パナソニックのクロモリ(FRCC22)を買って2年半になります。

乗ってよし&見てよしの最高の相棒でして、未だに新鮮な気持ちで乗り続けております。手放すつもりはなく、できれば生涯乗り続けたい…と思ってます。いや~~、金属フレームって本当に愛着がわきますね。

2021-12-28 15.51.40

感想等はこのへんの記事に書いてあります。

>> クロモリロードバイクに2年間乗ってみた感想

>> パナソニックのクロモリロードバイク(FRCC22)のファーストインプレッション

2年経った21年の10月時点でオーバーホールはしたかったのですが、ご多分に漏れずパーツが入荷されず、具体的にはカセットスプロケットが4ヶ月待ち…。チェーンとBBとブレーキワイヤーはあったので先に確保しておきました。

で、今年の1月末にようやくカセットスプロケットが入り、オーバーホールとなりました。 作業いただいたのは、10年以上のお付き合いになるハクセン鳩ヶ谷(埼玉県川口市)さんです。

目次


チェーンとカセットスプロケットは一新

チェーンはほどほどに伸びてましたので、まだ使えなくもなかったけれどセットで交換。

カセットスプロケットはずっと愛用している14-28Tのジュニア用。
小刻みなクロスレシオでギアをまんべんなく使えてシフトチェンジが気持ち良い。

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11Tとか12Tは自分の脚ではほぼ不要なので、割り切って捨ててます。
ここ6年ほどこのギア比しか使ってません。

BBはまだ使えたかも…だけど同時に交換

どうせオーバーホールだし、ということで同時に交換しました。

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何をいつに交換した…というタイミングがバラバラだと後々こんがらがってしまうので、オーバーホールで何もかも一新するほうが管理がしやすいです。複数回に分けると工賃もかさみますしね。

きっちり締まっているはずのBB周辺にも、黒くなった砂っぽいものが蓄積している…。

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もちろん、BBそのものの内部には侵入してませんが。

幸い、フレーム内にサビはなく、ラスペネを吹きかけて予防いただきました。私もときどきシートポストを抜いてラスペネを吹いているので、長持ちさせるためにも継続しようと思います。

ヘッドの上下のベアリングが破損しかけていた

ここが一番やばかったです。
上下のベアリングが破損しかけていました。

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普通に乗るぶんには変化は感じなかったんですが、メカニックさんは持った瞬間「おや?」と異変に気が付いたそうです。さすがプロ…。

上のベアリングは雨や滴り落ちる汗によって、 下のベアリングはタイヤから巻き上げられる水によって、つまりどっちも同じように水分にさらされるわけですね。グリスで守っていても限界があります。

シールドベアリングなのでそのまま交換しました。

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余談ですが、なぜか私の乗るロードバイクはヘッド周辺の劣化が激しい、という特徴があります。

下の記事はパナモリ以前に乗っていたBOMA Refale のオーバーホールなんですが、ヘッドのベアリングが崩壊してました。メカニックさんがヘッドキャップを開けた瞬間「なんじゃこりゃ~~!」と叫んだくらいひどい状態でした。

>> 【2年ぶりのオーバーホール】 ヘッドのベアリングが崩壊し、ボトムブラケットが錆びていて震え上がった話

グリスが抜けてドロドロ&錆びてます。しかもベアリングが死んでいる……シールドベアリングなのに、中に水分が浸透して内部から崩壊してますね……メカニック人生でまず見ない事例です…。
※メカニックさんの証言


思い当たる節はあって、夏場に汗だくで三本ローラーを回しまくっていたのがたぶん原因です。その後は汗対策をしていたのでそこまでひどくはなかったものの、やはり「ヘッドのベアリングだけいつもなぜか劣化が早い」という事象は相変わらずでした。

真相は闇ですが、とにかく私はそういう傾向があります。
乗り手によって負荷のかかり方が違うのかもなので、ひとつの参考事例として。

ブレーキワイヤーも一新(合わせてバーテープも)

Di2なのでシフトワイヤーはなく、交換するのはブレーキワイヤーのみ。

ちなみに、「ワイヤーの本数が少ない=ハンドル操作が軽い」のはDi2の特徴です。これだけでも突っ張り感が減って、すごく乗りやすいです。たまに機械式変速のバイクに乗ると、左右に振ったときに抵抗を感じます。

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バーテープは黒一色のオーソドックスなタイプにしました。
白い部分があるとどうしても汚れが目立つので。

バックミラー内部の固定ネジが壊れていた

メカニックさんに、「バーテープ交換時にバックミラーを抜こうとしたら抜けず、よく見たら固定用ネジが曲がっている」と指摘されました。

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※画像ではわかりにくいですが、ネジがひん曲がってて締まりません

「どうにか工具で抜き取ったけど、戻せる状態ではない」ということで、キャップを嵌めておきました。

バーエンドに差し込むバックミラーの場合、ネジを回して臼を広げて固定するわけですが、ネジにはずっと負荷がかかっているわけなので、さもありなんというかんじです。ということでおしゃかにしました。

キャットアイのバックミラーは安全運転に欠かせないアイテムなので、後日同じのを取り付けるつもり。

>> 通勤用のミニベロにバックミラーを装着したら、びっくりするほど走りやすくなった件について



ということで、パナモリくんが2年半ぶりにリフレッシュ!

このバイクでの年間走行距離が4,000~5,000km くらいということを考えると、安心を取るのなら2年で、MAXでも2年半でオーバーホールはしておかねばならんな…という結論です。

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メンテをお店でやってもらう方は、違和感を覚えてから持ち込むより、時期で区切って「◯年経ったら全面的にメンテしてもらう」と決め、問題がなくてもショップで診てもらうのがよいと思います。

そのためにもメンテナンス歴を(紙でもウェブでも)書き記し、「いつ何をした」という記録を残しておくと便利です。


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