シマノのミドルグレードコンポーネント、「105(イチマルゴ)」がR7000としてフルモデルチェンジした。
自転車業界もこの話題で持ちきりのようで、各メディアは速報を出している。

※画像は#RIDESHIMANOMAGAZINEより
シマノ「105」がフルモデルチェンジ シリーズ初のディスクブレーキも(産経サイクリスト)
進化しすぎ! フルモデルチェンジしたシマノのコンポーネント「105」について知っておくべきことすべて(FRAME)
シマノ 105がR7000系にモデルチェンジ シリーズ初の油圧ディスクブレーキも用意(シクロワイアード)
各サイクリングメディアは記事を出しているのだが、肝心のシマノの公式サイトにはそれらしきニュースが載っていない…(そんなわけはないはずだが)。プレスリリースがどこにもない。ニュースコーナーもない。「お知らせ」があったので「これだ!」と自信満々でクリックしたら、自主回収とかアップデート関連のサポート情報だけだった。紛らわしい…。
その後も探しまくってたら、シマノの公式インスタグラムに小さく出てた。
フォロワー4,237人(2018年4月9日時点)と予想外に少ない…。インスタのアカウントをお持ちなら、フォローされてはいかがでしょうか?
さて、商品そのものが発売されるのは2018年6月(予定)なので、まずはじっくり情報収集し吟味する時間はある。慌てる必要はない。
自分はとくに購入の予定はないが、やはりコンポーネントがフルモデルチェンジしたとなると否が応でも心が沸き立つ。
ということで、新型105(R7000)の情報をわかりやすくまとめてみました。
カンタンにざっくり箇条書きでまとめるとこう。
↓
シルバーが選べるのは、カンパニョーロのポテンザ(Campagnolo’s Potenza)と同じ。クラシカルなルックスで組むときに重宝しそう。

各パーツについてもまとめてみました。
ピボットがブースターで接続…は上位モデルのテクノロジーだったが、新型105(R7000)にも採用されるとは…水が低きに流れるかのように技術が受け継がれていくのはありがたいことである。
28cにも対応したのもアルテグラ、デュラエースと同じ。ワイド化する時代の流れを汲んでいる。
今後は完成ディスクロードに新型105(R7000)の油圧ディスクブレーキが採用されていくのは間違いなさそう。

デュラエースとアルテグラは一色展開のみなのに対し、新型105(R7000)であればシルバーが選べるのはウレシイ。

写真で見る限り、「アルテグラとパッと見の印象変わらんやんけ…(いい意味で)」って思った。背の低い人には助かる160mmのクランクが追加されたのも地味に良いポイント。

5800系105でもぜんぜん問題なかったけど、そういえば「ブラケットがもうちょい小さかったら…」と感じたことはあった。ブラケットに切れ込みが入るのも、些細なことのように思えるけどじつにナイス。実用効果もそうだし、見た目の高級感も増す。細かなネガティブポイントがアップデートされているようだ。

フロントディレイラーだけ事前にFD-5801へとアップデートされていたので、ここには大きな変化はなし。これでデュラエースもアルテグラも105も、上位3コンポーネントのフロントディレイラー操作が軽くなったということ。ひんぱんに変速操作を求められるアップダウンの多い地形やヒルクライムで活躍すること間違いなしである。

シャドータイプは張り出しが少なく、転倒時にぶつけて破損させる…といったトラブル回避に役立つ。空力性能の向上も見込める…とのことだが、誤差レベルなのでホビーサイクリストは考えなくてよし(笑)。
見た目にあまり変化を感じないが、まあペダルなのでそんなものでしょう。それより、より軽量化が進んだことにシマノの職人魂を感じる。
合計で「61,239円」である。デュラエースの3分の1以下。アルテグラより約3万円安い。なお、重量に関する情報はまだリリースされていない。
海外サイトには、日本に書かれていない情報もあるかと思っていちおう目を通してみたら、Shimano 105 R7000 groupset announced: What to know(CyclingTips.com) が詳しかった。
海外でのドル価格はこんなかんじ。
※カッコ内は1ドル=107円で換算した場合の円表記
↓
以上、完全網羅とは行かないが、現時点で集められる情報をかき集めてみました。
アルテグラ(R8000)の存在価値が霞んでしまうかのようなすごさなのだが…。もしかすると、いや、もしかしなくてもこの新型105(R7000)が今後の売れ筋になっていくのは確実だと思う。
ということで、6月末が待ち遠しいですね(*^^*)
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自転車業界もこの話題で持ちきりのようで、各メディアは速報を出している。

