買うかどうか半年迷っていたジムニーを正月明けに予約してきた。
選んだのは1.5LのジムニーシエラでグレードはJC。色はメタリックアイボリーというベージュっぽいやつ。屋根はツートンカラーではないノーマルのほう。

※これはジムニーのキネティックイエローです
ボディカラーは最後までキネティックイエローと迷ったのだが、やや派手すぎかな…と。
グレーやグリーン系のほうが土や草木っぽくてジムニーらしいと思ったのでそっちも検討したものの、オクサマの「グリーン系は地味でちょっとないわ~」という鶴の一声で却下となった。
気になる納期はディーラーでもはっきり断言できないそうで、「最低でも6カ月はかかる」とのこと。となると納期は7月か。ただ、2019年1月から増産体制に入るので、前倒しの可能性もあるにはある。
※別車種の既存ラインを潰してジムニー用ラインに変更する・・・って噂は何かで読んだ。
ジムニーとジムニーシエラの両方を試乗させてもらい、オクサマと散々協議した結果、ジムニーシエラに落ち着いたのだが、その経緯とか理由を記しておこうと思う。(購入後検討中の方のお役に立てばうれしい)
どうやら、フィアット(&イタ車全般)は伝統的にトランスミッション系が弱いそうで、周囲のイタ車所有者の経験談とか、ブログのコメント欄で改めて学ばせていただいた次第。

失敗したと思ったのが、メーカー保証を3年で終わらせてしまったこと。2年の延長保証をつけることもできたのに、「3年間ノートラブルだったから不要だろう」と判断してしまったのがつくづく悔やまれる。
よって修理費は実費。今後、再び深刻なトラブルが起きたときの持ち出しが怖い。5年目の車検(2019年5月)を迎えるのも地味に恐怖。2017年の1回目の車検でも「え!こんなにかかるの?」ってショックを受ける額だったし。
そんなわけで、下取り価格がつく今のうちに手を打っておく方がいいと判断した。幸いにも車体にキズはほぼなく、査定に影響はないレベルことも確認済み。
車そのものにはとても満足しており、本当ならまだまだ乗りたかったので残念な気持ちではある。
ジムニーはエンジンがもっさりしてるのが一番の理由で、試乗してみた結果でもその印象は変わらなかった。信号待ちからの出足がかなりゆったりしてて遅い。今どきの軽自動車に比べても遅く感じてしまう。

※ジムニーシエラ(JL)のミディアムグレーです
というのも、ジムニーはわりと重くて(軽で1,030 ~ 1,040 kg、シエラで1,070 ~ 1,090 kg)と両方1トンを超える。一般的な軽自動車の重量は800 kgくらいなので、250 kgもアップしてしまう。ハナから成人男性が4人乗っているようなモノで、そりゃもっさりするのも仕方ない。
それに比べて1.5L エンジンのジムニーシエラは満足のいく走りだった。パンダよりも余裕があったので、問題なし。ただ、パンダの方はターボが低速から効くという特徴があるので、最初の出足だけはパンダが勝る(そのかわり、伸びないw)

試乗したオクサマも同じ意見で、「ジムニーはいい車なのは認めるけど、非力なエンジンだけがネック」と話していた。維持費が安いのは魅力だし、フェンダーのない箱型ボディはスッキリしてて好きだったが…。

内装やシート、室内空間に違いはないので迷う要素なかった。黒一色の内装は地味で無愛想な印象を最初は受けたのだが、ところどころにシルバーの差し色があって見慣れてくると意外に悪くない。

※シフォンアイボリーメタリックです
樹脂製のフェンダーが力強くてカッコいいのもマル。そのぶんトレッドも広くなり、安定感のあるフォルムなのも好み。
ジムニーシエラのほうがジオメトリは大きくなるが、たかが知れている。車幅はパンダとまったく同じ1,645 mm とかなり細く、全長はパンダより10.5 センチも短くなるので取り回しで苦にはならない。

ホイールベースが5センチ短くなり、後席の狭さは気にならないと言ったら嘘になる。とはいえ、今後は子どもが親から巣立つし、家族全員で出かける機会も少なくなるので、いざというとき乗れればOKと割り切った。
<パンダ>
<ジムニーシエラ>
結論から言うとノープロブレム。シートはかなり前に出さねばならないが、正しいポジションは取れる。座面の高さ調整は不可だが、問題なし。

※「あと数センチだけ上げられたらベスト」とは話していた
アクセル、ブレーキへのアクセスもスムーズだし、ハンドルにテレスコがないもののこれもクリア。自分もオクサマもドラポジの不安はない。この辺の機能を省くことでコストダウンしているはずなので、あまり文句は言えない。
スクエアボディのおかげで「車両感覚はすっごく掴みやすい!」そうな。

