ご縁あって「シェイクスのブラケットカバー」を試させてもらっています。
公式サイト

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これまで愛車のブラケットカバーを交換したことは一度もなかったので、サードパーティ製を使うのは初めてです。

シェイクスの存在は雑誌などでずっと前から知っていたものの、さほど必要性を感じなかったのでスルーしてました。

ハッキリ言うと、「ブラケットカバーなんてずーっと使えるし、交換したところで劇的に何かが変わるもんでもないだろう」と思ってましたね。

しかし、使ってみて純正との違いに驚き、食わず嫌いだった自分を恥じました…。

200km ほど走ってみたので、インプレッションしてみます。



目次


純正のR8050(アルテグラ)のブラケットカバーがヘタってきていた

3年半も使うと表面がニチャニチャしてきます。

普段はグローブをしているので気づきにくいですが、三本ローラーで回す時は素手なのでやや不快。

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※右がヘタった純正(広がってる)

握ってみるとカパカパするし、外すと案の定ガバガバのゴワゴワ…。これまで気にしていなかったけど完全に交換のタイミングを逸しています。

たぶん、2年ぐらいで交換するのがベストなんじゃないでしょうか。

シェイクスはMADE IN JAPAN

元々ゴルフクラブのグリップを作っている会社で、社内のロードバイク好きな人がプロダクト・プロデューサーとなり生まれたのがシェイクスです。

なので、生粋のMADE IN JAPAN。

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「実際の製造は国外で、最終過程だけ日本にしてMADE IN JAPANを謳う…」のはわりとありがちだったりしますが、なんと金型設計、加工、原材料の選定と調達、製品量産化、カラーリング加工、すべての行程をMade in Japanで一貫しているんですって。

つまり、完全無欠な純国産プロダクト…!

なお、社名はシェイクスではなく、アウタートップといい、港区西麻布にあります。
漢らしい社名です(笑)。

シェイクスの種類は3つ

シェイクスは3種類あります。(知らなかった…)

SHAKES GRIP R7000/8000 Series

互換性:R8000 シリーズのアルテグラ STI レバー及び、R7000シリーズの105 STIレバー

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※R7000/8000系のは溝のパターンが異なる

SHAKES HOOD SH9150/8050soft

互換性:9150(Di2)STI レバー及び8050(Di2)STI レバー

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※左がソフト、右がハード

SHAKES HOOD SH-6800/soft SH-6800/hard

互換性:6800 シリーズのアルテグラSTI レバー及び、5800 シリーズの105 STIレバー、4700 シリーズのティアグラSTI レバー

それぞれに【ソフト(硬度50)】と【ハード(硬度60)】の2種類あり、好みに応じて選択できます。(これも知らなかった…)

ハードとソフトの両方を試す

SHAKES HOOD SH9150/8050のハードとソフト2セットを頂戴したので、「右をハード、左をソフト」にして比較してみました。

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※ハードは芯が通ったような硬質な握り心地

硬いというより「伸び縮みしにくい」と表現するのが良いかも


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※ソフトはむにむにとして柔らかいです

ちなみに重さはどっちもほぼ同じ43グラム。

結果、この比較方法は正解で、如実に特徴を感じ取ることができました。

シェイクスの取り付け方法

説明の順番があべこべ(汗)ですが、本来はブラケットを外して後ろから…です。
その方が付けやすいのは間違いないんですが、面倒なので前から装着します。

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YouTubeやブログ記事を探すと、ほぼ全てのケースで前から装着なので問題ないだろうと判断。

