2018年に登場した新型ジムニー(&ジムニーシエラ)が気になっている。
一度は真剣に検討しかけたものの、「まだパンダは4年半しか乗ってないし、買い換えるのはもったいない」となった。2年後くらいに再検討すればいいよね、と夫婦間で合意し、ジムニーのことはいったん頭から切り離した。
ところが、11月中旬にパンダのミッション系統にそこそこ重篤な故障が発覚した。路上で突然ニュートラルになったり(うんともすんとも動かずに超焦った)、信号待ちでエンストしたり…が頻発し、ついに家から動かせなくなった。レッカー移動でディーラーに持ち込み、診断の結果「クラッチ破損とミッションにかなりレアな症状が出て、本国から部品を取り寄せないと修理できないかも」と回答があったところ。←イマココ。しかも12月中旬まで入院予定で1ヶ月使えない。
※さようなら、愛車よ…(まったく動かなくなったので、レッカーでディーラーへ)
うーん、やはりイタ車クオリティなのか…メーカーの3年保証期限はとうに過ぎており、実費修理となる。修理代が怖い。今後もいろんな箇所が壊れたら……と考えてしまう。
で、次回車検を通さず、ジムニーに乗り換えるほうがいいのではないかと考えたワケ。だが、人気車ゆえ納車待ち状態と聞くし、風の噂では一年半待ちとも。判断を下すならグズグズはしておられないし、最新状況も知っておきたい。
ということで、スズキのディーラーさんでジムニーを試乗してきました。以下、感想でございます。
ご用意いただいたのはジムニーXC。
軽バージョンの中で最上グレード。ボディはキネティックイエロー、ルーフはブラックのツートンカラー。小さい車なのに、遠目からもすごく目立つ。うーむ、カッコいい。 というか、可愛い。
クラムシェルのボンネットフードが良く見えるので、車体感覚が異常に掴みやすい。後ろを振り返っても同じで、「真四角の箱の中にいるな~」ってのがわかる。こんなに車とドライバーが一体感を味わえる車、初めてだ。
この時点ですでにワクワクしてくる。
※オクサマ的にも着座位置に問題はない
まあ、パンダがそもそも広い車ではなく、それに慣れた我々の印象なので、一般的乗用車と比べたら「肩が近い」とは感じるかも、だが。
大人4人が乗るとさすがに窮屈だろうが、3人(我々と営業さん)で走る分にはまったく問題なかった。
水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボのエンジンをかけて、走り出す。ボディがよっこらせ・・・って感じで動く。初速がややもっさりしているかな…。1速から2速の間が少々遅い感じで、車体の重さを感じた。
いったんスピードに乗れば普通に走るのだが、やはり軽エンジン(最高出力:64PS/6,000 rpm、最大トルク9.8kgm/3,500 rpm)であるのと、そもそもジムニーはほかの軽自動車よりやや重め。その辺も影響しているかなと。
<参考>
軽ではない乗用車のイグニス(HYBRID MZ)出も880 kg。スイフトRS(2WD)でも900 kg。クロスビーのHYBRID MZのフルタイム4WD でようやくジャスト1,000 kg。パンダが1,070 kg。
そう考えると、いかにジムニーが重いかが分かる。ほかの軽のラインナップより250 kg 前後も重くなれば、そりゃあ燃費があまりよろしくないのもナットクだ。
ちなみにジムニーシエラのATが1,090 kg で、MTが1,070 kg である。シエラはもっと重いのかなと思ったら、意外にそうでもなく、40~50 kg のプラスだけである。
街乗りする分には不満はない。エンジン音は独特だが、イヤではない。ただ、このパワーで高速道路を長時間走るとなると……かなりアクセルを蒸さなければならないのと、エンジン音もそれなりにうるさくはなりそう。この点は営業さんも指摘されていて、「高速道路を良く利用するなら、ジムニーシエラのほうがいいでしょう」とのこと。自分も同感。
ただ、売れ行きからいうと、営業さんの肌感によれば「7:3でジムニーのほうが売れている」とのことである。 (そうなんだ)
ちなみにジムニーの最小回転半径は4.8メートルと、すごく小回りが利く。(ジムニーシエラは4.9メートル)
