先日、自転車洗車専門店「ラバッジョとうきょう」に行ってきました。
オープンしたのは今年の7月。
場所は江戸川区の葛西。東京・千葉・埼玉のサイクリストには馴染み深い葛西臨海公園の近くです。
※葛西臨海公園から北に4km ほど走ったところにあります
もともと2020年に大阪に誕生した店舗で、2号店が都内に進出してきたわけですね。
今回、愛車のパナモリを洗車いただき、その出来栄えに感激したので、どんなサービスなのかレポートします。
なので、外からは丸見えです。
※「なんのお店ですか?」と興味津々で覗いてくる通りすがりの人もいるそう
駐車場はないですが、裏手にコインパーキングが複数あるので車での来店もOK。
なぜ東京に進出したのか聞いてみたところ、「シンプルに関東圏サイクリストからのリクエストが多かったから」とのこと。
いきなり葛西に決まったわけではなく、かなりの物件を見て回り、川口市も最終候補として残っていたものの、希望する物件に巡り会えなかったそうな。
で、もう一つの候補地だった葛西にビンゴな物件が見つかったというわけ。
↓
今回受けたのは「Three スター洗車」。
パナモリのフレームはマット塗装なんですが、専用の溶剤で隅々までキレイにした後、撥水力のあるワックスで仕上げてもらいます。マット特有の頑固な汚れが落ち、さらに汚れが付きにくいメリットがあるそうな。
ちなみにコーティングメニューの価格は下記の通り。
↓
お客さんの割合としては、予想通りロードバイクがメインで8割以上。
クロスバイクやミニベロ、トライアスロンバイクが2割弱。
数は少ないですが、シティサイクルのお客さんもいるそうです。
まずディグリーザーをかけ、油と汚れをざっと落とします。
(`・ω・´)「バイクの汚れによって、複数の溶剤を使い分けてますよ~」
次に、水で汚れを落としていきます。
大量の水をぶっかけているように見えますが、
(`・ω・´)「使う水は全工程で10リットルほど。意外に少ないでしょう?」
たしかにちょっと意外。
見た目が派手なので大量の水のように見えるだけ、のようです。
この工程を2回ほど繰り返して粗方の汚れを落とし、いよいよ泡で包み込んでいきます。 これこれ、これが見たかった…!
(`・ω・´)「中身は特殊な中性洗剤で、それを泡状にしています」
それにしても、作業がリズミカルでテンポが良い!
まるで美容師さんのような手さばきがで、高速でシャキシャキと髪を切り落としていくかのよう。シンプルに見てて気持ち良いです。
洗ったホイールは天井からぶら下げておきます。
洗い落とした泡が、傾斜の付いたコンクリートの床を流れていく。
よく考えられている設計だなぁ…。
※もともとはラーメン屋さんだったそうな(全面リフォームしてあります)
なんなら、他のお客さんのバイクを洗車する様子すら鑑賞していたい…。
YouTubeでライブ配信してもいいんじゃない?と思ったりもしました(笑)。
(`・ω・´)「2年前にオープンした大阪のほうが認知度は断然高いです。東京でももっともっと知っていただけるように頑張っています」
(`・ω・´)「あと、東京のサイクリストさんは、三千円台から始まる価格を知ると『かなり安い!』と驚かれますね」
(私も安いと思いました。個人的には松竹梅が4,000円、4,800円、5,500円くらいかなと予想していたので)
(`・ω・´)「価格を高く設定すると、ユーザー層が限られるじゃないですか。僕らは間口を広げて沢山の人が『気軽に自転車をきれいにできる』状態を作りたかったんです。事実、初めて自転車を洗車したのがラバッジョだった、というお客さんも多いんです」
(修理やカスタム、物販はしないんですか?)
(`・ω・´)「検討したことはあるんですが、手が回らない…のが現実でして、洗車で手一杯の状況です(笑)」
(洗車していると、不良箇所はよく見つかりそうじゃないですか?)
(`・ω・´)「そうなんです。修理したほうがいい場所、交換すべきパーツはわかるんです。そういう場合、お客様用にカルテをつくって、近隣のショップさんをご紹介しています」
(え?紹介しちゃう?)