※画像は#RIDESHIMANOMAGAZINEより
シマノ「105」がフルモデルチェンジ シリーズ初のディスクブレーキも(産経サイクリスト)
進化しすぎ! フルモデルチェンジしたシマノのコンポーネント「105」について知っておくべきことすべて(FRAME)
シマノ 105がR7000系にモデルチェンジ シリーズ初の油圧ディスクブレーキも用意(シクロワイアード)
各サイクリングメディアは記事を出しているのだが、肝心のシマノの公式サイトにはそれらしきニュースが載っていない…(そんなわけはないはずだが)。プレスリリースがどこにもない。ニュースコーナーもない。「お知らせ」があったので「これだ!」と自信満々でクリックしたら、自主回収とかアップデート関連のサポート情報だけだった。紛らわしい…。
その後も探しまくってたら、シマノの公式インスタグラムに小さく出てた。
フォロワー4,237人(2018年4月9日時点)と予想外に少ない…。インスタのアカウントをお持ちなら、フォローされてはいかがでしょうか?
さて、商品そのものが発売されるのは2018年6月(予定)なので、まずはじっくり情報収集し吟味する時間はある。慌てる必要はない。
自分はとくに購入の予定はないが、やはりコンポーネントがフルモデルチェンジしたとなると否が応でも心が沸き立つ。
ということで、新型105(R7000)の情報をわかりやすくまとめてみました。
カンタンにざっくり箇条書きでまとめるとこう。
↓
- 初代シマノ105は1982年にデビューした
- DURA-ACE、ULTEGRAに続く3番目のグレード
- 完成車パッケージに採用されることの多い定番コンポーネント
- 上位版のR9100(デュラエース)とR8000(アルテグラ)を踏襲したデザイン
- パーツカラーはブラックとシルバーから選べる
- R7000シリーズの発売は2018年6月末を予定
シルバーが選べるのは、カンパニョーロのポテンザ(Campagnolo’s Potenza)と同じ。クラシカルなルックスで組むときに重宝しそう。

各パーツについてもまとめてみました。
新型105(R7000)のリムブレーキ
- リムブレーキのキャリパーはデュアルピポット、ダイレクトマウントの2種類ある
- 左右のピボットをブースターで接続することで剛性を強化し、アームのたわみを抑制する
- 左右のアーム間の距離を縮めることでよりコンパクト化
- リムブレーキキャリパーはR9100系DURA-ACEから続くスタイリッシュなデザインを踏襲
- ダイレクトマウントにも対応することで、フレームとリアディレイラーのクリアランスを広げ、ホイールの着脱が容易
- 対応タイヤサイズは28C
ピボットがブースターで接続…は上位モデルのテクノロジーだったが、新型105(R7000)にも採用されるとは…水が低きに流れるかのように技術が受け継がれていくのはありがたいことである。
28cにも対応したのもアルテグラ、デュラエースと同じ。ワイド化する時代の流れを汲んでいる。
新型105(R7000)の油圧ディスクブレーキ
- ディスクブレーキ仕様も出た(上位グレードと同じくフラットマウントタイプを採用)
- 105シリーズとして初の油圧ディスクブレーキレバーST-R7020が追加
- ディスクブレーキローターの外径は140mmと160mmの2タイプ
- 140mm径のセンターロックタイプSM-RT70-SSが新たにラインアップ
今後は完成ディスクロードに新型105(R7000)の油圧ディスクブレーキが採用されていくのは間違いなさそう。
新型105(R7000)のスプロケット
- カセットスプロケットはワイドレシオ化が進んだ
- 12-25T、11-28T、11-30T、11-32T、11-34T(CS-HG700-11)の5種類をラインアップ
- 前作の5800シリーズと同様に、シルキーブラックとスパークシルバーの2色展開
- リア側の変速は11段のまま(まあ、上位版がそうなので当然だが)
- デュアルコントロールレバーは「ST-R7000」と、ディスクブレーキ用の「ST-R7020」のラインナップ

