どんな自転車好きでも、なんとなく足が向かない(=サイクリング場所に選ばない)方向とか地域があるのではないだろうか。
など、いろんな言い訳をして頑なに行かない場所が自分にはあって、東京西部がそうだっだ。
練馬区、中野区、杉並区、世田谷区を抜けないといけないんだけど、道がごちゃごちゃしていて覚えにくい。それと環状7号線、環状8号線にはトンネルがあったり、線路を跨いだりとなんやかや障害物が多い印象でいつも避けていた。そんなわけで、よほどのことがない限りは東京の西方面には行かなかったし、ソロで走るときは常に外していたゾーンだった。
ところが、以前に取材させていただいたMさんにライドに誘われ、「ろんぐらいだぁす!」で有名な中華料理屋の「双龍」を案内してもらい、「西方面もぜんぜん素敵。ただの食わず嫌いしてた自分がアホだっただけ」と気づいたのだ。
というわけで、今回は「双龍」の紹介と、己のコンフォートゾーンを破って行動半径を広げることの大切さについて書いてみたい。
◇ あなたのロードバイクを見せてください!第54弾 マキノMK-01ろんぐらいだぁす!カラー
行き方は……赤羽から出発したのだが、Mさんが裏道を駆使しまくってくれたおかげでまったく覚えていない(笑)。スムーズに練馬、杉並、町田市、相模原市を通過し、座間市へと向かう。
大通りからちょっと入った場所にあって、かなり大きなサイクルラックが併設されており、サイクリスト大歓迎なのが外観から分かる。防犯カメラが完備されているので安心。
店内は「ここが中華料理屋?」と目を疑うほどのアニメポスターとフィギュアでひしめいていて、軽く度肝を抜かれる。何も知らずに入店したら、まちがえました〜って退店してしまうかも。
※中華屋さんとは思えないインテリア
席につくなり、いきなり差し出されたのが「裏メニュー」。ふつう、こういうのって知る人ぞ知るもの…あるいは常連さんにのみソッと差し出されるものでは…?と思ったが、堂々と渡してくださった。なんでも、「あまりに裏メニューが人気なので、いっそ表にした」らしい。名残りで「裏」と書かれているだけなので、誰でも裏メニューを注文できる。
ナポリタンとか、中華以外もあったり、『チャレンジ麻婆丼』(1200円+税)という気になるメニューも。ただ、「めちゃくちゃ量が多い…」そうな。Mさんは一度完食したことがあるが、「その後しばらく動けなかった…」と話していたので、サイクリング途中に食べるなら覚悟の上でどうぞ。
※なぜか店外に三本ローラーがあるので、そこでカロリー消費していくのもいいかもしれないw
※双龍バーガーと戦車バーグは要予約!です
自分は漫画にも登場する「はやめブラストギアセット(鳥の唐揚げ+エビチリ+レバニラ炒め)の小サイズにしておいた。ここまで60km走ってそこそこお腹は空いていたのに完食するのがキツく、麺だけ少し残してしまった…。
※はやめブラストギアセット
※Mさんが注文した「混ぜらーめん」(最後にご飯をぶっかけて二度楽しめる!)