必要なのはビニール袋(小)のみ。
ブラケットの間をアーレンで通し、ぐいぐい引っ張るとカンタンに取れます。

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ソフトはカンタン

本体が柔らかいのでブラケットにもはめやすいです。
初めての作業なので苦労するかなと思いきや、わりとすんなりできました。

ビニールで引っ張っていると「シェイクスが裂けてしまうんじゃ…」と不安になりますが、シェイクスも純正も頑丈なのでよほど変なことをしない限り問題ないです。

ハードはかなりキツい

ソフトのノリでやってみたら、これが硬いのなんの…ぜんぜん持ち上がらんではないですか…。汗でTシャツがぐっしょりなりつつ、10分くらい格闘してなんとか完了…。

ソフトの2倍苦労しました(笑)。

取り付け直後はゴムがやや伸びていますが、しばらくすると元の形に戻ってブラケットにフィットしますのでご安心を。

アクセントカラーがカッコいい

カラバリが豊富なのでコーディネートしやすいのがメリット。

ハードのブラック(右)はシャープな雰囲気だし、ソフトのブルーはフレームとマッチしていてじつに良いです。

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※ブラックも渋いです

SHAKES HOOD SH9150/8050だと全15色あって、ちょっと迷うレベルの豊富さ。

MATTE WHITE (BLACK, NAVY, BLUE, RED, NEON PINK), BLUE , RED , YELLOW , WHITE , SHOCKING GREEN , BLACK , SHOCKING PINK , SHOCKING ORANGE , SHOCKING YELLOW , PURPLE

ハードとソフトの握り心地&感触の差

手を添えただけだと差はわかりません。
が、走り出すとすぐに差を感じます。

三本ローラー

ローラーで回しただけでもすぐわかるほどで、ソフトはなるほどマイルドな握り心地。

シマノ純正の硬度はハードとソフトの中間とのことで、純正よりやや優しい印象。 ぜんぜん悪くないです。

ハードが硬くて不快かというとそんなことは全くなく、キュッと引き締まった印象。

文字で伝えるのが難しいんですが、ねじるとソフトはややたわむのに対し、ハードはビシッ!とブラケットに張り付いて微動だにしません。

実走行200km

公道を走ると両者の差は歴然としています。

平坦路を流しているだけだとそこまで差は感じないですが、ブラケットに力をかけてちょっと強めに踏んだり、坂を軽くダンシングしてみるとハードのしっかり感が好印象。

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※こっちはソフト

レース志向の人、ヒルクライムなどダンシング多用する人はハードを好むそうですが、さもありなんですね。

個人的な好みは「断然ハード!」です。

バイクと自分の一体感が1段UPした印象で、ちょっと頑張って走りたくなります。 期待をはるかに上回る気持ちよさで、インプレしている間ずっと楽しくて仕方なかったです。

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自分のようなエンジョイサイクリストですらハードが心地よいのですから、若い人、(レースはしないけど)シャキシャキ走るのが好きな人なら、ハードにして後悔はしないはず。競技志向の人は迷わずハード一択です。

で、50km 比較走行したあと、さっそく両方をハードにして走ってみました。

ハードなので路面の突き上げがキツい…なんてのは全然ないです。
そこはソフトと変わりません。

ただただ気持ち良い…!
一体感が素晴らしい。

身体とバイクの接点は「サドル、ペダル、ブラケット(カバー)」の3つですが、ブラケットを過小評価してました。ブラケットカバーはバイク操作に直結するパーツなわけで、よく考えたらとても重要なんですよね。

見てよし、乗ってよし。
正直、ネガが見当たりません。

まあ、シマノ純正がヘタレきっていたので、その落差もあるでしょうが(笑)。

表面の滑り止め加工

細かなイボイボな加工になってて、シマノのパターンより控えめに見えます。

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※上がシェイクス、下がシマノ純正


グリップ感も良いですね。
内側、外側、下にもパターンが施されています。(溝は無し)

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※上がシェイクス、下がシマノ純正

マイナス点をひとつだけ見つけた

さっきネガがないと書きましたが、長距離走ってみて、ひとつだけネガに気づきました。

ブラケットのてっぺんのボタンが押しにくい」です。

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ST-R8050(R9050も)には「リモートボタン」と呼ばれるボタンがブラケット頂上にあります。

ここに変速役割を割り振れるのですが、私は「右=フロントインナー→アウター」、「左=フロントアウター→インナー」にしています。

シマノ純正は内側にポッチがあるのに、シェイクスにはなかったのが残念。

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そのせいで「シマノよりちょいとばかり強めに押す必要があり」ます。

まあ、使用頻度は超低いので実質的なデメリットはありませんが、今後の改良ポイントに加えていただけることを期待しています。

1セット3,000円(税別)と安くはないけど高くもないし、2年ほどは使えると思えば良い投資になります。

次もシェイクスにしよう!と強く思いました。
激しくオススメできる1品です。

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