10月31日に乗鞍をヒルクライムしてきました。
マキノMK-01ろんぐらいだぁす!カラーにお乗りのMさんを取材させてもらったとき、乗鞍岳の素晴らしさを力説されていたので、年内に実現させるつもりでいました。
ということで、エコーラインを走れるシーズン最終日の10月31日に実現できました。 前後編にわけて書くつもりでして、前編はアクセス方法とか現地の様子を紹介します。
乗鞍ヒルクライムで有名な場所です。
山好きのサイクリストなら「あ~、あそこね!」となるかなと。
ゴール地点の標高は2,720m。
富士スバルライン五合目の標高2,300mより、400m以上も高いです。
1.中央高速道路で松本ICへ
2.松本ICからは国道158号線をひたすら西へ走る
これだけです。わりとカンタン。
松本ICから乗鞍観光センターまでは45km。
埼玉方面からなら、関越自動車道→上信越自動車道経由でも行けますね。
鎌倉の自宅からは、新湘南バイパス → 首都圏中央連絡自動車道 → 中央自動車道…と高速道路がつながっていて、神奈川方面からのアクセスもかなりしやすくなってます。
片道は271kmでした。まあまあ遠かったですね。
※後部座席とトランクはパツパツ
松本ICから車で30分の場所にある道の駅 風穴の里までは、道路も直線基調で走りやすかったです。
が、道の駅から先は蛇行が連続してコーナーの先は見えないし、トラックもバンバン通るし…で、「ここをロードで走るのは勇気がいるぞ…」と思いました。
しかもトンネルが多くて、照明が少ない(きっと昭和のままの設備)ので中がかなり暗いです。自転車で通過するなら、前後に複数のライトをビカビカさせて存在をアピールしないとマジで危ない。
夜は危険度がさらに増します。
復路は暗くなってから走りましたが、車ですら緊張感を強いられる道でした(汗)
あと、10月下旬ともなると落ち葉が多いです。木が多くて日陰ばかりなので濡れていることもあって二輪だと滑りそう。路面もけっしてキレイとは言えない印象でした。
電車でアクセスする場合、どうしても下道を走るしかないんですが、個人的にはマイカーかレンタカーで向かうのが良いと思います。
※景色が良くなってきてます
しかし、そこから先はコンビニや売店は一切なく、自販機すら見当たりませんでした。
補給できるラストの場所は「道の駅 風穴の里」と思っておくのが良いかなと。
※紅葉のピークは過ぎてましたが、それでもとても鮮やかでキレイでした
松本市内は15~17度あって過ごしやすかったですが、走っていくうちにみるみる気温が下がっていきました。一般的に「標高が100m高くなると、気温が0.6℃下がる」と言われてます。松本市の標高が600m弱なので、ちょうど1,000m上がります。1,000mアップで気温は6.5℃低下する寸法です。
天気予報でおおよその情報はつかめますが、やはり現地の方から聞くほうが情報量が圧倒的に多いです。確認しておいてよかったです。
食事できる場所はほぼなく、唯一観光センター内にある食堂では蕎麦とかカレーがあります。スキー場ゲレンデにある食堂という感じ。
道路を挟んで「エコー乗鞍」という土産店はあります。飲み物と菓子類は置いてありますが、レストランなどはありませんでした。
三本滝レストハウスは営業しておらず、あるのはラックと自販機のみ。
駐車場の横にはブルーリゾート乗鞍スキー場のゲレンデと上級者コースがドーン!とそびえています。
入り口を管理しているおじさんに話を聞いてみたら、「エコーラインは部分的に凍結してるとこもあるから下りは注意しなさい。あと、時間には余裕も持って登ったほうが良い。日が暮れ始めると凍結箇所が増えるから」とアドバイスいただきました。
途中、四頭の猿に出くわしました。こっちを怖がるわけでもなく、ゆったりと去っていきました…。あーびっくりした。
