自分にとって、サイクリングは楽しみ、趣味であって競技ではない。他人と速さを競うことに興味はなく、ただ純粋に楽しく走れれば良いという考えだ。
もちろん、競技として走る選手は尊敬の対象。「速いな~、カッコいいな~」って思っている。自分が持っていない美しく、強靭な肉体。段違いのパワーとスキル。羨ましい限りである。

今回は、趣味ではなく競技として真剣に自転車と向き合いたい若者向けの動画を紹介したい。ソースはいつもどおり、Global Cycling Network で、タイトルは「真剣に上を目指す若いサイクリストへの7つのアドバイス」である。
7 Tips For Young Cyclists
だからサイクリングしかしないのではなく、他に興味対象を持つとか、サイクリングの外の世界でもソーシャルライフを持とう。メンタルをフレッシュにさせることが、高パフォーマンスにつながるのだ。

ただし、それらから得た情報が全て自分の役に立つかどうかは別問題。中には自分には適さなかったり、ケース・バイ・ケースだったり、あるいは間違った情報も混じっているかもしれない。

※サイモンさん
しかし、それを理由に情報収集を怠るのはもったいない。集めた情報のうち、10パーセントでも活用できることができたなら……それって十分に有益なのではないだろうか?(すべての努力が報われるわけではないけど、やればやっただけの収穫はあるものだ)

※非力なオッサンなので、せめてコンポーネントで差を付けたい(笑)
バイクをちゃんとメンテナンスし、大切に扱うことを心がけよう。もしも結果が出始めるようになったら……きっと誰かがタダで高い機材を使わせてくれるようになるよ(笑)。 そこまでうまく話が進まなかったら……、アルバイトで貯金をして、そのお金で高い機材を買うこと。働いてお金を工面して選手を続けることも、サイクリング人生の一部である。

※現役時代のサイモンさん(先頭)
サイモンさんは元々マウンテンバイクの選手だったのだが、「僕も最初から最高の機材で走っていたわけじゃない。よいバイクで走れるようになったのは、結果を出してスポンサーがついてくれてからだった。自分の力で勝ち取ったんだ!って感激したのを覚えている。忘れられない思い出だよ」とコメントしていた。

※トムさん
トムさんは高校生時代にマウンテンバイク、シクロクロス、クロスカントリー、そしてロードレースをしていた。
「複数競技をしていたことで、さまざまなバイクスキルが身についたし、自信にもなった。それだけじゃなく、一つの競技で結果が出ないときやプレッシャーを感じたとき、他の競技にスイッチして気分転換することができたのが大きい。そうすることで、サイクリングへの興味や情熱をキープすることができたよ」 とコメントしていた。

これ、日本でも同じことが言えると思う。誰が決めたわけでもないけど、「ひとつの競技に打ち込むこと=立派なこと」という美学が日本にはある。たしかに一つを極めるのってカッコいいし、美しい。
でも、若者の逃げ場をなくす考え方でもあり、燃え尽き症候群の温床のような気もするんだよね。 複数の居場所を確保するのって、メンタルヘルスにとても効果的だと思う。
ただし、クラブによって目的やレベルが違う。マウンテンバイクしかしないってひとつの競技に特化している場合もあれば、自分とはかけ離れたハイレベルなクラブもある。ウェブ&人経由で探し、自分にマッチしたクラブを探してみよう。

※マットさん
マットさんは、「僕は17歳のときに入ったクラブがあって、今もそこのメンバーだよ。一人で走るより、はるかに多くのことを学んだ。たとえばロングライドに行くとき、どれくらいのペースと体力配分で走ればいいのかを教えてもらったり、集団走行のルールやマナーを学んだりさせてもらった。初めての160キロのライドに参加するときは、そのクラブで出場させてもらったよ」 と若かりし頃を振り返ってコメントしていた。

※17歳のマットさん
「もしクラブを見つけることができなくても大丈夫。友人を募って複数名で出かけるだけでもいい。ソロライドでは味わえない喜びがいっぱいつまっているからね」 とも。
世界選手権で2回、ツール・ド・フランスで3回優勝したグレッグ・レモン氏はプロサイクリストになるとき、3つのプランを立てたことで有名だそうな。 (どんな目標だったのかは動画で触れられていなかった)

