夫婦、もしくは恋人同士のカップルで”同じ趣味”が楽しめるのは良いことである。共通の話題が生まれるし、一緒に過ごす時間も多く取れる。
基本的には良いことづくめなんだけど、サイクリングでは例外がひとつあって、「パーツの値段が相方にわかってしまう」パターンですかね…。(勘の良い男性ならピンとくるはず)
オクサマは自転車に乗りはするものの、パーツのグレードとかホイールの相場とかとんと知らないので、かなり助かっている。デュラエースの存在は知らないし、そもそもコンポーネントにグレードがあることもわかってない。シャマルミレも「ただの黒いホイール」としか見ていないようだ。
が、さすがにバトンホイールの存在感には、無知な彼女でも気づいてしまう。「よくわかんないけど、高額であることはなんとなくわかる」だけの存在感があって、そらそうだよね…。
上がバトンホイールで下がふつうのホイール。いくらオクサマがメカ音痴、パーツ無知でもさすがにこれは分かる。
cyclingtips.comに、サイクリングを共通の趣味とするカップルのメリットとデメリットという記事がって、うむうむとうなづきながら読んでしまった。面白かったので、翻訳して紹介しよう。
元記事はこちらです。
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The good and the bad of having a partner who shares your love of cycling
そのせいで、「走りたいけど、もうちょっと日が明るくなってから」とか「三本ローラーでいいか」って逃げたくなることがある。
しかし、一緒に出かける相手がいればそうは言えない。相手がいるとお陰で、スクッと立ち上がり、ぱっぱと段取り良く準備をしてしまえるもの。
ちなみに我が家では、起床時間は大雑把に決めるが、出発時間は厳守というルールがある。男女でそれぞれかかる時間はことなるし、女性だと化粧も必要だろう。
体感レベルでいうと、女性は男性の3倍時間がかかる気がする。その分、2台のバイクを車に積み込む、ヘルメットやグローブなどの備品も自分がすべて用意してトランクに入れる…といったことをして、負担を配分するように努めている。
プロアスリートだって、オフのトレーニングでは仲のいいチームメイト同士で行く。誰かとともに苦楽をともにするということは、喜びは2倍、苦しみは半分、な気がする。
※はじめてミニベロを購入して1ヶ月後くらいの写真
まあ、オクサマはトレーニングはしないサイクリストなので、これは当てはらないが。楽しく走って美味いものを食う、だけが彼女のサイクリングの目的なので。
それに対し、サイクリングでは特定の部位が傷むことがほぼない(自分は)。筋肉痛になったことはほぼない。その代わり、とにかく眠くなる。体全体がだるくなる。
※例外として、100キロ以上のロングライド系ヒルクライムは別。あれば翌日も尾をひく筋肉痛になる。
※ツールド妻有はまじで楽しく、とことん身体がいじめられます
オクサマと車載でサイクリングに行くとき、運転は常に自分。だいたい帰宅途中に眠くなるので、パーキングエリアで20分ほど仮眠をさせてもらう。サイクリング後に襲ってくる急激な睡魔のことを彼女はわかってくれているので、嫌な顔せず寝かせてくれる。
サイクリングしてない人であれば、「なんでチャリに乗ったくらいで眠くなるねん」って不思議に思うだろうが、カロリー消費が半端ないんですよ…。
家で待っている妻(夫)のために、午前中で切り上げたり、途中離脱するサイクリストさんは何人も知っている。そんなとき、ちょっと気の毒な気分になってしまう。
と同時に、終日サイクリングを楽しめる自分の立場に感謝する。
それは、「夫が午前中に走り、交代するように午後は妻が走る」形式。それぞれソロである。在宅中は子供の面倒をみたり、家事をするわけ。一緒に走ることはできないかわりに、どちらも半日走ることができる。4〜5時間確保できれば、そこそこの距離は走れる。
パートナーがサイクリストであれば、少なくとも内容を理解してくれるし、なんなら盛り上がることができる。
サイクリストにとってなにがもっとも悲しいかって、せっかくホイールを新調したのに、「ああ、そう」とソッポを向かれること。
※左がシャマルミレ、右がゾンダです
僕 「違うんだよ!6ヶ月の熟考と試行錯誤の末、たどり着いたのがカンパニョーロのシャマルミレだったんだよ!フルクラムも検討したんだけど、やっぱカンパニョーロのG3スポークの組み方って萌えるじゃん? 斜め後ろから見たときのワンツーワンツーなスポークデザインに身悶えるじゃん? リムまでブラックなお陰で、タイヤと一体感が増して、なんだかチューブラーホイールを履いているかのような錯覚に落ち入れるのもGOODじゃん? ホイールは性能も大事だけど、それ以上に愛せるホイールを見つけるのが重要なわけ!愛だよ、愛。そこを妥協したら幸せになれない。そういうことなんだよ、わかる?」
