新幹線を使って宿泊込みの輪行をするには、ちょっとしたコツが必要。荷物が多すぎると運べないし、少な過ぎても現地で困る。必要なものを必要なだけ持参すべきなのだが、その加減が難しい。
ということで、長野県栄村の信州秋山郷で開催された「グルッとまるごと栄村100キロサイクリング」を例にとり、こんな感じで荷物を用意し、運びましたよ…という経験談をお伝えしたい。
個人的にメッセンジャーバッグが好きなので、自分はミッションワークショップのrummyを使った。容量的には申し分ないビッグサイズ。 詳しいレビューは下記をどうぞ。
>> ミッションワークショップ(missionworkshop)のメッセンジャーバッグ、『Rummy』のロングターム・インプレッション(4年10ヶ月)
>> ミッションワークショップのメッセンジャーバッグ、「Rummy(ラミー)」を3年ちょい酷使しての正直な感想
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土曜に移動&宿泊、日曜にイベント&宿泊、月曜に戻る…という2泊3日の行程なのだが、宿用で着るシャツ、短パン、下着は1セットのみ。つまり、2日間同じ服を着る。荷物はなるべく減らしたいので、多少のことは我慢する。
なーに、荷物が増えることを考えたら、連続着用などたいしたことではない。 初日に着ていくサイクルジャージ上下とは別に、もう1セットを持っていった。上級者は初日の晩に洗濯して部屋干しし、翌日に同じのを着ることで荷物を減らすこともある。
ただ、自分はビブショーツで新幹線に乗る度胸はまだなく、おとなしくサイクルパンツを着用するしかなかったためである。
コンセントと充電ケーブルだけでもよいのだが、外付けバッテリーのほうが「移動中に充電できる」点においてベター。旅の際は移動しながら充電できるとなにかと助かる。外付けバッテリーは輪行に必須のアイテムである。
/ 移動中も充電可能 \
診察券とかポイントカードとかJAF会員カードとか、不要なものは極力持参せず、小ぶりな財布にまとめる。 CHUMS Eco Small Wallet (エコスモールウォレット)がとても気に入っていて、輪行の際は必ずお世話になっている。
サイクルジャージのバックポケットにきれいにおさまるサイズ。防水性もなかなか高く、汗を滝のようにかいても中のお札が濡れることはない。
>> 【サイクリング用にぴったりの財布】 CHUMS Eco Small Wallet (エコスモールウォレット)のインプレッション
後述するが、帰宅前夜にRummyに不要な荷物をつめこみ、宿から宅急便で自宅に送ってしまえばかなりの軽量化になる。その際の最低限用のバッグとして、カタパルトがあるとちょうどいいのだ。
イベント中って時刻を知りたい瞬間がわりと多いの。「さっきのエイドからなん分走ったかなー、次のエイドまでは20分くらいかー」って予測するのもできるし、「足切りタイムがあと30分に迫っているから、休憩は短時間にしておこう」って目安にも使える。
サイコンで確認してもいいのだけど、使っているうちに時間が狂ってくるし、いちいちボタン操作するために片手運転になるのも危険。あと、ヒルクライムで疲労の極限状態にあるときは、「サイコンを触るのすら面倒クセェ」ってなる。やはり、腕をチラッと見て時間が確認できるほうが便利。
なにしろ、山の中とか自然の中では時間を把握するヒントが圧倒的に少ない。いや、ほぼ無いといってよい。時刻がさっぱりわからないと、「オレはいったい何分走り続けているのだ…」となり、無間地獄をさまよっている気分に陥る。そんな精神状態で漕ぎ続けるのは想像以上にツラい。腕時計はしていきましょう。(もちろん、防水性があるもので)
あと、ちょっとしたことだけど、バンドは運動に適したものがベターかなと。汗や水分に弱い皮革製は禁物。ナイロンのようなそのまま丸洗いできるタイプが劣化を気にせず使える。
もうひとつ、デジタル表示よりもサイクリングにはアナログ(針の表示)が適していると思うのは自分だけだろうか?デジタルだといちいち脳内で経過時間を計算させられる気がして、直感的では無い。疲労MAXのヒルクライムでは、とにかく肉体&精神のストレスを最小限におさえよう。
要するに、むちゃくちゃ疲れてダルいんですね。翌日もやはり疲労は残っており、その状態で輪行帰宅しなければならない。前述した荷物をすべて背負って運ぶのは、テンションの高い行きならまだしも、帰りはひたすらに邪魔でしかない。