デュラエースとアルテグラは一色展開のみなのに対し、新型105(R7000)であればシルバーが選べるのはウレシイ。
新型105(R7000)のクランクセット
- クランクセットは前作から継承される4アームデザインのまま
- 上位モデルのデザインコンセプトを踏襲したスタイル
- 30グラムの軽量化に成功
- ショートタイプの160mmが追加された
- ギアとチェーンの擦れ&チェーン落ちの防止のため、R8000と同じくインナーギアの位置が内側に少し移動した
- クランクアームの長さは160mm、165mm、170mm、172.5mm、175mmの5種類
- 歯数構成は50-34T、52-36T、53-39Tの3種類(
52-36Tは新しく加わった)※訂正:5800のころから52-36Tは存在しました!コメントでのご指摘、ありがとうございました。

写真で見る限り、「アルテグラとパッと見の印象変わらんやんけ…(いい意味で)」って思った。背の低い人には助かる160mmのクランクが追加されたのも地味に良いポイント。
新型105(R7000)のSTI
- 手が小さい(&指が短い)人向けに、ショートリーチタイプの「ST-R7025」(ディスクブレーキ用)が加わった
- ブラケットラバーにはグリップを増す切れ込みが入る
- 内部構造も見直されており、以前より軽い操作感を実現
- 上位モデル譲りのよりエルゴノミックな形状へアップデート
- ブラケット内部の変速ユニットを新しいフロント/リアディレイラーに最適化するよう再設計
- レバーが手前に4mm近づき、レバー自体を外側へオフセットさせたことで指が届きやすくブレーキをかけやすい

5800系105でもぜんぜん問題なかったけど、そういえば「ブラケットがもうちょい小さかったら…」と感じたことはあった。ブラケットに切れ込みが入るのも、些細なことのように思えるけどじつにナイス。実用効果もそうだし、見た目の高級感も増す。細かなネガティブポイントがアップデートされているようだ。
新型105(R7000)のフロントディレイラー
- フロントディレイラー(FD-R7000)はR8000系ULTEGRAがデビューしたと同時にマイナーチェンジしたFD-5801と基本的に同機構
- ロングアームを採用したFD-5800より軽い動作感を実現
- アジャスターパーツ等専用ツールがなくとも、ディレイラー側でケーブルテンションを調節できる機能を持つ

フロントディレイラーだけ事前にFD-5801へとアップデートされていたので、ここには大きな変化はなし。これでデュラエースもアルテグラも105も、上位3コンポーネントのフロントディレイラー操作が軽くなったということ。ひんぱんに変速操作を求められるアップダウンの多い地形やヒルクライムで活躍すること間違いなしである。
新型105(R7000)のリアディレイラー
- リアディレーラーの「RD-R7000」がシャドー化
- プーリーケージが短いSSと長いGSの2種類ある
- ショートケージ(SS)は11-25Tから11-30T
- ロングケージ(GS)は11-30Tから11-34T
- つまり、11-30TはSSでもGSでも両方使える

