行政のウェブサイトには、たいてい観光情報が掲載されているものです。地元の観光情報はつい過小評価するというか、わざわざ見たりしないものですが、実は有益な情報も多く、長年東京で仕事をしていても新たな発見があったりします。
自転車に乗ることによって街をより詳しく知ることができ、知れば知るほど興味関心が湧く…というサイクルです。
で、ためしに東京都23区で観光情報リンクを探したら、区ごとに独立したサイトが用意されていたので、サイクリング向けな観光情報をピックアップしつつ、まとめてみました。
といっても、一気に23区全部は情報量が多すぎるので、5ゾーンにわけてお届けします。 まずは【都心6区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区、文京区 )編】です。
さすが東京23区の中心だけあってウェブサイトのデザインも洗練されているし、コンテンツも盛りだくさん。皇居、国会議事堂、ビジネス拠点の丸の内、学生の街神保町&お茶の水、サブカルタウンの秋葉原がある街です。
山王様とも称され、御祭神は大山咋神。江戸氏が山王宮を祀り、文明10年(1478)太田道灌が川越から江戸城内に勧請したとされている。桜の名所。10年以上赤坂で働いているのであまりに見慣れた風景。
九段下交差点から靖国神社の南側に上る坂。飯田町の坂であるところから、古くは「飯田町坂」、「飯田坂」などとも呼ばれていた。この坂上から江戸湾、房総の山々も見渡せたといわれている。ただの坂なので、観光スポットか?と言われるとちょっと困るんですが。
戊辰戦争など明治維新で国家のために一命を捧げられた方々を祀るため、明治2年(1869)に「招魂社」として創建された。明治12年(1879)に「靖國神社」と改称された。幕末の志士から第二次世界大戦までの戦歿者246万4千余柱がお祀りされている。九段坂とセットで行くのがオススメ。なお、中門鳥居をくぐる前にはヘルメットを取りましょう。
※そのまま入ろうとして、係の人に注意を受けたことがあります…
靖国通りから北の丸公園に沿った江戸城の濠で、日本有数の桜の名所。田安門とか武道館のそばです。「千代田のさくらまつり」の期間中は緑道が花見客で賑わい、ボートに乗れば水面から桜を眺められます。
明治36 年(1903年)に誕生した近代的な洋風公園。噴水や花壇、日本庭園式の池などが整備されており、公会堂、大小音楽堂、図書館もあります。
千代田区に並び、その名の通り東京23区の中央にあります。日本有数のショッピング街である銀座や街道の起点である日本橋など、歴史も長い。食文化の拠点で「江戸の台所」の築地、古き良き商店街の雰囲気が残る人形町、隅田川や東京湾に面した佃・月島など、伝統と文化が色濃く残る街です。
約460店の食の専門店が立ち並ぶ様子は壮観。常に活気と観光客で溢れている。自転車でそばまで行けるものの、自転車を押して中を歩くのは厳しいので駐輪場を見つけましょう。
地震に対する安全性と親水性向上を目的とした河川施設。川沿いのテラス部分は散策、ジョギングなどにも利用OK。
関東大震災の震災復興3大公園のひとつで、中央区ではもっとも大きい公園。運動場や総合スポーツセンター、デイキャンプ場があります。ソメイヨシノ、ベニシダレザクラ、サクランボの木、アジサイがある。秋にはイチョウ並木も楽しめます。
江戸で初めて歌舞伎のやぐらが上げられた場所。江戸歌舞伎は寛永元年(1624)に猿若座(後の中村座)の猿若勘三郎(初代中村勘三郎)が中橋南地で櫓をあげたのがはじまり。
港区という名称から東京湾に面しており、台場も港区の一部。新聞社や放送局などのマスコミやIT企業が多数立地していて大企業の本社が多い場所。
虎ノ門、新橋、芝、青山、赤坂、六本木の商業&オフィスエリアだけでなく、麻布や白金台といった高級住宅街も。駐日大使館や外資系企業もあるせいで、外国人居住者が人口の約1割を占める、東京でもちょっと特殊なエリア。
