こんにちは!管理人の娘、アヤです。

今までロードバイクに1ミリも興味のなかった女子高生が、今では買いたいロードバイク探しの旅に出ており、父と一緒に気になるメーカーをチェックしまくっています。(受験勉強中なのでいったん自転車のことは頭から切り離しています。この記事は10月に書いたものです)

ロードバイクに1ミリも興味のなかった女子高生が、「 買うぞ!」と決心するにいたった理由

4回目の旅先となるのは「ボーマ(BOMA)」!

「おっ!?」と思った方がきっといらっしゃるはず。だってBOMAは父のバイクのメーカーなので。

2018-10-20 17.08.28
※父のBOMA の Refale です

実はこの前、父から「 BOMAの中にフィブラに似た形状のフレームがある」と伝えられ、即座に調べてみると、それはCOFY2というもの。

カレラの形状と瓜二つなことに驚かされました。しかも比較的お手頃な価格(といってもフレームで税込み14万円以上しますが)。これを逃したら二度とあの美しい曲線形状に出会えないのではないかと感じ、今回の旅先をBOMAに定めました。

父と話し合う前に、ひと通りボーマのバイクを全て見てみました。すると、 CofyⅡ[コフィⅡ]CT-CO2 を除いて、私の好みに合うカラーは悲しくも見当たりませんでした……。以下は、カラーの話を少し省略していますのでご了承ください。

BOMA公式サイト

BOMAのラインナップ

目次


CIEL[シエル]

新テクノロジー「デュアルモールディング2」を利用した究極の 超軽量フレーム。高剛性と超軽量化を両立しました。レース、ヒルクライムを中心に大きなアドヴァンテージが期待できます。

2018-12-12_22h05_45

父:シエルは超軽量モデルで、ヒルクライムに強いよ。フレームとフォーク合わせてたったの1,120グラム!( フレーム:745g、フォーク:375g )

アヤ:1,120グラムってのが軽いのか重いのかさっぱり分からないけど、私にはあまり関係ないね。まず山に登る機会が少ないし。

父:でも、軽いのは常に良いことだ。重くて得することはひとつもないから。

アヤ:え、重量って走るうえで関係してくるの?

父:関係しまくり。「軽い」は正義だよ。

アヤ:大して変わらないでしょー。スピードが2倍速くなるわけでもあるまいし。

父:平地だとあまり気にならないけど、ちょっと坂になった途端にイヤというほど味わわされるもんだよ。

アヤ:言われてみれば、ミニベロ(ダホンのボードウォーク)に乗って初めてママチャリの重さに気付いたわ。

父:お母さんのミニベロはけっこうカスタマイズしてて9キロ台になってるかな。ちなみにママチャリは一般的に20キロくらいあるよ

アヤ:約2倍の重さかー。3歳児を背負って走るようなもだね。そう言われると、重量は大事な気がしてきた。

父:だろ?

アヤ:CIEL(シエル)はBOMAの中では高価な部類に入るね。まあピナレロと比べれば、フレームだけのお値段でも手が出しやすめだし、庶民的だ。

父:それでもフレームのみで28万円するけどね!それはともかく、BOMA は国産メーカー( 埼玉の三郷市 )で、良質なフレームを手を出しやすい価格で提供してくれている。

アヤ:広告にあまりお金をかけてないとか、なのかな。

父:お父さんが乗っているメーカーだから採点が甘めになってしまっている気はするが、モノはとても良いよ。で、CIEL[シエル]の形状はどうよ?

アヤ:トップチューブが少しスローピングしている部分は良い!

父:他には?