ほんの10分かそこらの試乗だったし、細かく見ればそれなりにアラもあるのだが、それを差し引いて余りある「運転が楽しい」感は十分に感じ取れた。
ただ、高速域でこの快適さがどう出るかはわからない。カーブではそれなりにロールしそうだし、横風を受けたらハンドルは若干取られやすいのは間違いないかなと。
※ちなみにパンダのホイールベースは2,300 mm なので、パンダより5センチ短い。
自分の身長は173センチで、助手席を自分に合わせても同じ身長の大人がまあ座れるスペースは確保できる。ゆったり伸び伸び〜とはもちろんいかないけど、膝がシートバックに当たることはない。あと、スクエアなボディ形状のお陰で窮屈感はなかった。
※これはシエラですが、中はジムニーとまったく同じ
後席の窓はハメ殺しで開かない代わりに、窓自体が大きいので日差しは良く入るし、見晴らしもナイスなので、そのへんも不快感がない要素なのだと思う。
リアシートのシートバックの高さがやや不足しているのがマイナスだが、ヘッドレストを伸ばせば成人男性の後頭部までちゃんと来てくれるのはOK。できれば、あと5センチ弱シートバックがあって、肩まで来てくれると嬉しいのだが、フルフラットにするためとか、いろんな事情のせいでこの高さになったと思われる。
カラーリングはやや退屈だが、外装パネルの色が車内にもあって、それがいい感じに「アウトドア感&タフネスさ」の演出に一役買っている気はして、なんか良い。高級車に慣れた人にはチープに見えてしまうかもだが、パンダで慣れている自分はむしろ好印象である。
あと、ナビの位置がむちゃくちゃ高い場所にあって、これもGOOD。
※試乗車ゆえ、ナビは装着されてませんでしたが
視線をほぼ移動させずに運転できるのも、さすが実用車と言えるだろう。ちょっと上を向くように角度がついており、それもナイスな点である。
縦方向だと外に飛び出してしまうので、横積み必須となる。後席を倒せば完全なフルフラットになるのもマル。荷物の出し入れのやりやすさはさすがジムニーといったとかろ。
逆さまにして積んだバイクをどう固定させるか考えねばならないが、まあなんとでもなるだろう。
◇ 新型ジムニーにロードバイクは載るのか?【ディーラーで検証してきた】
と、かなり好印象だったジムニーだが、気になった箇所もありまして…。
ただ、ジムニーはもともと日本人の体格に合わせられて設計されているせいもあり、平均的日本人骨格を持つ自分(身長173センチ)はテレスコがなくても全然問題ないわってなった。
超小柄なオクサマ(身長146センチ)はどうかが気になったが、幸いにして彼女も問題なし。身長180センチを超えてくると、ちょっと合わせずらいかもしれない。その点はご注意を。
しかし、オクサマは必須なのではないか…上げられないせいで運転に支障が出るのでは…だとしたら購入対象リストから外れてしまう…と恐る恐る調整させてみたら、あらびっくり。彼女も問題なかった。
むしろ、上げてしまうと足がブレーキとアクセルに届かなくなるので、「いまの座面位置でちょうどいい」とのこと。さすがスズキは日本人の体格を熟知しておられる…。
ということで、我が家は問題なかったが、体格によってはシートの上下調整ができないことがネックになるかもしれない。
パンダとジムニーがほぼ同じ車両重量で、
◇ パンダ
なのに対し、
◇ ジムニー
なのはやはり見劣りがする…というのが正直な印象。パンダもけっして出足の良い車ではないけど、そのパンダに比べても「やや劣るかしら」とは感じた。シエラと乗り比べて検証したい。
◇ 日本で大絶賛のスズキのジムニー(&ジムニーシエラ)は、海外ではやや辛口なレビューをされていた(動画を翻訳してみました)
気になる納車待ちの状態だが、「(軽もシエラも)半年から一年」とのこと。
※2018年11月末時点
半年と一年ではかなり開きがあるが、ディーラーさんではコントロールできない要素もあるので広めの回答しかできないのだそうな。2019年に入ると増産体制に入るそうで、うまくいけば半年で納車可能らしい。(まあ、ジムニーとジムニーシエラでも時期は変わるらしいが)。
まだ購入が決定したわけではないが、もしかすると、もしかするとかもしれない…。シエラに試乗したら、自分はどうなってしまうのだろうか…。
★ツイッターアカウントはこちら\(^o^)/<最近記事を常にお届け!
