人様が乗っているロードバイクって、ついつい目が行ってしまうのは自分だけではないはず。珍しいフレームだったり、高嶺の花のホイールを見かけると「おおおおっ」ってなる。これはきっとサイクリストあるある。
サイクリストが多く集めるスポットとか、イベント会場ではいろんなメーカーのロードバイクが一気に集まるので、自分はこういうシチュエーションではここぞとばかり拝ませてもらっている。
/舐めるように見る…\
なぜサイクリストは他人のバイクが気になってしまうかというと、単純に「自分も使いたい」「いつか買いたい」ってのもあると思うけど、それ以上にオーナーさんの背景にあるストーリーが気になるからだと思う。
なぜそのフレームを選んだのか、そのホイールに巡り合うまでにどんな紆余曲折があったのか、現状のパーツの組み合わせにたどり着くまでに舐めた辛酸はどんな味がしたのか。今後どんな物語(カスタマイズ)をその愛車と紡ぐつもりなのか。
サイクリスト一人一人の人生がすべて異なるように、その人の愛車にもロードバイク人生が反映されているはずなのだ。他人の生き様、人生観に触れたとき人は心を揺さぶられる……そういうものだと勝手に思っている。
ということで、「あなたのロードバイクを見せてください!」という新企画をスタートしてみる。いろんなサイクリスト…老若男女にそれぞれの愛車を見せていただき、一人一人のストーリーを伺って紹介してみる試み。
第1回は、仕事を通じて出会った友人Iさんの GIANT TCR Advanced 1 を紹介させていただこう。
Iさん男性(37歳)
既婚(子供1人)
IT業界&都内勤務
フレーム:Giant TCR Advanced 1(2016年モデル)※フルカーボン、XSサイズ
コンポーネント:シマノ製アルテグラ(6800)
ホイール:Prime(リムハイト38ミリ)
ギア比
元々ロードバイクは乗っていて、ショップチームにも入っていました。が、転職と引越しを機に持っていたバイクを売ってしまいました。
で、転職して仕事も落ち着いてきたタイミングで「再開しよう」という気持ちになり、新車 を買うことにしたんです。ジャイアントに思い入れはないって言いましたけど、バイクの性能には信頼のおけるメーカーです。ただ、ヨーロッパブランドなどと比べて趣味性はあまり高くないというか、新車を買ってもメーカー名で周囲から騒がれるところではないですね(笑)。
リムハイトは38ミリで高すぎず、低すぎず、普段遣いにはちょうどいいバランスだと思います。空力効果は、時速30キロくらいだととくになにも感じませんが、35キロ以上になると巡航スピードを維持しやすいです。下りや追い風ではますます楽できます(笑)。
50ミリという選択肢もあったんですが、都内はストップ&ゴーも多いので、50ミリハイトのホイールだとやや重さが気になるかなと判断して避けておきました。
カーボン製なのでブレーキの効きはアルミほどではなく、やや滑る印象はあります。ただ、シュルシュル…という独特の擦り音が「あぁ、カーボンホイールだなぁ…」と気分を上げてくれます。あと、速度が上がってくるとシュンシュンシュン…という風切り音が聞こえてきて、これも快感です。こういうの、趣味の世界ではとても大事です。
ただ、問題がひとつあって、2019年モデルのエアロフレームを見ていると、メーカー問わずかなりの比率で「ディスクブレーキ仕様」が多くなっています。自分はホイールの移し替えやメンテナンス性とかを考えてキャリパーブレーキを選ぶつもりです。
今のは、一世代前のアルテグラ(6800系)なので、105にすることはないかなと。新型105の性能は気になるところですが、ダウングレードはなんとなく気分的にしたくはないです。
となると、たぶんワイヤーの現行アルテグラ(R8000)を選ぶような気がします。デュラエースは予算的にちょっと厳しい。電動コンポーネントも予算さえあれば検討に入れたいです。というか、予算が許せばむしろ積極的に電動コンポに切り替えたいかな。人が使っているのをみると、「お、いいな」って思いますし。
ギア比は11-28Tのままで行くかな…。完成車で付いていたスプロケットはなぜか32Tで確かに激坂では有効でしたが、ロングケージだとシフティングがややダルかったです。ショートケージに替えて快適になりました。
/アルミのハンドル\
ただ、乗り換えを検討中ゆえ、今のバイクにこれ以上大きな予算をかけるのは思い留まっています。まあ、パーツを引っ越し(載せ替え)させればいいんですけどね。
/タイヤはシュワルベワン(25c)\
◇ シュワルベワン(SCHWALBE One)のインプレ ~アスピーテプロ(Aspite Pro)のインプレを添えて~
※23cのインプレッションです
ありがとうございましたっ!!