江戸時代徳川八代将軍吉宗公により、享保14年(1729年)現社殿を建立された東京十社のひとつ。赤坂と六本木の間にある。関東大震災・東京大空襲による被災を免れ、当時のままで現存する。縁結びの神社としての信仰も厚く、結婚式も行われています。
※自分はたまに日枝神社と氷川神社の場所がごっちゃになることがあります…
1603年、慶長8年に徳川家康公の命により防火の神様として祀られた。江戸大火災、関東大震災、世界大戦での大空襲で幾度も消失したが、昭和33年に御本殿、幣殿、拝殿が再建されたそうな。曲垣平九郎の故事にちなみ、「出世の石段」と呼ばれる急な石段があることでも知られる。ビンディングシューズで石段を登るときは、急坂なのでマジで細心の注意で…。踏み外したら本当に危険です…。
※「出世の石段」の謂れはこちら
※足がすくむ…
新橋駅と浜松町駅の間にあるイタリア風の街並み。エミリア・ロマーナ州のレッジョ・エミリアという街をモデルに造られた。CMや雑誌の撮影スポットとして使われることも多いんですって。こんな場所があるとは知らなかった。
昭和33年に開業し、2018年で60周年記念を迎えた。高さ333mの総合電波塔でメインデッキ(高さ150m)とトップデッキ(高さ250m)からは富士山や筑波山、首都東京の街を一望できる。東京スカイツリーが634mあるので高さでは勝負にならないですが、それでも東京のシンボルであるのは間違いないでしょう。増上寺の隣なのでセットで行くことをオススメします。
三解脱門でおなじみ、浄土宗の七大本山のひとつで徳川家の菩提寺。上野寛永寺と並ぶ徳川将軍家の廟所。6名(二代秀忠公、六代家宣公、七代家継公、九代家重公、十二代家慶公、十四代家茂公)の将軍が埋葬されています。
青山通りから明治神宮外苑まで続く、146本のイチョウが植えられた有名な並木道。紅葉スポットとしては東京都内1位の人気なんだとか。青山という土地柄もあって、周囲にはおしゃれなカフェやレストランも多い。そばには秩父宮ラグビー場と神宮球場があります。
麻布台地の地形を生かした日本庭園。もともと江戸時代は盛岡南部藩の下屋敷もありました。1896年(明治29年)、有栖川宮威仁(ありすがわのみやたけひと)親王の栽仁(たねひと)王新邸造成の御用地となり、1934年(昭和9年)に東京市に賜与され、記念公園として一般開放されることに。そして1975年(昭和50年)に港区に移管され、区立公園となった。駐車場はないですが、自転車での入場はOK。
※「自転車は押して歩いてください」とのこと。
23区のほぼ中央に位置し、都庁の所在地。昭和22年3月に当時の四谷・牛込・淀橋の3区が統合して「新宿区」となった。大久保、大久保駅、新大久保駅があり、都内で最も外国人登録者が多い区(新宿区民の1割が外国人)です。商業地、住宅地、再開発地域、多国籍といった大都市ならではの混沌とした性格を持つ場所。
江戸時代に信州高遠藩主内藤家の屋敷があった場所。明治39年に皇室の庭園として造られ、戦後に国民公園と変わりました。広さ58.3ha、周囲3.5kmの庭園には、プラタナス並木の整形式庭園も美しい。「こんな広い場所が新宿にあったとは!」と驚愕するサイズ。なお、中に自転車は持ち込めません。
新宿ゴールデン街の目と鼻の先にある。内藤新宿の鎮守で、江戸時代以前に大和国吉野山より勧請した稲荷社。第二次大戦末期に戦災によって全焼し、昭和40年に今の社殿が建立された。境内には石造品等が多く、銅製の『唐獅子像』は、新宿区指定有形文化財(彫刻)に指定されています。
※骨董品市場が月イチ開催されているとのこと
都庁を始めとする高層ビルの間にある緑豊かな公園で、新宿区立最大規模。昭和35年、都水道局淀橋浄水場跡地を中心に、新宿副都心として計画された場所。新宿西口を中心にして、北は青梅街道、西は十二社通りで囲まれた扇形の公園。