なお、スタンプ5つで杏仁豆腐のサービスがつく。Mさんに杏仁豆腐をご馳走してもらったんだけど、「これは!」って美味しさだった。個人的主観だが、中華料理屋のレベルの差って食後の杏仁豆腐に現れると密かに思ってて、良い店は杏仁豆腐の手を抜いていない。「寒天固めて白く着色しただけでは…?」とガッカリさせられる店もある中で、双龍の杏仁豆腐はお代わりしたくなるほど美味だった。
ヤビツ峠ヒルクライムの後に立ち寄る人も多いそうなので、表から登って裏から帰るときに立ち寄るのも良さそうだ。
双龍のTwitterアカウント
店主(双龍おやぢ)のアカウントもあった(笑)。
<店舗情報>
コンフォートゾーンとはメンタル的な概念のことで、快適と感じる中だと「安心感」が得られ、外に出ると「不快感」を感じる。
レッドブルの「コンフォートゾーンから抜け出す方法」という記事が興味深かったので紹介すると、人間の心理状態には、
の3つがあって、成長を維持するには「ストレッチゾーン」にとどまるのが大事。ストレスが高すぎても低すぎてもダメ。人間は「未知」を「恐怖」に変換してしまいやすい生き物だけど、その恐怖は自分の過去の経験や勝手な思い込みで作られた幻想であることも多い。というか、大半がそうだ。少しづつでもいいから挑戦回数を増やしていくと引き出し(体験ライブラリー)が増える。すると、「あぁ、以前に似たようなことがあったな」となって恐怖を感じにくくなり、新たな挑戦へのハードルが下がる…という良いスパイラルに入る。
記事では、恐怖への対処法として以下が挙げられていた。
個人的に効果がないのは、深呼吸とか音楽とか一人になるって行為。メディテーションも効果を感じない。肉体的な刺激とか、五感に訴える方法だと自分は緊張感を和らげられないんだと思う。(良い悪いの話ではなく、効くかどうかの話)
自分はロジカルに考え抜くことで未知へ足を踏み出すタイプ。何が恐怖の源泉なのか?その恐怖は恐れるべき妥当なモノなのか?そうだとしたら、どうすれば除去できるのか?いきなりすべて解決できなくてもいいから、とりあえず一歩踏み出せないか?と自問自答して行動に移している。今回のライドでいうと、東京の西方面を避けていたのは道をよく知らないだけで、場所に非があるわけではない。知った途端に好きになる可能性だって大きい。そんなかんじ。
あと、もっと直接的で即効性があるやり方は「とりあえず投資する」こと。お金をかければ、回収しなくちゃって意識が働くものだ。体を鍛えたいならジムの契約をする(その際、半年は解約できない契約をあえて結ぶ)、ブルベをしたいなら大型サドルバッグを買ってしまう、書籍を読みまくってインプット量を増やしたいならアマゾンプライムで数冊買い込む……。自分はこの方法で無理やり行動を変化させている。
サイクリングのルートのことを書いていたらいつの間にか大げさな話に発展してしまったけど、これが物事の根本って気がする。
ソロサイクリングがメインの自分にとって、敵はマンネリ。無意識に「走り慣れたいつものルート」を選んでしまうことが多い。人のオススメに積極的に乗っかってみることの大切さを知れたのはよかった。あと、逆もしかりで(自分は埼玉県在住なので)県外の人を埼玉県に招いて走るときは、自分がオススメしたいスポットやお店に連れていっておもてなしする。そうすると、自然と新規ルート開拓にも力が入るものだ。
ちなみに、自転車関係で「まだ踏み出せていない」領域は…
なので、積極的にチャレンジしていこうと思う。そしてMさん、ありがとうございました。
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- 土地勘がない
- 交通量が多そう
- 道が走りにくそう
- めぼしい観光スポットがない
など、いろんな言い訳をして頑なに行かない場所が自分にはあって、東京西部がそうだっだ。
練馬区、中野区、杉並区、世田谷区を抜けないといけないんだけど、道がごちゃごちゃしていて覚えにくい。それと環状7号線、環状8号線にはトンネルがあったり、線路を跨いだりとなんやかや障害物が多い印象でいつも避けていた。そんなわけで、よほどのことがない限りは東京の西方面には行かなかったし、ソロで走るときは常に外していたゾーンだった。