(`・ω・´)「はい、もちろんただの好意として。自転車業界で互いに助け合えばいいし、餅は餅屋にお任せするのがお客さんもウレシイはずですから」
(うーん、見上げた姿勢だ…)
(`・ω・´)「ラバッジョのミッションは、洗車を通してみんなで「笑顔」になること、ですからね!(ドヤァ)」
(ドヤ顔…w そうそう、来店時は予約したほうがいいんですか?)
(`・ω・´)「ぜひ予約をお願いします。とくに土日祝日は混むので、予約なしだとお待たせしてしまう可能性が高いし、枠が全部埋まっていると、作業できないなんて悲しいことになります」
(所要時間はどれくらい?)
(`・ω・´)「One スター洗車とTwo スター洗車が30分、Three スター洗車だと50分くらいです。ちなみに一番人気はTwo スター。やはり撥水加工を求める方が多いです」
(`・ω・´)「そこ、気になりますよね。ラバッジョは日本初の自転車洗車専門店です。自転車本場のヨーロッパに洗車ビジネスがあるかというとそれもなく、完全に初の試みなんです。なので、開業前はいろんな方から『うまくいかない』と言われました」
(それでも開業に踏み切った、と)
(`・ω・´)「店舗を持たずに軽トラ出張スタイルも代表の福井は考えたみたいなんですが、色々検討を重ねた結果、やはり拠点を持ってビジネスしたい!と決意し、今日に至ってます」
(そうなんだ~)
(`・ω・´)「前例がないぶん、何もかも自由に設計できたのが功を奏したと思っていて、かなりユニークなお店になったんじゃないかなと。事実、2年間ビジネスを継続し、拠点も増やせているので一定の成果は出ていると手応えを感じてますね……と、話しているうちに完了しました!」
フレームもホイールも、ピッカピカ\(^o^)/
カセットとチェーンが新品の輝き!
プーリーの汚れも一掃!
※リアディレイラーの傷は2年前に落車したときの痕です
カセットよ…お前こんなにキレイだったんか…。
ダウンチューブ下のしつこかった汚れも消えた…(*^^*)
(愛車がピカピカになると、思わず笑顔がこぼれます!頬ずりしたくなるレベル!)
(`・ω・´)「でしょう?存分に可愛がってあげてください」
(もはや舐めてもいいくらいです)
(`・ω・´)「それは辞めておきましょう」
ラバッジョとうきょう
住所 :〒134-0083 東京都江戸川区中葛西2丁目22-10
営業時間 :10:00~19:00
定休日 :木曜
電話番号:03-6808-7824
メール:info@lavaggio-cycle.com
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★You Tubeチャンネルもやってます
オープンしたのは今年の7月。
場所は江戸川区の葛西。東京・千葉・埼玉のサイクリストには馴染み深い葛西臨海公園の近くです。
※葛西臨海公園から北に4km ほど走ったところにあります
もともと2020年に大阪に誕生した店舗で、2号店が都内に進出してきたわけですね。
今回、愛車のパナモリを洗車いただき、その出来栄えに感激したので、どんなサービスなのかレポートします。
目次
- ラバッジョとうきょうの場所
- 洗車とコーティングでそれぞれ3種類のメニュー
- 洗車の手順
- 東京のお客さんの反応は?
- お客さんがラバッジョの存在を知るキッカケは?
- 自転車洗車専門店ってビジネスとして成立するの?