巨大なサイドミラーと大柄なバックミラーのサイズも見やすいとこのと。
2人ならまだしも、4人乗車時のトランクスペースは最低限で、帰省とか家族旅行に行くとして、どこに荷物を積めばいいのか…。どこかのタイミングでルーフキャリアを検討しなければいけないかもしれない。

しかし、ただでさえ車高が高い(1730mm)のにそこにルーフキャリアを置いたら、さぞかし積み下ろしがやりにくかろう。オクサマ単独では絶対ムリ。あと高架下の最低地上高にも接触しそうで、走るコースを制限される恐れもある。まあ、ボチボチ考えていこう。
ロードバイクを積むことに関しては検証済みなので問題なし。後席を畳めばミニベロ2台は余裕、ロードバイクでも2台いけるスペースは確保できる。
あとはこれかな…。まあ、これを承知で購入に踏み切ったわけだが。
Euro NCAP Crash Test of Suzuki Jimny
手放すとわかっている車の車検に通すのはありえないので、車検直前に手放すことにした。つまりシエラの納車まで車なし生活送る覚悟である。
二カ月くらい、移動手段は自転車でたぶんダホンのEEZZ D3 が活躍する予感。子供らのママチャリも活用することになるだろう。梅雨の時期というのが心配だが、暖かい季節なのでなんとかなりそう。
納期が早まるのを祈るばかりである。
ということで、引き続きジムニーシエラについてはレポートしていきますね。
◇ ジムニー(JB23型)に3年ほど乗った弟によるインプレッションと新型ジムニーは買いかどうかについての率直な意見をもらった
◇ 日本で大絶賛のスズキのジムニー(&ジムニーシエラ)は、海外ではやや辛口なレビューをされていた(動画を翻訳してみました)
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選んだのは1.5LのジムニーシエラでグレードはJC。色はメタリックアイボリーというベージュっぽいやつ。屋根はツートンカラーではないノーマルのほう。

※これはジムニーのキネティックイエローです
ボディカラーは最後までキネティックイエローと迷ったのだが、やや派手すぎかな…と。
グレーやグリーン系のほうが土や草木っぽくてジムニーらしいと思ったのでそっちも検討したものの、オクサマの「グリーン系は地味でちょっとないわ~」という鶴の一声で却下となった。
気になる納期はディーラーでもはっきり断言できないそうで、「最低でも6カ月はかかる」とのこと。となると納期は7月か。ただ、2019年1月から増産体制に入るので、前倒しの可能性もあるにはある。
※別車種の既存ラインを潰してジムニー用ラインに変更する・・・って噂は何かで読んだ。
ジムニーとジムニーシエラの両方を試乗させてもらい、オクサマと散々協議した結果、ジムニーシエラに落ち着いたのだが、その経緯とか理由を記しておこうと思う。(購入後検討中の方のお役に立てばうれしい)
目次
- 5年でフィアットのパンダに見切りをつけた理由
- ジムニーではなく、ジムニーシエラを選んだ理由
- ジムニーシエラの気に入っている部分
- ジムニーシエラは小柄な女性でも運転できる?
- ジムニーシエラに乗り換えるうえでの不安
- パンダの車検が2019年5月中旬に控えている問題
5年でフィアットのパンダに見切りをつけた理由
2018年11月に起きたトランスミッション系のトラブルがキッカケ。かなりレアな呼称とのことだったが、部品をイタリアから輸送&修理に45日間もかかるのはなかなかキツかった。台車はお借りさせていただけたけど、乗り慣れない車(トヨタのヴィッツ)なのであまり運転したくはなかった。どうやら、フィアット(&イタ車全般)は伝統的にトランスミッション系が弱いそうで、周囲のイタ車所有者の経験談とか、ブログのコメント欄で改めて学ばせていただいた次第。

失敗したと思ったのが、メーカー保証を3年で終わらせてしまったこと。2年の延長保証をつけることもできたのに、「3年間ノートラブルだったから不要だろう」と判断してしまったのがつくづく悔やまれる。
よって修理費は実費。今後、再び深刻なトラブルが起きたときの持ち出しが怖い。5年目の車検(2019年5月)を迎えるのも地味に恐怖。2017年の1回目の車検でも「え!こんなにかかるの?」ってショックを受ける額だったし。
そんなわけで、下取り価格がつく今のうちに手を打っておく方がいいと判断した。幸いにも車体にキズはほぼなく、査定に影響はないレベルことも確認済み。
車そのものにはとても満足しており、本当ならまだまだ乗りたかったので残念な気持ちではある。
ジムニーではなく、ジムニーシエラを選んだ理由
ジムニーとジムニーシエラどっちを選ぶかだが、これは早い段階で「シエラしかない」と決めていた。ジムニーはエンジンがもっさりしてるのが一番の理由で、試乗してみた結果でもその印象は変わらなかった。信号待ちからの出足がかなりゆったりしてて遅い。今どきの軽自動車に比べても遅く感じてしまう。

