TIMBUK2の『カタパルト』という小型メッセンジャーバッグを愛用している。2013年の暮れに購入したので、もう3年半になる。※2013年モデルはとうに廃盤になっており、現行は『TIMBUK2 カタパルトスリング』に進化している。

すでに記事にも書いたのだが、ものすごく重宝していて、バックパックよりも気に入っているくらい。モンベルのバックパックも持っているが、もう3年近く使ったことがなく、使う予定もない。

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※生活感丸出し…

カタパルトはサイズ感が絶妙で、ちょっとかるく100キロ未満ツーリングから、輪行を含んだガッツリロングライドまで、幅広く対応してくれるのがよい。
※輪行バッグはサドルにくくりつけており、カタパルトに入れるのはエンド金具保護パーツがとか、ホイールをフレームに固定するストラップ、肩ストラップのみ

>> 【メッセンジャーバッグ・インプレッション】 Timbuk2 のカタパルト

>> TIMBUK2のカタパルト、買って4ヶ月で壊れだす (´Д⊂ヽ

>> 試行錯誤の末、「ロードバイクのツーリングには小型メッセンジャーバッグが適しているのではないか」という結論に至りました


鍵2本、サイフ、家の鍵、外付けバッテリー、補給食、ブルートゥースキーボードあたりがこの季節の定番で、冬はアームカバーとかウィンドブレーカーが加わる。薄型でマチはさほどないはずなのに、意外にしっかり入る。かと思えば、少量の荷物でもスカスカ感が出ず、快適に使えるのだ。

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前置きが長くなってしまったが、このカタパルトをオールシーズンで愛用しすぎてしまっているので、汚れがひどい。

どれくらいひどいかと言うと、1度も洗ったことがない。いや、あるかもしれないが記憶にない。背中の汗をしこたま吸い込んでは乾かし…を繰り返した結果、無視できないレベルで汚れが目立ってきたのだ(でもって臭い)。さすがの自分も「これはやばい…」と危険を察知した。
※メッセンジャーバッグって、走った後にそのまま壁に吊るしっぱなし…ってことが多いですよね。みなさん、どれくらいの頻度でどんなメンテナンスをしているんだろう?

ということで、風呂桶に沈めて、石鹸で力任せにゴシゴシ洗ってやることにした。

湯船の中に放り込む

やり方は簡単。前日の湯船の残り湯で豪快に丸洗いする。素材は厚手で頑丈なので、少々雑に扱ってもビクともしない。

水に沈めて石鹸でゴシゴシ。裏表ゴシゴシ。内側もゴシゴシ。じゅうぶんに泡立ったら水に浸けて落とす。これを3回ほど繰り返す。

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タオルでざっと水分を拭き取る

絞って水を切りたいが、メッセンジャーバッグだとそうもいかない。ハンドタオルで包み込み、だいたいの水分を吸収させる。それでもやはり水は滴るので、1時間ほど風呂場に引っ掛けておく。

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外に一晩干す

水が滴らない程度にしっとりしたら、外に干す。ベランダに干してもいいが、面倒なので玄関先に。こんなボロボロのメッセンジャーバッグ、 誰も盗むわけがないので平気。そこそこの重さがあるので、吹き飛ばされることもない。

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翌朝、触ると「まだ湿っているな…」くらいの状態になる。まあ、夜間で日差しがないので、風だけではカラカラに乾くことはない。そこで、引っ掛けたまま1日日光に晒す。

帰宅するとばっちり完了

仕事から帰宅。玄関先で確認。しっかり乾いており、とりあえず主だった汚れは取れる。匂いもしない。よーく見ると、ベルクロに石鹸の粉がついている…なんてことがあるが、テキトーな性格なので気にせずそのまま。使えれば問題ないのだ。

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※朝干して、夕方バッチリ


丸洗い

風呂場で水分を切る

屋外で1日半干す

おしまい (カンタンですね)

バックル、留め具、ストラップの経年劣化状況

改めてカタパルトを眺めると、各パーツはまるで劣化していない。素材の表面は波打っていて、くたびれた感はあるが、ほころびもないし、バックルはしっかり固定してくれるし、装着感のよさはそのまま。めちゃくちゃ雑に扱っているのに、どんだけ頑丈なんだ。

購入数ヶ月でベルクロの一部が剥がれ、「ヤワなバッグだなあ」と思いかけたが、剥がれが拡大するわけでもなく、ほつれはその1箇所だけ。それ以外はすべてが新品同様。これ、ヘタしたら10年以上余裕で使えてしまうんじゃないだろうか。

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※呆れるほどタフ

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※ここだけ穴があきましたが、使用上の問題なし

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※じゃっかん石鹸の粉が見える気もするが、気にしない

小型メッセンジャーバッグって、もっと評価されるべき

メッセンジャーバッグって、いまだに一部のサイクリストにしか使われていない印象ってありません?メインストリームはバックパックで、メッセンジャーは一部のコアな人向け…みたいな。

ナナメ掛けは肩がこるらしい
ロングライドには向いていないんじゃ?

って声はありますが、小型なら全然問題ないどころか、むしろ適していると思う。TIMBUK2 カタパルトスリングは小ぶりでクルッと半回転させるだけで荷物にアクセスでき、両手はフリー。輪行とか、買い物とかの際にとても便利。

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小型タイプならさほど重くないので、肩もこらない。しかも小型メッセンジャーバッグって、サイクリングジャージのバックポケットに干渉しない。だから両方活用できる。これ、隠れたメリット。

つまり、メインの荷物はメッセンジャーバッグに入れ、こまめに取り出したいモノはバックポケットに入れる…という、2段階収納が可能なの。TIMBUK2 カタパルトスリングって素晴らしくないですか?

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※バックポケットが塞がらないのがナイス!\(^o^)/

いま気になっているバッグ類

正直、カタパルトで満足しまくっていて、引き続き使う予定なのだが、他にきになるメッセンジャーバッグ、サイクリングバックパックがないわけではない。

メッセンジャーバッグを新調するか、サイクリング専用バックパック(小型の)に浮気するか、まだ悩んでいるところ。それが『Helinox Terg ウエストバッグ』だ。けんたさんが2年ほど前に動画で紹介していたんだけど、見た目がかっこいいなーって思ったので、わざわざ渋谷のヒカリエの店舗に見に行ってきた。



見た目はむちゃんこカッコいい。オシャレ。サイクリング専用ではなく、むしろ街中で私服に合わせた方が良いと思う。個人的に好きなのは淡い黒の「オールモストブラック」。ほぼほぼ黒だが、まっくろけではない。あと、迷彩柄も悪くない。が、悩んだ結果、「もうしばらくカタパルトを使おう…せっかく洗ったことだし」とガマンして帰宅しました(笑)。


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