/ 行きはともかく、帰りもこの荷物を背負って移動はけっこうシンドい \
そこで、余ったダンボール箱を宿でいただく。輪行バッグや貴重品類以外をRummyにぶち込み、バッグごとダンボールに詰め込んで着払いで自宅へ送ってしまう。これ、帰りの移動が超絶ラクチンになるのでマジでオススメ。
くれぐれも、家の鍵、輪行バッグを詰め込まないよう、ガムテープを貼る際にはダブルチェックをお願いします。疲れ切っているときに作業すると、信じられないイージーミスを犯す可能性がある(笑)。
以上、新幹線等を使って長距離移動し、宿泊込みの輪行をするときの荷物の運び方コツでした。
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ということで、長野県栄村の信州秋山郷で開催された「グルッとまるごと栄村100キロサイクリング」を例にとり、こんな感じで荷物を用意し、運びましたよ…という経験談をお伝えしたい。
メッセンジャーバッグか、バックパックか
ぶっちゃけ、どっちでも良い。周囲を見ていると、圧倒的にバックパック派が多い。9:1でバックパック。背中に均等に重量がかかるので、40キロとか50キロ走るにはバックパックのほうが適していると思う。個人的にメッセンジャーバッグが好きなので、自分はミッションワークショップのrummyを使った。容量的には申し分ないビッグサイズ。 詳しいレビューは下記をどうぞ。
>> ミッションワークショップ(missionworkshop)のメッセンジャーバッグ、『Rummy』のロングターム・インプレッション(4年10ヶ月)
>> ミッションワークショップのメッセンジャーバッグ、「Rummy(ラミー)」を3年ちょい酷使しての正直な感想
新幹線輪行を踏まえて持参した荷物
Rummyに詰め込んだのは以下の通り。↓
- 2日目(イベント用)のジャージ上下
- サイクリング用ソックス(1足)
- Tシャツ、短パン、下着(各1枚)
- 小さめのタオル
- メガネ
- コンタクトレンズケア用品
- 歯ブラシ&糸ようじ
- 日焼け止め
- ワイヤーロック(2本)
- 財布
- iPhone用外付けバッテリー&ケーブル
- 自宅の鍵
- 輪行バッグや紐等一式
- TIMBUK2の小型メッセンジャーバッグ
土曜に移動&宿泊、日曜にイベント&宿泊、月曜に戻る…という2泊3日の行程なのだが、宿用で着るシャツ、短パン、下着は1セットのみ。つまり、2日間同じ服を着る。荷物はなるべく減らしたいので、多少のことは我慢する。
なーに、荷物が増えることを考えたら、連続着用などたいしたことではない。 初日に着ていくサイクルジャージ上下とは別に、もう1セットを持っていった。上級者は初日の晩に洗濯して部屋干しし、翌日に同じのを着ることで荷物を減らすこともある。
ただ、自分はビブショーツで新幹線に乗る度胸はまだなく、おとなしくサイクルパンツを着用するしかなかったためである。
電源の確保は外付けバッテリーで充分
うれしい発見だったのが、アンカーのモバイルバッテリー(Anker PowerCore 10000)が2泊3日の旅程を余裕でカバーしてくれたこと。途中で切れるどころか、半分くらしか使わなかった。今回の旅で300枚ほど写真を撮りまくったのでそこそこ電池は使ったけど、Anker PowerCore 10000ひとつあれば、ぜんぜん余裕である。実に頼もしい。コンセントと充電ケーブルだけでもよいのだが、外付けバッテリーのほうが「移動中に充電できる」点においてベター。旅の際は移動しながら充電できるとなにかと助かる。外付けバッテリーは輪行に必須のアイテムである。
/ 移動中も充電可能 \
財布もスリムにしよう
財布も断捨離してあげるのがよろしい。ふだんの長財布をそのまま持っていくとかさばってしまう。現金以外は「クレジットカード、健康保険証、キャッシュカード、イマージェンシーカード(血液型とか緊急連絡先を書いたモノ)」のみにした。診察券とかポイントカードとかJAF会員カードとか、不要なものは極力持参せず、小ぶりな財布にまとめる。 CHUMS Eco Small Wallet (エコスモールウォレット)がとても気に入っていて、輪行の際は必ずお世話になっている。
サイクルジャージのバックポケットにきれいにおさまるサイズ。防水性もなかなか高く、汗を滝のようにかいても中のお札が濡れることはない。
>> 【サイクリング用にぴったりの財布】 CHUMS Eco Small Wallet (エコスモールウォレット)のインプレッション
