以前、「日本で一番ウインカーを出さない県は岡山県らしいので、事故発生件数を調べてみた結果 」という記事を書いた。
記事内でも触れているが、岡山県では自動車のドライバーがウインカーを出さずに曲がることが多い。
そのことを取り上げたニュース記事も多い。
↓
【衝撃の事実】「ウインカー合図なし」トップは岡山県 JAF全国ネット調査結果2016
ウインカー出さない危険な“岡山ルール” 交通マナー全国最悪の実態とは?
これは単なる印象の問題ではなく、数字として表れており、岡山県も岡山県警も是正に取り組んでいる。JAF「交通マナー」アンケートでも残念な1位を獲得してしまっている。岡山県在住の方に尋ねたところ、「そうです」と認めてくれた上で、「”ウインカー出しましょう”という促しのサインが道路脇に立てられているほど」とのこと。
上記記事を読んでくださった「岡山トヨペット 交通事故ゼロ・プロジェクト」の中の方からご連絡をいただき、「こんな撲滅キャンペーンの取り組みをしているんです」とご紹介してくださった。
その特別サイトがこれ。
でもって、啓発動画はこちら。
四の五の説明するより、ご覧いただくのがよいだろう。
安全対策のために、車はもちろん、建物・人・ペットに至るまで、全てプチプチで包んでしまうという大胆な発想で事故のない平和な(架空の)世界が表現されている。
登場する人々のピースフルな映像は微笑ましさすら感じるのだが、これって、よく考えたらアクティブではなく、パッシブなほうのセーフティですね…。
※住民は漏れなくプチプチの防護服を着ている
※登校する子供らも
「岡山県のドライバーはウインカーを出さないのは仕方ないので、歩行者や自転車が自衛するしかない」とあきらめているかのようにも見えて、少々怖い。車に弾き飛ばされる人々が笑顔なのが、その気持ちを加速させる。
※笑顔怖い
※なんかシュール
※プチプチ防護服のおかげで轢かれても怪我しない(という設定)
ちなみに、岡山県では50分に1回交通事故が起きているという…。1日29件の交通事故。年間だと10,585件。
なお、動画に登場するプチプチで作られた服は、プチプチをアート作品として表現する津村 耕佑氏のデザイン。
内閣府のサイトには、平成29年 春の全国交通安全運動として、4月6日(木)~15日(土)の10日間が実施期間となっている。その真ん中の4月10日(月)は「交通事故死ゼロを目指す日」となっているそうな。
事故死はゼロでなくてよい日なんて、1日もない。こういった人の命にかかわる施策は、期間限定ではなく、ぜひevery day で実施いただきたいものだ。
最後は、プチプチではなく、ウィンカーを出しましょう!というメッセージで締めくくられる。
この動画は、岡山の街がより安全で楽しい街になるような取り組みをさまざまに行っている岡山トヨペットさんが「交通事故ゼロ・プロジェクト第3弾」として、 「ウインカーを出そう」と啓蒙するために制作した。一人でも多くの岡山県民の方々が、 交通安全に対する意識を高めてもらえるきっかけになればとのことだ。
セットも大がかりだし、手間もお金もかけて制作されていることは、動画を見ればすぐわかる。自動車販売会社がここまでの行動を起こすのはすごいと思う。これをキッカケにウインカーを出さないことによる人為的事故が減ることを願う。
運転マナーを守る大多数のドライバーからすれば、「ウインカーを出さないなんて、なんなの?何を考えてんの?それが危険だってこと、小学生でもわかるでしょう!」ってなると思う。自分もそう思う。
で、同時にこうも思う。「自転車のウインカー」とも呼ぶべきハンドサインを、すべてのサイクリストが実行できているかというと、ほとんどできていないな…と。まず、ママチャリでハンドサインを出す人がいない。皆無と言ってもいい。そしてママチャリ人口が圧倒的に多い。ハンドサイン以前にスマホ&逆走&イヤホンが横行するとんでもない有様。
ロードバイクに乗るサイクリストでも、ハンドサインを出さない人のほうが多い印象。個人的な感覚値としては、全ローディの7割はハンドサインを出さないんじゃないかな。
ドライバーからしたら、
「自転車って、どっちに曲がるか直前までわかんねーんだよな」
「車が止まるのが当然だとばかり、無茶な右左折や横断をしてくるなあ」
「バックミラーもないのに、後方確認しないって追い越しとか、怖くないのかな」
って思っておかしくない。
これって、自動車以上にもっと批判されてしかるべき。事故の時に自動車ほどの惨劇にならないだけで、マナーが守れていない割合でいえば、自転車界なんて無法地帯ですからね。
ということで、ウインカーが習慣になっていない方々にはウインカーを出すクセをつけていただきたいのと同時に、ハンドサインが身についていないサイクリストの皆様にはぜひハンドサインを始めていただきたい。(ただ、片手運転が苦手って方もいるので、そういう場合はムリしない。それで落車したら不幸すぎるので)
イラストにもしておきましたよ。
↓
直感的に分かるものだし、難しくはないはず。ぜひできるところから実践くださいまし。
記事内でも触れているが、岡山県では自動車のドライバーがウインカーを出さずに曲がることが多い。
そのことを取り上げたニュース記事も多い。
↓
【衝撃の事実】「ウインカー合図なし」トップは岡山県 JAF全国ネット調査結果2016
ウインカー出さない危険な“岡山ルール” 交通マナー全国最悪の実態とは?