妻 「ごめん、ちょっと何言ってんのかわかんない」
こんな会話を何度も繰り返していると、「もういいです…」という気分になってしまう。
オクサマはコース設定や食事場所の選定を完全自分に任せてくるので、基本的に「自分が行きたい場所に行ける」というメリットがある。
週末にどこに行くか話す様子は、さながら旅行計画のよう。違いは、旅行と違ってはるかに低予算でできてしまう点。昼食代と補給食代、たまに立ち寄り湯…。。これくらいで事足りる。しかし味わえるワクワク感はまるで一泊旅行。すごくお得感がある。
あるあるすぎて笑えないのが、「嫁に本当の価格を言ったら殺されるので、半値を伝えている」という旦那さんがいること。相方に知識がないことを悪用して、ホイールやコンポーネントをしれっと交換している知人もいる。
妻 「あら?なんだか見た目が変わったような気がするんだけど…」
夫 「…き、気のせいだよ(ドキドキ)」
という会話を繰り広げているのであろう。これは海外も同じようで、「世の男はどこもいっしょやな」と笑ってしまった。
以上がメリット。
しかし、それだけではないのが難しいところで、隠れたデメリットもある。
タイムを誇示したり、パワーメーターの数値で一喜一憂したり。まあ、我が家はこれは当てはまらない。
少なくとも、自分は視界にバイクがあると嬉しい気分になれる。
※寝室でローラー、もすっかり日常に
サイクリング途中でカフェに立ち寄るのは自分のもオクサマも大好き。しかし、片方がそうではなかったら、地味にきついかも。
ちなみにオクサマのお気に入りはスターバックス。エクセルシオールでも、セガザネッティでも、ルノワールでも、カフェドクリエでも、ドトールでも、カフェベローチェでも、タリーズでもなく、断然スターバックス。
理由は、「チョコスコーンがうまいから」だとのこと。(そんな差があるか…?)
チョコスコーンとカフェモカさえ渡せしておけば、ホクホク顔で幸せそうにしているので、ちょっと不機嫌になったらスターバックスで気分転換させてあげている。
以上、サイクリング好きな夫婦&カップルのメリット・デメリットをお届けしました。みなさま、どうか仲良くサイクリングをお楽しみください。
(*^^*)
基本的には良いことづくめなんだけど、サイクリングでは例外がひとつあって、「パーツの値段が相方にわかってしまう」パターンですかね…。(勘の良い男性ならピンとくるはず)
オクサマは自転車に乗りはするものの、パーツのグレードとかホイールの相場とかとんと知らないので、かなり助かっている。デュラエースの存在は知らないし、そもそもコンポーネントにグレードがあることもわかってない。シャマルミレも「ただの黒いホイール」としか見ていないようだ。
が、さすがにバトンホイールの存在感には、無知な彼女でも気づいてしまう。「よくわかんないけど、高額であることはなんとなくわかる」だけの存在感があって、そらそうだよね…。
上がバトンホイールで下がふつうのホイール。いくらオクサマがメカ音痴、パーツ無知でもさすがにこれは分かる。
cyclingtips.comに、サイクリングを共通の趣味とするカップルのメリットとデメリットという記事がって、うむうむとうなづきながら読んでしまった。面白かったので、翻訳して紹介しよう。
元記事はこちらです。
↓↓↓↓↓
The good and the bad of having a partner who shares your love of cycling
メリットその1:モチベーション
一緒に走る相手がいると、眠いからとか、寒いからという理由で止めることができない。サイクリングとは面白いもので、玄関さえ出てしまえば楽しく走ることができるのだが、布団から出て、着替えて、水分だの補給食を準備して、空気を入れて、、、という一連の動作がおっくうに感じるのだ。そのせいで、「走りたいけど、もうちょっと日が明るくなってから」とか「三本ローラーでいいか」って逃げたくなることがある。
しかし、一緒に出かける相手がいればそうは言えない。相手がいるとお陰で、スクッと立ち上がり、ぱっぱと段取り良く準備をしてしまえるもの。
ちなみに我が家では、起床時間は大雑把に決めるが、出発時間は厳守というルールがある。男女でそれぞれかかる時間はことなるし、女性だと化粧も必要だろう。