焙香庵という民芸の雰囲気の建物で、囲炉裏もあったりする立ち寄り湯で過ごしてみることに。野天風呂のみ(700円)で源泉掛け流し100%。目の前が山で絶景!でした。
白濁してて硫黄の匂いがするお湯で、飲用可ってことでしたが、熱すぎたので飲みませんでした(笑)。
駐車場から10分ほど歩くと、落差21.5m、幅8mで、幅いっぱいに水が落ちるなかなか見事な滝が現れます。厳冬期には迫力ある氷瀑となります。釣りの名手善五郎が大きな岩魚に引き込まれて見つけた滝でこの名前が付いたそうな。
道中に「熊に注意」のサインがあって、本当にこんなとこに現れるのか半信半疑でしたが、翌日観光センターで会ったサイクリストは「わりと大きめの熊を至近距離で見てビビった…」と話していたので、自然をナメたらあかんと気を引き締めました。
乗鞍観光センターのすぐ真横にあります。
乗鞍にどれくらいどんな宿があるか予備知識なかったので、Google Mapで調べてレビュー見て決めたんですが、ここ数年宿探しはGoogle Map一択ですね。いわゆる宿予約サイトをまったく使わなくなってしまった…。
で、アルムは吹き抜けで天井が高く、木の温もりがあり、部屋も広々してました。床暖最高式だったんですが、暖かくて超快適。
大きなストーブが建物全体を温めてくれるので、まったく寒くなかったです。
夕食は牛ほほ肉の煮込み、焼き物、地元野菜のサラダ、同じく地元のリンゴを使ったタルトがとても美味しかったです。さらにGOTOキャンペーンで3000円分のギフト券までいただけてしまいました。
宿の方々は気さくで親しみがあって、地元情報をいろいろ教えてくれます。気取らない接客が好印象でした。
公式サイトにはさらっとしか紹介されていなかったんですが、源泉かけ流しの半露天風呂があって、部屋ごとに貸し切りにできます。湯船も十分な広さで、熱くもぬるくもない最高の湯加減でした。旅館でないと味わえないレベルのお風呂だったので、いい意味で驚きでした。乗鞍再訪の際は、アルムさんにまたお世話になろうと思います。
ただし!宿の周囲は何もないので、夜にちょっとツマミとお酒でも…って具合に買い物に行ける環境ではありません。最寄りのコンビニまでは20キロほど走る必要があるので非現実的でしょう。まあ、人里離れた場所を楽しむために来ているのだからある意味当然なんですが(笑)。
というわけで、次回は乗鞍ヒルクライム編をお届けします。
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マキノMK-01ろんぐらいだぁす!カラーにお乗りのMさんを取材させてもらったとき、乗鞍岳の素晴らしさを力説されていたので、年内に実現させるつもりでいました。
ということで、エコーラインを走れるシーズン最終日の10月31日に実現できました。 前後編にわけて書くつもりでして、前編はアクセス方法とか現地の様子を紹介します。
目次
- 乗鞍岳ってどんな場所?
- どんなコースを走った?
- 東京方面から乗鞍へのアクセス方法
- 松本IC → 国道158号線は自転車だと怖い箇所も
- 松本ICをから乗鞍観光センターまでにコンビニはある?
- 10月末の乗鞍はかなり寒い
- 準備した装備
- 乗鞍観光センターの様子
- 三本滝まで車で登ってみました
- 白骨温泉にも足を伸ばしました
- 善五郎の滝も見物してみました
- プチホテルアルムに宿泊
乗鞍岳ってどんな場所?
長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる剣ヶ峰を主峰とする山々の総称ですね。乗鞍ヒルクライムで有名な場所です。
山好きのサイクリストなら「あ~、あそこね!」となるかなと。
どんなコースを走った?
