管理人は2010年に自転車生活を始めまして、そのときの愛車がダホンでした。
妻も同時にダホンを買い、車道は怖いのでおっかなびっくり荒川CRを走っていたものです。
今回登場いただくのは定年直前にミニベロに出会い、ご夫婦で同時に趣味にされたHさん。
我が家と状況が似ていて、親近感を感じました。
<オーナーさん>
目的は健康のためです。
もう定年退職したのですが、ずっとレスキュー隊員をしており、健康には自信はありました。仕事の合間に週3でスポーツジムに通ってトレーニングに勤しんでいたので、体力もかなりあったと思います。
「24時間勤務→スポーツジムでトレーニング→24時間勤務…」を繰り返すという生活を続けていました。
で、心身ともにハードな生活を送りすぎていたせいで、58歳のときに倒れました。
そのころ読んで一番影響を受けた本は、トリンプ元社長の吉越 浩一郎さんの『ほんとうは仕事よりも大切なこと』です。
ただ、私が元山岳レスキュー隊員だったので、なんだか仕事を思い出して楽しめなさそう…と却下しました(笑)。
ランニングも考えたんですが、妻が元陸上部で走ることには慣れているものの、今更感があってこれも無しに。
そんなとき、サイクルガジェットでダホンの存在を知って「コレだな!」とひらめきました。商業媒体の提灯記事ではなく、一般人が本音で語ってくれているのも好印象でした。ネットって、信用できない情報も多いですからね。
妻はチェーントラブルで大騒ぎするほどメカ音痴なので、特殊な車種とか街の自転車ショップで修理できないマニアックなモデルは却下です。
ということで、ブロンプトン、Birdy、タイレルは諦め、ダホン、兄弟車のTern、KHS、あさひでも取り扱いがあるルノーの中から選定することに。
です。
妻のMu SP9はインターナショナルモデルの451ホイールで、ブレーキがキャリパーです。
デフォルトのコンポーネントはSORA(RD-R3000-SS)の9速だったのを、DEORE XTで10速にしました。
女性でもケイデンス80位で、20キロ巡行で走るれるように、ギアのほぼ中間の4速、5速、6速が使いやすく(11-32T)してあります。30キロ以上の巡行や坂道にも対応でき、一日に100キロ走れるようにしてみたつもり。
なぜMTB用メカにしたかというと、
が理由です。
ブレーキも105(R7000)に変更済み。
ベアリングが左右2つ着いた2ピポッド構造+1ローラー構造でピポッドエリアの効率化になる『SLR-EV』設計になっています。ワイドリムホイールや28Cワイドタイヤに対応しています。
構造的には既に10速時代のデュラエースを凌駕しており、このブレーキで制動不安を覚えることはないですね。
チェーンリング(53T)はLitepro ナローワイド(48T)にしました。
いわゆる「フロントシングル」は、たまにチェーン落ちが発生することを気にしないのであれば普通のチェーンリングでも実現できますが、チェーン落ち防止機構を備えたチェーンリングを使うとより快適です。
ペダルはデフォルトのプラスチック製のが滑りやすかったため、三ヶ島ペダルに交換済み。 シートポストはWOODMAN(ウッドマン)のアルミ製のものです。
それと、ハンドル両端を2cmづつカットしてあります。
あと、タイヤはKenda→SCHWALBE(シュワルベ) デュラノ 20x1です。
SORAは下から2番目のクラスで、安めのVブレーキの採用が多いミニベロの中では上等の部類だと思います。コストを落とすために、シマノ以外の外国製の安価なブレーキを使う場合もあるので、信頼のシマノ製品を使っているだけでも上等なほうなんです。
SORAですが、いわゆるシティライドのせいぜい速くても20km/h巡行くらいを想定しているロードの入門クラスの物と思われます。レースに出るわけでも無いので、これ位で十分と思っていましたし、現に私が試乗しても街中でのストッピングパワーには全く不満がありませんでした。
唯一の不満が、タイヤ幅が28Cだとタイヤがシューを開放しても、引っ掛かってホイールを外せません。パンク修理時は「修理後に一旦空気を抜いてからホイールをはめる→空気を入れる」という面倒な作業になってしまいます。
ところが、妻と色々な場所にポタリングに行くにつれ、ヒルクライム後の長い下り坂でブレーキに不満が出てきました。
街中のライドでは、ブレーキを握る時間が一回で数秒程度でも、山に行ったら下りはずっとブレーキを握りっぱなしになるわけです。
ちょっとした下りでも簡単に40㎞は超えてしまう場面が増え、制動力と握力が弱いとなると、握力の疲れも出てかなり危険です。