ところが、以前に取材させていただいたMさんにライドに誘われ、「ろんぐらいだぁす!」で有名な中華料理屋の「双龍」を案内してもらい、「西方面もぜんぜん素敵。ただの食わず嫌いしてた自分がアホだっただけ」と気づいたのだ。
というわけで、今回は「双龍」の紹介と、己のコンフォートゾーンを破って行動半径を広げることの大切さについて書いてみたい。
◇ あなたのロードバイクを見せてください!第54弾 マキノMK-01ろんぐらいだぁす!カラー
目的地は座間市にある北京料理「双龍」
目的地は双龍は神奈川県座間市の相武台駅そばにある北京料理屋さんで、”ろんぐらいだぁす!”とか”はやめブラストギア”にも登場する、いわゆる聖地と呼ばれる場所。デカ盛りで有名らしいが、いったいどんなボリュームなのか…。行き方は……赤羽から出発したのだが、Mさんが裏道を駆使しまくってくれたおかげでまったく覚えていない(笑)。スムーズに練馬、杉並、町田市、相模原市を通過し、座間市へと向かう。
大通りからちょっと入った場所にあって、かなり大きなサイクルラックが併設されており、サイクリスト大歓迎なのが外観から分かる。防犯カメラが完備されているので安心。
店内は「ここが中華料理屋?」と目を疑うほどのアニメポスターとフィギュアでひしめいていて、軽く度肝を抜かれる。何も知らずに入店したら、まちがえました〜って退店してしまうかも。
※中華屋さんとは思えないインテリア
席につくなり、いきなり差し出されたのが「裏メニュー」。ふつう、こういうのって知る人ぞ知るもの…あるいは常連さんにのみソッと差し出されるものでは…?と思ったが、堂々と渡してくださった。なんでも、「あまりに裏メニューが人気なので、いっそ表にした」らしい。名残りで「裏」と書かれているだけなので、誰でも裏メニューを注文できる。
ナポリタンとか、中華以外もあったり、『チャレンジ麻婆丼』(1200円+税)という気になるメニューも。ただ、「めちゃくちゃ量が多い…」そうな。Mさんは一度完食したことがあるが、「その後しばらく動けなかった…」と話していたので、サイクリング途中に食べるなら覚悟の上でどうぞ。
※なぜか店外に三本ローラーがあるので、そこでカロリー消費していくのもいいかもしれないw
※双龍バーガーと戦車バーグは要予約!です
自分は漫画にも登場する「はやめブラストギアセット(鳥の唐揚げ+エビチリ+レバニラ炒め)の小サイズにしておいた。ここまで60km走ってそこそこお腹は空いていたのに完食するのがキツく、麺だけ少し残してしまった…。
※はやめブラストギアセット
※Mさんが注文した「混ぜらーめん」(最後にご飯をぶっかけて二度楽しめる!)
なお、スタンプ5つで杏仁豆腐のサービスがつく。Mさんに杏仁豆腐をご馳走してもらったんだけど、「これは!」って美味しさだった。個人的主観だが、中華料理屋のレベルの差って食後の杏仁豆腐に現れると密かに思ってて、良い店は杏仁豆腐の手を抜いていない。「寒天固めて白く着色しただけでは…?」とガッカリさせられる店もある中で、双龍の杏仁豆腐はお代わりしたくなるほど美味だった。
ヤビツ峠ヒルクライムの後に立ち寄る人も多いそうなので、表から登って裏から帰るときに立ち寄るのも良さそうだ。
双龍のTwitterアカウント
店主(双龍おやぢ)のアカウントもあった(笑)。
<店舗情報>
- 北京料理『双龍』
- 神奈川県座間市緑ヶ丘6-25-12
- 営業時間 11:00~22:00
- 定休日 火曜日
- 最寄り駅: 相武台前駅から381m
- TEL: 046-253-4188
コンフォートゾーンを破ることの大切さ
今回、Mさんに誘われなかったらたぶん双龍には来ていなかったし、相模原~町田方面に自走で来ることはなかったと思う。すごく楽しかったし、不慣れな道を走ることで、「あ~、ここを曲がれば尾根幹に行けるのか~なるほど~」「こういうショートカットもあるんだ~」といった具合に、自分の脳内MAPが拡張される実感があった。なんだか成長できた感じ。やはり、コンフォートゾーンを破るのって大事。コンフォートゾーンとはメンタル的な概念のことで、快適と感じる中だと「安心感」が得られ、外に出ると「不快感」を感じる。