アヤ:形状はちょっとありきたりな気はするな。フツーすぎるというか。もっと個性がにじみ出てる形状のほうがいいな~。

父:たしかにシルエット的には気をてらってはいないね。まだまだあるから次行くか。

アヤ:いこいこ~。

VIDE pro[ヴァイドpro]CT-RTV

プロロードレースチーム那須ブラーゼンとの提携から生まれた“Pro”シリーズ第2弾。現行の高剛性エアロフレームの『VIDE』の形状はそのままに、新世代の高弾性ピッチ系60tおよび1Kカーボンを使用し、積層数、積層角度を再考、更なる高剛性に進化したプロスペックバイク。

2018-12-12_22h06_03

父: VIDE pro はフレームセットで30万円する。完全なレース向け機材なので高いね。

アヤ:フレームでシエルを超える金額だね。シエルと何が違うのかな。そういえば、シートポストがシエルよりも太い。

父:よく気づいたね。これはエアロフレームなのでシートポスト含めて横からは太く見える。

アヤ:空気抵抗が少なくて、平地に強いのがエアロバイクだっけ。

父:そう。ただし、重くなりやすい宿命があるので、ヒルクライムはやや苦手かな。

アヤ:平地ではもってこいの形状なわけだ。

父:なので、乗り手の目的によるね。でもね、空気抵抗って言ったって、エアロだから2倍速くなるようなことはない。手っ取り早いのはフレームの重量を軽くする&エアロフレームを選ぶ…よりも、乗り手が痩せること。

アヤ:なるほど…(笑)。

父:VIDE Pro はレースを意識したフレームだね。ただ、画像だけからだと、フレームの形状がつかみにくいかも。そういう意味では店舗で実車を見て確認するのが確実なんだけど。

アヤ:やっぱ店舗に行って自分の目で見て確かめるのが最適だね。

RASOR[ラソア]CT-RA

エッジを効かせて徹底したエアロフォルム。高剛性なダウンチューブ、チェーンステイに振動吸収性の高いシートステイを合わせ、エアロロードながら快適性も兼ね備えています。ビルドインバッテリーやダイレクトマウントブレーキキャリパーなど最新のコンポにも対応しています。

2018-12-12_22h06_19

アヤ:RASORもエアロロードなんだ。…なんか、ホイールがやたら太いな。

父:それはただのイメージ。フレーム販売なのでそれがついてくるわけじゃないし、ホイールは好みのものを組み合わせればいいだけ。

アヤ:なるほど。Rasor ってさ、チェーンステーを真下から見ると縞模様が入ってるね。真下に模様があるってバイク、まれだよね。 なかなか芸が細かい。

2018-12-14_07h16_58

父:細かい部分に目がいくようになってきたな…。ところで、ブレーキが通常と違う場所についてることに気づいた?

アヤ:おおっ、チェーンリングの近くについてるね。これって珍しいの?

父:やや珍しいね。あえてここにしている理由はあって、ふつうはシートステーにくっついているだろ?シートステーブレーキをつけないことで柔らかくすることができる。つまりシートステーで衝撃を吸収してくれるので乗り心地がよくなる。試乗したことあるけど、踏み込むとスピードが出るのに、ふつうに走っていると硬さを感じない。

アヤ:スピードも出るし、乗り心地も良い…と。じゃあ、ブレーキの位置で値段は変わるの?

父:それはないから心配ない。硬さと乗り心地を両立させたのがラソアの特徴ってだけね。ロングライドもできるし、レースでも活躍できる懐が深いマシンだ。

アヤ:さっきから、フレームの硬さとか柔らかさって言ってるけど、全部ガチガチに硬いはずじゃん?

父:いや、フレームって、踏み込んで力をかけると「たわむ」んだ。手で触っただけだとどれも硬いからわかんないだろうけど、立ちこぎとか、思い切りスプリントするとしなるんだよ。

アヤ:マジ!?こんな硬い物体が曲がるの?じゃあ、これは柔らかい(or 硬い)とかって、乗っただけでわかるもん?

父:わかるよ。まあ、ホイールの組み合わせにもよるけどね。カッチカチに硬いのはパワーのある選手向け…だったりする。

アヤ:私達みたいなホビーサイクリストは、柔らかいバイクのほうが向いてそう。猛スピードで走るわけじゃないし。

父:まあ、程々の硬さのフレームで十分かな。いくらかっこよくてもガチレース向けのはアヤには向いてはいない。そういうことも考慮しながら選ばないと、「なんかちがう」ってなってしまう。

アヤ:じゃあ、ホイールにも硬さがある?あるいは、硬さは選べるの?