自転車レースでは国内最高所で行われる乗鞍ヒルクライムのコース(エコーライン)をまんまトレースしてきました。全長20.5kmで獲得標高は1,260mとまあまあキツイです。ゴール地点の標高は2,720m。
富士スバルライン五合目の標高2,300mより、400m以上も高いです。
東京方面から乗鞍へのアクセス方法
東京ICからだと…1.中央高速道路で松本ICへ
2.松本ICからは国道158号線をひたすら西へ走る
これだけです。わりとカンタン。
松本ICから乗鞍観光センターまでは45km。
埼玉方面からなら、関越自動車道→上信越自動車道経由でも行けますね。
鎌倉の自宅からは、新湘南バイパス → 首都圏中央連絡自動車道 → 中央自動車道…と高速道路がつながっていて、神奈川方面からのアクセスもかなりしやすくなってます。
片道は271kmでした。まあまあ遠かったですね。
※後部座席とトランクはパツパツ
松本IC → 国道158号線は自転車だと怖い箇所も
松本ICを降りたら、上高地方面にひたすら走るだけなんですが、基本は片側一車線&やや狭めです。車で走る分には問題ないですが、自転車だとちょっと気を使いそう。松本ICから車で30分の場所にある道の駅 風穴の里までは、道路も直線基調で走りやすかったです。
が、道の駅から先は蛇行が連続してコーナーの先は見えないし、トラックもバンバン通るし…で、「ここをロードで走るのは勇気がいるぞ…」と思いました。
しかもトンネルが多くて、照明が少ない(きっと昭和のままの設備)ので中がかなり暗いです。自転車で通過するなら、前後に複数のライトをビカビカさせて存在をアピールしないとマジで危ない。
夜は危険度がさらに増します。
復路は暗くなってから走りましたが、車ですら緊張感を強いられる道でした(汗)
あと、10月下旬ともなると落ち葉が多いです。木が多くて日陰ばかりなので濡れていることもあって二輪だと滑りそう。路面もけっしてキレイとは言えない印象でした。
電車でアクセスする場合、どうしても下道を走るしかないんですが、個人的にはマイカーかレンタカーで向かうのが良いと思います。
※景色が良くなってきてます
松本ICをから乗鞍観光センターまでにコンビニはある?
道の駅までは何軒かありました。あと土産店等の売店も。しかし、そこから先はコンビニや売店は一切なく、自販機すら見当たりませんでした。
補給できるラストの場所は「道の駅 風穴の里」と思っておくのが良いかなと。
10月末の乗鞍はかなり寒い
標高1,600mにある乗鞍観光センター(ヒルクライムのスタート会場)の昼間の気温は7度。朝方は1~4度まで下がります。完全に真冬。めちゃくちゃ寒い。※紅葉のピークは過ぎてましたが、それでもとても鮮やかでキレイでした
松本市内は15~17度あって過ごしやすかったですが、走っていくうちにみるみる気温が下がっていきました。一般的に「標高が100m高くなると、気温が0.6℃下がる」と言われてます。松本市の標高が600m弱なので、ちょうど1,000m上がります。1,000mアップで気温は6.5℃低下する寸法です。
準備した装備
事前に宿に電話確認したら、「10月末の乗鞍は完全に冬なので冬装備で来てね~、朝は霜が降りるし、ヒルクライムコースは部分的に凍結していますよ~」とアドバイス頂いたので、秋と冬両方のウェアを持っていきました。天気予報でおおよその情報はつかめますが、やはり現地の方から聞くほうが情報量が圧倒的に多いです。確認しておいてよかったです。
乗鞍観光センターの様子
かなり広い駐車場があり、観光センター内にはレンタルの電動クロスバイクもありました。 スペシャライズドのが1日で5,000円だそうです。 ヘルメットの付いてきます。食事できる場所はほぼなく、唯一観光センター内にある食堂では蕎麦とかカレーがあります。スキー場ゲレンデにある食堂という感じ。
