自分の住んでいる市区町村とか都道府県の観光情報って、意外に熟知していないものです。灯台下暗しといいますか、いつでも行けるしって感覚のせいなのか、真剣に調べないことが多い。
東京で仕事して20年弱になるのに、「そんな場所があったとは…」といい意味で驚くことが今もあります。というか、自転車に乗ることで発見の機会が増えました。地元を知るのに自転車ほど最適な移動手段はないですね。
そこで東京都23区の区ことの観光情報リンクを探し、自転車で行けそうな場所を備忘録を兼ねてまとめています。今回は下記記事の続きです。(広すぎるので数回に分けて紹介します)
■関連記事 サイクリングで楽しめる東京都23区の観光情報リンクまとめ【都心6区編】
池袋駅東口から徒歩5分の場所にある大きな公園で、広大な芝生広場だけでなく、ウッドデッキ、滑り台やシーソー、回転遊具を揃えたキッズスペースも用意されている。池袋にこんな場所があったのか~と驚く広さ(7800㎡)。公園内には「Racines FARM to PARK(ラシーヌ ファーム トゥー パーク)」というオシャレなレストランも営業してて、貸切パーティや結婚式二次会にも利用できる。生産者と消費者の“食を介するつながりの場”を目指したカフェレストランだそうな。
ただ、南池袋公園は第二次世界大戦当時は「根津山」と呼ばれ、区の面積の約7割が焦土と化した「城北大空襲」という大空襲があった場所で、犠牲者の仮埋葬地だった。(記念碑も建てられている)
鬼子母神
安産・子育(こやす)の神様、鬼子母神は「キシモジン」と読む。「オニコハハガミ」ではない。ただ、キシボジンと読む場所もあったりするし、たしかに変換するとどっちも鬼子母神と変換される。起源は室町時代の永禄4年(西暦1561年)まで遡り、安土桃山時代、江戸時代…と信仰が続いていったそうな。くわしくば鬼子母神堂の由来と歴史をどうぞ。弘法大師の開基と伝えられる。もともと真言宗だったが、後に日蓮宗に改められた…ってそんなことあるんだ…。なお、江戸時代からの桜の名所でもある。
明治7年に開設した南池袋の住宅地の中にある霊園。夏目漱石、永井荷風、島村抱月、小泉八雲、ジョン万次郎、竹久夢二、サトウハチロー等、多くの著名な小説家や音楽家など文化人が眠り、霊園ウォッチングする人も多いそうな。豊島区がPDFで雑司が谷霊園MAPを出しているので、載せておきますね。
公式サイト
探偵小説界の大御所、江戸川乱歩(当然エドガー・アラン・ポーではない)が住んでいた邸宅の場所。実際に作品を書いた伝説の土蔵(豊島区指定有形文化財)がそのまま保存されており、珍しい書物や資料もたくさんある。立教大学内に江戸川乱歩記念館として存在し、旧江戸川乱歩邸は、毎週水・金曜と臨時公開日に見学が可能。
公式情報
八代将軍吉宗が江戸庶民の行楽のために桜を植えて作った公園で、新東京百景にも選ばれている。桜の名所でもあり、ソメイヨシノや八重桜が咲く。アジサイも有名。敷地内には飛鳥山博物館・渋沢史料館・紙の博物館の「飛鳥山3つの博物館」もある。なんと、飛鳥山は縄文・弥生時代の遺跡で時が発見されている場所でもあって、東日本で最大級の環濠集落も発見されているそうな。トイレは5カ所(身障者用は3つ)用意されていて、茶屋や167個ものベンチもあるので休憩もしやすい。
新選組を結成して局長として活躍した近藤勇の墓が、なんと板橋駅前にある。千葉の流山で捕えられ、新政府軍の本陣があった板橋に連れて行かれて斬首された。享年35歳。ただ、近藤勇の墓は板橋以外に会津若松(天寧寺)、三鷹市(龍源寺)にもあると言われているので、巡ってみたいと思っている。