※ジムニーシエラ(JL)のミディアムグレーです
というのも、ジムニーはわりと重くて(軽で1,030 ~ 1,040 kg、シエラで1,070 ~ 1,090 kg)と両方1トンを超える。一般的な軽自動車の重量は800 kgくらいなので、250 kgもアップしてしまう。ハナから成人男性が4人乗っているようなモノで、そりゃもっさりするのも仕方ない。
それに比べて1.5L エンジンのジムニーシエラは満足のいく走りだった。パンダよりも余裕があったので、問題なし。ただ、パンダの方はターボが低速から効くという特徴があるので、最初の出足だけはパンダが勝る(そのかわり、伸びないw)

試乗したオクサマも同じ意見で、「ジムニーはいい車なのは認めるけど、非力なエンジンだけがネック」と話していた。維持費が安いのは魅力だし、フェンダーのない箱型ボディはスッキリしてて好きだったが…。
ジムニーシエラの気に入っている部分
ジムニーを選ばなかった理由の裏返しで、1.5Lの余裕ある走りをすること。意思決定を分けたのはエンジン性能のみ。高速道路をそこそこ走る機会があるので、そこは妥協できなかった。
内装やシート、室内空間に違いはないので迷う要素なかった。黒一色の内装は地味で無愛想な印象を最初は受けたのだが、ところどころにシルバーの差し色があって見慣れてくると意外に悪くない。

※シフォンアイボリーメタリックです
樹脂製のフェンダーが力強くてカッコいいのもマル。そのぶんトレッドも広くなり、安定感のあるフォルムなのも好み。
ジムニーシエラのほうがジオメトリは大きくなるが、たかが知れている。車幅はパンダとまったく同じ1,645 mm とかなり細く、全長はパンダより10.5 センチも短くなるので取り回しで苦にはならない。

ホイールベースが5センチ短くなり、後席の狭さは気にならないと言ったら嘘になる。とはいえ、今後は子どもが親から巣立つし、家族全員で出かける機会も少なくなるので、いざというとき乗れればOKと割り切った。
<パンダ>
- 全長(mm) 3,655
- 全幅(mm) 1,645
- 全高(mm) 1,550
- ホイールベース(mm) 2,300
<ジムニーシエラ>
- 全長(mm) 3,550
- 全幅(mm) 1,645
- 全高(mm)※1 1,730
- ホイールベース(mm) 2,250
ジムニーシエラは小柄な女性でも運転できる?
実は最も気にしていたのが「身長147センチのオクサマでも運転できるのか?」という点。これがダメなら全てがパー。結論から言うとノープロブレム。シートはかなり前に出さねばならないが、正しいポジションは取れる。座面の高さ調整は不可だが、問題なし。

※「あと数センチだけ上げられたらベスト」とは話していた
アクセル、ブレーキへのアクセスもスムーズだし、ハンドルにテレスコがないもののこれもクリア。自分もオクサマもドラポジの不安はない。この辺の機能を省くことでコストダウンしているはずなので、あまり文句は言えない。
スクエアボディのおかげで「車両感覚はすっごく掴みやすい!」そうな。

巨大なサイドミラーと大柄なバックミラーのサイズも見やすいとこのと。
ジムニーシエラに乗り換えるうえでの不安
正直に言うと不安がないわけではない。まずトランクの圧倒的な狭さ(後席利用時)は気になっている。2人ならまだしも、4人乗車時のトランクスペースは最低限で、帰省とか家族旅行に行くとして、どこに荷物を積めばいいのか…。どこかのタイミングでルーフキャリアを検討しなければいけないかもしれない。