道路を挟んで「エコー乗鞍」という土産店はあります。飲み物と菓子類は置いてありますが、レストランなどはありませんでした。
三本滝まで車で登ってみました
初日は移動日ということで自転車で走りはせず、事前下見と観光のみ。一般車で行ける限界が三本滝(標高1800メートル)です。ここまで車で登ってみました。ここから先は交通規制しているので車では入れません。三本滝レストハウスは営業しておらず、あるのはラックと自販機のみ。
駐車場の横にはブルーリゾート乗鞍スキー場のゲレンデと上級者コースがドーン!とそびえています。
入り口を管理しているおじさんに話を聞いてみたら、「エコーラインは部分的に凍結してるとこもあるから下りは注意しなさい。あと、時間には余裕も持って登ったほうが良い。日が暮れ始めると凍結箇所が増えるから」とアドバイスいただきました。
白骨温泉にも足を伸ばしました
乗鞍観光センターから7キロのところに白骨温泉があります。ガーッと登ってガーッと下るという、ひと山越えてアクセスする感じ。完全に外界との接点が切れ、ゆったりした時間が流れてます。途中、四頭の猿に出くわしました。こっちを怖がるわけでもなく、ゆったりと去っていきました…。あーびっくりした。
焙香庵という民芸の雰囲気の建物で、囲炉裏もあったりする立ち寄り湯で過ごしてみることに。野天風呂のみ(700円)で源泉掛け流し100%。目の前が山で絶景!でした。
白濁してて硫黄の匂いがするお湯で、飲用可ってことでしたが、熱すぎたので飲みませんでした(笑)。
善五郎の滝も見物してみました
観光センターからちょっと登ったところにあります。駐車場から10分ほど歩くと、落差21.5m、幅8mで、幅いっぱいに水が落ちるなかなか見事な滝が現れます。厳冬期には迫力ある氷瀑となります。釣りの名手善五郎が大きな岩魚に引き込まれて見つけた滝でこの名前が付いたそうな。
道中に「熊に注意」のサインがあって、本当にこんなとこに現れるのか半信半疑でしたが、翌日観光センターで会ったサイクリストは「わりと大きめの熊を至近距離で見てビビった…」と話していたので、自然をナメたらあかんと気を引き締めました。
プチホテルアルムに宿泊
スキーのロッジ的な宿「プチホテル アルム」に泊まりました。乗鞍観光センターのすぐ真横にあります。
乗鞍にどれくらいどんな宿があるか予備知識なかったので、Google Mapで調べてレビュー見て決めたんですが、ここ数年宿探しはGoogle Map一択ですね。いわゆる宿予約サイトをまったく使わなくなってしまった…。
で、アルムは吹き抜けで天井が高く、木の温もりがあり、部屋も広々してました。床暖最高式だったんですが、暖かくて超快適。
大きなストーブが建物全体を温めてくれるので、まったく寒くなかったです。
夕食は牛ほほ肉の煮込み、焼き物、地元野菜のサラダ、同じく地元のリンゴを使ったタルトがとても美味しかったです。さらにGOTOキャンペーンで3000円分のギフト券までいただけてしまいました。
宿の方々は気さくで親しみがあって、地元情報をいろいろ教えてくれます。気取らない接客が好印象でした。
公式サイトにはさらっとしか紹介されていなかったんですが、源泉かけ流しの半露天風呂があって、部屋ごとに貸し切りにできます。湯船も十分な広さで、熱くもぬるくもない最高の湯加減でした。旅館でないと味わえないレベルのお風呂だったので、いい意味で驚きでした。乗鞍再訪の際は、アルムさんにまたお世話になろうと思います。
ただし!宿の周囲は何もないので、夜にちょっとツマミとお酒でも…って具合に買い物に行ける環境ではありません。最寄りのコンビニまでは20キロほど走る必要があるので非現実的でしょう。まあ、人里離れた場所を楽しむために来ているのだからある意味当然なんですが(笑)。
というわけで、次回は乗鞍ヒルクライム編をお届けします。
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