東京や埼玉のサイクリストには有名な岩淵水門のそば…と思いきや、新荒川大橋のやや上流にある。日光御成道の最初の宿場町が岩淵宿で、そこから荒川を越えて川口宿に向かうための渡船場があった場所。川口宿の飛地であったことから「川口の渡し」とも呼ばれていた。明治以降までは使われていたが、新荒川大橋の開通とともに役目を終えて撤去された。
ウィキペディア
明治の元勲・陸奥宗光の邸宅だった場所。当時の建物は現存しない。庭園の前は通勤ルートなのでさんざん走っているが、中に入ったことはない。英国ルネサンス風の洋館と洋風庭園は、鹿鳴館の設計を手がけたイギリス人ジョサイア・コンドルの設計によるもの。新東京百景、名勝として国の文化財に指定されてもいる。入場は有料で、さらに洋館見学するに往復はがき(!)で予約せねばばらない。戦後、国へ所有権が移り、その後地元の要望を取り入れて東京都が無償で借り受けて一般公開され、今に至る。
板橋の地名の由来となったともいわれている橋。仲宿商店街と板橋本町商店街を結ぶ位置に架かっている。板橋十景にもなっている。石神井川には両岸に、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、サトザクラ、オオシマザクラなど千本以上の桜が植えられ、区内屈指の桜の名所としても有名。
昭和40年代に建設された高島平団地そば。赤塚公園前から高島平駅前の南北に600mに街路樹としてけやきが約160本植えられている。
ウィキペディア
徳川家康から10石の朱印地を寄進された格式ある寺院で、昭和46年に板橋区仲宿から現在の赤塚に移転した。読み方は「じょうれんじ」。境内には東京大仏という名の大きな大仏(高さ13メートル・青銅製で32トン)がある。奈良・鎌倉に続く日本3大仏と言われてるらしいが、正しい情報ではない。ただし、「坐像で青銅製の鋳造大仏」という条件をつけると3番めに入るらしい…(ソースはここ)。まあ、大きいことに間違いはない。
なお、東京大仏は東京大空襲、関東大震災などの悲惨な戦災・震災が起きないように願いを込めて、昭和52年に建立された。わりと最近である。
石神井公園内にある城跡。鎌倉時代から存在し、室町時代の後半には栄えていたものの、文明9年(1477年)に豊島泰経が城主の時に太田道灌によって攻め落とされ廃城となった。石神井川と三宝寺池に挟まれた台地が城の跡地で、今も城中心部にあたる主郭の土塁と空堀が現存する。ただし、主要な箇所はフェンスに囲まれていて、フェンス越しに見学することしかできない。(一般公開されるときもある)
公式サイト
ニュータウン光が丘に隣接し、光が丘駅から徒歩3分という近さ。にもかかわらず、屋敷森に囲まれた静かな佇まいを醸す。日本画・陶芸・版画作品などを数多く展示する美術館。全長76メートルにもおよぶ屏風仕立ての壮大な版画「平家物語」が有名。芸術鑑賞だけでなく、敷地内に陶芸教室とそば処もあるので長時間の滞在も可能。
引き続き、他の区も調べます。
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東京で仕事して20年弱になるのに、「そんな場所があったとは…」といい意味で驚くことが今もあります。というか、自転車に乗ることで発見の機会が増えました。地元を知るのに自転車ほど最適な移動手段はないですね。
そこで東京都23区の区ことの観光情報リンクを探し、自転車で行けそうな場所を備忘録を兼ねてまとめています。今回は下記記事の続きです。(広すぎるので数回に分けて紹介します)
■関連記事 サイクリングで楽しめる東京都23区の観光情報リンクまとめ【都心6区編】
目次
サイクリングで行ける豊島区の観光情報
- 人口:300,179人
