クランクブラザーズの「
エッグビーター3」を買いました。9年ほど使い続けたSPDからの交換になります。これをロードでもミニベロでも使っていく予定。「なんとなくかっこいい」ってだけの理由で半ば勢いで交換してみることにしました。

改めてどんなメーカーでどんなモデルを出しているのかを、備忘録も兼ねてまとめてみます。(買ってから調べるという泥縄的なかんじですが…)

※ペダルのラインナップ
ちなみに彼らのスローガンは「We create products to reinvent the riding experience.(ライディング体験を再発明するプロダクトを作る)」。
4面でのクリートキャッチが出来る唯一のビンディングシステムで、スタイルに応じて好みのリリース角、フロートを選べる。ペダルのラインナップは3種類(エッグビーター、キャンディ、マレット)あり、その中でエッグビーターは踏面(プラットフォーム)がなく、軽量性と泥はけを重要視したXCレース向け。 キャンディは小さめのプラットフォーム付きでクリートキャッチがしやすく、マレットは大きなプラットフォームにピンが配置されたDH用。どれもロードバイクで使う人はあまりいない。
ちなみにエッグビーターの名前の由来は(卵とかの)泡立て器に似ているから。キャンディは棒のついた飴のようだから…とのこと。
※公式サイトも公式インスタグラムも載っている画像はMTBや土&未舗装路ばかり。ロードバイクは1台も見当たらない(笑)。

※11以外はステンレスやスチールなのが11だと一気にチタンに。ただし、11にのみ耐荷重量があるので注意(体重90kgまで)
※他のモデルはステンレスやスチール
エッグビーター3より一気に100グラム軽量化できているが、そのために45,000円追加投資できるか…は財力次第。自分はさすがにそこまでは飛べず、エッグビーター3で手を売った。


※SPD用シューズで使えます
クランクブラザーズは滑らかな曲線形状でスムーズに外れるのに対し、SPDは角ばっているので引っかかりがあり、外れにくい時があるそうな。たしかに、角が引っかかる瞬間はある。このへんは両者を使い比べて検証したい。

※これはキャンディです

※キャンディです
ということで、シンプルでメカメカしいアメリカンなペダルに交換するのが楽しみです。 使ってみたらレポートします。
<追記:レポートしました(^o^)>
クランクブラザーズの「エッグビーター3」のレビュー【メリット&デメリット等】
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改めてどんなメーカーでどんなモデルを出しているのかを、備忘録も兼ねてまとめてみます。(買ってから調べるという泥縄的なかんじですが…)
目次
- クランクブラザーズって?
- エッグビーターってどんなペダル?
- エッグビーターの1、2、3、11のグレードってどう違う?その差は?
- 全グレードに共通する要素
- SPDペダルとの重さの差
- SPDとクランクブラザーズの違い
- エッグビーターをスニーカーで走るのは可能?
クランクブラザーズって?
- 1997年にアメリカで誕生
- 拠点はカリフォルニア州南部ラグナビーチ
- デザインフィロソフィーはシンプルで、「あらゆる概念や障壁をいったん取り払い、それぞれのアイテム毎に使いやすく心地よいデザインの製品に仕上げる」
- ペダル以外にもシートポスト、ハンドル、ステム、ホイール、ポンプ等も作っている
- 日本ではライトウェイが扱っている
- 本国の公式サイト(英語)