根掘り葉掘り質問すると、その人の哲学やポリシーが垣間見えてくる。人がどういう思考プロセスを経て何かを選んだり、選ばなかったりするのかを知れるのは非常に興味深い。
やっててめちゃんこ楽しいし(笑)、今後も続けていく予定である。
※その場合、愛車のお写真をご提供いただけると幸いですm(_ _)m
過去の「あなたのロードバイクを見せてください!」アーカイブはこちら
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サイクリストが多く集めるスポットとか、イベント会場ではいろんなメーカーのロードバイクが一気に集まるので、自分はこういうシチュエーションではここぞとばかり拝ませてもらっている。
/舐めるように見る…\
なぜサイクリストは他人のバイクが気になってしまうかというと、単純に「自分も使いたい」「いつか買いたい」ってのもあると思うけど、それ以上にオーナーさんの背景にあるストーリーが気になるからだと思う。
なぜそのフレームを選んだのか、そのホイールに巡り合うまでにどんな紆余曲折があったのか、現状のパーツの組み合わせにたどり着くまでに舐めた辛酸はどんな味がしたのか。今後どんな物語(カスタマイズ)をその愛車と紡ぐつもりなのか。
サイクリスト一人一人の人生がすべて異なるように、その人の愛車にもロードバイク人生が反映されているはずなのだ。他人の生き様、人生観に触れたとき人は心を揺さぶられる……そういうものだと勝手に思っている。
ということで、「あなたのロードバイクを見せてください!」という新企画をスタートしてみる。いろんなサイクリスト…老若男女にそれぞれの愛車を見せていただき、一人一人のストーリーを伺って紹介してみる試み。
第1回は、仕事を通じて出会った友人Iさんの GIANT TCR Advanced 1 を紹介させていただこう。
Iさん男性(37歳)
既婚(子供1人)
IT業界&都内勤務
フレーム:Giant TCR Advanced 1(2016年モデル)※フルカーボン、XSサイズ
コンポーネント:シマノ製アルテグラ(6800)
ホイール:Prime(リムハイト38ミリ)
ギア比
- フロント:50ー32T(コンパクト)
- リア:11ー32T(ロングケージ)
目次
- なぜそのフレームとメーカーを選んだのか?
- 履いているホイールを選んだ基準
- 買い替え予定はあるのか?
- コンポーネントはどうする?シマノから乗り換える?
- それ以外にやってみたいカスタマイズは
- 買い替え時期は具体的に決めている?
なぜそのフレームとメーカーを選んだのか?
ジャイアントに思い入れがあったわけじゃないのですが、走りたいと思ったタイミングで在庫があって、コスパの良かった完成車がこれだったんです。他のメーカーでは同じ価格帯でもコンポーネントがワンランク落ちますから、フルアルテというのは魅力的でした。カラーリングも気に入りました。元々ロードバイクは乗っていて、ショップチームにも入っていました。が、転職と引越しを機に持っていたバイクを売ってしまいました。
で、転職して仕事も落ち着いてきたタイミングで「再開しよう」という気持ちになり、新車 を買うことにしたんです。ジャイアントに思い入れはないって言いましたけど、バイクの性能には信頼のおけるメーカーです。ただ、ヨーロッパブランドなどと比べて趣味性はあまり高くないというか、新車を買ってもメーカー名で周囲から騒がれるところではないですね(笑)。
履いているホイールを選んだ基準
最近、WiggleのプライベートブランドのPrime RP-38に履き替えました。チューブレスにも対応している2Wayカーボンホイールです。一度は使ってみたかったカーボンホイールを比較的安く導入できました。リムハイトは38ミリで高すぎず、低すぎず、普段遣いにはちょうどいいバランスだと思います。空力効果は、時速30キロくらいだととくになにも感じませんが、35キロ以上になると巡航スピードを維持しやすいです。下りや追い風ではますます楽できます(笑)。
50ミリという選択肢もあったんですが、都内はストップ&ゴーも多いので、50ミリハイトのホイールだとやや重さが気になるかなと判断して避けておきました。
カーボン製なのでブレーキの効きはアルミほどではなく、やや滑る印象はあります。ただ、シュルシュル…という独特の擦り音が「あぁ、カーボンホイールだなぁ…」と気分を上げてくれます。あと、速度が上がってくるとシュンシュンシュン…という風切り音が聞こえてきて、これも快感です。こういうの、趣味の世界ではとても大事です。
買い替え予定はあるのか?