- 面積:13.01km²
- 人口密度:23,073人/km²
- 豊島区観光協会
南池袋公園
豊島区南池袋2-22-1池袋駅東口から徒歩5分の場所にある大きな公園で、広大な芝生広場だけでなく、ウッドデッキ、滑り台やシーソー、回転遊具を揃えたキッズスペースも用意されている。池袋にこんな場所があったのか~と驚く広さ(7800㎡)。公園内には「Racines FARM to PARK(ラシーヌ ファーム トゥー パーク)」というオシャレなレストランも営業してて、貸切パーティや結婚式二次会にも利用できる。生産者と消費者の“食を介するつながりの場”を目指したカフェレストランだそうな。
ただ、南池袋公園は第二次世界大戦当時は「根津山」と呼ばれ、区の面積の約7割が焦土と化した「城北大空襲」という大空襲があった場所で、犠牲者の仮埋葬地だった。(記念碑も建てられている)
鬼子母神
公式サイト
豊島区雑司が谷3-15-20
安産・子育(こやす)の神様、鬼子母神は「キシモジン」と読む。「オニコハハガミ」ではない。ただ、キシボジンと読む場所もあったりするし、たしかに変換するとどっちも鬼子母神と変換される。起源は室町時代の永禄4年(西暦1561年)まで遡り、安土桃山時代、江戸時代…と信仰が続いていったそうな。くわしくば鬼子母神堂の由来と歴史をどうぞ。弘法大師の開基と伝えられる。もともと真言宗だったが、後に日蓮宗に改められた…ってそんなことあるんだ…。なお、江戸時代からの桜の名所でもある。
雑司ヶ谷霊園
豊島区南池袋4ー25ー1明治7年に開設した南池袋の住宅地の中にある霊園。夏目漱石、永井荷風、島村抱月、小泉八雲、ジョン万次郎、竹久夢二、サトウハチロー等、多くの著名な小説家や音楽家など文化人が眠り、霊園ウォッチングする人も多いそうな。豊島区がPDFで雑司が谷霊園MAPを出しているので、載せておきますね。
旧江戸川乱歩邸(立教大学江戸川乱歩記念館)
豊島区西池袋5-15-17公式サイト
探偵小説界の大御所、江戸川乱歩(当然エドガー・アラン・ポーではない)が住んでいた邸宅の場所。実際に作品を書いた伝説の土蔵(豊島区指定有形文化財)がそのまま保存されており、珍しい書物や資料もたくさんある。立教大学内に江戸川乱歩記念館として存在し、旧江戸川乱歩邸は、毎週水・金曜と臨時公開日に見学が可能。
サイクリングで行ける北区の観光情報
- 人口:351,663人
- 面積:20.61km²
- 人口密度:17,063人/km²
- 北区観光協会
飛鳥山公園
北区王子1-1-3公式情報
八代将軍吉宗が江戸庶民の行楽のために桜を植えて作った公園で、新東京百景にも選ばれている。桜の名所でもあり、ソメイヨシノや八重桜が咲く。アジサイも有名。敷地内には飛鳥山博物館・渋沢史料館・紙の博物館の「飛鳥山3つの博物館」もある。なんと、飛鳥山は縄文・弥生時代の遺跡で時が発見されている場所でもあって、東日本で最大級の環濠集落も発見されているそうな。トイレは5カ所(身障者用は3つ)用意されていて、茶屋や167個ものベンチもあるので休憩もしやすい。
近藤勇の墓
北区滝野川7-8-10新選組を結成して局長として活躍した近藤勇の墓が、なんと板橋駅前にある。千葉の流山で捕えられ、新政府軍の本陣があった板橋に連れて行かれて斬首された。享年35歳。ただ、近藤勇の墓は板橋以外に会津若松(天寧寺)、三鷹市(龍源寺)にもあると言われているので、巡ってみたいと思っている。
岩淵渡船場跡
北区岩淵町41先東京や埼玉のサイクリストには有名な岩淵水門のそば…と思いきや、新荒川大橋のやや上流にある。日光御成道の最初の宿場町が岩淵宿で、そこから荒川を越えて川口宿に向かうための渡船場があった場所。川口宿の飛地であったことから「川口の渡し」とも呼ばれていた。明治以降までは使われていたが、新荒川大橋の開通とともに役目を終えて撤去された。