これは単なる印象の問題ではなく、数字として表れており、岡山県も岡山県警も是正に取り組んでいる。JAF「交通マナー」アンケートでも残念な1位を獲得してしまっている。岡山県在住の方に尋ねたところ、「そうです」と認めてくれた上で、「”ウインカー出しましょう”という促しのサインが道路脇に立てられているほど」とのこと。
上記記事を読んでくださった「岡山トヨペット 交通事故ゼロ・プロジェクト」の中の方からご連絡をいただき、「こんな撲滅キャンペーンの取り組みをしているんです」とご紹介してくださった。
その特別サイトがこれ。
でもって、啓発動画はこちら。
四の五の説明するより、ご覧いただくのがよいだろう。
安全対策のために、車はもちろん、建物・人・ペットに至るまで、全てプチプチで包んでしまうという大胆な発想で事故のない平和な(架空の)世界が表現されている。
登場する人々のピースフルな映像は微笑ましさすら感じるのだが、これって、よく考えたらアクティブではなく、パッシブなほうのセーフティですね…。
※住民は漏れなくプチプチの防護服を着ている
※登校する子供らも
「岡山県のドライバーはウインカーを出さないのは仕方ないので、歩行者や自転車が自衛するしかない」とあきらめているかのようにも見えて、少々怖い。車に弾き飛ばされる人々が笑顔なのが、その気持ちを加速させる。
※笑顔怖い
※なんかシュール
※プチプチ防護服のおかげで轢かれても怪我しない(という設定)
ちなみに、岡山県では50分に1回交通事故が起きているという…。1日29件の交通事故。年間だと10,585件。
なお、動画に登場するプチプチで作られた服は、プチプチをアート作品として表現する津村 耕佑氏のデザイン。
内閣府のサイトには、平成29年 春の全国交通安全運動として、4月6日(木)~15日(土)の10日間が実施期間となっている。その真ん中の4月10日(月)は「交通事故死ゼロを目指す日」となっているそうな。
事故死はゼロでなくてよい日なんて、1日もない。こういった人の命にかかわる施策は、期間限定ではなく、ぜひevery day で実施いただきたいものだ。
最後は、プチプチではなく、ウィンカーを出しましょう!というメッセージで締めくくられる。
この動画は、岡山の街がより安全で楽しい街になるような取り組みをさまざまに行っている岡山トヨペットさんが「交通事故ゼロ・プロジェクト第3弾」として、 「ウインカーを出そう」と啓蒙するために制作した。一人でも多くの岡山県民の方々が、 交通安全に対する意識を高めてもらえるきっかけになればとのことだ。
セットも大がかりだし、手間もお金もかけて制作されていることは、動画を見ればすぐわかる。自動車販売会社がここまでの行動を起こすのはすごいと思う。これをキッカケにウインカーを出さないことによる人為的事故が減ることを願う。
運転マナーを守る大多数のドライバーからすれば、「ウインカーを出さないなんて、なんなの?何を考えてんの?それが危険だってこと、小学生でもわかるでしょう!」ってなると思う。自分もそう思う。
で、同時にこうも思う。「自転車のウインカー」とも呼ぶべきハンドサインを、すべてのサイクリストが実行できているかというと、ほとんどできていないな…と。まず、ママチャリでハンドサインを出す人がいない。皆無と言ってもいい。そしてママチャリ人口が圧倒的に多い。ハンドサイン以前にスマホ&逆走&イヤホンが横行するとんでもない有様。
ロードバイクに乗るサイクリストでも、ハンドサインを出さない人のほうが多い印象。個人的な感覚値としては、全ローディの7割はハンドサインを出さないんじゃないかな。
ドライバーからしたら、
「自転車って、どっちに曲がるか直前までわかんねーんだよな」
「車が止まるのが当然だとばかり、無茶な右左折や横断をしてくるなあ」
「バックミラーもないのに、後方確認しないって追い越しとか、怖くないのかな」
って思っておかしくない。
これって、自動車以上にもっと批判されてしかるべき。事故の時に自動車ほどの惨劇にならないだけで、マナーが守れていない割合でいえば、自転車界なんて無法地帯ですからね。