TCR Advanced 1に乗り始めて2年になります。で、来年の3年たったくらいで買い換えようかなーとは妄想しています。フレームもメーカーも決めていないんですが、つぎのフレームは「エアロ」にしたいです。理由は…あまりヒルクライムはしなくて、もっぱら平地メインなので。見た目もインパクトありますし。ただ、問題がひとつあって、2019年モデルのエアロフレームを見ていると、メーカー問わずかなりの比率で「ディスクブレーキ仕様」が多くなっています。自分はホイールの移し替えやメンテナンス性とかを考えてキャリパーブレーキを選ぶつもりです。
コンポーネントはどうする?シマノから乗り換える?
シマノのままでいきます。カンパニョーロだとパーツが高くなるのと、入手が面倒&時間がかかる…とかあるでしょうから。やはり広く普及していて汎用性の高いメーカーのモノが自分のスタイルには合っています。今のは、一世代前のアルテグラ(6800系)なので、105にすることはないかなと。新型105の性能は気になるところですが、ダウングレードはなんとなく気分的にしたくはないです。
となると、たぶんワイヤーの現行アルテグラ(R8000)を選ぶような気がします。デュラエースは予算的にちょっと厳しい。電動コンポーネントも予算さえあれば検討に入れたいです。というか、予算が許せばむしろ積極的に電動コンポに切り替えたいかな。人が使っているのをみると、「お、いいな」って思いますし。
ギア比は11-28Tのままで行くかな…。完成車で付いていたスプロケットはなぜか32Tで確かに激坂では有効でしたが、ロングケージだとシフティングがややダルかったです。ショートケージに替えて快適になりました。
それ以外にやってみたいカスタマイズは
ハンドルとステムがアルミなんですけど、ハンドルをエアロ形状のカーボンのに替えたいですね。空力効果もありますが、どちらかと言うと見た目の問題です。見た目大事。/アルミのハンドル\
ただ、乗り換えを検討中ゆえ、今のバイクにこれ以上大きな予算をかけるのは思い留まっています。まあ、パーツを引っ越し(載せ替え)させればいいんですけどね。
/タイヤはシュワルベワン(25c)\
◇ シュワルベワン(SCHWALBE One)のインプレ ~アスピーテプロ(Aspite Pro)のインプレを添えて~
※23cのインプレッションです
買い替え時期は具体的に決めている?
いえ、まだメーカーもモデルも絞り込んでいないので、ふわっと検討中です。今のバイクは実用性重視で、その時すぐに乗れるものを選びました。焦って買い換える必要はないので、次はもう少し趣味性のある、より所有欲も満たされる一台を選びたいと思っています。ありがとうございましたっ!!
根掘り葉掘り質問すると、その人の哲学やポリシーが垣間見えてくる。人がどういう思考プロセスを経て何かを選んだり、選ばなかったりするのかを知れるのは非常に興味深い。
やっててめちゃんこ楽しいし(笑)、今後も続けていく予定である。
取材させていただけませんか?(^^)
「自分が取材相手になってもいいよー」「俺(私)のバイクを見てほしい!」って方はこちらからご連絡ください。会いに行ける距離なら参りますし、遠方でしたら電話取材(20分ほど)させていただきたく。※その場合、愛車のお写真をご提供いただけると幸いですm(_ _)m
過去の「あなたのロードバイクを見せてください!」アーカイブはこちら
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★サイクルガジェットストア
コメント
コメント一覧 (8)
自転車の数だけストーリーがあるってことですよね。
ミニベロのフレーム納車待ち中なのでカスタムも気になりますが
私も愛車とストーリーを紡いでいけたらと思いました。
これからも続けてほしいです。
これいいですよね?我ながらやってて楽しいし、「きっと読者さんにも楽しんでいただけるぞ」って実感がありました。これからも続けてまいります!!
\(^o^)/
こういう企画最高です!
ありがとうございます!私がやりたい企画、読みたい企画なんですw
こういう企画最高です!