一度は真剣に検討しかけたものの、「まだパンダは4年半しか乗ってないし、買い換えるのはもったいない」となった。2年後くらいに再検討すればいいよね、と夫婦間で合意し、ジムニーのことはいったん頭から切り離した。
ところが、11月中旬にパンダのミッション系統にそこそこ重篤な故障が発覚した。路上で突然ニュートラルになったり(うんともすんとも動かずに超焦った)、信号待ちでエンストしたり…が頻発し、ついに家から動かせなくなった。レッカー移動でディーラーに持ち込み、診断の結果「クラッチ破損とミッションにかなりレアな症状が出て、本国から部品を取り寄せないと修理できないかも」と回答があったところ。←イマココ。しかも12月中旬まで入院予定で1ヶ月使えない。
※さようなら、愛車よ…(まったく動かなくなったので、レッカーでディーラーへ)
うーん、やはりイタ車クオリティなのか…メーカーの3年保証期限はとうに過ぎており、実費修理となる。修理代が怖い。今後もいろんな箇所が壊れたら……と考えてしまう。
で、次回車検を通さず、ジムニーに乗り換えるほうがいいのではないかと考えたワケ。だが、人気車ゆえ納車待ち状態と聞くし、風の噂では一年半待ちとも。判断を下すならグズグズはしておられないし、最新状況も知っておきたい。
ということで、スズキのディーラーさんでジムニーを試乗してきました。以下、感想でございます。
目次
- ジムニーはめちゃくちゃアイポイントが高い
- ジムニーは室内空間が意外に広く、圧迫感がない
- ジムニーのエンジンはややもっさりで、出足がゆっくり
- ジムニーは見切りが抜群に良く、初運転でもすぐ慣れる
- ジムニーの乗り心地はいたって快適
- ジムニーの後席はさほど窮屈ではなく、足元のスペースも期待以上
- ジムニーのナビの位置はかなり高くて見やすい
- ジムニーにロードバイクが積めるのは確認済み
- ジムニーに試乗して、気になったところ
- ジムニーに試乗しての結論
ご用意いただいたのはジムニーXC。
軽バージョンの中で最上グレード。ボディはキネティックイエロー、ルーフはブラックのツートンカラー。小さい車なのに、遠目からもすごく目立つ。うーむ、カッコいい。 というか、可愛い。
ジムニーはめちゃくちゃアイポイントが高い
乗った瞬間にびっくりしたのがコレ。外から想像するよりずっと着座位置が高い。パンダなんて比較にならないほど高い場所から見下ろすかんじ。視点は完全にクロスカントリー車だった。なるほど、これは運転しやすそう。クラムシェルのボンネットフードが良く見えるので、車体感覚が異常に掴みやすい。後ろを振り返っても同じで、「真四角の箱の中にいるな~」ってのがわかる。こんなに車とドライバーが一体感を味わえる車、初めてだ。
この時点ですでにワクワクしてくる。
※オクサマ的にも着座位置に問題はない
ジムニーは室内空間が意外に広く、圧迫感がない
車内のスペースは、数字上ではけっして広くはない。いや、むしろ狭い。しかし、垂直に切り立った両サイドパネルのせいでまったくそう感じさせない。なるほど、前後スペースは絶対的に狭くって(というか短い)、振り返るとすぐ近くにトランクのドアがある印象。しかし、横方向は余裕がある。「パンダと変わらないね」とオクサマもコメントしていた。まあ、パンダがそもそも広い車ではなく、それに慣れた我々の印象なので、一般的乗用車と比べたら「肩が近い」とは感じるかも、だが。
大人4人が乗るとさすがに窮屈だろうが、3人(我々と営業さん)で走る分にはまったく問題なかった。
ジムニーのエンジンはややもっさりで、出足がゆっくり
