関東界隈で徐々に「行ったことがない場所」がなくなってきました。
サイクリングを10年以上も趣味にしていると、こういう現象が起きます。たぶんサイクリストあるあるでしょう。
1週間とかまとまった時間があれば、九州とか北陸地方に足を伸ばして長期滞在…ができるのですが、仕事もあってなかなかそうもいかず。(ワーケーションという手もあるけど、滞在費は自腹ですからね)
…とそんなある日、「そういえば茨城県は行ったことがほぼ無い」ことに気づきました。
土浦と霞ヶ浦と筑波山…あと地質標本館くらいか。県庁所在地の水戸は未踏。
※筑波山は2回登ったことがあります
茨城北部の水戸は神奈川県からは遠いし、観光地ってわけでもないし、わざわざ足を運ぶ程の場所ではないかな…って思ってました。(水戸市民の方ごめんなさい)
が、このところ幕末維新の漫画を高い熱量で読んでまして、縁の地を訪ねるのもいいかもしれん、このままだと水戸バージンのまま死ぬし、と思ってソロライド兼ねて旧水戸藩の藩校「弘道館」へ1泊2日で行ってきました。
泊まったのはもちろん、大好きなドーミーインです^o^
まずは上野東京ラインで上野駅へ。…からの土浦駅へ。
自転車で走るのは土浦~水戸間(50キロ)です。

土浦駅に降りてまず思ったのが
「めちゃくちゃさぶい!」
ってこと。
東京に比べて3℃は低いです。
レベルが違うな…と感じました。
6号線の水戸街道だと信号が少ないっぽいので早く着けるのはいいんですが、それだとつまらないので、旧水戸街道を交えながらのんびり走ってきました。
景色は…ふつうの田舎な風景といいますか、特に絶景などはなく、アップダウンのない道を淡々と走るのみ。(写真撮るの忘れた)
水戸駅周辺はオフィスビルが少々…雰囲気は「川口駅前をコンパクトにしたくらい?」な印象です。
人口を調べたら水戸市は27万で川口市は57万なので約半分。当たらずとも遠からず。

ちなみに水戸市の人口に匹敵するのは、津市(三重県)、市原市(千葉県)、青森市(青森県)あたりだそうな。

入口のそばに駐輪スペースもあり、かなり広いです。自転車でも安心です。


弘道館のざっくり概要はこんなかんじ。
↓
正門、正庁、至善堂は戦火を免れたので現存していて、国の重要文化財に指定されてます。

あと、60品種&800本の梅が植えられており、梅の名所としても有名。
1月はさすがに咲いてませんでしたが。
なお、弘道館とセットで作られた偕楽園も梅の名所です。水戸に来るなら梅の時期ですね。
弘道館は無料と有料の区域があって、弘道館の建物は有料ゾーンにあります。
塀の外は無料で見学可能。
かつての敷地はもっと広かったそうで、茨城県庁舎、小学校、図書館が建ってます。






建物内の撮影はOK!なんですが、隣接している資料館の方はNG。そのへんのことは受付の係員さんが案内してくれます。資料館の展示物もかなり興味深かったです。一見の価値あり。

それにしても、気温が3℃で震えるくらい寒かった…。玄関も戸も全部開放されてて暖が取れる場所がなかったのが地味に辛かったです(汗)。
エアコンもガスストーブもヒートテックもない時代、藩士らはこんな環境で勉学に勤しんでいたと思うと、マジリスペクトです。

弘道館、来て良かった…。
歴史好き、特に幕末好きならオススメします。
あと、想像以上に敷地が広大すぎてビンディングシューズで歩く気になれなかったです。SPDシューズなので歩けないこともなかったけど、とにかく寒かった。
ということで、ちょっと早いけど15時過ぎにドーミーイン水戸にチェックイン。

※最上階がお風呂です
駐輪場や保管スペースはなく、建物横のタワーパーキングの隅っこに置いておくのはOKです。
「輪行袋に入れて部屋に持ち込む」か「建物外に置いておくか」の2択でどうするか悩み、面倒だったので外に鍵でくくっておきました。

かろうじて屋根もあるし天気もいいし、パーキングには常時係員さんもいるのでまあOKだろうという判断です。
食後に水戸東照宮(茨城県水戸市宮町2-5-13)に行ってみました。なにしろ、店の目の前にあったもので。
ちょっと高台にあって階段で登ります。


水戸藩初代藩主の徳川頼房公が家康公を祀る神社として創建された場所で、現在は頼房公も祀られているそうな。
「三つ葉左葵巴の紋」が空襲で焼けて、現在の社殿は、戦後復興の昭和三十七年に建立されました。
道理でキレイなわけだ。