原付バイクの制限速度の30kmなんて簡単に出るのにもかかわらず、ちゃんと止まれないブレーキに妻の命を預けるのは如何なものか?と心配になりました。
ちょっと古い旧タイプの105クラスのキャリパーブレーキなら、程度が良い中古品が5000円程度で手に入り、ストッピングパワーは確実に向上するはず。でもこれだと、シューを開放してもホイールが外せない問題はそのまま。
さらに調べてみると、シマノの105(R7000)はSLR-EVというテクノロジーを搭載しており、従来のモデルと比較して36%増しの制動力を発揮すると判明。
さらに、ワイドタイヤ対応タイプになっており、構造的には10速時代のデュラエースを凌駕しています。
ただ、最新型の105は安くても前後で約7000円以上します。
1.シューとフネの交換で3000円
2.中古の旧モデルの105クラスで5000円
3.最新の105で7000円
という3つの選択肢に悩むことになったわけです(笑)。
ポタリングと言えども、山や峠にも行くし、下りでは瞬間的にですが時速40kmとか出てしまうものです。レジャーや趣味で健康維持を兼ねてのポタリングで、怪我をしたり死んだりするのは本末転倒ですし、他人に怪我をさせるリスクを下げるためにも、多少の出費は必要だろうと判断しました。
最新のSLR-EVというテクノロジーというのが何ぞや?と思い、現物を詳細に見てみると、テコの原理の応用の応用で、支点が三か所あります。(ローラーが一か所、ベアリングが二か所)
ホイールを挟むブレーキアームの部分の長さが左右均等になっていて、手で動かすと非常に軽くスムーズにヌメ~っと動き、従来のバネを無理に動かすような感触がありません。軸から力点までの距離が短くなり、アームの撓みも少ないだろうと想像できます。
ちょっと面倒なのが調整作業です。
ブレーキシューの適切な位置と角度の調整と、ワイヤーの引き量の調整ですね。
リムの端からシューの位置を数ミリ下げろ…シューの先をトーインにしろ…とかネットに色々書いてあります。まあ、ブレーキシューがリムのブレーキあたり面からはみ出さず、かつ平行になっていれば大丈夫だと思います。
ワイヤーの引き量は、適当に決めてから調整用のアジャスターを動かすことで好みの量に調整できます。
作業そのものは思ったより簡単ですが、安全に関わる部品なのでご自身で行われるなら慎重を期してください。Web上に参考動画がたくさんあるので参考にどうぞ。
SORAに比べ、ブレーキを引く力が半減していて、指一本でも止まれまるほどに楽。非力な人や手の小さい女性でも、確実に止まれる安心感があります。
下りでもスピードコントロールがし易く、停止直前での微妙なタッチでの停止もバッチリで、ブレーキ操作が楽しいと思えるほど。
タイヤのグリップ性能にも依存するので、実際の制動距離は大差ないかもしれませんが、急制動では確実に短く感じ、ロック寸前で微妙にコントロールができます。
Vブレーキでは急制動のロック防止でパワーモジュレーターなる物が付いていることが多いのですが、これも制動時のコントロールがし難いからかなと。
結論、ブレーキのグレードアップの意味は、大いにあります!
あーでもない、こーでもないと弄り倒して、いつの間にかフレーム以外は原型を留めなくなってることも多々…(笑)。
で、私のVisc EVOはこんなかんじです。
しかし、販売価格を抑える為?にブレーキだけがシマノ以外のプロマックスと言うキャリパーです。このプロマックスのブレーキが曲者で、全く効きません…。
ブレーキレバーが2フィンガータイプの短い物で使いにくく、男性の力で思い切り握ってもロックしません。Mu SP9の105と比べるとその差が歴然です。
手始めに、ブレーキレバーを少し長めのシマノ製品に交換し、ブレーキシューもシマノに交換しました。それで効きはだいぶ改善しましたが、坂道の急制動でブレーキが泣きと妙な振動がしてやっと止まる状態です。
シューの取付調整を繰り返してもなかなか改善しませんでした。
「ブレーキ本体も交換しないと根本的な解決にならない」と思ったのですが、Visc EVOのはロングアーチタイプであまり種類が出回っていません。
シマノだと手に入るのは二種類。BR-R451とBR-R650のみで、上位のBR-R650も終了みたいです。車体の色に合わせた黒があるのは、ティアグラ相当らしいBR-R451一択になります。
選択の余地がないので、BR-R451を買って交換したところ、今までの苦労がウソのようにちゃんと効くようになりました。見た目は、プロマックスもシマノもほとんど変わらないのに、ブレーキの効きは全く違います。いったい何が違うのか…??