鍵を挿して回すのではなく、スイッチでエンジンがかかる方式。今風でかっこいい~。もっとボコボコボコボコ音がするのかとか、ギシギシ揺れるのかしらと悪い方向に想像していたのが拍子抜けするほど静か。そして揺れもない。水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボのエンジンをかけて、走り出す。ボディがよっこらせ・・・って感じで動く。初速がややもっさりしているかな…。1速から2速の間が少々遅い感じで、車体の重さを感じた。
いったんスピードに乗れば普通に走るのだが、やはり軽エンジン(最高出力:64PS/6,000 rpm、最大トルク9.8kgm/3,500 rpm)であるのと、そもそもジムニーはほかの軽自動車よりやや重め。その辺も影響しているかなと。
<参考>
- ジムニーXC:1,040 kg(MTは1,030 kg)
- ハスラー(Jターボ&2WD):820 kg
- ワゴンR(2WD):790 kg(フルタイム4WD でも840 kg)
軽ではない乗用車のイグニス(HYBRID MZ)出も880 kg。スイフトRS(2WD)でも900 kg。クロスビーのHYBRID MZのフルタイム4WD でようやくジャスト1,000 kg。パンダが1,070 kg。
そう考えると、いかにジムニーが重いかが分かる。ほかの軽のラインナップより250 kg 前後も重くなれば、そりゃあ燃費があまりよろしくないのもナットクだ。
ちなみにジムニーシエラのATが1,090 kg で、MTが1,070 kg である。シエラはもっと重いのかなと思ったら、意外にそうでもなく、40~50 kg のプラスだけである。
街乗りする分には不満はない。エンジン音は独特だが、イヤではない。ただ、このパワーで高速道路を長時間走るとなると……かなりアクセルを蒸さなければならないのと、エンジン音もそれなりにうるさくはなりそう。この点は営業さんも指摘されていて、「高速道路を良く利用するなら、ジムニーシエラのほうがいいでしょう」とのこと。自分も同感。
ただ、売れ行きからいうと、営業さんの肌感によれば「7:3でジムニーのほうが売れている」とのことである。 (そうなんだ)
ジムニーは見切りが抜群に良く、初運転でもすぐ慣れる
エンジンの非力さは気になるものの、運転のしやすさには舌を巻いた。見晴らしがいいわ、車体感覚が掴みやすいわ、ジムニーなら都内の狭い道だろうが、細い山道だろうが、どこでも走れちゃうんだろうなあって思った。ちなみにジムニーの最小回転半径は4.8メートルと、すごく小回りが利く。(ジムニーシエラは4.9メートル)
ほんの10分かそこらの試乗だったし、細かく見ればそれなりにアラもあるのだが、それを差し引いて余りある「運転が楽しい」感は十分に感じ取れた。
ジムニーの乗り心地はいたって快適
これもプラスポイントなのだが、オンロードでの乗り心地がかなり良かった。へんなゴツゴツ感なんて皆無。むしろ、快適だなー気持ちいいなーって感心したほど。ただ、高速域でこの快適さがどう出るかはわからない。カーブではそれなりにロールしそうだし、横風を受けたらハンドルは若干取られやすいのは間違いないかなと。
ジムニーの後席はさほど窮屈ではなく、足元のスペースも期待以上
3ドアだし、ホイールベースは2,250 mm なのでぜんぜん期待していなかった。ジムニーは2人乗り+荷物という使い方に割り切るしかない…くらいの覚悟で乗り込んでみたら、あれ?何気に大丈夫だ。※ちなみにパンダのホイールベースは2,300 mm なので、パンダより5センチ短い。
自分の身長は173センチで、助手席を自分に合わせても同じ身長の大人がまあ座れるスペースは確保できる。ゆったり伸び伸び〜とはもちろんいかないけど、膝がシートバックに当たることはない。あと、スクエアなボディ形状のお陰で窮屈感はなかった。
※これはシエラですが、中はジムニーとまったく同じ