- 完了!&出来栄えに感嘆
ラバッジョとうきょうの場所
交通量の多い環七通り沿いにあって、しかも1階はガラス張り。なので、外からは丸見えです。
※「なんのお店ですか?」と興味津々で覗いてくる通りすがりの人もいるそう
駐車場はないですが、裏手にコインパーキングが複数あるので車での来店もOK。
なぜ東京に進出したのか聞いてみたところ、「シンプルに関東圏サイクリストからのリクエストが多かったから」とのこと。
いきなり葛西に決まったわけではなく、かなりの物件を見て回り、川口市も最終候補として残っていたものの、希望する物件に巡り会えなかったそうな。
で、もう一つの候補地だった葛西にビンゴな物件が見つかったというわけ。
洗車とコーティングでそれぞれ3種類のメニュー
いわゆる、松竹梅スタイルです。↓
- ☆/One スター洗車 〔洗車・注油〕 3,800円
- ☆☆/Two スター洗車 〔洗車・注油・撥水コート仕上げ〕 4,200円
- ☆☆☆ / Three スター洗車 〔純水洗車・注油・微細傷研磨(1 カ所)・ワックス仕上げ〕 5,500円
今回受けたのは「Three スター洗車」。
パナモリのフレームはマット塗装なんですが、専用の溶剤で隅々までキレイにした後、撥水力のあるワックスで仕上げてもらいます。マット特有の頑固な汚れが落ち、さらに汚れが付きにくいメリットがあるそうな。
ちなみにコーティングメニューの価格は下記の通り。
↓
- ☆☆/Two スターコーティング 〔超撥水コーティング・バフ磨き(時間制限あり)〕 29,800円
- ☆☆☆ / Three スターコーティング 〔焼き付けコーティング・バフ磨き〕 54,800円
- ☆☆☆☆/ Four スターコーティング〔炙り焼き付けコーティング・バフ磨き〕 115,800円
お客さんの割合としては、予想通りロードバイクがメインで8割以上。
クロスバイクやミニベロ、トライアスロンバイクが2割弱。
数は少ないですが、シティサイクルのお客さんもいるそうです。
洗車の手順
作業するのは店長の新田さん。まずディグリーザーをかけ、油と汚れをざっと落とします。
(`・ω・´)「バイクの汚れによって、複数の溶剤を使い分けてますよ~」
次に、水で汚れを落としていきます。
大量の水をぶっかけているように見えますが、
(`・ω・´)「使う水は全工程で10リットルほど。意外に少ないでしょう?」
たしかにちょっと意外。
見た目が派手なので大量の水のように見えるだけ、のようです。
この工程を2回ほど繰り返して粗方の汚れを落とし、いよいよ泡で包み込んでいきます。 これこれ、これが見たかった…!
(`・ω・´)「中身は特殊な中性洗剤で、それを泡状にしています」
それにしても、作業がリズミカルでテンポが良い!
まるで美容師さんのような手さばきがで、高速でシャキシャキと髪を切り落としていくかのよう。シンプルに見てて気持ち良いです。
洗ったホイールは天井からぶら下げておきます。
洗い落とした泡が、傾斜の付いたコンクリートの床を流れていく。
よく考えられている設計だなぁ…。
※もともとはラーメン屋さんだったそうな(全面リフォームしてあります)
なんなら、他のお客さんのバイクを洗車する様子すら鑑賞していたい…。
YouTubeでライブ配信してもいいんじゃない?と思ったりもしました(笑)。
東京のお客さんの反応は?
(とうきょう店がオープンして3ヶ月になりますが、感触は?)(`・ω・´)「2年前にオープンした大阪のほうが認知度は断然高いです。東京でももっともっと知っていただけるように頑張っています」
(`・ω・´)「あと、東京のサイクリストさんは、三千円台から始まる価格を知ると『かなり安い!』と驚かれますね」
(私も安いと思いました。個人的には松竹梅が4,000円、4,800円、5,500円くらいかなと予想していたので)
(`・ω・´)「価格を高く設定すると、ユーザー層が限られるじゃないですか。僕らは間口を広げて沢山の人が『気軽に自転車をきれいにできる』状態を作りたかったんです。事実、初めて自転車を洗車したのがラバッジョだった、というお客さんも多いんです」
お客さんがラバッジョの存在を知るキッカケは?
(`・ω・´)「大阪は口コミが圧倒的です。ユーザーさんがどんどん紹介してくれています。東京は口コミよりも、SNSや検索で見つけてくださるケースが多い印象。『自転車 洗車』で検索される人もいらっしゃいますよ」(修理やカスタム、物販はしないんですか?)
