第150回に登場してくださったミニベロ大好き青年、トーカーさんの2回目の出演です。

新たにゲットしたのは、Tern Surge X。エックスではなく、「カイ」と読むそうです。

SurgeシリーズはSURGE UNO、SURGE、SURGE PROがあって、そこにSURGE Xが加わり4モデルになりました。つまり、Surgeの中のフラッグシップモデルですね。

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<オーナーさん>
  • トーカーさん(男性・32歳)
  • 東京在住
  • Tern Surge X

目次


Tern Surge Xとの出会い&選んだ決め手

ミニベロにはまってからネットでミニベロについて色々調べていたところ、Ternの存在を知りました。

TernのモデルをTern公式サイトで一通り調べていたところ、Surge Xに出会ってしまいました。

決めては、とにかくかっこよさを突き詰めたエアロなフレームデザインとパーツです。

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ロードバイクを食えるミニベロ、エアロミニベロロードという男の子の夢のような点で購入を決めました。要するに、一目惚れですね。

Tern Surge X の良いところ

たくさんあるので、以下箇条書きでお伝えします。

最初からグレードの高いパーツで構成されている

よって、追加でカスタムしなくてもよい(105コンポとハイグレードホイール搭載)

ディープリムのホイール

ミニベロの巡行性の低さをカバーしている

フォークがロードバイクと同じ長さ

なので、安定性が高い。ミニベロ特有のクイックなハンドリングじゃないのもGood

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小径車の割に意味不明なくらい速い

エントリーロードくらい?

登坂性能が高い

小径ゆえ

カッコかわいいデザイン

フレームの反射ロゴが輝いて夜は安全面に良いのもマル

サイクリストの集まる場で注目される

話しかけられやすい(仲間が増える)

アルミフレームなのに振動吸収性が良い

カーボンフォークのおかげか、振動があきらかに体に伝わりにくい

ストップアンドゴーに強く街で快適

小径ゆえ

バトンホイールの風切り音がイカす

なんだかクセになる

私服で乗っても違和感がない

カフェに行きやすく、街に溶け込める

ディスクブレーキモデルなので規格、互換性の面からカスタムの自由度が高い

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※油圧デュラエース…!

ブレーキ性能が高く安心

機械式だったのを、油圧化したのでなおさら
ちなみに、ミニベロだからといって過剰に効くことはない

カーボンホイールも使いやすい

ディスクなのでホイールが傷まない

今後の補修パーツの供給を心配しなくて済む

ディスクブレーキパーツが使えるが故に最新の技術の恩恵にあずかれる

ロードと同じ規格のパーツが使える設計

特殊な互換性や規格に振り回されず、カスタムの自由度が高い
ライトやサイコンのマウントといった小物類も取り付けやすいし、小物の共有もロードバイクとしやすい

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小回りがきく

コーナーリングがしやすい

カスタムすると性能が激変する

性能の変化を体感しやすくて面白い

ホイールのフレやスポークの破損を気にしなくて済む

バトンホイールなので

ホイールを外せばコンパクトになる

輪行しやすい(まだしたことはないけど……今後するかも。なおリアはつけたままで輪行袋に入る)

やわらかなアルミの乗り心地

カーボンフォークのおかげもあるかも

総じて乗りこなすのは大変

だが、じゃじゃ馬感が愛らしい

折り畳めない分、メンテナンスが楽

折り畳みパーツがないのでトルク管理しやすく、カーボンパーツが使いやすい

Tern Surge X のイマイチなところ

これもたくさんあります!(笑)

折り畳み機能はない

折り畳み自転車よりか輪行性能は低い

カスタムするとお金がやたらかかる

ロードバイクの性能に近づけるのが大変…これは自転車の責任ではないですね(笑)

どうあがいてもミニベロロードの域を出ない

小径ゆえ

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特殊な規格のパーツがあるとカスタムが面倒

ロードバイクよりコスパが悪い
値段の割に走行性能が低い、しかたないけど

ミニベロのハイグレードとはいえ値段が高い


ロードバイクと比べると疲れやすい

ライドの後半が辛い、体力管理がロードバイクよりシビア

他のミニベロよりは遥かに良いけれど、長時間だと振動もくる


走行安定性が低い

ハンドサイン出す時や下ハン持つ時、ダンシングや立ち漕ぎ時にに緊張感がある

巡航性は悪く減速も速い、段差や轍に気をつかう、下りで死の恐怖を感じる

あくまでロードバイクと比べれたら、の話

タイヤのグリップが失われないか、ハンドルがばたつかないかと心配になる時が多い


フレームがじつはコンパクトじゃない


少し重め(+1kgくらい)

