クロモリ(パナソニックのFRCC22)を買って2年が過ぎました。
1年で5,000km 乗っているので、1万キロを超えたところです。

カーボンのロードバイクから乗り始めて、クロモリに移行したので、最初は「重さやデメリットが目につくのかしら」とビクビクしていたのが、大満足な結果に。大好きで大切なマシンになっています。

クロモリロードの素晴らしさをお伝えしたく、2年間を振り返ってみます。

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目次


シンプル・イズ・ベストなルックス

まっっっっったく飽きが来ないですね。むしろ愛おしさが増しているほど。

古来からの自転車の造形なので、目新しさはないかわりに、古臭く感じることもありません。

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カーボンのフレームに傷が付くと、ショックで1週間くらい落ち込むものですが、クロモリだと不思議なもので、小傷程度なら「形あるものいつか壊れる…。仕方ないさ」と開き直れるものです。

フレームがシンプルなぶん、似合うホイールが多い

フレームが細いと、合わせられるホイールの種類が多くなります。

高ハイト~低ハイト、どんなのもマッチさせやすいかなと。クラシカルな手組みホイールもよし、近代的なカーボンホイールもよし、どっちもそれなりに様になるものです。

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わかりやすいかっこよさ、刺激的なルックスを求めるならカーボンロードなのは間違いないです。ただ、個性的な形状をしていればしているほど、合わせるホイールも難しいですね。

たとえば、エアロでマッチョな太めのフレームだと、ディープリムはバッチリだけど、低いリムハイトのだとアンバランスになってしまう…ことはありますね。

重さは意外に気にならない

買って、乗ってみるまでずっと不安だったのが「重量」です。アルテグラ組のカーボンロードなら7キロ台にするのは難しくないですが、クロモリだと、どう頑張ってもプラス1.5kg くらいは増してしまう。

たしかに、持ってみると重さは感じるんですが、走らせると不快感はなく、なんら支障はありません。バネ感のおかげで、気持ちよくロングライドできてしまいます。

峠が苦になるか?というと、そんなこともなく、むしろ下りはクロモリのほうが安定してて、走りやすいと感じるほどです。

「クロモリで重いから、どこそこに行くのはやめておこう」とか「もっと軽かったら良かったのにな…」と考えたことは一度もありません。

まあ、タイムを競うヒルクライムレースに参加するのなら、カーボンロードを選びます。でも、グランフォンドとかブルベならクロモリで出ると思います。

ディスクブレーキのロードバイクより用途が広い

リムブレーキのロードバイクの大きなメリットは「輪行しやすい」こと。これはもう間違いないですね。

  • すばやく解体できる
  • ローター等、接触を気にする部分がない
  • ホイール脱着に工具が不要
  • ブレーキシューの間に挿し込むスペーサーが不要

輪行はクロモリでしかしていないし、今後もするつもりはありません。

飛行機での輪行は未経験ですが、もしやるなら必ずリムのほうで行きます。

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ダンボールに入れる空輸式の宅配なら、ディスクロードでもいいかも…とは思えますけど、油圧ブレーキのこともあるし、やはりトラブルになりにくい「リム&ワイヤー」のブレーキを信用してしまいますね。

クロモリはシルエット的にリムブレーキが似合う

シンプルに、クロモリにはリムブレーキが似合います。

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ディスクブレーキはいまいちしっくりこないし、重量が増すので、クロモリをわざわざディスクで乗りたくはないかなと。

今後も、仮にクロモリ(or チタン)の金属系バイクを増車することになっても、ディスクブレーキは選ばないつもりです。

合わせられる服装の幅が広い

上下ビブでも、ハーフパンツ&Tシャツでも、どんな格好でも違和感がないのがクロモリ。

輪行時は「ハーフパンツ&バックポケット付きTシャツ」って決めていまして、さすがにカジュアルすぎてラピエールのXELIUS(ゼリウス) SL ULTIMATE Discには似合いません。

ロングライドで走行メインの日は上下ビブ、めし屋、カフェ、岩盤浴等、立ち寄りをするつもりならピッチリしていない私服系サイクルウェア…と使い分けています。いちいち服装を考えるのを億劫に感じる性格なので、クロモリは助かります。

たとえるなら、仕事にも、結婚式の二次会にも、週末のお出かけにも使える、ジーンズにもスラックスにも、革靴にもスニーカーにも合わせられるベーシックで着回しの良いジャケットを持っている感じです。

ホイール選択肢が今後どうなるかは不安

ちょっと不安視しているのが、「数年後、リムブレーキのホイールの選択肢がどれくらいあるのか?」という点。

まあ、何事も需給バランスだし、リム愛好家はわりと多いので心配はしていませんが、選択肢が狭まるのは間違いないでしょう。

よって、いま愛用しているBORA ONEは大事に使っています。リム面を傷めぬよう、雨天時には乗らないし、こまめに拭き掃除しております。

威圧感がなく、どんな風景にも馴染む

押し出し感は薄いので、街中でも田舎でも溶け込みます。

XELIUS(ゼリウス) SL ULTIMATE Discだとこうはいかなくて、かっこよすぎるのか、迫力がありすぎるのか、街中でガン見されます。すごく視線を感じます。

自転車に興味のない人でも「只者ではないバイク」というのがわかるのでしょう。車に詳しくなくても、誰だってフェラーリを見たら「スーパーな乗り物だ」ってわかるようなものかなと。

カーボンロードは「なんだか高そう」と思われやすいけど、クロモリは自転車が趣味じゃない人には価格が伝わらないっぽいです。値段を伝えるとかなり驚かれます。

バイクパッキングが様になる

革のフロントバッグも、大容量のサドルバッグも、クロモリには似合います。

とくにバイクパッキング用のBackloader(バックローダー) 6Lは、XELIUS(ゼリウス) SL ULTIMATE Discにはまったく似合わない…。なんせレースマシンですからね。

これもあって、輪行や一泊旅はクロモリでやってしまいます。

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以上、2年間クロモリロードに乗ってみた感想です。

結論、「クロモリは一生の友!」です。
末永く乗り続けようと思います。


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