YouTubeで、自転車盗難の瞬間動画があるか探してみたら、ふつーにたくさん見つかった。

大半が海外の動画だが、その様子があまりにも鮮やかなので、注意喚起の意味合いも込めて、キュレーションしてみる。

白昼堂々、ボルトカッターを使って12秒で窃盗する様子



警察から "地域社会の害悪 "と評された窃盗犯が、白昼堂々、ボルトカッターを使ってわずか12秒で1,200ポンドの自転車を盗んだ様子。

映像には、中年男性(ディーン・ハガティ:48歳)が、サセックス州ワージングにあるレジャーセンターの外で自転車のロックを切り離す前に周囲を見回している様子が映っている。

リュックからボルトカッターを手慣れた様子で取り出し、瞬時にスパッと切った。深めのリュックなら、大型のカッターを隠すことはできることがわかる。

なお、ハガティは、22年5月に1件、6月に3件、7月に1件と、連続で自転車窃盗をした罪で服役しているとのこと。

ロンドン警察による「自転車盗難の様子」の動画



ロンドン警察が公開した、いかに鍵がカンタンに壊されるかのデモンストレーション動画である。

ケーブルの鍵はものの数秒で、頑丈なはずのU字ロックは8秒、チェーンロックは9秒で瞬殺。太いU字ロックは手こずっていたが、それでもたったの25秒でぶった切ってしまった。

こんなにも手際鮮やかに切断されてしまうと、もはやどんな鍵でもダメだ…と諦めてしまいそうになる。やはり、愛車は屋外ではなく、屋内に保管すべきだと痛感させられる。

自転車盗難の巧妙な手口



アメリカのミネアポリス(ミズーリ州)のニュース映像。

2019年あたりから自転車盗難の手口が巧妙化しているという話で、窃盗団はまず、特殊な接着剤を鍵穴に通して塞いでしまう。自転車オーナーが開けられないようにして一旦帰宅させ、戻ってくる前にワイヤーを切って盗んでしまうのだ。

この手口で大量の自転車が盗まれていて、犯人(ら)はたいてい複数の自転車や錠前を襲う。つまり組織化している。

では鍵穴のないダイヤル式なら安全かと言うとそんなこともなく、結局カンタンに切断できてしまうので、窃盗団の前にはほぼ意味はない。

ということで、そもそも屋外に放置しないのがベスト、という話である。

マイアミでの大胆すぎる自転車盗難の様子



アメリカのマイアミ(フロリダ州)のニュース映像。

7人の集団がドカドカと駐輪場にやってきて、いっせいに自転車を盗む様子である。あまりに大胆すぎて、なにかもデモンストレーションか、はたまたコントではないか?と勘違いしたほどだ。しかし、これは正真正銘の窃盗映像である。

場所はなんとマンションの地下駐車場。ある程度のセキュリティは確保されているのだろうが、そんなのお構いなしにズカズカと入り込み、まるで業者が仕事を始めるかのように、テキパキと高価な自転車を運び出す。顔も隠していないし、挙動不審な様子でもないのが逆に怖い。

ちなみに、この駐輪場は施錠されていて入れないはずなのだが、なぜか入れてしまっている。しかも、1台だけこっそり盗む…のではなく、根こそぎさらってしまっている。完全にそういうビジネスになってしまっているのだろう。

はっきり顔が写っているので、逮捕は時間の問題だと思うが…。


日本ではさすがに上記の動画ほど悪質化していないだろう…と思いたいところだが、そうでもないのが悲しいところ。皆様も、鍵を100%信頼するのではなく、常に緊張感をもって駐輪&保管いただきたい。

2016-01-09 16.14.59

★ツイッターアカウントはこちら\(^o^)/<最近記事を常にお届け!

You Tubeチャンネルもやってます