3月にFRAMEさんの企画した『三浦半島パン屋ライド』に参加させてもらったとき、生まれて初めてスラムのコンポーネントを積んだロードバイクに乗る機会を得た。
※スラム、まじかっけーっす
使わせてもらったのはライバル(Rival)だったので、REDやForceのような上位コンポーネントではなかったにもかかわらず、「うおぉぉぉぉ!スラムのコンポーネント操作、むっちゃ楽しい!得も言われぬほど気持ちいいぃぃぃぃぃ!シマノでは味わえない独特のクリック感が病み付きになるうぅぅぅぅぅぅぅ!」ってテンションMAXになった。
>> FRAME主催の『三浦半島パン屋ライド』に参加して、新たな魅力を発見した
「スラムが楽しいとか、気持ちいいとか、いったいお前は何を言っているのだ」
と思うかもしれないが、どうか落ちついて聞いてほしい。
スラムのシフトレバーはシマノと違って一本のレバーでシフトアップ、シフトダウンをおこなう。つまり、ブレーキレバーが(シマノのように)横方向には動かない。ブレーキはブレーキ操作にだけ使い、変速は専用レバーを使う。シマノのブレーキが兼業型だとしたら、スラムは完全独立式の分業型なのである。
シフトレバーをカチッと軽く押すと、シフトアップ(重くなる)し、さらに押し込むとシフトダウン(軽くなる)する。シフトアップは「カチッ」、シフトダウンは「カチッカチッ」だ。
「えっ、シフトアップするつもりがシフトダウンしちゃうんじゃないの?もしくはその逆が起きるんじゃないの?操作ミスが起きそうでイヤだなぁ」
それはない。自分もその不安はちょっぴりあったんだけど、使ってみたら「あ、完全に杞憂だったわ。ってゆーか、ミス操作したくてもできないくらい正確に動くわ。こりゃ快適だわい」ってなったから。しかもライバルで感激したくらいなので、「フォースなら感涙を流すのではないか」、「レッドなら昇天してしまうかも」とほくそ笑んでいる。
そのとき以来、「BOMA の Refale のアルテグラをどっかのタイミングでForce に載せ替えたいなぁ」という夢を見るようになっている。
※レッドは高すぎてそもそも対象外
ただ、スラムって総じてちょっぴりお高くないですか…。もう一声価格を下げてほしいと思うのは私だけでしょうか…。
日本だけの現象なのか、海外価格はどうなのか、調べてみました。日本側の情報ソースはインターマックス、海外のはスラム社の公式ウェブサイトです。
なお、比較対象は機械式ロードバイク用コンポーネント(キャリパーブレーキ)のみ。電動とかディスクブレーキモデル、マウンテンバイクは対象外。
ドルは110円、ユーロは124円で換算(2017年6月上旬情報)
では、まずは日本国内の価格からチェック。日本での代理店、インターマックスからの引用である。
シフト/ブレーキレバー+リアディレイラー(ショートケージ)+フロントディレイラー+クランクセット(GXP)+ブレーキ+チェーン+スプロケット(11-25T)の組み合わせ
↓
うーむ、REDの価格が特出している。フォース+10万円か…。デュラエースより高い。FORCE(フォース)はアルテグラよりは高いが、デュラエースよりは全然安い。RIVAL(ライバル)はアルテグラと105のちょうど中間に位置する。
では、次にスラム社の海外公式サイトの価格ページを見てみよう。ドルとユーロの二種類ある。
※海外の情報はスラム公式サイトから引用
合計:213,180円
日本価格(239,130円)との差額は、「25,950円」。これを高いと見るか、妥当と思うか。個人的な印象では、「やや高いな…。考え方によっては許容範囲か…いや、しかし…うーむ…」くらい。
※写真はRivalのブラケットです
合計:250,728円
日本価格(239,130円)との差額は、「11,598円」で日本のほうが安い。なんと、ユーロの方が高い結果となった。安い順に「ドル、円、ユーロ」である。
※eTap です
次に、FORCE(フォース)をチェックしてみよう。
合計:119,130円
日本価格(132,910円)との差額は、「13,780円」。ドルのほうが安いのはレッドと同じ。だいたい1割強のマージンが上乗せされている印象。
合計:140,044円
日本価格(132,910円)との差額は、「7,134円」。ここでも円よりユーロ価格の方が高い現象が起きている。
ということで、国内外のスラムのRedとForceの価格差を調べてみました。Rival は元々の価格が安いので、さほど価格差はないだろうと思って計算はしていません。
各国の物価や収入差もあるので、単純な価格比較にどこまで意味があるのかはわからないけど、「あー、こんなもんなんだ」という参考にはなったのではないでしょうか?