完成車のロードバイクで「ブレーキだけ安い部品を使って価格を抑えている」モノもありますが、私はブレーキこそシマノ製を使うべきだと痛感しています。
妻が「車がばんばん走る車道が苦手」というのも理由です。
※境川
湖にも行きますね。
狭山湖、宮ヶ瀬湖、津久井湖、城山湖もお気に入りです。
ミニベロを趣味にしてからの私の変化で「家事を手伝うようになった」のがあります。それまでは仕事一辺倒な人間だったのを改め、妻が仕事のときは私が家事をこなす。そうすれば、妻とのサイクリングの時間を確保できますから。
2年前に行ったしまなみ海道は最高でした。
羽田から松山空港へ片道切符で飛び、広島まで走って新幹線で帰る…という走り方です。楽しすぎてあっという間に走り終えてしまったので、「もっとゆっくり走って景色を堪能すればよかった…」とちょっと後悔しました(笑)。
しまなみはジャイアントでレンタサイクルを借りて走ったんですけど、できれば愛車で走りたいですね。ただ、輪行にはちょっと抵抗があります。妻に重いバイクを持たせたくないので。なので次回は車で向かおうと思っています。
仲睦まじくて羨ましい!
\(^o^)/ヽ(^o^)丿
※愛車のお写真もご提供いただけると幸いですm(_ _)m
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今回登場いただくのは定年直前にミニベロに出会い、ご夫婦で同時に趣味にされたHさん。
我が家と状況が似ていて、親近感を感じました。
<オーナーさん>
- Hさん(男性・62歳)
- 都内在住
- ダホンのVisc Evo(ご主人)
- ダホンのMu SP9(奥様)
目次
- 体力には自信があったが58歳で倒れる
- 病気を機に価値観が変わった
- 登山(却下)→ランニング(却下)→ミニベロにたどり着く
- 夫婦そろってダホンのミニベロを購入
- 奥様のMu SP9のカスタマイズ歴
- SORAブレーキでは不安を覚えることがあった
- 3つの選択肢で悩む
- SLR-EVというテクノロジーを持つ105(R7000)に交換
- ブレーキ自体の交換作業予想以上にカンタン
- R7000で走ってみての感想
- ご主人のVisc EVOの交換部品
- Visc EVOのブレーキ交換とその紆余曲折
- お好きなサイクリングコースは?
- 【募集】取材させていただけませんか?
