wahoo のELEMENT BOLT をしばらくお借りできる機会があったので、平地や山で試させていただきました。
これまでサイコンにこだわりはゼロでして、「スピードと距離がわかればよし」ってかんじで、キャットアイの無線式をずっと使ってました。モデル名とか考えたこともないし、値段も記憶にありません(たぶん4,000円位の廉価版)。
ガーミンやwahoo のハイエンドなGPSサイコンは「自分には宝の持ち腐れ」という認識でしたが、使ってみたことで新たな価値&メリットを感じたので、まとめてみます。
まあ、いつか慣れてしまうんでしょうが、自分の背中を押してくれるようで、やる気が出ます。メーカーもこの辺のことをわかってて、あえて演出しているんだろうな~とは思います。
結果、「スピードも走行距離もほぼズレなし」でした。
GPSはそこそこ誤差が出るんじゃないか…って疑っていた気持ちもちょっとあったんですが、良い意味で裏切られました。
2.2インチのディスプレイも十分な大きさ。液晶表示もキレイで、走行中の視認性も高いです。これ以上大きくなると野暮ったいですが、ちょうどいいサイズだと思います。
些細なことなんですが、フォークからニョキッとセンサーが突き出さないだけでかっこよさは確実に増します。
ところが、GPS式はそれが不要。マウントさえあれば、ポン付けしてオシマイ。めっちゃラク…。しかも、センサー式サイコンは、いちいちホイール径を入力させられるところが面倒ですが、GPSはその作業が不要。
さらに、バイクの種類を問わないので、(やる人は少ないでしょうが)ミニベロやママチャリでも使えます。
GPSサイコンだと、この煩雑さからも開放されます。これも地味にありがたい。
このデータが得られることで、山を登ろうという気持ちになるから不思議です。
登っている間も、
「こんなに登ったのか…!(がんばった、オレ!)」
「キツいな……今の斜度は…?12%か~道理で~」
ってなれるので、励みになるのです。
使ってみる前は「それが得られたところでなんのメリットが?」って斜に構えていたんですけど、やっぱいいです。
事前に山頂の標高を知っておくことで、これまでの「あと何メートル走らされるのか(わからん…)」ではなく、「あと何メートル登れば到達するか」がわかります。たったこれだけですが、ゴールがイメージできることでペース配分がしやすく、心が折れませんでした。
「斜度がわかると、逆に萎えるんじゃ?」って気持ちもありましたが、実際は「おお~、今こんなにあるんだ!?」ってかんじでテンション上がります(笑)。
ただ、ステムにiPhoneを装着しているんですが、iPhoneがあるとwahoo のディスプレイが半分ほど隠れてしまいます。なので、iPhoneはバックポケット等に収納する必要はあります。
あと、公式サイトによれば、「デバイスの性能を最大化してバッテリーの寿命を伸ばすために、常にフル充電すべき」だそうな。
ちなみに、公式データによると、15時間持続するとのこと。
あと、仮に切れてもUSB-C充電ケーブルで走行中に充電は可能です。
数年後の電池の持ちがどう変化するのか…は気になるところですね。
ただ、ロングライド時はスマホ電池の消費を抑えられるので良いかも。
あと、山岳地でスマホの電波が届かない場所では重宝するでしょう。 実際、戸田峠や周辺の坂を走ったとき、スマホが圏外になる区間があったので、そういうときは助かります。
「友人や家族とデータを共有できます」って説明書には書いてあるけど…他の人はやっているのかな…?誰が自分の記録を見たいと思うのか…?と、意義を見出せなかったです。
「数万円もする貴重品を付けて走っているのだ…」って気持ちになります。安いサイコンのときは考えもしなかったことです。
しかし、価格は¥37,000なので、安くはありません。というか、4,000円のサイコンしか使ったことしかない私には「約10倍か…。19,800円くらいであれば即決なのだが…」という気持ちはあります。
でも、ガーミンよりは断然手を出しやすい価格でもありますね。
ガーミンは5万円が中心価格帯で、安くても2万円台。ハイエンドモデルは9万円以上もします。パソコンかスマホが買えるやんけ…ってビビりました。いかに高機能でも、サイコンに9万円を払う気持ちにはなれません。
「wahoo ELEMENT BOLT は買えるけど、どうするオレ?」と、ものすごく迷う価格帯なのです(笑)。
自分にとっての最大のメリット、「高低差、獲得標高、斜度が分かる」機能は捨てがたい。この機能だけで、不思議と走りたい気持ちがモリモリ芽生えてます。しかも、積極的に山に行く性格ではない自分ですら、坂を登りたい欲が湧きます。
ただ、多機能なのは良いのですが、自分は使わないであろう機能が多すぎる…のがちと気になるところ。一方で「使い込むうちに、慣れて習慣化するかも」という気持ちもあります。
まだ決心はつかないですが、wahoo ELEMENT BOLT は「アリ」という気持ちが7:3で勝ってます。さて、どうなるか…(笑)。
購入はこちらからできます。
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これまでサイコンにこだわりはゼロでして、「スピードと距離がわかればよし」ってかんじで、キャットアイの無線式をずっと使ってました。モデル名とか考えたこともないし、値段も記憶にありません(たぶん4,000円位の廉価版)。
ガーミンやwahoo のハイエンドなGPSサイコンは「自分には宝の持ち腐れ」という認識でしたが、使ってみたことで新たな価値&メリットを感じたので、まとめてみます。
目次
- wahoo ELEMENT BOLT を使って「良い!」と思ったこと
- wahoo ELEMENT BOLT を使って「うーん」と思ったこと
- wahoo ELEMENT BOLT には備わっているけど、自分は使わない機能
- wahoo ELEMENT BOLT を使うときの注意点
- wahoo ELEMENT BOLT を買うか?
