2015年8月に買って、丸5年使ったシャマルミレを買い換えることにしました。

プラズマ電解酸化処理されてるリムがかなり禿げてきて、下地が見えてきているから…というのが原因です。リム面に凹凸ができてしまい、ブレーキシューの当たり方でシャリシャリ音がして、かなり気になるのです。

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「部分的に禿げても機能的には問題ない」とはメカニックさんから聞いているし、たしかに制動力は問題ないです。ただ、見た目が貧相なのと「まあ、5年以上使い倒したし」ということで(自分で自分に)買い換え許可を下しました。

次に買うのは、BORA ONE(35mm&クリンチャー)です。


※新橋にあるアヴァンサイクルさんで購入しました(^^)

目次


選んだのはカンパニョーロのBORA ONE(35mm)

LAPIERREのXELIUS(ゼリウス) SL ULTIMATE Discで同じBORA ONE(50mm)を使っているのに、追加してしまいました…。なんでだろ?シャマルミレの良かった体験が影響してるのと、デザインも大きいですね。G3組みのリア、主張するロゴ、素晴らしい。

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クロモリにあえてセミディープのカーボンホイールを合わせる人ってあまり多くない印象で、遊び心あるコンビネーションということで悪くないんじゃないでしょうか。

あと、ステンレススポークとクロモリの相性は良いのでは?という期待もあります。

VisionやMavic も検討したんですが、どうしても見た目が気に入りませんでした。性能は申し分ないと思うんですが。

ちなみにカラーはブライトラベルを選びました。ダークラベルはもう持ってるので。 使い勝手を優先してクリンチャー。

カーボンリムの不安はなかった?

ぜんぜんなかったです。(モノにもよりますが)今どきのカーボンホイールは万能で、どんなコンディションでも使えるって思ってます。周囲の声も同様。

長いダウンヒルだと熱を持ちすぎて変形するとか、ウェットコンディションでは効きが落ちるという話はありまして、たしかにそれは事実なんですが、よっぽどハードコアな使い方をしない限り大丈夫かなと。

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タイレルのCSIで使ってるKitt Design のカーボンバトンホイールで問題が起きたことは皆無です。

富士山五合目から川口駅までの30キロを延々と下ったときは、ちょいちょい止まってリムの熱を確かめながら走りましたが、熱を持っているってかんじはなかったです。

ただ、雨天時に効きがガクンと落ちるのは体験済みで、ここだけは要注意。まあ、でも雨に見舞われるなんて年に1回あるかないかなので、問題視する必要もないと判断しました。

これで、2台のロード、1台のミニベロ、ぜんぶカーボンホイールになります。ロード始めた頃は想像もしないところまで来てしまった…。

シャマルミレとBORA ONEを比べると…

XELIUS(ゼリウス) SL ULTIMATE Discで使ってるBORA ONE(50mm&チューブラー)のほうが当たりがマイルドな印象。細かな段差、ざらついた路面でお尻に優しく、快適です。

ステンレススポークのおかげもあるでしょうが、「チューブラータイヤの恩恵」もでかい気もしてます。ホイールってタイヤの構造&幅、空気圧等の影響を受けるので、ピュアに検証しにくいのがつらいところ。

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シャマルミレが1459gで、BORA ONE(35mm&クリンチャー)が1,405gなので、54gの軽量化はうれしい。まあ、細かいことはどうでもいいよ!かっこいいから許すよ!って達観しているので、気になる部分ではないです(笑)。

シャマルミレを5年間使った感想

一言でいうと「硬めでよく進む」ホイールでした。登りはしゃきっとしてて、下りは安定してて、剛性不足を感じたことは一度もなし。

カーボンロードでもクラシカルなクロモリでも馴染む、ダークで男気のあるデザインが美しい。

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※納車直後(2015年8月)

アルミの太めのスポークがカッコよく、とくにリア21本のG3組みは萌えます。これが好きで、ずっとカンパニョーロにし続けている気がします。ゾンダ→シャマルミレ→BORA ONE…いつになったら他社のに手を出すんだろう。

もちろん、G3組みは意味があって、ドライブ側をダブルに組むことで振動を抑えて、横方向の剛性を確保しつつ、パワーが伝達しやすくなってます。

5年も飽きずに使えたのは「カッコ良さ」と「走りの良さ」が両立していたから。めちゃ満足してますし、「アルミ製レーシングクリンチャーの最高峰」って呼ばれるだけあるので、アルミクリンチャーを探してる人は候補に入れてほしいです。

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あ、それと使い勝手も悪くなかったです。スポークホールがないのでリムテープが不要。よってタイヤ交換のひと手間が省けます。ちょっぴりですが軽量化にもなるし、穴がないので剛性もアップするので良いことづくめ。

税込みで約19万円となかなかのお値段ですが、5年以上も相棒でいてくれたことを考えると、良い買い物でした。

プラズマ電解酸化処理のリムはどうだった?

通常のアルミリムよりも、ウェット・コンディションで強力な制動力を発揮する…って触れ込みのプラズマ電解酸化処理のリム、たしかに良く効きました。少々の雨はへっちゃらです。(土砂降りの豪雨だと関係なくなってしまいますけどw)

新品のときは3割増しくらいで効いていたのが、剥げてくるにつれて落ちていき、今は1割…?な感じです。あくまで感覚的な表現ですが。とはいえ、今でもZONDAの頃より制動力はあるので、不満はないです。

性能もさることながら、ダークなリムがタイヤに馴染んで超かっこいいんですよ…。

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※右のブルーがシャマルミレ用

ブレーキパッドは専用品を使います。「摩耗が通常のものより早い」と聞いていましたが、ふつうのリム用シューと同じくらい使えた気がします。ただ、単価はちょっと高めではあります。(前後セットで5,000円くらい)

ということで、BORA ONE(35mm&クリンチャー)は走り込んでからインプレしてみようと思います。


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