山手線内で一番標高の高い場所が箱根山。高さはわずか44.6メートルなので秒で登頂でき、頂上からは新宿の高層ビルが眺められます。元々は尾張徳川家の下屋敷があった場所で、総坪数は13万6000坪。
200軒以上の小さな飲食店が密集したエリア。花園神社に隣接し、第二次世界大戦後に建てられた木造長屋の店舗が狭い路地にびっちり並んでいて、タイムスリップした感覚を味わえます。 文壇バーとか、映画・演劇関係者や作家、ジャーナリストが多く集まる街としても知られていて、東京のサブカル文化やアングラ芸術の発信地でもあったり。ちなみに自転車で行く際は降りて押して歩くほうがベター。駐輪はほぼ不可能なので、通過するだけにしましょう。
若者の街の渋谷だけあって、渋谷区観光協会が運営するサイトはなかなかスタイリッシュ。官民協働による観光事業の振興を通して「国際文化観光都市・渋谷SHIBUYA」の実現を目指しているとのこと。
代々木や千駄ヶ谷方面は新宿のオフィス街・繁華街と一体になっていて、青山側の原宿・表参道はファッションの中心地。さらに商業施設やファッションエリアの代官山や恵比寿、加えて明治神宮や代々木公園等の巨大緑地もある…といった具合に渋谷はとにかく巨大。
八幡通り、青山通り 宮益坂 道玄坂(旧大山街道)を中心とする、渋谷、青山の總鎮守として崇められている八幡宮で、渋谷の地名の発祥である河崎基家(渋谷氏の祖)にゆかりのある場所。渋谷駅(東口)より徒歩5分とアクセスは抜群なわりに人は少なく、渋谷区なのに静かな場所。渋谷区指定有形文化財でもあります。
境内には都指定有形民俗文化財の「千駄ヶ谷の富士塚」があるちょっと珍しい神社。将棋ファンにはおなじみ、将棋会館がすぐ近くにあります。建造されたのは寛政元年(1789)で、土を円墳形に盛り上げて作られている。富士塚というのは富士山の溶岩で造られるものらしいですが、実際の富士山の溶岩は頂上近くにのみ置かれているんだとか。洞窟、烏帽子岩、釈迦の割れ石等、忠実に本物を再現してあります。
東京府議会議長や渋谷区議会議長を歴任した朝倉虎治郎氏によって、大正8年に建てられました。入場は有料(一般100円、小中学生50円)で、大正ロマンの趣のある2階建ての建物内と回遊式庭園は一見の価値アリ。駐輪場は用意されていないが、係員の人に伝えれば敷地内に停めさせてもらえる。
文豪の街として知られる文京区。文京区ゆかりの文人には、森鴎外、夏目漱石、樋口一葉、石川啄木などたくさん。
上野忍岡にあった林羅山邸内の孔子廟が5代将軍・綱吉によって湯島へ移された。幕府直轄の学問所であり、「日本の学校教育発祥の地」としても有名。敷地内に巨大な孔子銅像(高さ4.57メートル&1.5トン)があり、初めて見たらその迫力に後ずさること間違いなし。
学問の神様として知られる菅原道真公を祀っていることもあって、学業成就・合格祈願で沢山の人が訪れる。境内には約300本の梅木が植えられている。近くに「ミジンコカフェ」があってそこのパンケーキは美味しいです。
1896年(明治29年)に岩崎彌太郎の長男で三菱第3代社長の久彌の本邸として造てられた。不忍池の西側にあり、洋館・撞球室・和館の3棟が現存します。今は都立公園で、国の重要文化財に指定されている。湯島天満宮に近いのでセットで行くのは良いかなと。なお、駐輪スペースは確保されています。
※「自立しないロードバイクは壁に立て掛けてください」とのこと。
芝地でのピクニックや遊歩道、季節の花々を楽しめる庭園。じつは東京大学大学院理学系研究科の附属施設だったりもして、茗荷谷、白山、後楽園、千石に囲まれた閑静な場所にある。園内での食事は可能だが、一般的な公園ではないので、動植物の採集(落下したものも含む)や傷つける行為、持ち込みは禁止。動物への餌やり、ザリガニ・オタマジャクシ等の採集もNG。そして喫煙・飲酒です。