父:良い質問だね。もちろん選べるよ。こういう4つの組み合わせが考えられるんだけど…。

  • フレーム:硬い
  • ホイール:硬い

  • フレーム:硬い
  • ホイール:柔らかい

  • フレーム:柔らかい
  • ホイール:硬い

  • フレーム:柔らかい
  • ホイール:柔らかい

アヤ:ほんとだ!ホビーサイクリストとか女子は「 柔らかい × 柔らかい 」がいいの?それか「 硬い × 硬い 」以外ならなんでもいいの?

父:そこは好みなので正解はない。

アヤ:私は女子だから「 柔らかい × 柔らかい 」の組み合わせがいいかな~。

父:って思うよね?でも、個人的にはオススメしないかな…。柔らかすぎても力が逃げちゃうんだ。

アヤ:でもプロの選手みたいに猛スピードは出さないじゃん?

父:が、それなりに力は出すわけで、それをある程度フレームとホイールが受け止めてくれないと物足りなくなる。お父さん的にオススメしたいのは「 柔らかめのフレーム × 硬めのホイール 」の組み合わせ。乗り心地の良さはフレームで確保して、かけた力はホイールで出力させる…的な。

アヤ:そしたら「 柔らかい × 柔らかい 」で買う人が少なさそうだね。

父:どれくらいいるのかわからないが、中にはいるかもよ。コレは良し悪しではなく、好みの問題だから。

アヤ:じゃあ、お父さんの BOMA の Refale はどういう組み合わせ?

父:BOMA の Refale はやや硬めのフレームで、ホイール(カンパニョーロのシャマルミレ)はかなり硬いアルミのクリンチャーなんだ。よって乗り心地は総合的に硬め。ただ、力をかけたときに反応がよくって、意図した通りに動いてくれるのが好きなんだ。ただ、人によっては「硬くて不快」って思うかも。すべては個々人の好き嫌いだから、何とも言えないな。

アヤ:それって、カレーに例えると、「野菜がとろっとろに煮込まれたカレー」と「ゴロゴロで歯ごたえのある野菜が入ったカレー」のどっちが好きなのかを聞いているようなもんだね。

父:そういうこと。で、ラソアに話を戻すと・・・お前的に好きなのか?

アヤ:うーん、なんとなくパスします。

VIDE LM(LUMIERE)[ヴァイド ルミエール]CT-LM

無機質なサテンシルバーに多彩なパステルカラー。所有欲を掻き立てるエアロロード。現行のヴァイド、ヴァイド・プロと比較してヘッド角を若干寝かせ、BBハイトもやや下げている為、直進安定性に優れ、適度な剛性と振動吸収性能を兼ね備えたエンデュランスロードと言えます。安定感のある“エアロロード”としてトライアスロンバイクとしての使用も期待できます。またトップ長も短く設計されたジオメトリーで小柄なライダーも無理なく乗ることが出来ます。

2018-12-12_22h06_49

父:VIDE LMはボーマの中で唯一、女性用のサイズがあるバイクだよ。どう?

アヤ:それで、ピンクを意識したってわけね。けど唯一ってことは、女性用のサイズがないのがふつうなの?

父:どんな体格にもあう多種多様なフレームサイズを用意するのは、メーカーにとってはたいへん。それだけ多くの金型を用意しなくてはいけないし、金型は1個作るのに莫大な投資がかかるわけで。

アヤ:えっ、型作るだけなのにそんなに値段がかかるの?なら、女性用のサイズが少ないのも無理ないのか…。

父:なので、たくさんのサイズを用意しているってことは、それだけたくさんの人に売る自信がある証拠とも言える。

アヤ:ピナレロのドグマのフレームサイズは13種類もあるよ。それに比べてVide LM は3種類か。

父:ドグマならどんな体格の人でも安心して選べるね。たくさん金型を用意して作っているのも、価格が高くなるひとつの要因だろうね。

アヤ:サイズの欄に「 S 」って書いてあるけど、ほとんどに「 S 」サイズって書かれてるよね。この情報でけではメンズかウィメンズかわからない。

父:あー、なるほど。これって初心者からしたらわかりづらいよね?どれが身長156センチのアヤカでも乗れるのか、ウェブカタログを見ているだけじゃわからんな。

アヤ:そう。商品説明が詳しいのは助かるけど、サイズの説明が少なすぎ。これじゃあ、フレームを気に入っても適合するサイズの有無がないかもしれないから不安。

父:小柄な人でも乗れるサイズが有るか無いかは、せめて記述されていてほしいな。経験者は数字でなんとなく把握できるかもしれないけど、初心者にはチンプンカンプンだよね。