(`・ω・´)「検討したことはあるんですが、手が回らない…のが現実でして、洗車で手一杯の状況です(笑)」
(洗車していると、不良箇所はよく見つかりそうじゃないですか?)
(`・ω・´)「そうなんです。修理したほうがいい場所、交換すべきパーツはわかるんです。そういう場合、お客様用にカルテをつくって、近隣のショップさんをご紹介しています」
(え?紹介しちゃう?)
(`・ω・´)「はい、もちろんただの好意として。自転車業界で互いに助け合えばいいし、餅は餅屋にお任せするのがお客さんもウレシイはずですから」
(うーん、見上げた姿勢だ…)
(`・ω・´)「ラバッジョのミッションは、洗車を通してみんなで「笑顔」になること、ですからね!(ドヤァ)」
(ドヤ顔…w そうそう、来店時は予約したほうがいいんですか?)
(`・ω・´)「ぜひ予約をお願いします。とくに土日祝日は混むので、予約なしだとお待たせしてしまう可能性が高いし、枠が全部埋まっていると、作業できないなんて悲しいことになります」
(所要時間はどれくらい?)
(`・ω・´)「One スター洗車とTwo スター洗車が30分、Three スター洗車だと50分くらいです。ちなみに一番人気はTwo スター。やはり撥水加工を求める方が多いです」
自転車洗車専門店ってビジネスとして成立するの?
(気になっていたんですが、洗車だけで物販やカスタムは行わないのって、採算的に大丈夫なんですか?)(`・ω・´)「そこ、気になりますよね。ラバッジョは日本初の自転車洗車専門店です。自転車本場のヨーロッパに洗車ビジネスがあるかというとそれもなく、完全に初の試みなんです。なので、開業前はいろんな方から『うまくいかない』と言われました」
(それでも開業に踏み切った、と)
(`・ω・´)「店舗を持たずに軽トラ出張スタイルも代表の福井は考えたみたいなんですが、色々検討を重ねた結果、やはり拠点を持ってビジネスしたい!と決意し、今日に至ってます」
(そうなんだ~)
(`・ω・´)「前例がないぶん、何もかも自由に設計できたのが功を奏したと思っていて、かなりユニークなお店になったんじゃないかなと。事実、2年間ビジネスを継続し、拠点も増やせているので一定の成果は出ていると手応えを感じてますね……と、話しているうちに完了しました!」
完了!&出来栄えに感嘆
うぉぉぉぉ~~~~~!!!!!超きれい!!!フレームもホイールも、ピッカピカ\(^o^)/
カセットとチェーンが新品の輝き!
プーリーの汚れも一掃!
※リアディレイラーの傷は2年前に落車したときの痕です
カセットよ…お前こんなにキレイだったんか…。
ダウンチューブ下のしつこかった汚れも消えた…(*^^*)
(愛車がピカピカになると、思わず笑顔がこぼれます!頬ずりしたくなるレベル!)
(`・ω・´)「でしょう?存分に可愛がってあげてください」
(もはや舐めてもいいくらいです)
(`・ω・´)「それは辞めておきましょう」
ラバッジョとうきょう
住所 :〒134-0083 東京都江戸川区中葛西2丁目22-10
営業時間 :10:00~19:00
定休日 :木曜
電話番号:03-6808-7824
メール:info@lavaggio-cycle.com
★ツイッターアカウントはこちら\(^o^)/<最近記事を常にお届け!
★You Tubeチャンネルもやってます
コメント
コメント一覧 (4)
それにしても2,980円からなんておどろきです・・・
さらに洗車だけでビジネスが成り立っている事にも・・・
名古屋にも神出鬼没?して欲しいと願っております・・・
cyclegadget
がしました
ラバッジョ、代表の福井さん、存じてます。
イタリアのワールドチームニッポーのメカニックとしてジロなどヨーロッパを転戦されてましたね。
以前、シーズンオフの時に私の地元の自転車店のイベントで洗車してもらったことがあります。驚くほどの仕上がりですよね。まるで新車。
その時教えてもらったディグリーザーがグーキンアルファー、それをハケに浸して塗るだけで油汚れが綺麗に落ちます。今でも愛用しています。
cyclegadget
がしました