自転車乗りにとって、持っていてもいなくても特別な響きを持つのが「チタン」だと思います。

何に乗っているんですか?と聞いて「チタンです」という回答が出てきたら、「ち、チタン…!?(只者ではい…ごくり)」ってなりますよね?(私はなります)。

同じ金属でも、クロモリともアルミともスカンジウムとも違う、異質で孤高の存在。素材名だけで相手が一歩後ずさる……それがチタンではないでしょうか。

2019年2月に「パナソニックのFRTC01」にお乗りの方を取材させていただいたこともあります。
今回は2年以上ぶりで、どんなチタンのお話が聞けるか楽しみです。

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眩しい…!

<オーナーさん>
  • Tさん(男性・45歳)
  • 東京の多摩市在住
  • FRTC22(105)

目次


ロードを始めた時期とキッカケ

10年弱前、久々に会った友人がロードバイクに乗って現れたんです。彼のクロスバイクを借りて一緒に走ったら、そのスピード感にヤラれまして、その月末にはクロスバイクを購入してましたね。

その後、ロードバイクの軍団に混ぜてもらって、江ノ島まで往復100kmを走ったり。自分だけ後半お尻は痛いわ、脚は動かなくなるわで散々な目に遭いました。

しかも、私以外の全員がロードなのでついていけない。帰りの境川がきつかった…「私に気を使わず、先に行ってくれ~」という気持ちになってしまいました(笑)。

で、半年後に初めてのロードバイク、オルベアのアルミロードのアクアを購入しました。そして、その一年半後にFOCUSのカーボンロードのCAYOをゲット。2011年から2020年の春まで9年乗りました。

パナチタンとの出会い

調布~江ノ島の往復で100キロ以上になるんですが、ロングライドを快適にこなせるバイクがほしいと思っていた矢先、ひょんなことで予算が作れました。

そのとき出した条件が「長く乗れるもの」「素材も大事」「飽きのこないデザイン」「年齢を重ねても様になる」「流行り廃りがない」でした。

じゃあクラシカルな方向に行こうかな、と考えてたどり着いたのがチタン。 クロモリほど懐古的ではなく、条件も満たす、ちょうどよい選択肢だと思いました。

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パナチタンの比較対象として、同じ価格帯の最新カーボンロードは試乗してみました。が、プラスチックの自転車に乗っているみたいで、あまり魅力を感じられなかった…。それと、エアロエアロした形状が、長距離をのんびり走る自分のスタイルには合わないかなぁ……と考え、外しました。

チタンの塗装も考えましたが、素のカラーがむしろ良いって思って、そのままでいくことに。

パナチタン(FRTC22)を選んだ理由

なんといっても、一番は「カッコ良すぎる」こと。
これに勝る理由はないですね。

ガンダムと同じチタン合金製の国産ハンドメイドフレーム。そして、他の人と被る率は低い。そうと知ってしまったら、もう45歳児の心を捕らえて離しませんでした。ミーハーなんです(笑)。

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【補足】
チタン合金セラミック複合材とは、アニメ『機動戦士ガンダム』シリーズの設定中に見られる用語。『ガンダリウム合金』や『超硬スチール合金』などと並んで、多くのモビルスーツの装甲材として設定されている。


あとは、これまでの経験で『自分なりのロードの楽しみ方』がハッキリしてきました。

レースで勝つ、人より速く走る…という欲はなく、良い景色に出会うためのロングライドが一番好きなんです。

あと、「サイクルジャージにレーパン」ではなく、「Tシャツに短パン」でサラッと乗っても様になるバイクってどんなんかなぁ……と。そういう色々な条件をチタンフレームが全部クリアしてる気がしました。

パナチタン(FRTC22)のインプレッション

パナチタンの良いところ

主観ですが、カッコ良すぎます!

チタンの輝きにホリゾンタルのクラシカルな形。写真映えも抜群。本気のロングライドをしても、近場の町乗りでも、どこに乗っていっても浮かない大人なデザインも素晴らしい。

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乗ると、バネ感のあるペダルフィーリング。

ひと踏みひと踏みが気持ちいいので、以前よりケイデンスが下がりました。なにより、長距離走っても脚の疲労感が少ないです。久々に山方面のロングライドとか走りたい気持ちになります。

そうでもないところ

わかりきってたことですが、軽くはありません。フレーム単体で1,510g、アルテグラの完成車バージョンで8.4kg なのでカーボンには当然負けます。

あと、意外ですけど、キャリア用のダボ穴はありません。そういう用途を検討中であれば、FRTC22はちょっと違います。まあ、そのお陰でビジュアルは本当に隙がないですけどね。

パナチタンのパーツ構成

原則、CAYOで乗っていたカーボンロードからパーツは載せ替えました。

  • コンポーネント:SHIMANO 105 R7000 フロント50-34 リア 11-34
  • ステムとハンドル:フィジーク
  • サドル:アステュート スカイライト VT(カーボンレール)
  • シートポスト:アルティメット USE EVO
  • ホイール:カンパニョーロ ニュートロンウルトラ
  • タイヤ:コンチネンタル GP4000s 23c
  • ペダル:タイム エクスプレッソ6
  • サドルバッグとフレームバッグ:フェアウェザー

去年の春までZONDAを使っていましたが、リムがひび割れてしまって交換しています。気づいたから良かったけど、そのまま乗ってたら危なかった…。

23Cの金属ホイールにした理由ですが、細いほうがカッコいいって主観です。レトロカッコいいを目指しているんです(笑)。

今後、行いたいカスタム

今の仕様がとても気に入っているのでとくに…なんですが、強いて言うなら、VisionのホイールTRIMAX30の限定シルバーモデルを用意してるので、時間のあるときにセッティングしてみたいですね。ギンギラギンな格好にしてみたいです(笑)。