アヤ:例えば、「 身長160センチ以下の方は乗れません 」とか書いてあると一目でわかる。であれば、さっさと候補からから外せるわけ。散々吟味してこれがいい!ったなってから、「サイズありません」じゃあショックが大きいよ。

父:なるほど…その視点はなかった。お父さんは身長173センチという「 the平均身長 」のせいで、どのメーカーのどのモデルでも適合するサイズがあるから、考えたことなかった。

アヤ:メーカーが女性ユーザーにもアピールしたいなら、サイズはなくても、せめて適合身長の目安は提供すべきだと思うのよね。

父:お前の言うとおりだ。でも、メーカーにも事情や予算の都合はあるってことは理解してほしい。

アヤ:金型のコスト問題ね。金銭面が一番のネックなのかな。

父:おそらくな…。で、BOMA でお前が選ぶとしたら、これしかないが…どうだ?

アヤ:私の選択権は VIDE LM(LUMIERE) [ヴァイド ルミエール]CT-LM のみか。実物見ないことにはわからないけど、ピンクもシルバーも好みに合わないかな、ごめんね。

父:お前の好きなブラックやオレンジ要素はないから、なんとなくそんな気はしてた。お父さん個人的にはシルバー×ブルーが好きだし、お前に似合うとは思うんだが。

アヤ:ところで…今まで見たバイクと比べても、ルミエールって小さくは見えないんだけど。

父:そりゃそうだ。だって数センチレベルでしかサイズは変わらないもん。しかも画像だけでの判別は不可だよ。

アヤ:私でも男性用のフレームに乗れるんじゃない?たかが数センチなんて誤差っしょ。

父:甘い!乗れません。腕がキツイ、体幹で支えられない、身体が伸び切って力が出せない…ってなるよ。ロード選びでサイズは何よりも大切。

アヤ:数センチの差でそんなに左右されもの?

父:断言できるよ!サイズのあってないドグマに乗るよりも、サイズがピッタリあったエントリーアルミロードのほうが幸せになれる。サイズ選びに妥協するのはゼッタイNG。初心者がネットショッピングで陥る落とし穴でもある。

アヤ:大きさが重要だとは初めて知ったわ。覚えとこ。

VIDE[ヴァイド]CT-RTT

TTバイクを彷彿させるエアロフォルムをまとった純レーシングモデル。ペダリングロスの無いBB周りの高い剛性感でハイスピードでの高いスタビリティを発揮します。

2018-12-12_22h07_27

アヤ:VIDEは VIDEpro [ヴァイドpro] と何が違うの?

父:フレームの剛性かな…。プロのほうがその名の通り、本格派向け、VIDE がもうちょい普通の人向けに味付けされたような感じだと思う。

アヤ:じゃあフレーム形状が特に異なるってわけではないのね。

父:うん。形は同じで、カーボンの質が違うって思っておけばOK。まあ、ノーマルのVIDEでも硬い部類に入るけどね。

アヤ:なんか、スターウォーズの帝国軍のストームトルーパーに模様が似てない?第一印象それだわ (笑)。

父:え?ストームトルーパー…?よーく見るとそんな気がしないでもないが、面白い発想をするな…。で、これも好みではない…よね?

2018-12-14_07h22_39
※こういうやつです(画像検索のスクショ)

アヤ:うん、あんまり。ただ、思ったんだけど、BOMAって不思議な模様を描き込んでるね。ちょっと面白い味付けだなって思った。

RS-I[アールエスアイ]RS-I

アールエス・アイ。カーボン=BOMAの技術革新。HMカーボンを新技術 Dual Molding Technologyで成型し、高密度、高強度の1Kカーボンで仕上げた超軽量モデル。BOMAの特長である高剛性の足回りはそのままに、振動吸収性能、しなやかさをプラスした究極のフレームです。シフトは、マニュアルはもちろん、Di2にも対応しています。

2018-12-12_22h07_42

アヤ: RS-I ってさ、トップチューブのスローピング加減がカッコいい!パッて見たときに目につくのがやっぱりスローピングバイクだもんな。

父:やはりスローピングお前にとって大事ってことなんだね。フレームで24万円以上するから、まあまあなお値段だ。これでアルテグラで組んでいくと、40万円に近づいていくのか。

アヤ:ただ単純にスローピングってよりも、フィブラネクストのように丸み帯びた形状が好きなような気がする。

父:じゃあ、RS-I はアヤカ的にはあり?

