どうも、管理人の娘のアヤです。

私はついに買いたいロードバイクのメーカー探しの旅に出ようと思います。来年の大学受験が終わってからの購入なので、やや長い旅になりますが、ちょっとだけお付き合い願います。
※カレラのフィブラが欲しいと父に言ったら秒でNGが出たので、改めて探すことにしたのです。

ロードバイクに1ミリも興味のなかった女子高生が、「買うぞ!」と決心するにいたった理由

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「いくらまでのロードバイクならOKなのか」を父に交渉し、買ってよい最高金額が「百歩譲って30万円以内(完成車で)」とのこと。せっかくなので、30万円ギリギリのお値段で見つけていこうと思います。さあ、さっそく始めましょう!



今回最初の旅先となるのは……?



Cannondale(キャノンデール)でーす!!「え、そのメーカー知ってたの?」ですって?舐めないでいただきたい。Cannondaleというメーカーはもともと知っていました。べつに自慢はできませんが(笑)。

キャノンデール公式サイト

父と二人でキャノンデール公式サイトを見ながら、あーでもないこーでもないと話し合いました。以下、会話形式でお届けします。

目次


コンポーネントは具材

父:お父さんがロードバイクを選ぶうえで最重要視するのがフレーム形状。どんなコンポーネントにするかも大切だけど、彩歌はどう?…えっと、そもそもコンポーネントの意味をわかってる?

あや:うん知ってるよ。ええっと、具材だっけ?

父:レシピかよ!食べ物じゃないんだから(笑)。

あや:そっか(笑)、部品だ。

父:機材ね。じゃあ、具体的にコンポーネントはどこの部品を指している?

あや:まあ機材なんだし、サドルとかハンドルとかタイヤでしょ。っていうか、ロードバイクを成している要素ひとつひとつがコンポーネントなんじゃないの?

父:それが違うんだ。確かに機材って意味ではそれも含まれるんだけど、自転車用語としてはもうちょい狭い範囲が対象になる。

あや:えー、どこなの。

父:ドライブトレイン(フロントとリアのディレーラー、ハンドルにあるシフター、クランク、チェーン、ブレーキ)の総称のこと。だからサドルやハンドルやホイールはコンポーネントには含まれない。

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あや:うーん、謎ルールわかりにくい…。フレームはコンポーネントじゃないんだ。それ同じ意味でいいじゃん。全部ひっくるめてもいいと思うんだけどな。いちいち名前を分けなくても。

父:まあそう言うな(笑)。ちなみにコンポーネントは1種類じゃなくって、グレードが複数ある。プロが使うハイエンド版、その下のセカンドグレード、普及版のサードグレード、でもって廉価版グレードといった具合に。

メーカーはざっくり三社あってシマノ(日本)、カンパニョーロ(イタリア)、スラム(アメリカ)。こないだ、カンパニョーロをカルパッチョと混同していたが、カンパニョーロはコンポーネントとかホイールのメーカーね。まあ、細かいことは置いといて、さっそくキャノンデールのバイクを見ていこうか。

あや:OK。まず最初は、SUPERSIX EVO(スーパーシックスエヴォ)ね。

SUPERSIX EVO(スーパーシックスエヴォ)

父:SUPERSIX EVO(スーパーシックスエヴォ)はどう?

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「超軽量、高剛性、効率的なエアロダイナミクス、そしてスムーズなライドフィールの両立をしたレーシングマシン」らしいぞ。

あや:うーーーん。デザイン的に無しだね。

父:え?ないだって?けっこうな上位モデルだぞ。これフレームめっちゃ軽いし、いわゆるプロレーサーが使ってるようなものだ。SUPERSIX EVO HI-MOD ULTEGRAなんて49万円するし。

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あや:いや、正直、フレームの材質とか軽さとか、私には二の次。大事なのは色でしょ!シンプルすぎても派手すぎてもアウトで、SUPERSIX EVO(スーパーシックスエヴォ)は地味かなあ。

父:じゃあ、色はこのままでフレーム形状がフィブラなら欲しい?もちろん欲しいよね?

あや:欲しくない。形がCARRERAのPHIBRA NEXT(フィブラネクスト)でも色が気に入らなきゃ絶対ヤダ。そこは譲れない。

父:なんだって……「フィブラが好き=フレーム形状に惚れている」だと思っていたんだけど、違うの?トップチューブからシートステーへの流れるような曲線美が良いんじゃなかったの??