ということで、BOMA の Refale のコンポーネント(アルテグラ)が3年半を過ぎ、ぜんぜんまだ快調に使えはするのですが、なんとなく「コンポーネントを交換してもいいかな~、どうしようっかな~」と妄想中。
※アルテグラ(6800系)はいたって快調
しかし、まだモデルはおろか、スラムかカンパニョーロでも絶賛迷い中。(カンパならコーラスかポテンツァかな)
そこにさらに新型のアルテグラ(R8000)も登場し、群雄割拠な様相を呈している。まあ、いずれにせよ、オクサマを説得するのが相当に大変そうですが…
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※スラム、まじかっけーっす
使わせてもらったのはライバル(Rival)だったので、REDやForceのような上位コンポーネントではなかったにもかかわらず、「うおぉぉぉぉ!スラムのコンポーネント操作、むっちゃ楽しい!得も言われぬほど気持ちいいぃぃぃぃぃ!シマノでは味わえない独特のクリック感が病み付きになるうぅぅぅぅぅぅぅ!」ってテンションMAXになった。
>> FRAME主催の『三浦半島パン屋ライド』に参加して、新たな魅力を発見した
「スラムが楽しいとか、気持ちいいとか、いったいお前は何を言っているのだ」
と思うかもしれないが、どうか落ちついて聞いてほしい。
スラムのシフトレバーはシマノと違って一本のレバーでシフトアップ、シフトダウンをおこなう。つまり、ブレーキレバーが(シマノのように)横方向には動かない。ブレーキはブレーキ操作にだけ使い、変速は専用レバーを使う。シマノのブレーキが兼業型だとしたら、スラムは完全独立式の分業型なのである。
シフトレバーをカチッと軽く押すと、シフトアップ(重くなる)し、さらに押し込むとシフトダウン(軽くなる)する。シフトアップは「カチッ」、シフトダウンは「カチッカチッ」だ。
「えっ、シフトアップするつもりがシフトダウンしちゃうんじゃないの?もしくはその逆が起きるんじゃないの?操作ミスが起きそうでイヤだなぁ」
それはない。自分もその不安はちょっぴりあったんだけど、使ってみたら「あ、完全に杞憂だったわ。ってゆーか、ミス操作したくてもできないくらい正確に動くわ。こりゃ快適だわい」ってなったから。しかもライバルで感激したくらいなので、「フォースなら感涙を流すのではないか」、「レッドなら昇天してしまうかも」とほくそ笑んでいる。
そのとき以来、「BOMA の Refale のアルテグラをどっかのタイミングでForce に載せ替えたいなぁ」という夢を見るようになっている。
※レッドは高すぎてそもそも対象外
ただ、スラムって総じてちょっぴりお高くないですか…。もう一声価格を下げてほしいと思うのは私だけでしょうか…。
日本だけの現象なのか、海外価格はどうなのか、調べてみました。日本側の情報ソースはインターマックス、海外のはスラム社の公式ウェブサイトです。
なお、比較対象は機械式ロードバイク用コンポーネント(キャリパーブレーキ)のみ。電動とかディスクブレーキモデル、マウンテンバイクは対象外。
ドルは110円、ユーロは124円で換算(2017年6月上旬情報)
では、まずは日本国内の価格からチェック。日本での代理店、インターマックスからの引用である。
シフト/ブレーキレバー+リアディレイラー(ショートケージ)+フロントディレイラー+クランクセット(GXP)+ブレーキ+チェーン+スプロケット(11-25T)の組み合わせ
↓
- RED 239,130円(税抜)
- FORCE 132,910円(税抜)
- RIVAL 77,830円(税抜)
うーむ、REDの価格が特出している。フォース+10万円か…。デュラエースより高い。FORCE(フォース)はアルテグラよりは高いが、デュラエースよりは全然安い。RIVAL(ライバル)はアルテグラと105のちょうど中間に位置する。
では、次にスラム社の海外公式サイトの価格ページを見てみよう。ドルとユーロの二種類ある。
※海外の情報はスラム公式サイトから引用
RED(米国ドル)
シフター(SRAM RED Shift-Brake Control)
USD: $461(=50,710円)ブレーキ(SRAM RED Brakeset)
USD: $285(=31,350円)フロントディレイラー(SRAM RED Front Derailleur)