しかし、ただでさえ車高が高い(1730mm)のにそこにルーフキャリアを置いたら、さぞかし積み下ろしがやりにくかろう。オクサマ単独では絶対ムリ。あと高架下の最低地上高にも接触しそうで、走るコースを制限される恐れもある。まあ、ボチボチ考えていこう。
ロードバイクを積むことに関しては検証済みなので問題なし。後席を畳めばミニベロ2台は余裕、ロードバイクでも2台いけるスペースは確保できる。
あとはこれかな…。まあ、これを承知で購入に踏み切ったわけだが。
Euro NCAP Crash Test of Suzuki Jimny
パンダの車検が2019年5月中旬に控えている問題
納車は7月(予定)なので確実に車検が来てしまう。うーむ、こんなことなら昨年秋に予約しておくんだった…。手放すとわかっている車の車検に通すのはありえないので、車検直前に手放すことにした。つまりシエラの納車まで車なし生活送る覚悟である。
二カ月くらい、移動手段は自転車でたぶんダホンのEEZZ D3 が活躍する予感。子供らのママチャリも活用することになるだろう。梅雨の時期というのが心配だが、暖かい季節なのでなんとかなりそう。
納期が早まるのを祈るばかりである。
ということで、引き続きジムニーシエラについてはレポートしていきますね。
◇ ジムニー(JB23型)に3年ほど乗った弟によるインプレッションと新型ジムニーは買いかどうかについての率直な意見をもらった
◇ 日本で大絶賛のスズキのジムニー(&ジムニーシエラ)は、海外ではやや辛口なレビューをされていた(動画を翻訳してみました)
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コメント
コメント一覧 (13)
高さを必要としない時は背当てとして使うと長距離の時に具合が良いです。
cyclegadget
が
しました
私自身も、次は2020年にモデルチェンジをするであろうハイエースに乗り換えようかと考えています。
シエラのインプレ楽しみにしています。
cyclegadget
が
しました
スズキの車は塗装が弱い傾向があり(色による)
ワックスをかけると色がガッツリ落ちる事があるので
メンテにはガラス系コーティングがおすすめです
あと雨の日は屋根から聞こえる雨音の大きさにビックリするかも?
トヨタ車から乗り換えた直後は気になったもんですw
cyclegadget
が
しました
なるほど!!!!その手がありましたね・・・。
妻が喜びます。その方法でぴったりなポジションにしてあげようと思います。
ありがとうございました。
charikettaさん
パンダ、ぜんぜん好きなんですけど、今後のコストを考えたら決断は速いほうがいいな・・・と思っての苦渋の決断です。インプレ、もちろんお届けしますよ~~。
教授さん
うおお。。。そんな可能性もあるんですね。
こういう情報って、ユーザーさんでないとなかなか気づけ無い部分ですよね。とくに雨の音なんてその典型ですね。アバタもエクボの精神で愛します!
cyclegadget
が
しました
最近はノーマルもシエラもよく見かけるようになりましたね。
納車までの半年、
cyclegadget
が
しました
楽しみですねー、と書きたかったのでしたF(..)''
cyclegadget
が
しました
お見通しでしたよね…でへへ
私も見かける回数がこのところ増えてきました。圧倒的に軽自動車のほうが多い印象。9:1くらいですかね~~。楽しみに待つことにします。(^^)
cyclegadget
が
しました
お互い、なるべく早く納車になるといいですね!!
cyclegadget
が
しました
ずいぶん納期時期が二転三転してますね・・・。私も予約前は「1年はデフォ」と噂で聞いてましたが、お店での感触(確約ではない)だと半年と聞かされています。もしかして、ベストシナリオなのかもしれません。。そういえばまだはっきりした返事ない。。ドキドキしてきました(笑)
我々の納期が間に合いますように。。。\(^o^)/
cyclegadget
が
しました
実は購入前に参考にさせてもらっていました。久しぶりに覗かせてもらったらm(_ _;)m
「えぇーーー!」って感じでショックと同時にうちの子も・・・((((;゚Д゚))))・・・もしや・・・
一応、イージーケアを延長しているので余程の事がなければ買い替えは無いと思うけど
イタ車は突然のお別れになる場合が・・・25年ほど前に経験しております
パンダは残念ですけど新しいクルマを迎えるのって楽しみですよね
これからも覗かせてもらいますのでジムニーちゃん楽しみにしてます
cyclegadget
が
しました
イージーケアの延長は正解!だと思います。
私もやっておくんだった。。。これも経験でアリ、学びであります(笑)。
ジムニーはいつやってくるかまださっぱりわからないのですが、楽しみにしています。
もちろん、レビューもやっていきます~~(∩´∀`)∩
cyclegadget
が
しました
cyclegadget
が
しました
トランスミッションの一部が壊れ、ユニットで交換することになりました。
くわしくはこのへんで書いております。ただ、細かい部分はわすれてしまいましたが^^;
http://www.cycle-gadget.com/cycle_gadget_2019_01.html
cyclegadget
が
しました