※駐輪場の有無を問い合わせたが、音声案内でその情報は得られずじまいだった。
昭和13年に開園した六義園は、小石川後楽園に並ぶ江戸の二大庭園で東京メトロ駒込駅の目と鼻の先にあります。柳澤吉保が設計、指揮し、7年の歳月をかけて造った「回遊式築山泉水庭園」。
吉保の文学的造詣の深さを反映した繊細で温和な日本庭園で、庭園名は中国の古い漢詩集「毛詩」の「詩の六義(風・賦・比・興・雅・頌)という分類法を、紀貫之が転用した和歌の「六体」に由来するんだとか。和歌の浦の景勝、和歌に詠まれた名勝の景観が八十八境として映し出されている。
娘が行ったとき、あまりの広さに迷子になったと話していて「アホな」と思ったんですが、よくよく見てみたら実際はけっこう広い…。
明治時代に岩崎弥太郎氏(三菱創設者)の所有となったあと、昭和13年に東京市(都ではない)に寄付されたことで一般公開へ。国の特別名勝に指定されてもいます。
早稲田大学にわりと近い、目白台の台地の自然景観を活かした池泉回遊式庭園。すぐ隣にはホテル椿山荘東京が建ってます。メジャーな駅から離れていて、徒歩だとアクセスしづらいやや中途半端な位置にあるんですが、それが逆に功を奏して閑静で静かな雰囲気を醸しています。
公園周辺は江戸中期以降は旗本の邸地で、江戸末期は清水家や一橋家の下屋敷となった場所。そして幕末には熊本54万石の細川侯の下屋敷に、さらに明治15年には細川家の本邸と移り変わってきたそうな。その後は東京都に買収され、昭和36年に「新江戸川公園」として開園して現在にいたります。
他の区も順次調べて参ります(*^^*)
なお、友人の『自転車でGo.com』管理人さんも【後楽園、湯島、根津、千駄木、江戸橋】折りたたみ自転車DAHONで東京都文京区の魅力スポット巡りという記事を公開していたのでご紹介(^^)
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自転車に乗ることによって街をより詳しく知ることができ、知れば知るほど興味関心が湧く…というサイクルです。
で、ためしに東京都23区で観光情報リンクを探したら、区ごとに独立したサイトが用意されていたので、サイクリング向けな観光情報をピックアップしつつ、まとめてみました。
といっても、一気に23区全部は情報量が多すぎるので、5ゾーンにわけてお届けします。 まずは【都心6区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区、文京区 )編】です。
目次
千代田区
- 人口:63,165人
- 面積:11.66km2
- 人口密度:5,417人/km²
- 千代田区観光協会HP
さすが東京23区の中心だけあってウェブサイトのデザインも洗練されているし、コンテンツも盛りだくさん。皇居、国会議事堂、ビジネス拠点の丸の内、学生の街神保町&お茶の水、サブカルタウンの秋葉原がある街です。
サイクリングで行ける千代田区の観光スポット
街の中心であるということは、公共交通機関のアクセスは良いかわりに意外に自転車では行きにくい(駐輪場がない)ことも多かったりして、たとえば皇居には駐輪場がないので外から眺めるぶんにはいいけど、中に入るのはちょっと厳しいって場合もあります。日枝神社
所在地:永田町2-10-5山王様とも称され、御祭神は大山咋神。江戸氏が山王宮を祀り、文明10年(1478)太田道灌が川越から江戸城内に勧請したとされている。桜の名所。10年以上赤坂で働いているのであまりに見慣れた風景。
九段坂
所在地:千代田区九段北一丁目~九段南一丁目九段下交差点から靖国神社の南側に上る坂。飯田町の坂であるところから、古くは「飯田町坂」、「飯田坂」などとも呼ばれていた。この坂上から江戸湾、房総の山々も見渡せたといわれている。ただの坂なので、観光スポットか?と言われるとちょっと困るんですが。
