即買います。ブランドへの信頼の高さがそこにあると思っています。
…という話を自分のブログに書いています。
http://arakawagravel.blog.fc2.com/blog-entry-72.html
あと、C2オーナーはInstagram率が高いので、こちらもご覧ください。
https://www.instagram.com/explore/tags/chapter2bikesjapan/
cyclegadget
がしました
何時も楽しく記事を拝読させて頂いております。
個人的にLOOK 795 Blade RS(Mサイズ、リムブレーキ)を所有している者です。
LOOK 795 Blade RSは、個人的には硬いフレームだと思います。他にも他社ハイエンドフレームを複数所有しておりますが、十分硬いフレームだと感じております(正直な話、DOGMA F10 DISCより硬く感じます)。
ただ、ペダリングフィーリングが他社高剛性フレームにありがちな、「脚を削る様な尖った硬さ」ではなく、「角を取って丸めた硬さ」ですから、ストレスは比較的少ないかと思います。
硬さで言いましたら、以前所有していました、LOOK 695Light(2015モデル。ZED2クランク)より断然硬く感じます。
LOOK 795 Blade RSはBB位置が高いので、とにかくペダリングが軽く、軽快感が強いのが特徴だと思います。登りも比較的楽にこなせますし、平地の高速巡航も次から次へと脚が出てくる感覚があります。
LOOKはサイズ感がカタログ値より大きくなりますから(カタログ値より1.5回り程)、サイズ選びに注意が必要かも知れませんね。ピナレロ・コルナゴなんかもカタログ値よりサイズ感が大きいと言われてますが、それより更に大きいので。
また、LOOKは納期がとても長いので(正直な話ですが、半年程度はザラです)、気長に待つ必要がありますね(笑)特に795シリーズは(他社ハイエンドモデルも基本的にそうですが)受注発注生産なので、生産数が少なく、納期に時間が掛かるんです。更に納期遅延を繰り返すのも然り、ですが。
既にご存知の内容があったりしましたら、申し訳ありません。愛車選びのご参考になれれば幸いです。
管理人さんもアヤさんも、これから暑さが本格的になりますし、風邪も流行っている様ですから、体調崩されない様、お身体ご自愛下さい。
これからも良い記事を拝読させて頂けます事、楽しみにしております。
朝から長文にてお騒がせしてしまい、大変失礼致しました。
cyclegadget
がしました
そーなんです、惹かれまくっていますw
hyraxさん
言い聞かせて自制していますw
たまのぶさん
小さいメーカーなので顧客に近くって、親しみ持てます。小柄な日本人にもあうフレームってのも魅力です。
BBさん
はじめまして(^^)
私もぶっちゃけ、LOOKはぜったいに許しが出ない自身があります。嫁にも言っておりませんww
シンsanさん
RAMONさんでお聞きしたとき、同じようなことをおっしゃってましたね。TEREは癖がなくって優等生。オールラウンドだと。私の好みにドンピシャ。。。
てれ餅さん
詳細情報ありがとうございます。不安がぐっと薄まりました。。。!試乗、ぜひ探していってこようっと。。あ、直販なので取扱店でなくても扱えるって素敵ですね。ますます現実味が増してみた。。。w
cyclegadget
がしました
RAMONさんにはこないだ行ってきまして、実物を拝ませてもらいました。
めちゃくちゃよかったです。。。!あったのはアクアでしたが、惚れましたね。。。
impactdiscさん
おおおおおおおおおおお!!!!しかもご近所!!
取材させていただけませんか・・・w?完全に下心丸出しでお願いしています。
この時点でもうチャプター2買おうってほぼ決めてしまっている自分がいる、、あぶない、、、w。それにしても、ブログのパフェ率がすごいですね(おいしそう)
貧脚さん
オーナー様の貴重な情報、ありがとうございます!知らないことばかりでとても勉強になります。ぜひ取材したいくらい。。。(笑)。せめて実車見てみたいですねー。でも、見たら恋に落ちるかもしれない。。納期とサイズの注意点もありがとうございます。
娘にもみなさんのコメントは共有しております!親子ともども、励みになっています~!
\(^o^)/\(^o^)/
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ロングもイケる程よい硬さながら本気に火をつけてくれる感じです。
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EMONDAを買ったばかりだというのに、街に止めてあるクロスバイクを眺めたり、ロードバイク専門店に何回も覗いたりしてしまってます(笑)
特に専門店は職場から徒歩2分で行けるので、これいいなぁとか思ったのも1回や2回ではないですw
初めてのロードバイクなので、有名なブランドから選んでTREKにしたんですが、娘さんのGUSTOも含めてTEREとか、無知な自分はここを見るだけでも非常に勉強になりますね。
ところで例の件ですが、娘さんのすごくうれしそうな笑顔がイメージできました。本当はアヤさんご本人からもお返事をいただきたかったのですが・・・w
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ALPE D'HUEZ21もかっこいい、、、TIMEって高いって意識が働いて候補にすら入れてませんでした。一度チェックしてみます!!(そして更に迷うことにw)
GIANTSさん
おっさんからの返事ですみませんww
しっかりと伝わっておりますこと、お約束いたしますm(_ _)m
impactdiscさん
ぜひ!ぜひに!!
http://message.blogcms.jp/livedoor/cyclegadget/message
からでもいいですし、メアドにダイレクトにでもけっこうです。
7月下旬、私もそれくらいがちょうどいいです。日程調整させていただけますと!
ご連絡お待ちしております。
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メールをお送りいたしましたのでご確認くださいませ。
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