あや:PHIBRA NEXT(フィブラネクスト)のフレームは好きだよ。でも形状と同じかそれ以上にカラーも大事って話。えっ、他の人は違うの?みんなそうだと思ってた。多少はカーボンとか材質とか気にするだろうけど、色がメインで決めてると思ってた。

父:お父さんは色は妥協できる。フレーム形状さえ気に入っていれば。本当はレッドが欲しいけど、売り切れててブルーしかないってことであれば、気にせず買うと思う。

あや:マジか、信じられない。

父:あと、お父さんはコンポーネントにも目が行くんだ。このコンポかっけーって思ったり、このコンポとあのフレームで組み合わせたいな~とか考える。でも、彩歌はコンポーネントは全く眼中に入ってない、と。

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あや:ぜんぜん気にしたことないわ…。コンポーネントなんてどれも同じでしょー。っていうか、お父さんのロードバイクの色って白いでしょう?私は白いフレームは無しなんだよね。いくらフレーム形状が良くても、白かったら選ばない。

父:いやいや、黒も結構入ってるぞ。白黒のゼブラ感あるだろ。それにトップチューブを良く見ろ。うねっていて超絶カッコいいだろう?さらにシートステーとシートポストとトップチューブが交わる部分がエモい曲線を描いているだろうが。ここがお父さんは気に入っているポイントだ。

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あや:あーー、はいはい分かった。次いこ。

父:はい…。

CAAD12(キャド12)

父:次のCAAD12(キャド12)はどうだ?これはカーボンではなくてアルミね。お父さん的にはCAAD12 DISC 105が好みだな。シンプルでいい。

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あや:うん、フレーム形状は悪くない。SUPERSIX EVO(スーパーシックスエヴォ)より好きだな。でもフレームカラーが一色で単調かなぁ…。どれも欲しい衝動にかられないな。

父:そうか。彩歌の理想のフレーム色はなんだ?

あや:絶対に譲れないのはが下地が黒ってこと。で、メーカーロゴが赤もしくはオレンジね。でも、ただ赤文字が入ってるだけだとつまんないから他にも赤色のラインとかグラフィックが入ってるのがベスト。だいたい、6:4で黒:赤がいいな。

父:ほほう、なるほど。黒赤か黒オレンジの組み合わせがいい…と。ちなみにブレーキはカッコよさに影響する?ほら、リムブレーキとディスクブレーキの2つあるでしょ。

あや:まったく影響しない。ブレーキなんて似たようなもんじゃん。

父:断じてちがうんだってば!ホイールのリム(端っこ)にキャリパーブレーキがついているタイプ、ホイール中心のハブ近くにディスクブレーキがついているタイプの大きく2種類ある。お父さんのバイクはリムブレーキだけど、カッコ良さで言えばディスクが勝ると思い始めている今日この頃なんだ。

あや:ブレーキの位置はどのバイクも同じ場所についているのかと思ってたけど、違うんだね。ちゃんと使えればブレーキはどっちでもいい。

父:じゃあディスクブレーキを見てエモい~~とは感じないのか?

あや:そんなとこ、見てすらいないよ。

父:はい…。

あや:次行こう!

SYSTEMSIX(システムシックス)

父:次はSYSTEMSIX(システムシックス)という……

あや:あ、見た瞬間にNo!

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父:結論早いな…。まあ、落ち着け。極太のダウンチューブが気に食わないのか?

あや:そう。ここまで極端すぎるとちょっとね。たとえ色の好みを100%満たしていても、このフレームは欲しくない。

父:SYSTEMSIX HI-MOD DURA-ACE DI2なんて100万円オーバーなんだけどな…。ちなみにこれはエアロフレームで、空力を抑えるために考えられて作られているんだ。横から見ると太いけど、縦から見るとぺったんこ、これはこれでアリじゃない?フレームは真横だけじゃなく、いろんな角度から見て味わうものだぞ。

あや:いや、悪いけどこれは論外かな。次!

父:はい…。(さっきからすべて否定されてる気が…)

SYNAPSE(シナプス)

父:SYNAPSE(シナプス)はエンデュランス系で長距離ライドに向いたモデルね。最初に見たスーパーシックスエヴォはレース向きなので、スピード追求型なんだよ。

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あや:うんうん、トップチューブのスローピング具合がなかなかいいね!ホリゾンタルより気に入った。あのさ、さっきから思ってたんだけど、キャノンデールって緑が多くない?

父:お、よく気づいたな。Cannondaleのチームカラーが緑だからメインが緑になるのはしょうがない。

あや:へぇ、チームカラーなんてのもあるんだ。

父:SYNAPSE CARBON DISC 105なんてなかなかいいんじゃないか?価格も30万以内だ。で、スローピングが気に入ったところで、シナプスはお前的にはアリなのか。

あや:うーーん、ごめん。色でお気に入りのが見つからないから無しだな。好きになれるカラーがまだ現れない。形はいいんだけど。

父:はうっ…(こんなに好き嫌いが激しくて、果たして見つかるのだろうか…)

Topstone(トップストーン)

父:Topstone(トップストーン)はグラベルロード。砂道、砂利道を走る用のバイク。だから彩歌の好みとは少しずれそうだね。

あや:そうだね。でもトップチューブの傾きはシナプスより斜めってるから好きだな。どうも私はフィブラみたいに斜めってるフレームがタイプなのかも。

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父:ホリゾンタルになんか問題でもあるの?