※ペダルのラインナップ
ちなみに彼らのスローガンは「We create products to reinvent the riding experience.(ライディング体験を再発明するプロダクトを作る)」。
4面でのクリートキャッチが出来る唯一のビンディングシステムで、スタイルに応じて好みのリリース角、フロートを選べる。ペダルのラインナップは3種類(エッグビーター、キャンディ、マレット)あり、その中でエッグビーターは踏面(プラットフォーム)がなく、軽量性と泥はけを重要視したXCレース向け。 キャンディは小さめのプラットフォーム付きでクリートキャッチがしやすく、マレットは大きなプラットフォームにピンが配置されたDH用。どれもロードバイクで使う人はあまりいない。
ちなみにエッグビーターの名前の由来は(卵とかの)泡立て器に似ているから。キャンディは棒のついた飴のようだから…とのこと。
※公式サイトも公式インスタグラムも載っている画像はMTBや土&未舗装路ばかり。ロードバイクは1台も見当たらない(笑)。
エッグビーターってどんなペダル?
3つの中でもっともシンプルでベーシックなモデルで、1、2、3、11の4グレード展開。なぜか3から4ではなく11へとジャンプする。数字が大きくなるほどグレードが高い。シンプルな構造のいかげで泥つまりがしづらく、クリートキャッチが容易でMTBやCXライダーから支持されている。
エッグビーターの1、2、3、11のグレードってどう違う?その差は?
パット見ではどれもほぼシルエットは同じで、どれがどう違うんだ?と混乱しそうになるが、構造自体は基本的に一緒。素材と重量がそのまま価格に反映されていると考えてOK。エッグビーター1 [EGG BEATER1]
- コンパクトで軽量なクロスカントリー及びトレイルライディング用ペダル
- ¥7,260 (税抜) ※USの価格は59ドル99セント
- 295グラム
- カラー:レッド・ブラック
- スピンドル素材:クロモリ
エッグビーター2 [EGG BEATER2]
- コンパクトで軽量なクロスカントリー及びトレイルライディング用ペダル
- 上位グレードと同形状でシューズ接地面調整が可能なミドルグレード
- ¥11,670 (税抜) ※USの価格は99ドル99セント
- 285グラム
- カラー:グリーン
- スピンドル素材:クロモリ
エッグビーター3 [EGG BEATER3]
- コンパクトで軽量なクロスカントリー及びトレイルライディング用ペダル
- オールステンレスボディ&スプリングのレーシンググレード
- ¥16,510 (税抜) ※USの価格は139ドル
- 280グラム
- カラー:レッド・ブラック・エレクトリックブルー
- スピンドル素材:クロモリ
エッグビーター11 [EGG BEATER11]
- チタン素材を採用した最軽量のペダル
- ¥60,340 (税抜) ※USの価格は450ドル
- 179グラム
- カラー:ゴールド
- スピンドル素材:64チタン合金(ボディもウィングもすべてチタン)
※11以外はステンレスやスチールなのが11だと一気にチタンに。ただし、11にのみ耐荷重量があるので注意(体重90kgまで)
全グレードに共通する要素
インナーベアリング、アウターベアリング、使用クリート、Qファクター(52mm)、リリースアングル(15度/20度)はどのモデルも同じ。300番台のステンレス製のスプリング素材も共通となる。 ただし、エッグビーター11 [EGG BEATER11]のみスピンドル、ボディ、ウィングがすべてチタン製。※他のモデルはステンレスやスチール
SPDペダルとの重さの差
参考までに、クランクブラザーズがどれくらい軽いかの比較のためにシマノのSPDと比べてみた。公式サイトのラインナップを重い順に並べていくとざっとこんなかんじで、もっとも軽いPD-ES600で279gなので「エッグビーター3」とほぼ同じ。一番重いエッグビーター1でも295gなので、全体的にみてかなり軽いペダルだということがわかる。- PD-A530:383g
- PD-M520:380g
- PD-M8000:343g
- PD-A520:315g
- PD-M9100:310g
- PD-M9000:310g
- PD-A600:286g
- PD-ES600:279g