wahoo ELEMENT BOLT を使って「良い!」と思ったこと
1音がいちいちエモい
走り出しと停止時に「チャラリーン」と電子音が鳴ります。だから何だと言ってしまうとそれまでですが、自分がかっちょよくなった錯覚を味わえます。まあ、いつか慣れてしまうんでしょうが、自分の背中を押してくれるようで、やる気が出ます。メーカーもこの辺のことをわかってて、あえて演出しているんだろうな~とは思います。
2GPSの精度は高い(と思う)
GPS式とホイールのセンサーで、どれくらい数値に開きが出るか?と疑問に思ったので、 キャットアイのサイコンも付けて走ってみました。結果、「スピードも走行距離もほぼズレなし」でした。
GPSはそこそこ誤差が出るんじゃないか…って疑っていた気持ちもちょっとあったんですが、良い意味で裏切られました。
2.2インチのディスプレイも十分な大きさ。液晶表示もキレイで、走行中の視認性も高いです。これ以上大きくなると野暮ったいですが、ちょうどいいサイズだと思います。
3フォーク&ホイールのビジュアルがすっきり
GPS式だと「スポークの磁石とフォーク側のセンサーが不要」なので、ビジュアルがスッキリします。些細なことなんですが、フォークからニョキッとセンサーが突き出さないだけでかっこよさは確実に増します。
4複数のバイクで使いまわしできる
センサー式だと、バイク毎に取り付けねばなりません。台数が増えれば都度買い足すことになり、なんだかもったいない気持ちはありました。電池も必要だし。ところが、GPS式はそれが不要。マウントさえあれば、ポン付けしてオシマイ。めっちゃラク…。しかも、センサー式サイコンは、いちいちホイール径を入力させられるところが面倒ですが、GPSはその作業が不要。
さらに、バイクの種類を問わないので、(やる人は少ないでしょうが)ミニベロやママチャリでも使えます。
5接触不良がない
スポーク側の磁石とフォーク側のセンサーが正しい位置にないと計測できないセンサー式は、電車輪行や車載時にホイールを外すたびにちょっとずれます。ぐにっと曲がってしまって「カンカン…」とスポークに当たることもあります。GPSサイコンだと、この煩雑さからも開放されます。これも地味にありがたい。
6高低差、獲得標高、斜度がわかる
たくさんの情報が得られるGPSサイコンですが、中でもうれしいのが「獲得標高がわかる」こと。廉価版だとどうしても得られないデータなので、これまで諦めてました。このデータが得られることで、山を登ろうという気持ちになるから不思議です。
登っている間も、
「こんなに登ったのか…!(がんばった、オレ!)」
「キツいな……今の斜度は…?12%か~道理で~」
ってなれるので、励みになるのです。
使ってみる前は「それが得られたところでなんのメリットが?」って斜に構えていたんですけど、やっぱいいです。
事前に山頂の標高を知っておくことで、これまでの「あと何メートル走らされるのか(わからん…)」ではなく、「あと何メートル登れば到達するか」がわかります。たったこれだけですが、ゴールがイメージできることでペース配分がしやすく、心が折れませんでした。
「斜度がわかると、逆に萎えるんじゃ?」って気持ちもありましたが、実際は「おお~、今こんなにあるんだ!?」ってかんじでテンション上がります(笑)。
7アウトフロントマウントのおかげでハンドルがスッキリ
ハンドル周辺はできるだけ荷物を置きたくない性分なので、アウトフロントマウントは必須です。前にニョキッと生えているように見えて、なかなかかっこよいのでは。見た目も実用性もGOODです。ただ、ステムにiPhoneを装着しているんですが、iPhoneがあるとwahoo のディスプレイが半分ほど隠れてしまいます。なので、iPhoneはバックポケット等に収納する必要はあります。
wahoo ELEMENT BOLT を使って「うーん」と思ったこと
1こまめな充電が必要
ボタン電池のサイコンは、1~1年半はもちます。が、wahoo だと1回のライドで25~30%減るので、3回ほど走ったら充電する必要があります。たいした手間ではないですが、今までのルーチンにないため、つい忘れそうになります。あと、公式サイトによれば、「デバイスの性能を最大化してバッテリーの寿命を伸ばすために、常にフル充電すべき」だそうな。