後席の窓はハメ殺しで開かない代わりに、窓自体が大きいので日差しは良く入るし、見晴らしもナイスなので、そのへんも不快感がない要素なのだと思う。
リアシートのシートバックの高さがやや不足しているのがマイナスだが、ヘッドレストを伸ばせば成人男性の後頭部までちゃんと来てくれるのはOK。できれば、あと5センチ弱シートバックがあって、肩まで来てくれると嬉しいのだが、フルフラットにするためとか、いろんな事情のせいでこの高さになったと思われる。
ジムニーのナビの位置はかなり高くて見やすい
インパネに目を移すと、黒一色なのがやや寂しい気はする…。もうちょっと遊びとか演出があっても良かった気はしないでもない。ただし、スイッチ類はどれもスーパー操作しやすい。さすが質実剛健な四駆ならでは。グローブをつけたままでも操作できるのだから、素手なら余裕のよっちゃんだ。カラーリングはやや退屈だが、外装パネルの色が車内にもあって、それがいい感じに「アウトドア感&タフネスさ」の演出に一役買っている気はして、なんか良い。高級車に慣れた人にはチープに見えてしまうかもだが、パンダで慣れている自分はむしろ好印象である。
あと、ナビの位置がむちゃくちゃ高い場所にあって、これもGOOD。
※試乗車ゆえ、ナビは装着されてませんでしたが
視線をほぼ移動させずに運転できるのも、さすが実用車と言えるだろう。ちょっと上を向くように角度がついており、それもナイスな点である。
ジムニーにロードバイクが積めるのは確認済み
これは問題ナシ。両輪は外さねばならないのは当然。今のパンダでもそうなので負担ではない。縦方向だと外に飛び出してしまうので、横積み必須となる。後席を倒せば完全なフルフラットになるのもマル。荷物の出し入れのやりやすさはさすがジムニーといったとかろ。
逆さまにして積んだバイクをどう固定させるか考えねばならないが、まあなんとでもなるだろう。
◇ 新型ジムニーにロードバイクは載るのか?【ディーラーで検証してきた】
と、かなり好印象だったジムニーだが、気になった箇所もありまして…。
ジムニーに試乗して、気になったところ
1 テレスコピックがない
これがないのは痛い…。最適なポジションに合わせられないのは悲しい…。まあ、テレスコ付けると一気にコストアップになるからね…ジムニーの価格を考えれば、ぜんぜん文句言えないよね…とは思う。ただ、ジムニーはもともと日本人の体格に合わせられて設計されているせいもあり、平均的日本人骨格を持つ自分(身長173センチ)はテレスコがなくても全然問題ないわってなった。
超小柄なオクサマ(身長146センチ)はどうかが気になったが、幸いにして彼女も問題なし。身長180センチを超えてくると、ちょっと合わせずらいかもしれない。その点はご注意を。
2 座面の上げ下げができない
なんと、シート座面を上下に微調整できない。調節できるのは前後のスライドのみ。「そっかー、前後しか動かせないのかー」って思って乗り込んだら、自分の体格だとまったく問題なかった。うん、自分は座面の上下は不要だわ。しかし、オクサマは必須なのではないか…上げられないせいで運転に支障が出るのでは…だとしたら購入対象リストから外れてしまう…と恐る恐る調整させてみたら、あらびっくり。彼女も問題なかった。
むしろ、上げてしまうと足がブレーキとアクセルに届かなくなるので、「いまの座面位置でちょうどいい」とのこと。さすがスズキは日本人の体格を熟知しておられる…。
ということで、我が家は問題なかったが、体格によってはシートの上下調整ができないことがネックになるかもしれない。
3 軽エンジンの非力さ
けっして悪くはないし、必要にして十分なのだが、やはり信号からの発信時にモッサリ…ってなるのは少々気になった。パンダとジムニーがほぼ同じ車両重量で、
◇ パンダ