靖国神社
所在地:九段北3-1-1戊辰戦争など明治維新で国家のために一命を捧げられた方々を祀るため、明治2年(1869)に「招魂社」として創建された。明治12年(1879)に「靖國神社」と改称された。幕末の志士から第二次世界大戦までの戦歿者246万4千余柱がお祀りされている。九段坂とセットで行くのがオススメ。なお、中門鳥居をくぐる前にはヘルメットを取りましょう。
※そのまま入ろうとして、係の人に注意を受けたことがあります…
千鳥ヶ淵緑道
所在地:三番町2先靖国通りから北の丸公園に沿った江戸城の濠で、日本有数の桜の名所。田安門とか武道館のそばです。「千代田のさくらまつり」の期間中は緑道が花見客で賑わい、ボートに乗れば水面から桜を眺められます。
日比谷公園
所在地:千代田区日比谷公園1-6明治36 年(1903年)に誕生した近代的な洋風公園。噴水や花壇、日本庭園式の池などが整備されており、公会堂、大小音楽堂、図書館もあります。
中央区
- 人口:160,889人
- 面積:10.21km²
- 人口密度:15,758人/km²
- 中央区観光ガイド
千代田区に並び、その名の通り東京23区の中央にあります。日本有数のショッピング街である銀座や街道の起点である日本橋など、歴史も長い。食文化の拠点で「江戸の台所」の築地、古き良き商店街の雰囲気が残る人形町、隅田川や東京湾に面した佃・月島など、伝統と文化が色濃く残る街です。
サイクリングで行ける中央区の観光スポット
築地場外市場
所在地:東京都中央区築地約460店の食の専門店が立ち並ぶ様子は壮観。常に活気と観光客で溢れている。自転車でそばまで行けるものの、自転車を押して中を歩くのは厳しいので駐輪場を見つけましょう。
隅田川スーパー堤防及びテラス
所在地:東京都中央区佃二丁目地震に対する安全性と親水性向上を目的とした河川施設。川沿いのテラス部分は散策、ジョギングなどにも利用OK。
浜町公園
所在地:東京都中央区日本橋浜町2-59-1関東大震災の震災復興3大公園のひとつで、中央区ではもっとも大きい公園。運動場や総合スポーツセンター、デイキャンプ場があります。ソメイヨシノ、ベニシダレザクラ、サクランボの木、アジサイがある。秋にはイチョウ並木も楽しめます。
江戸歌舞伎発祥の地
所在地:東京都中央区京橋3-4中央通り際江戸で初めて歌舞伎のやぐらが上げられた場所。江戸歌舞伎は寛永元年(1624)に猿若座(後の中村座)の猿若勘三郎(初代中村勘三郎)が中橋南地で櫓をあげたのがはじまり。
港区
- 人口:256,415人
- 面積:20.37km²
- 人口密度:12,588人/km²
- 港区観光協会
港区という名称から東京湾に面しており、台場も港区の一部。新聞社や放送局などのマスコミやIT企業が多数立地していて大企業の本社が多い場所。
虎ノ門、新橋、芝、青山、赤坂、六本木の商業&オフィスエリアだけでなく、麻布や白金台といった高級住宅街も。駐日大使館や外資系企業もあるせいで、外国人居住者が人口の約1割を占める、東京でもちょっと特殊なエリア。
サイクリングで行ける港区の観光スポット
赤坂氷川神社
所在地:東京都港区赤坂6-10-12江戸時代徳川八代将軍吉宗公により、享保14年(1729年)現社殿を建立された東京十社のひとつ。赤坂と六本木の間にある。関東大震災・東京大空襲による被災を免れ、当時のままで現存する。縁結びの神社としての信仰も厚く、結婚式も行われています。
※自分はたまに日枝神社と氷川神社の場所がごっちゃになることがあります…
愛宕神社