体感レベルでいうと、女性は男性の3倍時間がかかる気がする。その分、2台のバイクを車に積み込む、ヘルメットやグローブなどの備品も自分がすべて用意してトランクに入れる…といったことをして、負担を配分するように努めている。
メリットその2:トレーニング相手がいる
トレーニングや練習は、一緒にする相手がいるだけで気分が引き締まるし、ダレないもの。これはサイクリングに限らないだろう。プロアスリートだって、オフのトレーニングでは仲のいいチームメイト同士で行く。誰かとともに苦楽をともにするということは、喜びは2倍、苦しみは半分、な気がする。
※はじめてミニベロを購入して1ヶ月後くらいの写真
まあ、オクサマはトレーニングはしないサイクリストなので、これは当てはらないが。楽しく走って美味いものを食う、だけが彼女のサイクリングの目的なので。
メリットその3:サイクリングでの疲れ&疲労感を理解してくれる
サイクリングの疲労感は、他のスポーツと違う。ランニングやサッカーではもろに足が筋肉痛になる。ふくらはぎだけが痛んだり、足首がジリジリすることも。要するに局地的な疲労感なのだ。それに対し、サイクリングでは特定の部位が傷むことがほぼない(自分は)。筋肉痛になったことはほぼない。その代わり、とにかく眠くなる。体全体がだるくなる。
※例外として、100キロ以上のロングライド系ヒルクライムは別。あれば翌日も尾をひく筋肉痛になる。
※ツールド妻有はまじで楽しく、とことん身体がいじめられます
オクサマと車載でサイクリングに行くとき、運転は常に自分。だいたい帰宅途中に眠くなるので、パーキングエリアで20分ほど仮眠をさせてもらう。サイクリング後に襲ってくる急激な睡魔のことを彼女はわかってくれているので、嫌な顔せず寝かせてくれる。
サイクリングしてない人であれば、「なんでチャリに乗ったくらいで眠くなるねん」って不思議に思うだろうが、カロリー消費が半端ないんですよ…。
メリットその4: 時間を気にせずサイクリングを楽しめる
完全にあるあるなのだが、相方さんがサイクリングをしない人の場合、時間制限付きでしかサイクリングできないってことがある。家で待っている妻(夫)のために、午前中で切り上げたり、途中離脱するサイクリストさんは何人も知っている。そんなとき、ちょっと気の毒な気分になってしまう。
と同時に、終日サイクリングを楽しめる自分の立場に感謝する。
メリットその5: 家事を分担して走る
こういうパターンでサイクリングするご夫婦がいるかどうかは未知なのだが、こんな方法。それは、「夫が午前中に走り、交代するように午後は妻が走る」形式。それぞれソロである。在宅中は子供の面倒をみたり、家事をするわけ。一緒に走ることはできないかわりに、どちらも半日走ることができる。4〜5時間確保できれば、そこそこの距離は走れる。
メリットその6: サイクリングトークができる
サイクリングに興味のない人にとって、サイクリスト同士の会話は意味不明。聞いたこともない用語が飛び交い、小さな金属パーツで何時間でも話していられる様子は、異様にしか見えないだろう。パートナーがサイクリストであれば、少なくとも内容を理解してくれるし、なんなら盛り上がることができる。
サイクリストにとってなにがもっとも悲しいかって、せっかくホイールを新調したのに、「ああ、そう」とソッポを向かれること。
※左がシャマルミレ、右がゾンダです
僕 「違うんだよ!6ヶ月の熟考と試行錯誤の末、たどり着いたのがカンパニョーロのシャマルミレだったんだよ!フルクラムも検討したんだけど、やっぱカンパニョーロのG3スポークの組み方って萌えるじゃん? 斜め後ろから見たときのワンツーワンツーなスポークデザインに身悶えるじゃん? リムまでブラックなお陰で、タイヤと一体感が増して、なんだかチューブラーホイールを履いているかのような錯覚に落ち入れるのもGOODじゃん? ホイールは性能も大事だけど、それ以上に愛せるホイールを見つけるのが重要なわけ!愛だよ、愛。そこを妥協したら幸せになれない。そういうことなんだよ、わかる?」
妻 「ごめん、ちょっと何言ってんのかわかんない」
こんな会話を何度も繰り返していると、「もういいです…」という気分になってしまう。
メリットその7: 休日の予定はサイクリングを基本に組み立てる
休日にどこかに出かけるとして、サイクリスト同士であれば問題にならないどころか、「どこに行こうかねー」と楽しくプランニングできる。オクサマはコース設定や食事場所の選定を完全自分に任せてくるので、基本的に「自分が行きたい場所に行ける」というメリットがある。
週末にどこに行くか話す様子は、さながら旅行計画のよう。違いは、旅行と違ってはるかに低予算でできてしまう点。昼食代と補給食代、たまに立ち寄り湯…。。これくらいで事足りる。しかし味わえるワクワク感はまるで一泊旅行。すごくお得感がある。
