ESRのパーサーはコスパの良い良質のミニベロです。

浜名湖をミニベロで1周したときも、じつに快適に走れました。

ただ、長距離を乗っていると、徐々に使い勝手の悪い部分が目につき始めます。

具体的には「ペダル」で、純正のプラスチック製は剛性が低く、踏み降ろしたときにたわむ感触があります。

5~10km の サイクリングなら問題はないのですが、50km を越えてくるとパワーが抜けてしまっている感覚がストレスになります。

あと、脱着も折りたたみもできない直付けなので、輪行やトランクに積むときにちょっとジャマになります。

解決策として、浜名湖サイクリングの直後に三ヶ島のペダル「Compact Ezy」を買ってみたので、以下レビューしてみます。

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目次


三ヶ島ペダル「Compact Ezy」はまあまあ高かった

なんと、定価13,200円もします。

ペダルに1万円以上か…とひるんだものの、そこは信頼できる三ヶ島なのでOKとしました。 

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重量は302g。

シマノの両面SPDペダル『PD-M520』が380g、同じくシマノの『PD-ES600』だと279gで、これはSPD-SLに匹敵する軽量モデル。なので、302gは十分に軽いです。フラットペダルなのでクリートもないですし。

三ヶ島ペダルは埼玉県所沢市の会社です

十数年も埼玉県民だった私ですが、所在地は知りませんでした…。
わりと地元だったんだ…。

本社所在地は埼玉県所沢市糀谷1738で、わかりやすく言うと「狭山湖のちょい北」にあります。


※オフィスと工場なので、ここで買えるわけではありません

日本国内生産のこだわり

MKSペダルは全て「ADC6」というアルミ素材を採用しています。

アルミダイキャストの生産量のうち、およそ90%以上(ほとんどが自動車部品)といわれている一般材「ADC12」と比べ、成型が難しく高い技術を要するが、耐衝撃性・耐食性に優れている。そのため、MKSペダルは壊れにくく丈夫なボディとなっている。
引用元は公式HP

なるほど、価格の高さの理由が垣間見えた気がします。


ウェブサイトを読んでて知ったのですが、プロ競輪選手の足元を支える唯一のメーカーが三ヶ島製作所です。

日本の競輪は、主催する公益財団法人が定めた厳しい基準をクリアし「NJS認定」を受けた部品しか使用することができない。競輪用自転車ペダルに認定されているのは現在、三ヶ島製作所・MKSペダルのみ。約2,400人(2018年現在)すべてのプロ競輪選手の足元をMKSペダルが支えている。

競輪の世界は何も知らない私でも、「プロが使っている=最大の安心」ということはわかります。ということで、迷いなく購入しました。

Compact Ezyはコンパクトで無駄のないデザイン

軽量(302g)&薄型ボディで、押出アルミワンピースボディです。 手に取っただけで、美しいと感じるし、手間がかかっている製品なのは一目瞭然。

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派手さはなく、カラーもシンプルですが、ペダルはこれくらいでちょうどいいです。

もっとも気に入ったのが、MKSオリジナルの簡単脱着機構「Ezyシステム」による、工具なしで脱着できること。これで輪行や車載がしやすくなります。

Compact Ezyの装着方法

アーレンキーの穴はなく、取り付けには薄型のペダルスパナ(レンチ幅15mm厚さ3.2mm以下)が必要です。持っていなかったので、これのために一つ用意しました。

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あと、走行中にペダルが抜け落ちないよう「Ezyストッパー」というリング状のパーツを差し込む必要があります。

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「ほんとに必要?なくても大丈夫じゃない?」と思ったので、まずはストッパーなしで走ってみることに。

Compact Ezyを使ってみての感想

1.脱着は簡単

軸の部分を押し込んで、ペダルを抜き差しするだけ。超簡単です。

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これが…

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こう!


専用の袋も付属されるので、それに入れておけば紛失の心配もありません。

脱着式のペダルって便利な反面、めっちゃ紛失しやすいので注意が必要です。

輪行準備を整え、颯爽と電車に乗り込んだものの、ペダルを置き去りにしてしまい、目的地で気づいたときには走行不可能……というトラブルを複数のミニベロユーザーさんから聞いたことがあります。

脱着式ペダルはくれぐれも紛失せぬようにせねば。

2.踏みやすい

走りはじめて数回転で「これはいい!」と思いました。
踏んだパワーが逃げないし、回転もスムーズ。

やや小型ではあるのと、ビンディングではないので、足の裏を置く位置を微調整することはありますが、じつに使いやすいです。

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薄型なのでバイク全体のシルエットも引き締まった感があり、デザイン的にも文句なしです。

ペダル交換だけで、見栄えってけっこう変わるものですね。まあ、それにく付くのはオーナーだけなので自己満要素高めですが(笑)。

3.走行中に抜けそうになって焦る

10km ほど走り、慣れてきた頃に「あれ?右足なんかぐらつくなぁ」と違和感を覚え、ふと足元を見たらペダルが外側に移動して抜けかけていました。

Ezyストッパーは無くても問題ないっしょ、などと舐めていたせいですね。
走行中にペダルが抜けていたら危なかったです。

靴がペダル軸を押してしまい、ストッパーがないと、いとも簡単に抜けてしまうのです。

帰宅後、すぐ付属のスペーサーを付けました。

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今思えば、よく抜けずに30km も走れたな…と驚くほど。

単に運が良かっただけなので、Compact Ezyを購入する方は、Ezyストッパーは装着マスト!と覚えておいてください。

脱着部分のアダプターが破損したら?

長期間使えばアダプターがダメになる可能性はありまして、ちゃんと「Ezy専用アダプターセット」が売られています。

ということは、このEzyアダプターセットを購入し、2台目、3台目のミニベロに装着すれば、ひとつのEzyペダル本体を複数台で使いまわせるのです。なるほど~~、これは便利。

あと、US-S Ezyという2つ穴クリート両面ビンディングペダルもあります。
これも脱着OKタイプです。

将来的にこれも買って、ちょい乗り時はCompact Ezyを使い、ロングライド時はUS-S Ezyで走る…ようにしようかなと思っています。

引き続き、パーサーのカスタムに励む予定です(^^)


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