所在地:東京都港区愛宕1-5-31603年、慶長8年に徳川家康公の命により防火の神様として祀られた。江戸大火災、関東大震災、世界大戦での大空襲で幾度も消失したが、昭和33年に御本殿、幣殿、拝殿が再建されたそうな。曲垣平九郎の故事にちなみ、「出世の石段」と呼ばれる急な石段があることでも知られる。ビンディングシューズで石段を登るときは、急坂なのでマジで細心の注意で…。踏み外したら本当に危険です…。
※「出世の石段」の謂れはこちら
※足がすくむ…
イタリア街
所在地:東京都港区東新橋2-14-24新橋駅と浜松町駅の間にあるイタリア風の街並み。エミリア・ロマーナ州のレッジョ・エミリアという街をモデルに造られた。CMや雑誌の撮影スポットとして使われることも多いんですって。こんな場所があるとは知らなかった。
東京タワー
所在地:東京都港区芝公園四丁目2番8号昭和33年に開業し、2018年で60周年記念を迎えた。高さ333mの総合電波塔でメインデッキ(高さ150m)とトップデッキ(高さ250m)からは富士山や筑波山、首都東京の街を一望できる。東京スカイツリーが634mあるので高さでは勝負にならないですが、それでも東京のシンボルであるのは間違いないでしょう。増上寺の隣なのでセットで行くことをオススメします。
増上寺
所在地:東京都港区芝公園4-7-35三解脱門でおなじみ、浄土宗の七大本山のひとつで徳川家の菩提寺。上野寛永寺と並ぶ徳川将軍家の廟所。6名(二代秀忠公、六代家宣公、七代家継公、九代家重公、十二代家慶公、十四代家茂公)の将軍が埋葬されています。
神宮外苑のいちょう並木
所在地:東京都港区北青山2青山通りから明治神宮外苑まで続く、146本のイチョウが植えられた有名な並木道。紅葉スポットとしては東京都内1位の人気なんだとか。青山という土地柄もあって、周囲にはおしゃれなカフェやレストランも多い。そばには秩父宮ラグビー場と神宮球場があります。
有栖川宮記念公園
所在地:東京都港区南麻布5丁目7−29麻布台地の地形を生かした日本庭園。もともと江戸時代は盛岡南部藩の下屋敷もありました。1896年(明治29年)、有栖川宮威仁(ありすがわのみやたけひと)親王の栽仁(たねひと)王新邸造成の御用地となり、1934年(昭和9年)に東京市に賜与され、記念公園として一般開放されることに。そして1975年(昭和50年)に港区に移管され、区立公園となった。駐車場はないですが、自転車での入場はOK。
※「自転車は押して歩いてください」とのこと。
新宿区
- 人口:346,958人
- 面積:18.22km²
- 人口密度:19,043人/km²
- 新宿観光振興協会
23区のほぼ中央に位置し、都庁の所在地。昭和22年3月に当時の四谷・牛込・淀橋の3区が統合して「新宿区」となった。大久保、大久保駅、新大久保駅があり、都内で最も外国人登録者が多い区(新宿区民の1割が外国人)です。商業地、住宅地、再開発地域、多国籍といった大都市ならではの混沌とした性格を持つ場所。
サイクリングで行ける新宿区の観光スポット
新宿御苑
所在地:東京都新宿区内藤町11 新宿御苑江戸時代に信州高遠藩主内藤家の屋敷があった場所。明治39年に皇室の庭園として造られ、戦後に国民公園と変わりました。広さ58.3ha、周囲3.5kmの庭園には、プラタナス並木の整形式庭園も美しい。「こんな広い場所が新宿にあったとは!」と驚愕するサイズ。なお、中に自転車は持ち込めません。
花園神社
所在地:東京都新宿区新宿5-17-3新宿ゴールデン街の目と鼻の先にある。内藤新宿の鎮守で、江戸時代以前に大和国吉野山より勧請した稲荷社。第二次大戦末期に戦災によって全焼し、昭和40年に今の社殿が建立された。境内には石造品等が多く、銅製の『唐獅子像』は、新宿区指定有形文化財(彫刻)に指定されています。
※骨董品市場が月イチ開催されているとのこと
新宿中央公園