USD: $115(=12,650円)リアディレイラー(SRAM RED Rear Derailleur)
USD: $299 (=32,890円)クランクセット(SRAM RED Crankset)
USD: $451 (=49,610円)カセットスプロケット(XG-1190 Cassette)
USD: $279 (=30,690円)チェーン(SRAM RED 22 Chain)
USD: $48(=5,280円)合計:213,180円
日本価格(239,130円)との差額は、「25,950円」。これを高いと見るか、妥当と思うか。個人的な印象では、「やや高いな…。考え方によっては許容範囲か…いや、しかし…うーむ…」くらい。
※写真はRivalのブラケットです
RED(ユーロ)
シフター(SRAM RED Shift-Brake Control)
Euro: €481(=59,644円)ブレーキ(SRAM RED Brakeset)
Euro: €297(=36,828円)フロントディレイラー(SRAM RED Front Derailleur)
Euro: €120(=14,880円)リアディレイラー(SRAM RED Rear Derailleur)
Euro: €312 (=38,688円)クランクセット(SRAM RED Crankset)
Euro: €471 (=58,404円)カセットスプロケット(XG-1190 Cassette)
Euro: €291 (=36,084円)チェーン(SRAM RED 22 Chain)
Euro: €50(=6,200円)合計:250,728円
日本価格(239,130円)との差額は、「11,598円」で日本のほうが安い。なんと、ユーロの方が高い結果となった。安い順に「ドル、円、ユーロ」である。
※eTap です
次に、FORCE(フォース)をチェックしてみよう。
FORCE(米国ドル)
シフター(SRAM Force 22 Mechanical Shifters)
USD: $379(=41,690円)ブレーキ(SRAM Force Mechanical Brakeset)
USD: $137(=15,070円)フロントディレイラー(SRAM Force 22 Yaw™ Front Derailleur)
USD: $51(=5,610円)リアディレイラー(SRAM Force 22 Rear Derailleur)
USD: $95(=10,450円)クランクセット(SRAM Force 22 Crankset)
USD: $275 (=30,250円)カセットスプロケット(PG-1170 Cassette)
USD: $100 (=11,000円)チェーン(PC-1170 Chain)
USD: $46(=5,060円)合計:119,130円
日本価格(132,910円)との差額は、「13,780円」。ドルのほうが安いのはレッドと同じ。だいたい1割強のマージンが上乗せされている印象。
FORCE(ユーロ)
シフター(SRAM Force 22 Mechanical Shifters)
Euro: €395(=48,980円)ブレーキ(SRAM Force Mechanical Brakeset)
Euro: €143(=17,732円)フロントディレイラー(SRAM Force 22 Yaw™ Front Derailleur)
Euro: €53(=6,572円)リアディレイラー(SRAM Force 22 Rear Derailleur)
Euro: €99(=12,276円)クランクセット(SRAM Force 22 Crankset)
Euro: €287 (=35,588円)カセットスプロケット(PG-1170 Cassette)
Euro: €104 (=12,896円)チェーン(PC-1170 Chain)
Euro: €48(=6,000円)合計:140,044円
日本価格(132,910円)との差額は、「7,134円」。ここでも円よりユーロ価格の方が高い現象が起きている。
ということで、国内外のスラムのRedとForceの価格差を調べてみました。Rival は元々の価格が安いので、さほど価格差はないだろうと思って計算はしていません。
各国の物価や収入差もあるので、単純な価格比較にどこまで意味があるのかはわからないけど、「あー、こんなもんなんだ」という参考にはなったのではないでしょうか?