体力には自信があったが58歳で倒れる
4年前から乗り始めました。目的は健康のためです。
もう定年退職したのですが、ずっとレスキュー隊員をしており、健康には自信はありました。仕事の合間に週3でスポーツジムに通ってトレーニングに勤しんでいたので、体力もかなりあったと思います。
「24時間勤務→スポーツジムでトレーニング→24時間勤務…」を繰り返すという生活を続けていました。
で、心身ともにハードな生活を送りすぎていたせいで、58歳のときに倒れました。
病気を機に価値観が変わった
60歳以降の人生は、少なく見積もっても20年はあります。人生のラスト4分の1をどう生きるか?幸せに過ごすにはどうすればいいか?と真剣に考え、仕事一途だった生活を改めることにしました。そのころ読んで一番影響を受けた本は、トリンプ元社長の吉越 浩一郎さんの『ほんとうは仕事よりも大切なこと』です。
登山(却下)→ランニング(却下)→ミニベロにたどり着く
家庭を顧みない仕事人間で妻には苦労をかけましたので、これからは夫婦で楽しめる趣味を探そうとなり、まず考えたのが登山・トレッキング。ただ、私が元山岳レスキュー隊員だったので、なんだか仕事を思い出して楽しめなさそう…と却下しました(笑)。
ランニングも考えたんですが、妻が元陸上部で走ることには慣れているものの、今更感があってこれも無しに。
そんなとき、サイクルガジェットでダホンの存在を知って「コレだな!」とひらめきました。商業媒体の提灯記事ではなく、一般人が本音で語ってくれているのも好印象でした。ネットって、信用できない情報も多いですからね。
夫婦そろってダホンのミニベロを購入
条件は「重量12キロ未満、20インチ、8段変速以上、10万円程度、ロードのパーツが使える(特殊部品でない)」に絞りました。妻はチェーントラブルで大騒ぎするほどメカ音痴なので、特殊な車種とか街の自転車ショップで修理できないマニアックなモデルは却下です。
ということで、ブロンプトン、Birdy、タイレルは諦め、ダホン、兄弟車のTern、KHS、あさひでも取り扱いがあるルノーの中から選定することに。
奥様のMu SP9のカスタマイズ歴
私のカスタマイズの基本的な考え方は- 行き過ぎた軽量化はしない
- 使いやすさとメンテの楽さを重視
- 乗り手のポジション出しをしつつ、折りたたみ機構を妨げない
です。
妻のMu SP9はインターナショナルモデルの451ホイールで、ブレーキがキャリパーです。
デフォルトのコンポーネントはSORA(RD-R3000-SS)の9速だったのを、DEORE XTで10速にしました。
女性でもケイデンス80位で、20キロ巡行で走るれるように、ギアのほぼ中間の4速、5速、6速が使いやすく(11-32T)してあります。30キロ以上の巡行や坂道にも対応でき、一日に100キロ走れるようにしてみたつもり。
なぜMTB用メカにしたかというと、
- とても堅牢である
- 横への張り出しが少なく、障害物にヒットしにくいシャドー仕様
- チェーンテンションが高く、チェーン落ちしにくい
が理由です。
ブレーキも105(R7000)に変更済み。
ベアリングが左右2つ着いた2ピポッド構造+1ローラー構造でピポッドエリアの効率化になる『SLR-EV』設計になっています。ワイドリムホイールや28Cワイドタイヤに対応しています。
構造的には既に10速時代のデュラエースを凌駕しており、このブレーキで制動不安を覚えることはないですね。
チェーンリング(53T)はLitepro ナローワイド(48T)にしました。
いわゆる「フロントシングル」は、たまにチェーン落ちが発生することを気にしないのであれば普通のチェーンリングでも実現できますが、チェーン落ち防止機構を備えたチェーンリングを使うとより快適です。
ペダルはデフォルトのプラスチック製のが滑りやすかったため、三ヶ島ペダルに交換済み。 シートポストはWOODMAN(ウッドマン)のアルミ製のものです。
それと、ハンドル両端を2cmづつカットしてあります。
あと、タイヤはKenda→SCHWALBE(シュワルベ) デュラノ 20x1です。
SORAブレーキでは不安を覚えることがあった
妻のMu SP9はシマノSORA( BR-R3000)キャリパーブレーキ、いわゆるロードバイクの入門クラスに付いている物が購入時に付いてきます。SORAは下から2番目のクラスで、安めのVブレーキの採用が多いミニベロの中では上等の部類だと思います。コストを落とすために、シマノ以外の外国製の安価なブレーキを使う場合もあるので、信頼のシマノ製品を使っているだけでも上等なほうなんです。