所在地:東京都新宿区西新宿2-11都庁を始めとする高層ビルの間にある緑豊かな公園で、新宿区立最大規模。昭和35年、都水道局淀橋浄水場跡地を中心に、新宿副都心として計画された場所。新宿西口を中心にして、北は青梅街道、西は十二社通りで囲まれた扇形の公園。
箱根山
所在地:東京都新宿区戸山2~3丁目山手線内で一番標高の高い場所が箱根山。高さはわずか44.6メートルなので秒で登頂でき、頂上からは新宿の高層ビルが眺められます。元々は尾張徳川家の下屋敷があった場所で、総坪数は13万6000坪。
新宿ゴールデン街
所在地:新宿区歌舞伎町1-1-6200軒以上の小さな飲食店が密集したエリア。花園神社に隣接し、第二次世界大戦後に建てられた木造長屋の店舗が狭い路地にびっちり並んでいて、タイムスリップした感覚を味わえます。 文壇バーとか、映画・演劇関係者や作家、ジャーナリストが多く集まる街としても知られていて、東京のサブカル文化やアングラ芸術の発信地でもあったり。ちなみに自転車で行く際は降りて押して歩くほうがベター。駐輪はほぼ不可能なので、通過するだけにしましょう。
渋谷区
- 人口:231,700人
- 面積:15.11km²
- 人口密度:15,334人/km²
- 渋谷区観光協会
若者の街の渋谷だけあって、渋谷区観光協会が運営するサイトはなかなかスタイリッシュ。官民協働による観光事業の振興を通して「国際文化観光都市・渋谷SHIBUYA」の実現を目指しているとのこと。
代々木や千駄ヶ谷方面は新宿のオフィス街・繁華街と一体になっていて、青山側の原宿・表参道はファッションの中心地。さらに商業施設やファッションエリアの代官山や恵比寿、加えて明治神宮や代々木公園等の巨大緑地もある…といった具合に渋谷はとにかく巨大。
サイクリングで行ける渋谷区の観光スポット
金王八幡宮
所在地:東京都渋谷区渋谷3-5-12八幡通り、青山通り 宮益坂 道玄坂(旧大山街道)を中心とする、渋谷、青山の總鎮守として崇められている八幡宮で、渋谷の地名の発祥である河崎基家(渋谷氏の祖)にゆかりのある場所。渋谷駅(東口)より徒歩5分とアクセスは抜群なわりに人は少なく、渋谷区なのに静かな場所。渋谷区指定有形文化財でもあります。
鳩森八幡神社
所在地:東京都渋谷区千駄ケ谷1-1-24境内には都指定有形民俗文化財の「千駄ヶ谷の富士塚」があるちょっと珍しい神社。将棋ファンにはおなじみ、将棋会館がすぐ近くにあります。建造されたのは寛政元年(1789)で、土を円墳形に盛り上げて作られている。富士塚というのは富士山の溶岩で造られるものらしいですが、実際の富士山の溶岩は頂上近くにのみ置かれているんだとか。洞窟、烏帽子岩、釈迦の割れ石等、忠実に本物を再現してあります。
旧朝倉家住宅
所在地:東京都渋谷区猿楽町29-20東京府議会議長や渋谷区議会議長を歴任した朝倉虎治郎氏によって、大正8年に建てられました。入場は有料(一般100円、小中学生50円)で、大正ロマンの趣のある2階建ての建物内と回遊式庭園は一見の価値アリ。駐輪場は用意されていないが、係員の人に伝えれば敷地内に停めさせてもらえる。
文京区
- 人口:230,184人
- 面積:11.29km²
- 人口密度:20,388人/km²
- 文京区観光協会
文豪の街として知られる文京区。文京区ゆかりの文人には、森鴎外、夏目漱石、樋口一葉、石川啄木などたくさん。
サイクリングで行ける文京区の観光スポット
湯島聖堂
所在地:湯島1-4-25上野忍岡にあった林羅山邸内の孔子廟が5代将軍・綱吉によって湯島へ移された。幕府直轄の学問所であり、「日本の学校教育発祥の地」としても有名。敷地内に巨大な孔子銅像(高さ4.57メートル&1.5トン)があり、初めて見たらその迫力に後ずさること間違いなし。
湯島天満宮
所在地:東京都文京区湯島3-30-1学問の神様として知られる菅原道真公を祀っていることもあって、学業成就・合格祈願で沢山の人が訪れる。境内には約300本の梅木が植えられている。近くに「ミジンコカフェ」があってそこのパンケーキは美味しいです。