あや:なんか、カクカクなってるのが気に食わない。接続箇所がもっと滑らかなほうが私的にはオシャレでいいって感じる。

父:じゃあTopstone(トップストーン)も選択肢には入らない?

あや:そうだね。あと、カラーがただの一色で飽きちゃいそう。

父:乙女心は難しいもんだな。


Slate(スレート)

父:ちょっと変化球でSlate(スレート)はどう?ロードバイクの性能と、本物のオフロード性能を備えているらしくって、Leftyフォークにドロップバーを組み合わせている。

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あや:げっ、フォークが1本しかない…。ワタシ的にはちょっとないなー。グラベルってキャラでもないし。デザインもピンとこないし。

父:なんとなく、そう言うと思った。

あや:それに用途は街乗り&ツーリングだしさ。

父:これは却下?

あや:うん却下。次~。

SUPERX(スーパーエックス)

父:お次はSUPERX(スーパーエックス)です。

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あや:あ!待って、これ可愛い!!

父:おっ、やっとか。SUPERX(スーパーエックス)のどこが好きなの?ちなみに…えーっと、何々…

今日の高速でテクニカルなシクロクロスコースやフルスロットルのグラベルアドベンチャーを支配するために開発されたSUPERXは、比類ないトラクション、十分なマッドクリアランス、安定感があり“どんなラインでも攻められる”ハンドリングを超軽量で振動吸収性に優れ爆発的な加速性とともにパッケージングしました。新たなシクロクロスのパフォーマンスを誇る、新帝王の誕生です。

だってさ。

あや:これの赤バージョン(2017年モデル)を検索してて見つけたんだよね。赤ならアリ!なのに惜しいな~。フロントフォークのデザインがもう完璧!しかもチェーンステーの内側にもカラフルなデザインが入ってるのもいいね。より魅力が増してる。

父:そこまで絶賛するとは…。カラーバリエーションは年度によって変えてくるから今年は赤はないらしいね。ただ、これシクロクロスだよ。フロントシングルだし…。グラベルほどじゃないけど、どっちかというと未舗装路を走るのを得意とするバイクだ。

あや:えーーー、なら無理か……。

父:いや、別にシクロクロスを通常のロードとして使ってもぜんぜんOK。タイヤをオンロードタイプに履き替えればいい。

あや:タイヤの交換なんてできるんだー。じゃあ候補にしよっ。

父:ただ、32万するから厳密にはアウトなんだけどな。(まさかシクロクロスに興味を持つとは…。まあ、シクロの意味も良くわかっていないだろうが…)

CAADX(キャドエックス)

父:CAADX(キャドエックス)が最後です。

あや:フレームの色に若々しさを感じない。好きになれないかな。全体的に暗いし、ロゴと下地が被っていて見づらいし、新鮮感ないよ。

父:ホントに色重視なんだな。じゃあ、キャノンデールの中から買うならSUPERX(スーパーエックス)か?

あや:そうだね。キャノンデールで買うならね。

結果発表&まとめ

ということで、キャノンデールの中で私が買いたいランキングは、

  • 1位:SUPERX(スーパーエックス)
  • 2位:SYNAPSE(シナプス)
となりました。でも、他にもメーカーはいっぱいあるし、これからも私のメーカー探しの旅は続けようと思います!

さて、父と一緒にバイクを眺めてみましたが、一番の驚きは「人によってバイクの見る部分ってこうも違うのか」ってことです。父は、私の「色重視のこだわり」をとても驚いていました。逆に私は色を妥協できる父に驚かされました。好みって人それぞれなんですね~。

今回の旅ではそれが学べたし、コンポーネントのやブレーキの種類もいくつもあるとも分かりましたし、しょっぱなから学びまくりでした。

次回も同じように一つのメーカーに絞って探していこうと思います!

アヤちゃんロードクイズ

唐突ですが、今回から初心者の私が学んだことをどんどんクイズ形式にして付け足していきます。では!どうぞ!


問題:スタンドのないロードバイクを停めるとき、どうやって停めればいいか?

  1. 壁に「ハンドル」を支点にして立てかける
  2. 壁に「サドル」を中心に立てかける
  3. 壁に「サドルとハンドル」を中心に立てかける


分かりましたか?答えはーー?



③ですっ!

解説:
①と②→誤り サドルやハンドルだけだと不安定。時にはハンドルが切れてしまう可能性もあります。サドルとハンドルの2点を壁などに接するように立てかけましょう。

③→正解 これは、バランスをとり、安定させるためです。 道路に寝かせるもありです。寝かせる場合はギヤ側を上にして、反対側のペダルを上の位置にすると安定します。


「基礎中の基礎じゃん!」と言う方もいらっしゃるかと思いますが、温かい目で見守ってやってください(笑)。

今日はこの辺で。次回もお楽しみに~。BYEBYE!


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