偶然ですが、昨年末に静岡県の久能山東照宮にも行ってきたので、短期間で二カ所の東照宮を訪れたことになります。家康三昧。


風呂場の窓から水戸市を見下ろすことができたんですが、びっくりするほどキレイで真っ平らでした。遠くに山が見えたので、きっと筑波山でしょう。
それ以外は見事にフラット。なので夕日がよーく見えましたね。
一刻も早く土浦駅へ!とひたすら走り続け、電車に飛び乗り、帰ってきました。
ぜひ訪れたい場所ではあるので、もうちょい暖かい季節になったら再訪するつもりです。
そういえば、土浦駅の西側で見た「レッチリ」という激辛ラーメン屋さんがすごく気になりました。行列がすごかったので待てる自信がなく、断念して駅に向かいました。ここもいつか行ってみたい…。

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サイクリングを10年以上も趣味にしていると、こういう現象が起きます。たぶんサイクリストあるあるでしょう。
1週間とかまとまった時間があれば、九州とか北陸地方に足を伸ばして長期滞在…ができるのですが、仕事もあってなかなかそうもいかず。(ワーケーションという手もあるけど、滞在費は自腹ですからね)
…とそんなある日、「そういえば茨城県は行ったことがほぼ無い」ことに気づきました。
土浦と霞ヶ浦と筑波山…あと地質標本館くらいか。県庁所在地の水戸は未踏。
※筑波山は2回登ったことがあります
茨城北部の水戸は神奈川県からは遠いし、観光地ってわけでもないし、わざわざ足を運ぶ程の場所ではないかな…って思ってました。(水戸市民の方ごめんなさい)
が、このところ幕末維新の漫画を高い熱量で読んでまして、縁の地を訪ねるのもいいかもしれん、このままだと水戸バージンのまま死ぬし、と思ってソロライド兼ねて旧水戸藩の藩校「弘道館」へ1泊2日で行ってきました。
泊まったのはもちろん、大好きなドーミーインです^o^
目次
- 土浦から水戸へ電車移動
- 水戸駅周辺の雰囲気は…川口市よりちょい小さいかんじ
- いざ、弘道館へ
- 偕楽園も行くつもりだったが寒さに負ける
- ドーミーイン水戸に駐輪場はない
- 夜に水戸東照宮へ
- 境内には、頼房公奉納の銅灯篭などが現存
- ドーミーイン水戸も期待通りに快適な場所でした
- 翌日も偕楽園には行かず
土浦から水戸へ電車移動
神奈川〜都内を走るのはしんどい&楽しくないので電車移動です。まずは上野東京ラインで上野駅へ。…からの土浦駅へ。
自転車で走るのは土浦~水戸間(50キロ)です。

土浦駅に降りてまず思ったのが
「めちゃくちゃさぶい!」
ってこと。
東京に比べて3℃は低いです。
レベルが違うな…と感じました。
6号線の水戸街道だと信号が少ないっぽいので早く着けるのはいいんですが、それだとつまらないので、旧水戸街道を交えながらのんびり走ってきました。
景色は…ふつうの田舎な風景といいますか、特に絶景などはなく、アップダウンのない道を淡々と走るのみ。(写真撮るの忘れた)
水戸駅周辺の雰囲気は…川口市よりちょい小さいかんじ
水戸藩の藩校「弘道館」は水戸駅そばにあります。水戸駅周辺はオフィスビルが少々…雰囲気は「川口駅前をコンパクトにしたくらい?」な印象です。
人口を調べたら水戸市は27万で川口市は57万なので約半分。当たらずとも遠からず。

ちなみに水戸市の人口に匹敵するのは、津市(三重県)、市原市(千葉県)、青森市(青森県)あたりだそうな。
いざ、弘道館へ
弘道館は水戸城址の隣りにあり、水戸駅から徒歩5分ほどの距離。
入口のそばに駐輪スペースもあり、かなり広いです。自転車でも安心です。


弘道館のざっくり概要はこんなかんじ。
↓
- 第9代藩主徳川斉昭(15代将軍慶喜のお父さん)がつくった
- 弘道館建学の精神は、「神儒一致」「忠孝一致」「文武一致」「学問事業一致」「治教一致」の5項目
- 藩校としては全国一の規模(敷地面積は約10.5ha)
- 学校御殿の他に文館・武館・医学館・天文台・鹿島神社・八卦堂・馬場・調練場・矢場・砲術場なども備えていた
- 入学年齢は15歳で40歳まで就学が義務づけられていた
- なんと「卒業の制度がない」ので生涯教育
- しかも学費は無料(年貢米が運営費にあてられていた)
- 学問(儒学・礼儀・歴史・天文・数学・地図・和歌・音楽)と武芸(剣術・槍術・柔術・兵学・鉄砲・馬術・水泳)など多彩な科目があった
- 幕末の動乱期を経て、明治5年の「学制」発布によって閉鎖された
正門、正庁、至善堂は戦火を免れたので現存していて、国の重要文化財に指定されてます。