SPDとクランクブラザーズの違い
軽さのアドバンテージがあるのは良いとして、使い心地や機能性にSPDとどんな違いがあるのだろうか?ライトウェイのサイトに「Crankbrothersペダル と一般的なペダルの違いとは?」という比較ページがあった。一般的と言いつつ、実際はSPDとの比較である。引用しつつまとめてみると…1.ステップインが簡単
クランクブラザーズは「大型スプリングが1つで、反発力が一定なので軽く入る。SPDは小型スプリングが2つあるせいで反発力が安定せず、強く踏み込む必要がある」んだとか。SPDを9年ほど使ってきて、あまり不便は感じたことはないが、比べると気づくことがあるかもしれない。2.クリート挿入幅が広い
約1.9cmに対してSPDは1.1cm…つまり、挿入しやすいということか。3.ステップイン面が4面でどこでも入る
適当に足を置いてもはめられるのはメリット。これがエッグビーターを選んだ最大の理由。SPDだとせいぜい2面だし、自分愛用するPD-A600は1面しかないので、たまにズルっと滑って焦ることがある。4.ステップアウトが安心
固定力の調節
クリートの取り付け方で外れる角度を2つから設定できるので、外れやすくしても走行中の影響が無い。SPDはスプリングの強さで調節するので、緩くすると走行中に外れてしまうことがある。が、自分は走行中にSPDが外れたトラブルは皆無なので、ぶっちゃけどっちでも問題はないと思う。
※SPD用シューズで使えます
クリート形状
クランクブラザーズは滑らかな曲線形状でスムーズに外れるのに対し、SPDは角ばっているので引っかかりがあり、外れにくい時があるそうな。たしかに、角が引っかかる瞬間はある。このへんは両者を使い比べて検証したい。
膝にやさしい
「クランクブラザーズは大型スプリングで固定~解放まで一定のテンションをかけながら動きがあるが、SPDは小型スプリングで固定状態と解放までの動きがほとんど無い」…そうだが、どれほどデメリットなのかは字面からはわからなかった。これも要検証。固定プレート(ウィング)
「クランクブラザーズはクリート挿入部の幅が広く、膝が動かせる範囲が広いが、SPDはクリート挿入部が狭く膝の動きが制限される」らしい。SPDを使ってきて制限されている印象はなかったが、比べれば違いがわかるのかもしれない。5.速く走れる
シューズとの接点が、SPDは2箇所だけどクランクブラザーズは4か所(クリート、固定ウィング、シューズの左右ブロック)あるから…らしいが、速くというよりはしっかりパワーを伝えられるということだと思う。踏み面の幅はクランクブラザーズが74mmでSPDが45mmである。6.メンテナンス性が良い
5個のパーツを交換するだけで簡単というシンプルな構造ならでは。SPDはベアリングを含め30個以上の部品で構成されるので分解&組立が必要。
※これはキャンディです
7.超軽量
「エッグビーター1は256g」なので他社同価格商品(294g)より軽いという主張だが、これはサイトの数字が間違っているかと。正確には1は295グラムなので重さは同等。が、エッグビーター2(285g),3(280g)とコストはかかるが軽量化を目指すことは可能。諭吉を6枚出せば11の「179g」が手に入る。8.歩きやすい
クリートの厚さがエッグビーターは薄いので歩きやすいとのこと。これは選ぶシューズにもよるかなと。自分が使っているSIDIのMTBシューズだとSPDのクリートが飛び出すことはない。エッグビーターをスニーカーで走るのは可能?
NOである。ユーザーさんに聞いたので間違いない。まあ、見るからに食い込みそうで、痛いのでやめておくべき。スニーカーでも乗れるようにしたいのなら、エッグビーターではなくキャンディにしたほうがいいだろう。仕組み的にはまったく同じで、違いは踏面があるかないかだけ。ただし、そのぶん当然重くはなる。
※キャンディです
ということで、シンプルでメカメカしいアメリカンなペダルに交換するのが楽しみです。 使ってみたらレポートします。
<追記:レポートしました(^o^)>
クランクブラザーズの「エッグビーター3」のレビュー【メリット&デメリット等】
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★You Tubeチャンネルもやってます

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