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あとは、サドルのデザインが近代的で少し浮いてる気がするので、カシマックスなどのレザー調を試してみたいです。

もうひとつ、ビンディングじゃなくてフラぺにトゥークリップ&トゥーストラップを試してみたい。

町乗り用にはセミファットMTBとクロスバイクを持っていますが、このパナチタンをスニーカーで気軽に乗るのにも憧れています。

軽量化やスピードアップ的な部分にはやっぱりあまり興味なくて、見た目や楽しさの部分が自分にとっては重要ですね。

ウェアのこだわり

私服のこだわりはほぼありません。というか、無頓着です。

結婚してから服は妻に選んでもらってますし。でも、ロードバイク用のウェアにはこだわってしまいますね。ヤフオクで買うことが多いです。

神戸に『CICLI17』というビンテージウェアの専門店があって、そこでもよく買います。

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速さとか空力は二の次。のんびり走るためのウェアなので、エアロな格好は不要です。 遠目からでも分かるデザインで気に入ってます。

ニットジャージですが、吸湿速乾性は高いです。厚手なので真夏はちょいきついですが。

困るのは、胸元までのハーフジップが多いこと。
ヒルクライム中に全開できないのは少々不便かも。

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リンプロジェクトにカンガルーの毛でつくったバックポケット付きニットジャージがあるんですが、ざっくりしてて通気性が良いですよ。

あと、アメリカ古着とヨーロッパ古着の通販古着屋の『どろんこファクトリー』で買うこともありますね。

パンツ系はnarifuriが多くて、七分丈をよく履きます。秋口でも寒くなくて、ついでにスネ毛をそらなくて良いのもマル。

カフェに立ち寄るとき、レーパンだと躊躇することもありますが、これなら気兼ねなく入店できます。ペダリングもまったく問題ないですよ。ハーフタイプのにはお尻にパッドが入っていて、100キロ走っても平気です。

少々お高くはあるものの、私服としても使えるし、ビブショーツと同じくらいの価格だから個人的にはOKです。narifuriは高品質ですよ。さすが高いだけあります。

こないだはPANDANIジャージも買ったんですが、これも良いモノでした。

アイウェアのこだわりも

最初はユニクロのサングラスを使ってたのが、OGKカブトの5,000円くらいのに格上げし、最終的に妻が誕生日プレゼントとして買ってくれたオークリー(レーダーロック、フィンガープリント)を愛用しています。めっちゃかっこいい!です。

アイウェアはオークリーを5本、コンタドールのRH+を1本…の計6本持っていて、ウェアの色に合わせて着せ替えてます。

三井アウトレットパーク入間に「OAKLEY VAULT(オークリー ボルト)」という店舗があります。アイウェア以外にアパレルのラインナップも豊富で、セール時はけっこう値引かれることもあって、私はときどき足を運んでいます。

あと、ここにはY’sRoad IRUMAもあります。
日本最大級のスポーツサイクル専門店とのことで、バイクも完成車も小物も豊富ですよ。

バックポケットは使わず、バッグで運ぶ派

バックポケットは使わない性格です。もこもこさせたくないってのと、Tシャツでも走れるように。

フレームバッグには「クリートカバー、目立たん棒、ミニ三脚、ハンカチ、財布」を、サドルバッグには「パンクキット、チューブ」を入れてあります。

好きなサイクリングコースは福島の磐梯吾妻スカイライン

転勤先だった福島の磐梯吾妻スカイラインですね!
浄土平(じょうどだいら)は最高です。

日本離れした景色で、「ここはツール・ド・フランスのワンシーンか?」って思うほど。



福島駅からわりと近くて、20分走れば入れます。
獲得標高は1,600m ほど。1,500m のあたりから森林限界になり、浮世離れした景色が見れますよ。
ヒルクライムは嫌いだけど。ここはすごい景色でした。

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秋田県の男鹿半島や、寒風山も気持ちいいコースでした。
短いけど斜度は激坂の部類です。達成感と景色が圧巻です。



東京に帰ってきてからは開拓中ですが、湘南や奥多摩、三浦半島、箱根や熱海といった定番コースへ自走するロングライドが好き。

あと、都内でのナイトランもキレイで楽しいですよ。
平日が休みだったので友人と走れなかった時期、mixiでサークルを作って、金曜の晩の深夜1時に銀座に集合して、お台場で夜明けを見てスタバでお茶するって行程です。

早朝に東京湾から朝日を拝む → 築地で朝食に海鮮丼とか(笑)。
多いときは20名集まったことも。

お気に入りのお店は、稲城のクロスコーヒーや渋谷のトルクカフェ

店内に自転車を持っていけて、そこで一服していると、自分も一端の自転車乗りになれた気分に浸れます(笑)。

ちなみに、NHKの『チャリダー☆』のロケ地がトルクカフェですね。ビリヤニが美味しいです。

好きなショップは、府中とか新宿や入間のY'sロードさんや幡ヶ谷のブルーラグさん。そのへんにはよく出没します。フレームや完成車、お洒落な小物がたくさんあります。東京の自転車乗りはいつでも「モーターショー状態」のショップを観に行けるので幸せですね(笑)。

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オススメの場所をたくさん教えていただき、ありがとうございました!
トルクコーヒーは未開拓だったので、渋谷訪問時に立ち寄ってまいります。
\(^o^)/ヽ(^o^)丿

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