TIMBUK2のカタパルトもRummyに突っ込んでおいた
メッセンジャーバッグの中に、小さいメッセンジャーバッグを入れるというハック。ぺったんこにすればさして容量を食わないし、たいして重くもない。 大きいメッセンジャーバッグで現地を走るには邪魔なので、宿に荷物を置いておいて走りたいこともある。そんなときに小型メッセンジャーが重宝するわけ。後述するが、帰宅前夜にRummyに不要な荷物をつめこみ、宿から宅急便で自宅に送ってしまえばかなりの軽量化になる。その際の最低限用のバッグとして、カタパルトがあるとちょうどいいのだ。
長丁場イベントに腕時計は必須
「スマホがあれば時間わかるし、わざわざ腕時計はめるなんてナンセンスっしょ」という意見がある。一理あるのだが、長丁場のサイクリングイベントには腕時計があるほうがゼッタイによい。イベント中って時刻を知りたい瞬間がわりと多いの。「さっきのエイドからなん分走ったかなー、次のエイドまでは20分くらいかー」って予測するのもできるし、「足切りタイムがあと30分に迫っているから、休憩は短時間にしておこう」って目安にも使える。
サイコンで確認してもいいのだけど、使っているうちに時間が狂ってくるし、いちいちボタン操作するために片手運転になるのも危険。あと、ヒルクライムで疲労の極限状態にあるときは、「サイコンを触るのすら面倒クセェ」ってなる。やはり、腕をチラッと見て時間が確認できるほうが便利。
なにしろ、山の中とか自然の中では時間を把握するヒントが圧倒的に少ない。いや、ほぼ無いといってよい。時刻がさっぱりわからないと、「オレはいったい何分走り続けているのだ…」となり、無間地獄をさまよっている気分に陥る。そんな精神状態で漕ぎ続けるのは想像以上にツラい。腕時計はしていきましょう。(もちろん、防水性があるもので)
あと、ちょっとしたことだけど、バンドは運動に適したものがベターかなと。汗や水分に弱い皮革製は禁物。ナイロンのようなそのまま丸洗いできるタイプが劣化を気にせず使える。
もうひとつ、デジタル表示よりもサイクリングにはアナログ(針の表示)が適していると思うのは自分だけだろうか?デジタルだといちいち脳内で経過時間を計算させられる気がして、直感的では無い。疲労MAXのヒルクライムでは、とにかく肉体&精神のストレスを最小限におさえよう。
帰宅前のちょっとしたハック
声を大にして言っておくが、100キロを越えるヒルクライムイベント後は、「何もしたくない。スマホを持ち上げることすら面倒。誰か俺を風呂場に運んで体を清め、口元に食事を持ってきてほしい。オレはただ上を向いて横になっていたい」状態になる。体力の有り余った上級者ヒルクライマーならともかく、ふつうのおっさんなら確実にそうなる。要するに、むちゃくちゃ疲れてダルいんですね。翌日もやはり疲労は残っており、その状態で輪行帰宅しなければならない。前述した荷物をすべて背負って運ぶのは、テンションの高い行きならまだしも、帰りはひたすらに邪魔でしかない。
/ 行きはともかく、帰りもこの荷物を背負って移動はけっこうシンドい \
そこで、余ったダンボール箱を宿でいただく。輪行バッグや貴重品類以外をRummyにぶち込み、バッグごとダンボールに詰め込んで着払いで自宅へ送ってしまう。これ、帰りの移動が超絶ラクチンになるのでマジでオススメ。
くれぐれも、家の鍵、輪行バッグを詰め込まないよう、ガムテープを貼る際にはダブルチェックをお願いします。疲れ切っているときに作業すると、信じられないイージーミスを犯す可能性がある(笑)。
以上、新幹線等を使って長距離移動し、宿泊込みの輪行をするときの荷物の運び方コツでした。
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コメント
コメント一覧 (5)
記事とは全く関係ないんですが、以下のURLを確認してもらいたいのです
http://www.ternbicycles.jp/dl/2017/20170721KittdesignCarbonWheel.pdf
私は自転車を取り扱う職業ですので、タイレルに取り付けていらっしゃるバトンホイールが気になったので、念のためと思いまして・・・
そのスペースが他の人に使われている場合、乗務員さんに相談すると、使っても良い廊下スペースを案内してもらえます。
ご丁寧にお知らせいただき、ありがとうございます!
この案内が出てすぐに、ショップさんから連絡ありまして、チェックしてまいりました。
結果、問題なしとのことでした(^_^;)