ちなみに、公式データによると、15時間持続するとのこと。
あと、仮に切れてもUSB-C充電ケーブルで走行中に充電は可能です。
数年後の電池の持ちがどう変化するのか…は気になるところですね。
2地図がいまいち
いちいちGoogleMapを起動させなくてOKなのは良いんですが、そっけなさすぎてちょっと…。結局、GoogleMapを使ってしまいました。ただ、ロングライド時はスマホ電池の消費を抑えられるので良いかも。
あと、山岳地でスマホの電波が届かない場所では重宝するでしょう。 実際、戸田峠や周辺の坂を走ったとき、スマホが圏外になる区間があったので、そういうときは助かります。
wahoo ELEMENT BOLT には備わっているけど、自分は使わない機能
1カロリーや心拍ゾーンなどの測定
数値アップとかタイム短縮を求めていないので、ここは興味なし。 自分にとってのロードバイクは、競技ではなく、「リラックス&旅&リフレッシュ」のツールであり、手段なので。キャンプとかサウナと同じ感覚です。2第三者のアプリとサービスに接続
公式サイトには、「走行とワークアウトのデータを下記サービスと共有して詳細な分析を表示し、他のライダーとつながることで、より効率的なトレーニングを行える」と書かれていましたが、上記と同じ理由で興味はなし。- Strava
- TrainingPeaks
- MapMyFitness
- Today’s Plan
- RideWithGPS
- Komoot
- Best Bike Split
- SportTrack
- Dropbox
3iPhoneおよびiOSとのペアリング
走行記録のアップロード、地図のダウンロード、ルートの読み込み…もたぶん使わないかな…。走行記録を保管したい気持ちはないし、地図単体ならGoogleMapが至高なので。「友人や家族とデータを共有できます」って説明書には書いてあるけど…他の人はやっているのかな…?誰が自分の記録を見たいと思うのか…?と、意義を見出せなかったです。
wahoo ELEMENT BOLT を使うときの注意点
くるっとひねれば脱着できる=さっと盗めてしまえるので、その場を離れるときは都度脱着が欠かせません。「数万円もする貴重品を付けて走っているのだ…」って気持ちになります。安いサイコンのときは考えもしなかったことです。
wahoo ELEMENT BOLT を買うか?
正直、ほしいという気持ちはありますね。キャットアイのサイコンから乗り換えるのは大歓迎。充電の手間こそあれど、基本的にメリットしか無いですから。しかし、価格は¥37,000なので、安くはありません。というか、4,000円のサイコンしか使ったことしかない私には「約10倍か…。19,800円くらいであれば即決なのだが…」という気持ちはあります。
でも、ガーミンよりは断然手を出しやすい価格でもありますね。
ガーミンは5万円が中心価格帯で、安くても2万円台。ハイエンドモデルは9万円以上もします。パソコンかスマホが買えるやんけ…ってビビりました。いかに高機能でも、サイコンに9万円を払う気持ちにはなれません。
「wahoo ELEMENT BOLT は買えるけど、どうするオレ?」と、ものすごく迷う価格帯なのです(笑)。
自分にとっての最大のメリット、「高低差、獲得標高、斜度が分かる」機能は捨てがたい。この機能だけで、不思議と走りたい気持ちがモリモリ芽生えてます。しかも、積極的に山に行く性格ではない自分ですら、坂を登りたい欲が湧きます。
ただ、多機能なのは良いのですが、自分は使わないであろう機能が多すぎる…のがちと気になるところ。一方で「使い込むうちに、慣れて習慣化するかも」という気持ちもあります。
まだ決心はつかないですが、wahoo ELEMENT BOLT は「アリ」という気持ちが7:3で勝ってます。さて、どうなるか…(笑)。
購入はこちらからできます。
↓
・wahoo ELEMENT BOLT(amazon)
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