ディスクモデルゆえ

ボトルケージが一つしかない

携帯ツールを積んだら飲み物を諦めがち(コンビニでドリンクを飲み切って捨てるしかない)
→サドルバッグは常時つけている(ウインドブレーカーなど)

リアのダボ穴やスタンドの穴は不要

少なくとも自分にはいらない

クイックリリース式なのが心配

脱輪の不安はゼロではない
フレームの作り直しが面倒、コストアップになるから?
ちなみに、カラクルはスルーアスクル

ワイヤー内装フレームでルーティングがしんどい

フロントの機械式変速が多少重たい

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タイヤの選択肢が少ない

クリアランスと451ホイールの関係で、タイヤ太くしにくい
サイクルラックに車輪がはまらない時がある
はまってもディスクローターがぶつかる

速度域が低い

ロードと比べてタイムパフォーマンスが低い
同じ時間内でロードバイクより巡れる場所が減り、ライドの計画がシビアになる

他に検討したメーカーやモデル

以下が候補でした。

  • Tern Surge Pro(リムブレーキモデル)※ディスクブレーキの将来性を取った
  • Tern Verge P10
  • Dahon Visc Evo (買ってミニベロロード化したものの売却することに)
  • Dahon K9X
  • Dahon Horize
  • カラクルコージー(DI2完成車があるそうな、50万以上)
  • タイレル

施したカスタム、選んだコンポの理由等

フレーム、フォーク、ホイール、クイックリリース、タイヤ、チューブはそのままです。

リアはパーツ届き次第フロントと同じカーボンバトンホイールに。元々ついていた105コンポのフロント&リアディレイラー、BB、チェーン、スプロケット、クランクもそのままです。

価格 ¥322,300 (税別¥293,000)ですが、カスタムしまくったのでトータルコストは…工賃いれて70万円を超えてしまいました…。

以下、施したカスタム&選んだ理由です。

ハンドル:SHIMANO PRO PLTエルゴカーボン

剛性はそこそこ、振動感じづらくなり手に優しいし、距離乗った時に疲労が減った感が強いです。

ブラケット付近が平らで手が置きやすくて疲れにくい。エアロ性能も多少効いているのかなと。

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ステム:SHIMANO PRO VIBE

剛性高めで上りやコーナーリングに強く、Vマークがかっこいい。付属のチタンネジで錆対策も良し、です。

サドル:SHIMANO PRO ステルスパフォーマンス

レーサーパンツが不要になるほど、化け物じみた快適さです。

アジアンフィットなのが効いているみたいです。ロードバイクに使ってよかったので、こっちでも採用しました。

サドルにライト取り付けられるネジ穴があってこれも便利です。

ディスクブレーキキャリパー:SHIMANO デュラエース BR-R9270

アルテグラグレードまでは2ピース構造ですが、こちらは1ピース構造。ブレーキ本体をネジで合体させていないので、ブレーキングパワーが強くても軋みにくいです。

油圧ディスクの止まりやすさによる疲労蓄積の軽減、安全にも良し。本当はブレーキにデュラエースを使ってみたかったですが。

ディスクローター:SHIMANO デュラエース RT-CL900

フロント160mm リア140mm
放熱性抜群で、熱ダレによる変形も少ないです。

リアはフロントよりローター径を落とし、スピードコントロールしやすくしました。フロントはリアより大きめのローターで止まりやすいです。

ブレーキパッド:SHIMANO レジンパッド

メタルパッドよりディスクローターへの攻撃性低いから。

シートポスト:SHIMANO PRO DISCOVER カーボン

ダイニーマ素材を使用しています。強靭なポリエチレン繊維、振動吸収がよいのが特徴です。

46,000円もしました……カーボンより高価です。

STIレバー:R8020 11速ULTEGRA

レバーのラチェットが良く、軽いクリック感です。カーボンレバーのため、押し込むのが気持ち楽かな、という印象。

105までのアルミレバーと違い、カーボンレバーは冬場冷たくないのも何気にいいですね。

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※リアディレイラーは105

ペダル:SHIMANO PD-M9100 XTR SPD 標準軸ペダル

街乗りだとクリート脱着の多いことから、SPDにして脱着疲労がたまらないようにしました。

軸も標準の長めタイプで膝関節の負担軽減(足を狭めず乗れます)