アヤ:かなりアリ。でも、色が黒オンリーに近くて、暗い印象だな。自分好みのカラーに塗装できるほしい!まあ、価格的(完成車で30万円以内)にアウトではあるんだけども。

DE'FIRA[デフィーラ]CT-DE

RS-I(アールエス-アイ)から導入した新技術“D・M・T”を継承。1.5インチのアンダーヘッドにBB86プレスフィットを採用したBOMA最軽量モデル。軽量化とBBを中心とした足回り強化を両立し、さらにしなやかさも加味。異次元の快適さを誇ります。シフトは、マニュアルはもちろん、Di2にも対応しています。

2018-12-12_22h07_59

父:DE'FIRAは BOMA のラインナップの中で最軽量らしいよ。フレーム:880g フォーク:365gだってさ。

アヤ:ん?最軽量?でもシエルのほうが軽いよね。

父:なんだって…あれ?お前のいう通りだ。でもデフィーラの説明には「最軽量」って書いてあるぞ?

アヤ:シエルは745g(S-480・未塗装プロト) フォーク:375gだって。

父:どうやら、古い説明をアップデートしないままでいるな。お前が公式サイトのミスを発見したってわけだ。お問い合わせページから、指摘したら感謝されるかも (笑)。

アヤ:勘違いして買う人がいたら大変だ。

父:コンタクトフォームからアヤがメッセージを送ってあげて~。

アヤ:ほーい。

ALLUMER-α[アルマー・アルファ]CT-R2

2012年まで販売していた「ALLUMER」の後継モデル。高い剛性とバネ感が特徴のフレーム。シートポスト径をあえて27.2Φとして振動吸収性と乗り心地をプラスしたオールマイティな1台です。専用デザインのシートポストはスライド式のヤグラを採用、自由度の高いポジションが可能です。ショッキングカラーとマット系ブラックの対比が目を引きます。

2018-12-12_22h08_11

父:ALLUMER-αって、かなり直線的なフレームだね。

アヤ:そうだね。くっきりしたツートンカラーだ。

父:アルマー・アルファの特徴は気づかないだろうけど、シートポストがちょいと細い。

アヤ:言われてみれば細い気もするけど、細いと何か変わるの?

父:振動を吸収しやすくて、乗り心地が良くなるんだ。

アヤ:へぇ~~、太さでも変わってくるんだ。ただ、直線的すぎて私には響かないなー。    

CofyⅡ[コフィⅡ]CT-CO2

「快適なロングライドを楽しむ」をテーマに、トップチューブ・ダウンチューブにはアーチベント形状、シートステイ・チェーンステイにはS字ベント形状を採用し乗り心地と振動吸収性を最優先させた設計。グラデーションを掛けたキャンディレッドの透明感が価格以上の存在感を見せます。

2018-12-12_22h08_27

父:CofyⅡがお前の好きなフィブラ形状だ。かなり似てないか?

アヤ:いい!凄くいい!これ欲しい!!トップチューブからシートステーにかけての曲線が本当に美しい!しかもお値段見てよ!完成車でも30万円で収まるんじゃない?BOMAいいね。

父:そんなに気に入った?以前、お父さんのバイクをけちょんけちょんにけなしておいて……。

アヤ:それはそれとして、コフィ買ってよ。

父:それがな…… CofyⅡ[コフィⅡ]CT-CO2 は男性用サイズしかないんだよ。さっきも言ったように、女性用のバイクはヴァイド ルミエールしか販売されてない。

アヤ:………え?