レッドブルの「コンフォートゾーンから抜け出す方法」という記事が興味深かったので紹介すると、人間の心理状態には、
- コンフォートゾーン(快適だが退屈で成長がない)
- ストレッチゾーン(不快で恐怖を感じることもあるが、パフォーマンスは伸びる)
- パニックジーン(能力の範疇を大きく越えており、極度に疲弊してしまう)
の3つがあって、成長を維持するには「ストレッチゾーン」にとどまるのが大事。ストレスが高すぎても低すぎてもダメ。人間は「未知」を「恐怖」に変換してしまいやすい生き物だけど、その恐怖は自分の過去の経験や勝手な思い込みで作られた幻想であることも多い。というか、大半がそうだ。少しづつでもいいから挑戦回数を増やしていくと引き出し(体験ライブラリー)が増える。すると、「あぁ、以前に似たようなことがあったな」となって恐怖を感じにくくなり、新たな挑戦へのハードルが下がる…という良いスパイラルに入る。
記事では、恐怖への対処法として以下が挙げられていた。
・深呼吸をする、または息を止める
・目を閉じて、自分が望んでいる結果を視覚化する
・自分ひとりになるか、静かな空間に座って、意識を集中させる
・モチベーションを高める音楽を聴く、または友人から元気を分けてもらう
・自分の前にやる人を良く見る
・過去の「怖かったけれどやり遂げた」経験を全て思い出す
・細々とした考えを全てシャットアウトして、目の前のタスクに集中する
・感情に身を任せ(泣く、怒るなど)、そのあとでリセットボタンを押す。感情を爆発させることが自分を浄化してくれるケースがある
・メンターや信用できる人物に相談して導いてもらう(頼りすぎないように注意)
個人的に効果がないのは、深呼吸とか音楽とか一人になるって行為。メディテーションも効果を感じない。肉体的な刺激とか、五感に訴える方法だと自分は緊張感を和らげられないんだと思う。(良い悪いの話ではなく、効くかどうかの話)
自分はロジカルに考え抜くことで未知へ足を踏み出すタイプ。何が恐怖の源泉なのか?その恐怖は恐れるべき妥当なモノなのか?そうだとしたら、どうすれば除去できるのか?いきなりすべて解決できなくてもいいから、とりあえず一歩踏み出せないか?と自問自答して行動に移している。今回のライドでいうと、東京の西方面を避けていたのは道をよく知らないだけで、場所に非があるわけではない。知った途端に好きになる可能性だって大きい。そんなかんじ。
あと、もっと直接的で即効性があるやり方は「とりあえず投資する」こと。お金をかければ、回収しなくちゃって意識が働くものだ。体を鍛えたいならジムの契約をする(その際、半年は解約できない契約をあえて結ぶ)、ブルベをしたいなら大型サドルバッグを買ってしまう、書籍を読みまくってインプット量を増やしたいならアマゾンプライムで数冊買い込む……。自分はこの方法で無理やり行動を変化させている。
サイクリングのルートのことを書いていたらいつの間にか大げさな話に発展してしまったけど、これが物事の根本って気がする。
ソロサイクリングがメインの自分にとって、敵はマンネリ。無意識に「走り慣れたいつものルート」を選んでしまうことが多い。人のオススメに積極的に乗っかってみることの大切さを知れたのはよかった。あと、逆もしかりで(自分は埼玉県在住なので)県外の人を埼玉県に招いて走るときは、自分がオススメしたいスポットやお店に連れていっておもてなしする。そうすると、自然と新規ルート開拓にも力が入るものだ。
ちなみに、自転車関係で「まだ踏み出せていない」領域は…
- 遠方の名所を走る(しまなみ海道、大島、琵琶湖等)
- 自転車輸送便を利用して手ぶらで遠征する
- ブルベ出場
なので、積極的にチャレンジしていこうと思う。そしてMさん、ありがとうございました。
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コメント
コメント一覧 (2)
自分を追い込んで動機づけにするっていう手は良く分かります(似たタイプ?😄)
cyclegadget
がしました
口外してしまうのも方法ですよね。
退路を断つスタイル(笑)です。
cyclegadget
がしました