グラベルレース向けのペダルで剛性も高いです。これもロードと同じモノを使っています。

ワイヤー:ニッセンスペシャルインナー、ステンレスアウター

内装による無理なワイヤールーティンによる性能低下を改善できるから。やはり安心と信頼のニッセンです。効果満点でオススメです。

コラムスペーサー:ANCHOR カーボン

安く軽量化できるから。

バーテープ:SUPACAZ

夜道で輝きたかった(笑)

ボトルケージ:SUPACAZ オイルスリックチタン

オイルスリック大好きがゆえに(レインボーカラー)、チタンで錆び耐性抜群です。

バルブキャップ:SUPACAZ

オイルスリック大好きゆえに。

ベル:CATEYE軽量ベル

安心安全だし、なければ始まらないから。

ロードバイクを持っているのに、なぜミニベロロードを買い足すのか?

おっしゃる通りなんですが、これにもたくさん理由があります!

ロードバイクはストップアンドゴーに弱い

都心部では性能が発揮させにくい

ロードバイクは街での盗難が心配

ロードバイクは気合い入れがちでメンタル面で負担が多い(ミニベロだから安全というわけではないんですが)

準備も考えると物理的に面倒

気分によってロードバイクかミニベロロードを使い分ける選択肢が欲しかった

ミニベロなら景色を楽しむ心理になる

速度的に景色見やすいから

ロードに勝負できるロマンと夢を感じた

本当に勝負する気はありません(笑)。

SNSでミニベロ乗りと交流したいから

ミニベロロードが珍しくて人に話しかけられやすいです

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ロードバイクとTern Surge Xはどう使い分ける予定?

ロードバイク使用場面

  • 楽に速くいきたいとき(片道20km超える場合)
  • 疲れたくなくて楽したいとき
  • ウェア着てちゃんと走りたいとき
  • ロードバイクのみの速く走りそうなグループライドに参加するとき
  • 急いでいる、早めにライドの待ち合わせ場所に行きたいとき
  • 「気が変わって長距離走りたくなった」みたいなライドプラン変更に臨機応変に対応したいとき
  • 1日に色んな場所を巡るとき(ロードバイクなら速くて時間の節約が出来る。同じ時間でもミニベロより速く巡れる)
  • ボトルケージが2つあると便利なシチュエーションのとき(ミニベロはボトルケージ一つしかない)
  • 快適なカーボンフレームでとにかく楽な乗り心地で走りたいとき
  • ミニベロに疲れたとき

Tern Surge Χ使用場面

  • 速さを求めないとき
  • 遠くに行きすぎずまったり行きたいとき
  • ウェアを気にせず気楽に行きたいとき
  • 短時間、短距離(20km以内)しか乗らないとき
  • 疲れても良いとき
  • 人にミニベロロード見せたいとき
  • ミニベロを通して人に話しかけられたいとき
  • 街やカフェに溶け込みたいとき
  • 他のロードバイクとグループライドして頑張ってついていきたいとき
  • 車種混合、初心者参加、ゆるいグループライドの時に速度域合わせたいとき
  • 非サイクリストと走るとき
  • アルミフレームで路面のライブ感を感じ取りたいとき
  • 私服で走りたいとき
  • ミニベロの独特な乗り心地を欲したとき
  • ロードバイクのモチベが下がったとき


ロードバイク乗ったらミニベロが恋しくなり、ミニベロ乗ったら疲れてロードバイクが恋しくなるので、無限に乗り換えできるのがメリットで

こってり系ラーメン食べてもしばらく経つとまた食べたくなるような中毒性がミニベロとロードで起きているようなイメージでしょうか。

・ロードバイク:あっさりラーメン
・ミニベロ:こってりラーメン

みたいな(笑)。


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