クラウドファンディングで公開中の「ニットウォータープルーフグローブ」を、メーカーであるMorethanさんから直々にご提供いただきました。

寒くなってきた年末年始を中心にガッツリ使わせてもらったので、インプレしてみます。

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※左が秋用 右が冬用

サイクリングアイテムっぽくないデザイン

派手さを抑えたシンプルなデザインで、ロゴも控えめ。合皮やテカリがなく、落ち着いた印象です。ぱっと見、サイクリング用ってわからないかもしれないです。

どんなウェアにも合わせやすく、普段着にもマッチしそう。ただし、手のひらの滑り止めはサイクリング専用に設計されており、日常生活での使用には使わないほうがいいでしょう(もったいないし)。まあ、これはサイクリンググローブ全般に共通することですが。

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※秋用です

ちなみに秋用と冬用でデザインはほぼ共通。
厚みが異なるので、触るとどっちかわかります。

着け心地がやさしい

フィット感がいい!初めて使うのにしっくりくる!が第一印象。サイクリンググローブ特有のゴワゴワした感触がまったくありません。適度な圧迫感とフィット感がちゃんとあって、着けた瞬間なのにすでに馴染んでいます。

指が動かしやすい

「着け心地が優しい=指が動かしやすい」ということで、全方向にスムーズに動きます。従来の冬用グローブって、厚みと素材の硬さのせいでレバー操作にやりにくさが残ったものでした。まあ、暖かさのためには仕方ないよねと割り切っていたわけですが、それがないです。

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実際に走り出した後も「慣らし」の必要性がないです。

というか、初ライドでグローブの存在を忘れてしまうほど手に馴染んでしまいました。「着けているのに着けていない」感覚の冬グローブってなかったな~。

手の平のグリップは十分

ブラケットを握る位置に滑り止め素材が配置されていて、手の平部分のグリップ性能は十分。一方で、手首付近にはグリップ素材がありません。なんでかな?と思ったんですが、原因はすぐわかりました。

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ロードバイクのレバー操作時って、指の動きに合わせて手首も動くんですが、滑り止めがあると逆に「動きが妨げられる」んですよね。

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つまり、レバー操作を邪魔しないよう、過不足のない設計が施されています。

手首にストラップはない

手首にストラップがなく、普通のグローブのように装着するだけ。

ストラップがあったほうが手首にしっかり固定されるから良いのでは?と思っていたんですが、フィット感は問題なく、ズレてくることもないです。手首部分の長さも適切で、ジャケットの裾をしっかりカバーし、風が入ってきません。

ただ、その優れたフィット感のせいで、外すときは指を一つづつ引っ張る必要があって、スポン!と抜けることはないです(当然)。

Roecklと比較してみた

ずっと愛用していたRoeckl(ドイツ製)の冬用グローブと比較しようと並べてみたら…

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Roecklがでかい!え、こんなにサイズが違うの?とビビりました。

Roecklがでかいのか、Morethanが小さいのか…?わからなくなってきました。

ちなみに、MorethanはMサイズで、Roecklは8サイズです。(表記方法が異なる)


改めてそれぞれの着け心地を比べましたが、もう圧倒的にMorethanのほうが快適です。そして軽い!

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意外に見落としがちですが、手元の軽さって重要です。Roecklってこんなにゴワゴワしてたのか…ずっと使っていたので疑問を持ったこともなかったです。

防寒力は大満足

一点、心配だったのが「防寒力、どうなんだろ?」でして、というのも見た目がポップでおしゃれ&ニット素材なので、「防寒性は犠牲にされているのでは…」と第一印象で思い込んでしまったんですね。

が、結論から言うと、防水メンブレンを採用した3層構造のおかげで防寒性能は非常に高いです。見た目とのギャップが大きくて、一番驚いた部分でした。(しかも防水仕様!)

秋用は気温5~8℃で、冬用は気温2~4℃でそれぞれ試したんですが、走り終えるまでずっと指先が快適。さっむ~となる瞬間はゼロ。

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※薄手なのに温かい(見た目とのギャップが大きい…!)

あまりに普通に快適なので、「秋用で気温3~5℃の早朝を走っても大丈夫かも」と思ってやってみたところ、大丈夫でした。南関東の冬なら秋用で乗り越えられそう。冬用は性能が高すぎて、私にとっては極寒専用仕様ですね。最も長い時期で使えるのは、秋用かなと思います。

「防寒力あるぜ!」って見た目じゃないせいで性能を心配する人もいるかもしれませんが、その心配はないよ!と声を大にしてお伝えします。

スマホ操作OK

スマホ操作にも対応しており、親指と人差し指がしっかり反応する…という触れ込みです。これまでの冬用グローブでも、スマホ操作を謳う製品はありましたが、反応が悪いものが多い中、Morethanのグローブはストレスなく使用可能。

もちろん、細かな操作は難しいですが、写真撮影時にストレス無くカメラアプリが開いてくれるのは助かります。

クッションはないけど、問題にはならない

サイクリンググローブによくある、手の平部分のクッション素材はありません。ロングライドだと疲れが溜まらないか?ショックが直に伝わりやすいのでは?とは最初思ったんですが、不思議と問題ないです。

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むしろその厚みがないせいで、レバー類の操作がしやすい。

よくよく考えて思い当たったのが、タイヤを28c にしたからかなと。23c 時代より1bar ほど下げていることもあって、バイク自体のクッション性が高まったからでしょう。

Morethanのグローブを使い始めてから、Roecklは押し入れにしまったまま、使わなくなってしまいました。今年の冬からは、「ニットウォータープルーフグローブ」のお世話になろうと思います。


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