ということで、ウインカーが習慣になっていない方々にはウインカーを出すクセをつけていただきたいのと同時に、ハンドサインが身についていないサイクリストの皆様にはぜひハンドサインを始めていただきたい。(ただ、片手運転が苦手って方もいるので、そういう場合はムリしない。それで落車したら不幸すぎるので)
イラストにもしておきましたよ。
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直感的に分かるものだし、難しくはないはず。ぜひできるところから実践くださいまし。
コメント
コメント一覧 (9)
しかし、何でまた岡山の人はターンシグナル(ウインカー)出さないんだろう?誰もが教習所ではちゃんと習ってるはずなのに…
岡山の人がウインカー出さないのは、車線変更や合流でウインカー出すと、間隔詰められて入れてもらえないからという点もあると思います。交差点で曲がる時は普通に出す方がほとんどですが、30m手前で出している方はほぼいないと思います・・・。
岡山は災害が少ない土地柄なので、他者を思いやる気持ちが薄い県民性だともいわれています。その辺りにも原因がありそうですが、もっと余裕を持ってみんなが運転すればいいのでしょうけど(;´・ω・)。
自動車教習所で習う正しい手信号は
「徐行・停止:右腕または左腕を、斜め下に伸ばす。」
です。
https://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesf0178.htm#aizu
ロードバイク業界のみのローカルルールを一般常識のように広めるのは止めていただきたいです。
クレーマーみたいでスイマセン。いつも楽しく記事を拝見しております。
やはり県民性なんでしょうかねぇ(- -;)
まぁ「名古屋走り」なんていう凄い走行法もあったりするので、地域性・県民性はどこにもあるとは思いますが、車間詰めて自分の前に入れないようにするのは譲り合い意識がないと言われてもしかたないでしょうね。
> taka7596さん
ついでながら、右・左折についても
■右折または右方向への進路変更
・右腕を右方向に水平に伸ばす。
・または、左腕を左方向に伸ばし、肘から先を垂直に上に向ける。
■左折または左方向への進路変更
・左腕を左方向に水平に伸ばす。
・または、右腕を右方向に伸ばし、肘から先を垂直に上に向ける。
と規定されてますね。
ただ、車道がもんのすごく狭いところで車がすぐ脇まで迫ってるようなところで右折する場合、右腕を伸ばすと車にぶつけられかねないので、私は左折のようにしてから手首から先を右に振って「右に曲がりたいんだよ〜」とアピールするようにしてます。
岡山県の人も「なんでだろ。。」と首を傾げていました。明確に説明できる人はなかなかいないようです(^_^;)
tetsu197さん
現地からの情報、ありがとうございます。
>岡山は災害が少ない土地柄なので、他者を思いやる気持ちが薄い県民性だともいわれています
↑
おお、、、なんかナットクできてしまう…たしかに岡山県って災害とほぼ無縁な気がしますね。。地震もすくないような気がします。勉強になりました。
taka7596さん
正規の情報提供、ありがとうございます。
>ロードバイク業界のみのローカルルールを一般常識のように広めるのは止めていただきたいです。
↑
すみません…自転車乗りの間でもハンドサインの出し方って微妙に異なったりしてて、新しい人と走るたびに「その角度で出すんだ・・・」と新鮮な驚きがあります。ルールが入り乱れているのかもしれないですね。私、今後は停止のとき角度をつけて出すようにします。
m(_ _)m
yoshimotoya120さん
さらなる詳細情報での補足、ありがとうございます。
都内の狭い道だとまっすぐ真横に出すのが怖い瞬間はありますね。下手すると、オートバイにウエスタンラリアットを食らわしかねないので、狭い道では後方を確認しつつ出すようにしています。(*^^*)
ウインカー勿体ない、て思っちゃう。
なんかピカピカしてダサい…って
実は私もそうでした……(((
今考えるとヤバイです……
た、たしかに、、、絵心がなさすぎて(^_^;)