シャドータイプは張り出しが少なく、転倒時にぶつけて破損させる…といったトラブル回避に役立つ。空力性能の向上も見込める…とのことだが、誤差レベルなのでホビーサイクリストは考えなくてよし(笑)。
新型105(R7000)のペダル
- カーボンコンポジットボディを使用したSPD-SLペダルもPD-R7000へ
- メタルプレートが二分割された
- カタログ値で20gほど軽量化できた
見た目にあまり変化を感じないが、まあペダルなのでそんなものでしょう。それより、より軽量化が進んだことにシマノの職人魂を感じる。
新型105(R7000)の価格例(税抜)
- デュアルコントロールレバー 「ST-R7000」 機械式STIレバー22,990円
- フロントディレイラー「FD-R7000」機械式(直付け)3,865円
- フロントディレイラー「FD-R7000」機械式(バンド31.8/28.6mm) 4,107円
- フロントディレイラー「FD-R7000」機械式バンド34.9mm) 4,051円
- リアディレイラー「RD-R7000-SS」機械式(ショートケージ)5,120円
- リアディレイラー「RD-R7000-GS」機械式(ロングケージ)5,586円
- ブレーキキャリパー「BR-R7000」(前)4,819円
- ブレーキキャリパー「BR-R7000」(後)4,295円
- ブレーキキャリパー「BR-R7010」ダイレクトマウント(前)5,554円
- ブレーキキャリパー「BR-R7010」ダイレクトマウント(チェーンステー)5,065円
- ブレーキキャリパー「BR-R7010」ダイレクトマウント(シートステー)5,554円
- クランクセット「FC-R7000」(160-175mm、53-39T/52-36T/50-34T)15,258円
- カセットスプロケット「CS-R7000」(11-28T、12-25T)4,750円
- カセットスプロケット「CS-R7000」(11-30T)4,982円
- カセットスプロケット「CS-R7000」(11-32T)5,332円
- カセットスプロケット「CS-HG700-11」(11-34T)5,495円
- ペダル「PD-R7000」11,385円
合計で「61,239円」である。デュラエースの3分の1以下。アルテグラより約3万円安い。なお、重量に関する情報はまだリリースされていない。
海外サイトには、日本に書かれていない情報もあるかと思っていちおう目を通してみたら、Shimano 105 R7000 groupset announced: What to know(CyclingTips.com) が詳しかった。
海外でのドル価格はこんなかんじ。
※カッコ内は1ドル=107円で換算した場合の円表記
↓
- 105 R7000 shifters(ペア) US$235(25,145円)
- 105 R7020 hydraulic brake/shifter : US$310(33,170円)
- 105 R7025 small-hand hydraulic brake/shifter : US$315(33,705円)
- 105 R7070 disc brake caliper, front: US$70(7,490円)
- 105 R7070 disc brake caliper, rear: US$65(6,955円)
- RT70 Disc brake rotor, 140mm: US$34(3,638円)
- 105 R7000 rim brake calipers: US$95(10,165円)
- 105 R7010-F, direct mount rim brake caliper, front: US$58(6,206円)
- 105 R7010-RS, direct mount rim brake caliper, rear seatstay: US$58(6,206円)
- 105 R7010-R, direct mount rim brake caliper, rear chainstay: US$53(5,671円)
- 105 R7000 crankset: US$160(17,120円)
- 105 R7000 cassette: US$51(5,457円)
- 105 HG-700 11-34T cassette: US$56(5,992円)
- 105 R7000 rear deraileur, short cage: US$53(5,671円)
- 105 R7000 rear deraileur, long cage: US$58(6,206円)
- 105 R7000 front deraileur: US$40(4,280円)
以上、完全網羅とは行かないが、現時点で集められる情報をかき集めてみました。
アルテグラ(R8000)の存在価値が霞んでしまうかのようなすごさなのだが…。もしかすると、いや、もしかしなくてもこの新型105(R7000)が今後の売れ筋になっていくのは確実だと思う。
ということで、6月末が待ち遠しいですね(*^^*)
★ツイッターアカウントはこちら\(^o^)/<最近記事を常にお届け!
★サイクルガジェットストア そろそろ新作作らねば…

コメント
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ありがとうございます。。。m(__)m