旧岩崎邸庭園
所在地:東京都台東区池之端一丁目 l1896年(明治29年)に岩崎彌太郎の長男で三菱第3代社長の久彌の本邸として造てられた。不忍池の西側にあり、洋館・撞球室・和館の3棟が現存します。今は都立公園で、国の重要文化財に指定されている。湯島天満宮に近いのでセットで行くのは良いかなと。なお、駐輪スペースは確保されています。
※「自立しないロードバイクは壁に立て掛けてください」とのこと。
小石川植物園
所在地:東京都文京区白山3丁目7番1号芝地でのピクニックや遊歩道、季節の花々を楽しめる庭園。じつは東京大学大学院理学系研究科の附属施設だったりもして、茗荷谷、白山、後楽園、千石に囲まれた閑静な場所にある。園内での食事は可能だが、一般的な公園ではないので、動植物の採集(落下したものも含む)や傷つける行為、持ち込みは禁止。動物への餌やり、ザリガニ・オタマジャクシ等の採集もNG。そして喫煙・飲酒です。
※駐輪場の有無を問い合わせたが、音声案内でその情報は得られずじまいだった。
六義園(りくぎえん)
所在地:東京都文京区本駒込6丁目16−3昭和13年に開園した六義園は、小石川後楽園に並ぶ江戸の二大庭園で東京メトロ駒込駅の目と鼻の先にあります。柳澤吉保が設計、指揮し、7年の歳月をかけて造った「回遊式築山泉水庭園」。
吉保の文学的造詣の深さを反映した繊細で温和な日本庭園で、庭園名は中国の古い漢詩集「毛詩」の「詩の六義(風・賦・比・興・雅・頌)という分類法を、紀貫之が転用した和歌の「六体」に由来するんだとか。和歌の浦の景勝、和歌に詠まれた名勝の景観が八十八境として映し出されている。
娘が行ったとき、あまりの広さに迷子になったと話していて「アホな」と思ったんですが、よくよく見てみたら実際はけっこう広い…。
明治時代に岩崎弥太郎氏(三菱創設者)の所有となったあと、昭和13年に東京市(都ではない)に寄付されたことで一般公開へ。国の特別名勝に指定されてもいます。
肥後細川庭園
所在地:東京都文京区目白台1丁目1−22早稲田大学にわりと近い、目白台の台地の自然景観を活かした池泉回遊式庭園。すぐ隣にはホテル椿山荘東京が建ってます。メジャーな駅から離れていて、徒歩だとアクセスしづらいやや中途半端な位置にあるんですが、それが逆に功を奏して閑静で静かな雰囲気を醸しています。
公園周辺は江戸中期以降は旗本の邸地で、江戸末期は清水家や一橋家の下屋敷となった場所。そして幕末には熊本54万石の細川侯の下屋敷に、さらに明治15年には細川家の本邸と移り変わってきたそうな。その後は東京都に買収され、昭和36年に「新江戸川公園」として開園して現在にいたります。
他の区も順次調べて参ります(*^^*)
なお、友人の『自転車でGo.com』管理人さんも【後楽園、湯島、根津、千駄木、江戸橋】折りたたみ自転車DAHONで東京都文京区の魅力スポット巡りという記事を公開していたのでご紹介(^^)
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コメント
コメント一覧 (4)
cyclegadget
がしました
情報ありがとうございます。検索して見てみました、、、ディテールしっかりしててカッコいいですね。こんな場所にあったとわ・・・!
cyclegadget
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コメント失礼しました。
cyclegadget
がしました
コメントありがとうございます。私は裏に入口があることをしらず、延々と登って、登りきってから「裏口あるんだ!!」ってびっくりしました(^_^;)
なのでビンディングシューズなら裏が安全でオススメですね。
cyclegadget
がしました