旧古河庭園
北区西ケ原1-27-39ウィキペディア
明治の元勲・陸奥宗光の邸宅だった場所。当時の建物は現存しない。庭園の前は通勤ルートなのでさんざん走っているが、中に入ったことはない。英国ルネサンス風の洋館と洋風庭園は、鹿鳴館の設計を手がけたイギリス人ジョサイア・コンドルの設計によるもの。新東京百景、名勝として国の文化財に指定されてもいる。入場は有料で、さらに洋館見学するに往復はがき(!)で予約せねばばらない。戦後、国へ所有権が移り、その後地元の要望を取り入れて東京都が無償で借り受けて一般公開され、今に至る。
サイクリングで行ける板橋区の観光情報
- 人口:578,127人
- 面積:32.22km²
- 人口密度:17,943人/km²
- 板橋区観光協会
サイクリングで行ける板橋区の観光スポット
板橋
板橋区本町28・29板橋の地名の由来となったともいわれている橋。仲宿商店街と板橋本町商店街を結ぶ位置に架かっている。板橋十景にもなっている。石神井川には両岸に、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、サトザクラ、オオシマザクラなど千本以上の桜が植えられ、区内屈指の桜の名所としても有名。
高島平団地とけやき並木
板橋区高島平2・3昭和40年代に建設された高島平団地そば。赤塚公園前から高島平駅前の南北に600mに街路樹としてけやきが約160本植えられている。
東京大仏(乗蓮寺)
板橋区赤塚5-28ウィキペディア
徳川家康から10石の朱印地を寄進された格式ある寺院で、昭和46年に板橋区仲宿から現在の赤塚に移転した。読み方は「じょうれんじ」。境内には東京大仏という名の大きな大仏(高さ13メートル・青銅製で32トン)がある。奈良・鎌倉に続く日本3大仏と言われてるらしいが、正しい情報ではない。ただし、「坐像で青銅製の鋳造大仏」という条件をつけると3番めに入るらしい…(ソースはここ)。まあ、大きいことに間違いはない。
なお、東京大仏は東京大空襲、関東大震災などの悲惨な戦災・震災が起きないように願いを込めて、昭和52年に建立された。わりと最近である。
サイクリングで行ける練馬区の観光情報
- 人口:735,212人
- 面積:48.08km²
- 人口密度:15,291人/km²
- 練馬区観光情報サイト
石神井城跡
練馬区石神井台1丁目石神井公園内にある城跡。鎌倉時代から存在し、室町時代の後半には栄えていたものの、文明9年(1477年)に豊島泰経が城主の時に太田道灌によって攻め落とされ廃城となった。石神井川と三宝寺池に挟まれた台地が城の跡地で、今も城中心部にあたる主郭の土塁と空堀が現存する。ただし、主要な箇所はフェンスに囲まれていて、フェンス越しに見学することしかできない。(一般公開されるときもある)
光が丘美術館
練馬区田柄5-27-25公式サイト
ニュータウン光が丘に隣接し、光が丘駅から徒歩3分という近さ。にもかかわらず、屋敷森に囲まれた静かな佇まいを醸す。日本画・陶芸・版画作品などを数多く展示する美術館。全長76メートルにもおよぶ屏風仕立ての壮大な版画「平家物語」が有名。芸術鑑賞だけでなく、敷地内に陶芸教室とそば処もあるので長時間の滞在も可能。
引き続き、他の区も調べます。
■関連記事
サイクリングで楽しめる東京都23区の観光情報リンクまとめ【都心6区編】
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