メリットその8: パーツやグッズを買うことに罪悪感を感じない
サイクリングは安いスポーツではない。機材スポーツである以上、それは免れない。消耗品も多いし、劣化もするので、定期的な交換やメンテナンスも欠かせない。相方がサイクリストであれば、必要経費として認めてくれるだろう。あるあるすぎて笑えないのが、「嫁に本当の価格を言ったら殺されるので、半値を伝えている」という旦那さんがいること。相方に知識がないことを悪用して、ホイールやコンポーネントをしれっと交換している知人もいる。
妻 「あら?なんだか見た目が変わったような気がするんだけど…」
夫 「…き、気のせいだよ(ドキドキ)」
という会話を繰り広げているのであろう。これは海外も同じようで、「世の男はどこもいっしょやな」と笑ってしまった。
以上がメリット。
しかし、それだけではないのが難しいところで、隠れたデメリットもある。
デメリットその1:ムキになって競い合う
ほどほどであればかわいいが、夫婦や恋人同士が闘志をむき出しにして勝負するのは……ちょっとみっともないかも。タイムを誇示したり、パワーメーターの数値で一喜一憂したり。まあ、我が家はこれは当てはまらない。
デメリットその2: トレーニングをハイジャックされる
互いのトレーニングの目的が異なると、片方が引っ張られてしまうことがある。一人は高い負荷で走りたいのに、もう片方がLSDをしたいとか、そんなケースである。デメリットその3: 最後の1個を食べちゃう
プロテインとかバナナとか、最後の1個を食べてしまい、もう1人の分がないってことがある。そういうときは、シェアしましょう。デメリットそ4: 洗濯物が多くなる
2人分のウェアを同時に洗うわけなので、どうしても量が増える。まあ、大した問題ではない。デメリットその5: 部屋のインテリアが殺風景になる
部屋が自転車とパーツ類で溢れかえる。これは悪いことでもなくって、慣れてくると、バイクを愛でながら歯磨きしたり、コーヒーをすすりながらホイールにうっとりできる。インテリアだと思えば、マイナスではない。少なくとも、自分は視界にバイクがあると嬉しい気分になれる。
※寝室でローラー、もすっかり日常に
デメリットその6: 雨の日はローラーの取り合いになる
もう1台買いなさい。デメリットその7: エンゲル係数が上昇する
サイクリストは栄養に敏感。野菜やフルーツ、グラノーラ、プロテインなどの支出が増える傾向になるだろう。しかし、健康的な食事をしていると思えば、それもあながち悪いものではない。デメリットその8: コーヒーが好きか嫌いかで意見が別れる
この記事の筆者の個人的なケースでしかないのだが、飲食の好みが分かれるのは辛かろう。本人はコーヒー好きなのに、相方さんがさほどでもないらしい。サイクリング途中でカフェに立ち寄るのは自分のもオクサマも大好き。しかし、片方がそうではなかったら、地味にきついかも。
ちなみにオクサマのお気に入りはスターバックス。エクセルシオールでも、セガザネッティでも、ルノワールでも、カフェドクリエでも、ドトールでも、カフェベローチェでも、タリーズでもなく、断然スターバックス。
理由は、「チョコスコーンがうまいから」だとのこと。(そんな差があるか…?)
チョコスコーンとカフェモカさえ渡せしておけば、ホクホク顔で幸せそうにしているので、ちょっと不機嫌になったらスターバックスで気分転換させてあげている。
以上、サイクリング好きな夫婦&カップルのメリット・デメリットをお届けしました。みなさま、どうか仲良くサイクリングをお楽しみください。
(*^^*)
コメント
コメント一覧 (7)
バイクが倍々ゲームで増えていくので、金銭的負担が大きい(我が家です:笑)
自分から誘って最初は嫌々だった妻にいつの間にか追い越され、妻のアシストする側だった自分が気がつけばアシストされる側になっていた時の心の傷orz(笑)
そして部屋のスペースも倍々で減っていく・・・とw
南部さん
その心の傷は深い…ご愁傷様です…
が、impactdiscさんご指摘どおりで、自転車だけでなくウェアや装備類も倍必要になることに自転車用意してから気づきました(←アホや…)
予算の使い方には、ひと工夫ふた工夫必要ですネェ。
そーなんですよ。予算倍増化は隠れたデメリット。
まあ、一緒に走れれば多少の出費は…耐えますw
外野から見れば仲良し小好しで羨ましく、文中で言われるデメリットもデメリットに思えないのですが。
完全にお見通しですね…(;^_^A
はい、私もさほど致命的なデメリットだとは思っておりません…( ◠‿◠ )