あと、60品種&800本の梅が植えられており、梅の名所としても有名。
1月はさすがに咲いてませんでしたが。
なお、弘道館とセットで作られた偕楽園も梅の名所です。水戸に来るなら梅の時期ですね。
弘道館は無料と有料の区域があって、弘道館の建物は有料ゾーンにあります。
塀の外は無料で見学可能。
かつての敷地はもっと広かったそうで、茨城県庁舎、小学校、図書館が建ってます。

諸役会所
来館者控えの間。 床の間にドーンと「尊攘」の掛け軸がかかってます。尊王攘夷の意志の強さが伝わってきますね……安政3年(1856年)に斉昭の命で書かれたそうな。

正庁正席の間
正庁正席の間に藩主が臨席をして、正席の間や二の間で行われた学問の試験や対試場で行われた武術の試験をご覧になった場所。床の間には、弘道館の建学精神が示された弘道館記碑の拓本があります。

至善堂御座の間
大政奉還後の慶応4年(明治元年)に慶喜は水戸へ下り、幼少時代を過ごした至善堂にこもり、静岡に移るまでの約4ヶ月間、ここで謹慎生活を送ったそうな。
建物内の撮影はOK!なんですが、隣接している資料館の方はNG。そのへんのことは受付の係員さんが案内してくれます。資料館の展示物もかなり興味深かったです。一見の価値あり。

それにしても、気温が3℃で震えるくらい寒かった…。玄関も戸も全部開放されてて暖が取れる場所がなかったのが地味に辛かったです(汗)。
エアコンもガスストーブもヒートテックもない時代、藩士らはこんな環境で勉学に勤しんでいたと思うと、マジリスペクトです。

弘道館、来て良かった…。
歴史好き、特に幕末好きならオススメします。
偕楽園も行くつもりだったが寒さに負ける
日本三名園のひとつ、偕楽園は目と鼻の先だし、もともと行くつもりだったんですが…寒さにギブアップしました。あと、想像以上に敷地が広大すぎてビンディングシューズで歩く気になれなかったです。SPDシューズなので歩けないこともなかったけど、とにかく寒かった。
ということで、ちょっと早いけど15時過ぎにドーミーイン水戸にチェックイン。
ドーミーイン水戸に駐輪場はない
ドーミーイン水戸は弘道館からほんの数百メートル。いい場所にあります。
※最上階がお風呂です
駐輪場や保管スペースはなく、建物横のタワーパーキングの隅っこに置いておくのはOKです。
「輪行袋に入れて部屋に持ち込む」か「建物外に置いておくか」の2択でどうするか悩み、面倒だったので外に鍵でくくっておきました。

かろうじて屋根もあるし天気もいいし、パーキングには常時係員さんもいるのでまあOKだろうという判断です。
夜に水戸東照宮へ
一人旅のときは「地元の居酒屋に行く」のがマイルールなので、適当にGoogle Mapで探したもつ焼き屋さんへ。食後に水戸東照宮(茨城県水戸市宮町2-5-13)に行ってみました。なにしろ、店の目の前にあったもので。
ちょっと高台にあって階段で登ります。


水戸藩初代藩主の徳川頼房公が家康公を祀る神社として創建された場所で、現在は頼房公も祀られているそうな。
境内には、頼房公奉納の銅灯篭などが現存
徳川斉昭公の考案による、安神車(戦車)などが現存するらしいですが、暗くてさらに冷え込んでいたのでさっと通り過ぎたのみ。「三つ葉左葵巴の紋」が空襲で焼けて、現在の社殿は、戦後復興の昭和三十七年に建立されました。
道理でキレイなわけだ。

偶然ですが、昨年末に静岡県の久能山東照宮にも行ってきたので、短期間で二カ所の東照宮を訪れたことになります。家康三昧。
ドーミーイン水戸も期待通りに快適な場所でした
コーヒー、風呂上がりのアイス、最上階の大浴場&サウナ、21時提供の夜泣きそば、無料マッサージチェア、漫画コーナーなど、他のドーミーインと同じサービスは健在。

風呂場の窓から水戸市を見下ろすことができたんですが、びっくりするほどキレイで真っ平らでした。遠くに山が見えたので、きっと筑波山でしょう。
それ以外は見事にフラット。なので夕日がよーく見えましたね。
翌日も偕楽園には行かず
寒い…とにかく寒かった…ので行く気になれませんでした。一刻も早く土浦駅へ!とひたすら走り続け、電車に飛び乗り、帰ってきました。
ぜひ訪れたい場所ではあるので、もうちょい暖かい季節になったら再訪するつもりです。
そういえば、土浦駅の西側で見た「レッチリ」という激辛ラーメン屋さんがすごく気になりました。行列がすごかったので待てる自信がなく、断念して駅に向かいました。ここもいつか行ってみたい…。

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