- 最高出力:85 ps / 5,500 rpm
- 最大トルクが14.8 kgm / 1,900 rpm
なのに対し、
◇ ジムニー
- 最高出力:64 ps / 6,000 rpm
- 最大トルク:9.8kgm / 3,500 rpm
なのはやはり見劣りがする…というのが正直な印象。パンダもけっして出足の良い車ではないけど、そのパンダに比べても「やや劣るかしら」とは感じた。シエラと乗り比べて検証したい。
◇ 日本で大絶賛のスズキのジムニー(&ジムニーシエラ)は、海外ではやや辛口なレビューをされていた(動画を翻訳してみました)
ジムニーに試乗しての結論
なんだかんだ書いたが、かなりよい。ハッキリ言って、好きになった。オクサマも「思ってたよりずっといい!」とコメント。が、シエラも試乗しないと判断できないので、さっそく予約した(その日はディーラーさんに置いてなかったので)。気になる納車待ちの状態だが、「(軽もシエラも)半年から一年」とのこと。
※2018年11月末時点
半年と一年ではかなり開きがあるが、ディーラーさんではコントロールできない要素もあるので広めの回答しかできないのだそうな。2019年に入ると増産体制に入るそうで、うまくいけば半年で納車可能らしい。(まあ、ジムニーとジムニーシエラでも時期は変わるらしいが)。
まだ購入が決定したわけではないが、もしかすると、もしかするとかもしれない…。シエラに試乗したら、自分はどうなってしまうのだろうか…。
★ツイッターアカウントはこちら\(^o^)/<最近記事を常にお届け!
コメント
コメント一覧 (13)
現車運転中に他のクルマの話や買い替えの話したりすると、かなりの確率で故障するという都市伝説があるのでお気をつけください(身をもって実証済み^ ^;)
ジムニー、出足がもっさりということですが、エンジンパワーもさることながらギア比の設定もあるんじゃないでしょうか?
基本は山道田んぼ道向け、乗用車に比べればかなりローギアードになってるはずですから、MT車で日常使いのときは2速発進とかの世界かと思いましたが。
cyclegadget
がしました
同じパンダオーナーが一人減るのは寂しいですが、クラッチとミッションの修理じゃぁ金額がだいぶかかる可能性もあるし、直してからも心配ですので、ジムニーへの乗り換えが現実的選択かもしれませんね(他人事ですね…)
たぶん、シエラに乗ったら契約書にサインする流れになってしまいそう…ですね。
cyclegadget
がしました
この流れ…
数回後の記事で、買いましたってなるパターンのような気がするのですが。。
cyclegadget
がしました
当時もスイスポとジムニーで迷ったんです
スイスポとジムニーってあまり値段変わらないんですよね…
まったく別の車なのにw
なのでスイスポとジムニーがマイナーチェンジしたらまた悩もうと思ってます
cyclegadget
がしました
>現車運転中に他のクルマの話や買い替えの話したりすると、かなりの確率で故障するという都市伝説
↑
なんですって…。この流れはもしかすると、もしかするかもしれません(笑)
ちなみに試乗車はATでした(^^)
charikettaさん
>フィアットのアキレス腱はやはりデュアロジックにあるようですね
↑
うーん、やはりそうなんでしょうかね。。
じつは、すでにシエラも試乗してしまいまして、すごく良かったです。ジムニーより気に入りました(笑)。
MAZMAZさん
長い間お読みくださり、ありがとうございます。
もしかすると、、、、もしかしちゃうかも。。。ふふ(#^.^#)
教授さん
スイスポ、かっこいいですよね~~~。国産でハッチバック買うならスイフト一択な私です
\(^o^)/
cyclegadget
がしました
十中八九パンダくんスネるパターン!