あと、練習ノートをつけることも重要。日次、週次、月次で振り返ることは、パフォーマンスアップに効果的。それに、何年も後で読み返すのもいいものだよ。
マットさんはこんな告白をしている。
↓

※悲しそうに語るマットさんだが、後にプロサイクリストになった
以上、Global Cycling Network による「真剣に上を目指す若いサイクリストへの7つのアドバイス」でした。
もちろん、競技として走る選手は尊敬の対象。「速いな~、カッコいいな~」って思っている。自分が持っていない美しく、強靭な肉体。段違いのパワーとスキル。羨ましい限りである。

今回は、趣味ではなく競技として真剣に自転車と向き合いたい若者向けの動画を紹介したい。ソースはいつもどおり、Global Cycling Network で、タイトルは「真剣に上を目指す若いサイクリストへの7つのアドバイス」である。
7 Tips For Young Cyclists
1.健康バランスを保つこと
自転車は楽しいし、それゆえにいともカンタンにのめり込むことができる。結果が出ているときは気分よく走れるのだが、問題は低パフォーマンスのときやスランプに陥ってしまったとき。気分転換ができないと、アッサリとやる気を失うことにもなる。だからサイクリングしかしないのではなく、他に興味対象を持つとか、サイクリングの外の世界でもソーシャルライフを持とう。メンタルをフレッシュにさせることが、高パフォーマンスにつながるのだ。

2.知識はパワーである
サイクリングについて学ぶには、あらゆる手段を活用しよう。リソースはあって、インターネット、書籍、雑誌、経験値の高い先輩ローディ、そしてユーチューブチャンネルだってある(Global Cycling Network のようにねw)。ただし、それらから得た情報が全て自分の役に立つかどうかは別問題。中には自分には適さなかったり、ケース・バイ・ケースだったり、あるいは間違った情報も混じっているかもしれない。

※サイモンさん
しかし、それを理由に情報収集を怠るのはもったいない。集めた情報のうち、10パーセントでも活用できることができたなら……それって十分に有益なのではないだろうか?(すべての努力が報われるわけではないけど、やればやっただけの収穫はあるものだ)
3.結果を出すために、高価な機材は必要ない
速く走るために最高の機材は不要。デュラエースやRED、スーパーレコードを持っているからといって、速く走れるようになるわけではない。デュラエースをミニベロに載せている自分もそう思う。快適に走れるようにはなるが、速さにはまったくもって関係ない(笑)。エンジン(肉体)さえ良ければ結果は出る。機材は二の次だから心配無用。
※非力なオッサンなので、せめてコンポーネントで差を付けたい(笑)
バイクをちゃんとメンテナンスし、大切に扱うことを心がけよう。もしも結果が出始めるようになったら……きっと誰かがタダで高い機材を使わせてくれるようになるよ(笑)。 そこまでうまく話が進まなかったら……、アルバイトで貯金をして、そのお金で高い機材を買うこと。働いてお金を工面して選手を続けることも、サイクリング人生の一部である。

※現役時代のサイモンさん(先頭)
サイモンさんは元々マウンテンバイクの選手だったのだが、「僕も最初から最高の機材で走っていたわけじゃない。よいバイクで走れるようになったのは、結果を出してスポンサーがついてくれてからだった。自分の力で勝ち取ったんだ!って感激したのを覚えている。忘れられない思い出だよ」とコメントしていた。
4.複数の種類のサイクリングに手を出そう
1種類の競技しかしないのではなく、複数のサイクリングを試してみよう。シクロクロス、トラック、マウンテンバイク、BMXなどだ。バイクハンドリングやバランススキルの向上につながるよ。 「自分はロード選手だから、他はしない」って考えずに、気分転換効果もあるのでぜひ試してほしい。
※トムさん
トムさんは高校生時代にマウンテンバイク、シクロクロス、クロスカントリー、そしてロードレースをしていた。
「複数競技をしていたことで、さまざまなバイクスキルが身についたし、自信にもなった。それだけじゃなく、一つの競技で結果が出ないときやプレッシャーを感じたとき、他の競技にスイッチして気分転換することができたのが大きい。そうすることで、サイクリングへの興味や情熱をキープすることができたよ」 とコメントしていた。