ということで、BOMA の Refale のコンポーネント(アルテグラ)が3年半を過ぎ、ぜんぜんまだ快調に使えはするのですが、なんとなく「コンポーネントを交換してもいいかな~、どうしようっかな~」と妄想中。
※アルテグラ(6800系)はいたって快調
しかし、まだモデルはおろか、スラムかカンパニョーロでも絶賛迷い中。(カンパならコーラスかポテンツァかな)
そこにさらに新型のアルテグラ(R8000)も登場し、群雄割拠な様相を呈している。まあ、いずれにせよ、オクサマを説得するのが相当に大変そうですが…
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コメント
コメント一覧 (10)
SRAM RED e-tapに変えたくてしゃーないです。夏場良いんですが冬場グローブ厚くなるとDi2はボタン押し間違えがスゴいんですよ。その辺SRAMのレバーは押し間違えの可能性は無いですからね。右アップ左ダウン 左右同時でフロント稼働ってシンプルで素晴らしいてますよね。無線なんで自転車屋さんも組み立て楽なので助かると言ってました。
RED eTapもググッときますよねぇ。何せケーブルがブレーキのみっていうスッキリさは捨てがたい。
クロモリフレームで組んでみたい野望が頭をもたげます^_^
シマノのDi2が無線化するのはまだまだ先の話でしょうから、RED eTapでシンクロシフトが実装されれば最強かと。
冬場は押し間違いやすい・・・!!!この情報は完全に初耳です。いやー、ユーザーさんの生の声ってスゴイですね。たしかにスラムであればその点は安心・・・むふふ
って買えないですけど(どっちもw)
yoshimotoya120さん
etapにシンクロシフト来たら、最強な気がする・・・
(^^)
いつも楽しく読ませていただいています。
海外との価格比較、非常に興味深い内容でした。
代理店がインターマックスになる前は海外との価格差がひどくて国内正規の新品は手が出せなかったです。
私もドロップ仕様のミニベロですがSRAM RED 2012(10速)を使っています。
これはオークションで中古をかき集めました(笑)
以前シマノも使っていましたがあのカチッとしたメカニカルな感触がツボにはまり次に組む予定のロードもコンポはSRAMにしようと決めています。
記事では触れられていませんでしたがシフトダウンで更に深く押し込むと2段3段と一気にギアを変えることができます。
信号前で停車するときやカーブでの再加速のときに地味に嬉しい機能だと思います。
あと慣れるとブレーキングしながらのシフトダウンなんてのもできますね。
スラム独特のカチッとした操作感、いいですよね~~~病みつきになりますよね~~~。私も大好きです。試乗したときの感触が今も忘れられない・・・。
あ!連続シフトダウン可能なんですね。それはうれしい機能です。それを知って、ますますフォースにしたい気持ちが膨らんできました(笑)
スラム独特のカチッとした操作感、いいですよね~~~病みつきになりますよね~~~。私も大好きです。試乗したときの感触が今も忘れられない・・・。
あ!連続シフトダウン可能なんですね。それはうれしい機能です。それを知って、ますますフォースにしたい気持ちが膨らんできました(笑)
右レバークリック→シフトダウン
右レバー長押し→連続シフトダウン
左レバークリック→シフトアップ
左レバー長押し→連続シフトアップ
左右同時クリック→フロントシフト
※インナー時はアウター、アウター時はインナー
だったかと。
冬の厚手のグローブ時に押し間違えがあるなら、シフトの配置を変えれば良いかと。
STIのスイッチは左右それぞれ3つ。
※デュラは9070以降、アルテは新型から。
機械式のレバーで言う所の
シフトダウン→X
シフトアップ→Y
ブランケットのツノの所→A
それぞれ、どれをどの操作にするか配置出来ます。
スラムのようにしたければ
右のXをシフトダウン
左のXをシフトアップ
と。
左右ダブルは出来ないけど、アプデで出来るようになるかもです。
因みにAボタンでガーミンの操作が出来ます。
電動コンポーネントがますます賢くなりすぎて、人間は楽ができる世の中になってますね…。
次のコンポーネントは電動を真剣に考えてます( ◠‿◠ )
割引クーポンで66000円くらいで買える。
購入して次のネタにいかがでしょうかw
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