ちなみにこの都市伝説はMacにも適用されます(^_^;ゞ
あと、AT車とのことですが、確か4速ですよね。これはもっさり感は致し方ないところかと…
cyclegadget
がしました
cyclegadget
がしました
大変でしたね。
表には、中々出ませんが、イタ車に限らず、●CTもロ●タイズATも“壊れる”と言う話は良く聞くので、イタ車は、マニュアルに限る(って、イタ車でもマニュアル車自体が説滅危惧種;自分の現愛車も、メーカー最後のマニュアル)と言うのは本当かも?
オマケに、心奪われた?ジムニーに、”忖度”したのかも知れませんねぇ。
後の祭りですが、ジムニー(&シェラ)の試乗に行った時に、ダメ元でオーダーを入れておけば、来春位には、予約の順番が回って来ていたかも?
まあ、あやさんの受験もあるし、管理人さんの奥様への信義もあるだろうから、「庭を掘ったら…」も使えなかっただろうし、難しい所ですね。
もう、管理人さんの心の中のつっかえていた物が外れたみたいだから…
あやさんのマシン選びにも影響が出なければいいんですが、どうなりますやら
cyclegadget
がしました
>まさかパンダ車中で買い替えネタ話してしまったとか!?
しちゃいました…
まあ、4ATってのはちょっと。。。と思うところはありますね(*^_^*)
fukuさん
スペーシアギア、検索して画像を見てみました。
なんかかわいいフォルムですね(#^.^#)
ヒロさん
>ダメ元でオーダーを入れておけば、来春位には、予約の順番が回って来ていたかも?
↑
それ、むちゃくちゃ考えました(笑)
ただ、いろいろ考慮すると今は大きい買い物をするべき時期ではない…と考えるようにしています、はい('ω')
cyclegadget
がしました
イタ車はどちらかというとペットに近く、工業製品でありながら有機体でした。
調子の良い日と悪い日がありますし。
かわいい奴でした。運転がとても楽しかった思い出があります。
7年乗って車両価格と同じメンテ費用がかかりました。壊れる前に部品を交換して好調でしたが、いかんせんお金がかかる…。本国の部品代と倍ほど違いますので日本で乗るには辛いのかも。
全部好調でしたが維持費がバカにできなく、泣く泣く手放した。その後そのクルマはすぐにミッションとエンジンが壊れて廃車になったと聞きました。
看取れずにかわいそうなことをしたな…。と。
でも維持費が高すぎる。
cyclegadget
がしました
147…!かっこいいハッチバックですよね…私はむっちゃ好きです。でも壊れるんだ…(;^_^A
「ペットに近く、工業製品でありながら有機体」
↑
素晴らしい表現ですね。このフレーズ、私も積極的に使わせていただきます!(笑)
それにしても相当な維持費をおかけになりましたね…。ううむ、私のパンダ君は本格的トラブルはこれが初ですが、今後が怖い…(;^ω^)
cyclegadget
がしました
(自分も、家人が乗っているときに儀が入らなくなる、エンジンストップなどそのときだけの不調はありました)
新ジムニーもいいですね…
cyclegadget
がしました
45日間も入院してました。。。長すぎ、、、国産だとまずありえない期間でしたね(汗)
新ジムニー、まじで検討中でございます~~
cyclegadget
がしました