これ、日本でも同じことが言えると思う。誰が決めたわけでもないけど、「ひとつの競技に打ち込むこと=立派なこと」という美学が日本にはある。たしかに一つを極めるのってカッコいいし、美しい。
でも、若者の逃げ場をなくす考え方でもあり、燃え尽き症候群の温床のような気もするんだよね。 複数の居場所を確保するのって、メンタルヘルスにとても効果的だと思う。
5.サイクリングクラブに入る
たいていのスポーツでクラブチームや同好会があるものだが、サイクリングも同じ。共通の趣味の友人ができ、一人では得られないたくさんの情報がやりとりできるし、経験ある人からアドバイスをいただくこともできる。ただし、クラブによって目的やレベルが違う。マウンテンバイクしかしないってひとつの競技に特化している場合もあれば、自分とはかけ離れたハイレベルなクラブもある。ウェブ&人経由で探し、自分にマッチしたクラブを探してみよう。

※マットさん
マットさんは、「僕は17歳のときに入ったクラブがあって、今もそこのメンバーだよ。一人で走るより、はるかに多くのことを学んだ。たとえばロングライドに行くとき、どれくらいのペースと体力配分で走ればいいのかを教えてもらったり、集団走行のルールやマナーを学んだりさせてもらった。初めての160キロのライドに参加するときは、そのクラブで出場させてもらったよ」 と若かりし頃を振り返ってコメントしていた。

※17歳のマットさん
「もしクラブを見つけることができなくても大丈夫。友人を募って複数名で出かけるだけでもいい。ソロライドでは味わえない喜びがいっぱいつまっているからね」 とも。
6.目標を持つ
競技選手として上を目指してやっていく場合、計画を持って取り組もう。スケジュールには短期と長期に分かれるが、大事なのは「どのレベルまで登りつめたいか?」と「どうやってそこにたどり着くか?」のふたつ。世界選手権で2回、ツール・ド・フランスで3回優勝したグレッグ・レモン氏はプロサイクリストになるとき、3つのプランを立てたことで有名だそうな。 (どんな目標だったのかは動画で触れられていなかった)

あと、練習ノートをつけることも重要。日次、週次、月次で振り返ることは、パフォーマンスアップに効果的。それに、何年も後で読み返すのもいいものだよ。
7.諦めない
どんなレベルのサイクリストであっても、あらゆるレースから反省すべき点、学ぶ材料を得ることはできる。学習効果が最も表れやすいのは、経験が浅いときだ。よって、初心を忘れずに、諦めずに頑張ってほしい。マットさんはこんな告白をしている。
↓
「僕の人生初レースは最悪だったよ。スタート時、トー・ストラップをうまく脚にはめることができなくって、いきなり後れを取ってしまったんだ。で、他の選手を死にものぐるいで追いかけたんだけど、一度も追いつくことなくレースは終わったよ。結果はぶっちぎりの最下位だった。観戦していたオヤジの悲しそうな顔がいまでも忘れられない(笑)」

※悲しそうに語るマットさんだが、後にプロサイクリストになった
以上、Global Cycling Network による「真剣に上を目指す若いサイクリストへの7つのアドバイス」でした。

コメント
コメント一覧 (3)
サイモンさんやマットさんの人柄も伝わってくる、愛情にあふれた内容でしたね。
いつも翻訳ありがとうございます(ぜひ他のも \^o^ /)
まぁ ↑上のように、広い世の中には記事を読みもしないで書き込む方も存在する、ということで、中川さんにはスルーしていただければ。
あまり書くと2chみたいになりそうなのでこれ以上は控えますが。
更新楽しみにしているので変なコメントは気にせずこれからも頑張ってください
ありがとうございます!
m(_ _)m