SORAですが、いわゆるシティライドのせいぜい速くても20km/h巡行くらいを想定しているロードの入門クラスの物と思われます。レースに出るわけでも無いので、これ位で十分と思っていましたし、現に私が試乗しても街中でのストッピングパワーには全く不満がありませんでした。
唯一の不満が、タイヤ幅が28Cだとタイヤがシューを開放しても、引っ掛かってホイールを外せません。パンク修理時は「修理後に一旦空気を抜いてからホイールをはめる→空気を入れる」という面倒な作業になってしまいます。
ところが、妻と色々な場所にポタリングに行くにつれ、ヒルクライム後の長い下り坂でブレーキに不満が出てきました。
街中のライドでは、ブレーキを握る時間が一回で数秒程度でも、山に行ったら下りはずっとブレーキを握りっぱなしになるわけです。
ちょっとした下りでも簡単に40㎞は超えてしまう場面が増え、制動力と握力が弱いとなると、握力の疲れも出てかなり危険です。
原付バイクの制限速度の30kmなんて簡単に出るのにもかかわらず、ちゃんと止まれないブレーキに妻の命を預けるのは如何なものか?と心配になりました。
3つの選択肢で悩む
ブレーキシュー(ゴムの部分)だけ良い物に交換しようかな…と検討してみると、SORAはシュー(ゴムの部分)とシューケース(フネ)が一体型で、交換にはシューケースとシューの両方を買う必要があり、シマノ製品の価格を調べると2個で約1500円、前後必要なので合計約3000円です。ちょっと古い旧タイプの105クラスのキャリパーブレーキなら、程度が良い中古品が5000円程度で手に入り、ストッピングパワーは確実に向上するはず。でもこれだと、シューを開放してもホイールが外せない問題はそのまま。
さらに調べてみると、シマノの105(R7000)はSLR-EVというテクノロジーを搭載しており、従来のモデルと比較して36%増しの制動力を発揮すると判明。
さらに、ワイドタイヤ対応タイプになっており、構造的には10速時代のデュラエースを凌駕しています。
ただ、最新型の105は安くても前後で約7000円以上します。
1.シューとフネの交換で3000円
2.中古の旧モデルの105クラスで5000円
3.最新の105で7000円
という3つの選択肢に悩むことになったわけです(笑)。
SLR-EVというテクノロジーを持つ105(R7000)に交換
で、結論は「最新の105(R7000)に交換」することにしました。ポタリングと言えども、山や峠にも行くし、下りでは瞬間的にですが時速40kmとか出てしまうものです。レジャーや趣味で健康維持を兼ねてのポタリングで、怪我をしたり死んだりするのは本末転倒ですし、他人に怪我をさせるリスクを下げるためにも、多少の出費は必要だろうと判断しました。
最新のSLR-EVというテクノロジーというのが何ぞや?と思い、現物を詳細に見てみると、テコの原理の応用の応用で、支点が三か所あります。(ローラーが一か所、ベアリングが二か所)
ホイールを挟むブレーキアームの部分の長さが左右均等になっていて、手で動かすと非常に軽くスムーズにヌメ~っと動き、従来のバネを無理に動かすような感触がありません。軸から力点までの距離が短くなり、アームの撓みも少ないだろうと想像できます。
ブレーキ自体の交換作業予想以上にカンタン
ワイヤーを止めているネジと、本体を止めているネジを緩めて、元通りに取り付けるだけ。 六角レンチ2本で交換できました。ちょっと面倒なのが調整作業です。
ブレーキシューの適切な位置と角度の調整と、ワイヤーの引き量の調整ですね。
リムの端からシューの位置を数ミリ下げろ…シューの先をトーインにしろ…とかネットに色々書いてあります。まあ、ブレーキシューがリムのブレーキあたり面からはみ出さず、かつ平行になっていれば大丈夫だと思います。
ワイヤーの引き量は、適当に決めてから調整用のアジャスターを動かすことで好みの量に調整できます。
作業そのものは思ったより簡単ですが、安全に関わる部品なのでご自身で行われるなら慎重を期してください。Web上に参考動画がたくさんあるので参考にどうぞ。
R7000で走ってみての感想
レバーのタッチが非常に軽いです。SORAに比べ、ブレーキを引く力が半減していて、指一本でも止まれまるほどに楽。非力な人や手の小さい女性でも、確実に止まれる安心感があります。
下りでもスピードコントロールがし易く、停止直前での微妙なタッチでの停止もバッチリで、ブレーキ操作が楽しいと思えるほど。
タイヤのグリップ性能にも依存するので、実際の制動距離は大差ないかもしれませんが、急制動では確実に短く感じ、ロック寸前で微妙にコントロールができます。
Vブレーキでは急制動のロック防止でパワーモジュレーターなる物が付いていることが多いのですが、これも制動時のコントロールがし難いからかなと。
結論、ブレーキのグレードアップの意味は、大いにあります!