父:最小のフレームでも、身長が160センチは必要。156センチのお前にはややでかすぎる。金銭面でも問題ないし、気に入ってくれたのはいいけど、物理的に不可能だな。

アヤ:ええええええ!女性サイズがないなんて…。はぁー、欲しいバイクが見つかったと思ったらこれか。ショック。

父:ピナレロ以来の興奮だもんな。

アヤ:諦めきれないな、悔しいな、Cofy II 欲しかったな。

父:サイズはお父さんにもどうすることもできない、すまん。

アヤ:うーーーん……今回は許したくないけど、フィブラのような形状は他のメーカーにもあるってことを知れたから許す!

父:これも一つの学びになったな。

アヤ:なった。この悲しみは忘れて次に行こーー!

C-1[シーワン]CT-CK,C-1 Limited 'blood force'

シンプルデザインで低価格を達成しながらも、テーパードヘッドをはじめ各部分の高剛性化を図り、レースでの使用も十分な戦闘力を持つフルカーボンバイク。そのC-1の東京サイクルデザイン専門学校とのコラボレーションから生まれた「作品」=スペシャルモデル。 デザイン科の学生達のコンペを通して採用された「C-1」の限定モデルとなります。BOMAの語源の一つ「望馬」の馬から連想されたたくましく、躍動する馬の浮き出た血管をモチーフにした“Blood force”です。全体に塗装工程を省いた分、通常のC-1よりも軽量になりました。

2018-12-12_22h09_09

父:C1 もまずまずリーズナブルだ。COFY と同じ13万5千円と比較的手を出しやすい。

アヤ:COFY に限らないんだけど、BOMAってフレームにいろんな模様を載せているね。そうやって他のバイクと差別化しているのかな。

父:たしかに、細かなデザインはを工夫している印象だね。フレームをアップで見てみるとアクセントが演出されているのがわかる。

アヤ:蜘蛛の糸みたいな、雷のような、他のメーカーのバイクにはあまり見られないワンポイントで心をつかまれるよ。ただ、COFY に関してはグッとはこなかったかな。

父:ということで、BOMA は以上で終了です。シクロクロスもあるけど、疲れたし、すでにむちゃくちゃ長い記事になってしまっったので終わりにしましょう…。

アヤ:一気に終わりやがったな……ラストのほうは明らかに流しているだろ(笑) 。

【 BOMAの結果発表&感想まとめ 】

長い会話にお付き合いいただき、ありがとうございました。
では、ボーマの結果発表です。

1位: CofyⅡ[コフィⅡ]CT-CO2

2位: RS-I [アールエスアイ] RS-I

私の中で、まだ CofyⅡ[コフィⅡ]を諦めきれていません。あまりのカッコよさにうっとり。絶妙な曲線に心を射抜かれました。

私の驚き&学びの一つが、「 フィブラの(独特な)形状は、他メーカーにも似た形状がある 」ということ。そういう意味では、選択肢が広がって嬉しいのですが、同時に、好きなバイクが見つかっても「 女性用のバイクがないかもしれない 」という恐怖も湧いてきました。

女性はけっこう共感くださると思うのですが、値段もカラーもデザインも全部合格!なのに、サイズがなくてあきらめざるを得ない……本当に泣きたくなります。

ただ、女性専用ブランド「リブ(LIV)」では、身長145センチ前後から対応可能な「 XXS 」サイズを展開している、とムック本に書いてありました。女性用のバイクのモデルも少しずつ展開するブランドが増えているのだと知り、少し嬉しかったです。それにしても、「ロードバイク選びにおいてサイズが超大事」だったとは…。知らなかった…。やはり店舗に行って実車で確かめるのが間違いない!と思った次第です。

2018-11-07 07.44.21-1

ですが、買いたいバイクを探す旅が着々と進んでいることは確かです。フィブラ形状の女性用バイクがあることを願って、今後も旅を継続していきますね。 


ロードバイクに1ミリも興味のなかった女子高生が、「買うぞ!」と決心するにいたった理由

女子高校生が買いたいロードバイクを探す旅【キャノンデール編】

女子高校生が買いたいロードバイクを探す旅 【メリダ編】

女子高校生が買いたいロードバイクを探す旅 【ピナレロ(PINARELLO)編】


★ツイッターアカウントはこちら\(^o^)/<最近記事を常にお届け!