ご主人のVisc EVOの交換部品
自転車ってエンジンが人力のみなので、ちょっとのパーツ交換で劇的に性能が上がって体感できるのでメチャ面白いんですけど、やればやるほど別のトコが気になってしまい、どんどんと深みにハマっていきますよね…。あーでもない、こーでもないと弄り倒して、いつの間にかフレーム以外は原型を留めなくなってることも多々…(笑)。
で、私のVisc EVOはこんなかんじです。
- ペダル:純正→三ヶ島(FD-7)
- ブレーキ:Promax RC482→シマノBR-R451(前後)
- ブレーキレバー:テクトロ 289A→シマノ105(BL-R550)
- サドル:純正→SELLE SMP(セラSMP) TRK ミディアム カラー サドル TRKMED-NE ブラック
- スプロケット:CS-HG500-10 11-25T→ ★アルテグラ CS-6600 12-27T 10S
- タイヤ:Kenda 20クリテリウム" x 1-1/8"→チェンシンCST(DUAL 2 speedway20x1 1/8)
- ボトムブラケット:異音解消のために交換(TANGE精機製LN7922)
- ヘッドセット:純正(樹脂製)→アルミでシールドベアリングのRIDEA
- シートポスト:純正(450g)→中華GUBアルミシートポスト(350g)
Visc EVOのブレーキ交換とその紆余曲折
元々はロード用コンポの中間クラスのシマノのティアグラで組まれています。しかし、販売価格を抑える為?にブレーキだけがシマノ以外のプロマックスと言うキャリパーです。このプロマックスのブレーキが曲者で、全く効きません…。
ブレーキレバーが2フィンガータイプの短い物で使いにくく、男性の力で思い切り握ってもロックしません。Mu SP9の105と比べるとその差が歴然です。
手始めに、ブレーキレバーを少し長めのシマノ製品に交換し、ブレーキシューもシマノに交換しました。それで効きはだいぶ改善しましたが、坂道の急制動でブレーキが泣きと妙な振動がしてやっと止まる状態です。
シューの取付調整を繰り返してもなかなか改善しませんでした。
「ブレーキ本体も交換しないと根本的な解決にならない」と思ったのですが、Visc EVOのはロングアーチタイプであまり種類が出回っていません。
シマノだと手に入るのは二種類。BR-R451とBR-R650のみで、上位のBR-R650も終了みたいです。車体の色に合わせた黒があるのは、ティアグラ相当らしいBR-R451一択になります。
選択の余地がないので、BR-R451を買って交換したところ、今までの苦労がウソのようにちゃんと効くようになりました。見た目は、プロマックスもシマノもほとんど変わらないのに、ブレーキの効きは全く違います。いったい何が違うのか…??
完成車のロードバイクで「ブレーキだけ安い部品を使って価格を抑えている」モノもありますが、私はブレーキこそシマノ製を使うべきだと痛感しています。
お好きなサイクリングコースは?
鶴見川、多摩川、境川…などの川沿いを走るのが好きです。妻が「車がばんばん走る車道が苦手」というのも理由です。
※境川
湖にも行きますね。
狭山湖、宮ヶ瀬湖、津久井湖、城山湖もお気に入りです。
ミニベロを趣味にしてからの私の変化で「家事を手伝うようになった」のがあります。それまでは仕事一辺倒な人間だったのを改め、妻が仕事のときは私が家事をこなす。そうすれば、妻とのサイクリングの時間を確保できますから。
2年前に行ったしまなみ海道は最高でした。
羽田から松山空港へ片道切符で飛び、広島まで走って新幹線で帰る…という走り方です。楽しすぎてあっという間に走り終えてしまったので、「もっとゆっくり走って景色を堪能すればよかった…」とちょっと後悔しました(笑)。
しまなみはジャイアントでレンタサイクルを借りて走ったんですけど、できれば愛車で走りたいですね。ただ、輪行にはちょっと抵抗があります。妻に重いバイクを持たせたくないので。なので次回は車で向かおうと思っています。
仲睦まじくて羨ましい!
\(^o^)/ヽ(^o^)丿
【募集】取材させていただけませんか?
「自分が取材相手になってもいいよー」「俺(私)のバイクを見てほしい!」って方はこちらからご連絡ください。会いに行ける距離なら参りますし、遠方でしたら電話取材(小一時間ほど)させていただきたく。※愛車のお写真もご提供いただけると幸いですm(_ _)m
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