2016年の暮れ、ミニベロ界に衝撃が走った。
なんと、飛行機の手荷物サイズに折りたためてしまえるミニベロがドイツで開発されたのだ。名前を、「Kwiggle」という。発音は…「くうぃぐる」だろうか。

※ホイールベース、ちっさ
開発されただけで、まだ市販化されたわけではなく、市販化に向けてプロジェクトが開始した・・・というステージ。もともとは2013年に「Eurobike 2013」でプロトタイプとして紹介され、“飛行機に手荷物として持ち込める”というキャッチフレーズで話題になった。
そこから3年を経て、ついに製品化目前にまでこぎつけたわけである。「Kwiggle BIKE」の市販化に向け、Kickstarterでの資金調達プロジェクトを開始すると発表したわけ。

日本のガジェット系ニュースメディアでも取り上げられていたので、「あー、そういえば読んだな」って記憶がある方もいらっしゃるのではないだろうか。
↓
>> “飛行機に手荷物として持ち込める”折り畳み自転車「KWIGGLE BIKE」、製品化目前(インターネットコム)
>> もしや機内にも持ち込める? コンパクトすぎる折りたたみ自転車「Kwiggle」(ギズモード)
こちらは海外の記事
↓
>> Folding Bike that Fits into Airline Carry-On Luggage Launched(totalwomenscycling.com)
※英語

まるで立ち漕ぎをかのようなシルエットだが、ちゃんとサドルに座っている。重心位置はかなり高く、かつアップライト。タイヤが小さいので、未舗装路はキツいだろう。舗装路走行を走る限り、そこそこスピードも出ている。
タイヤは小さく(12インチ)、シティコミューター的な、もしくは目的地までのラストワンマイル的な用途を想定しているようだ。アップライトなポジションゆえ、よーく見ると、ハンドルを小刻みに動かしてバランスを維持しているのが見て取れる。
動画内では、サイクルウェアに身を包み、ビンディングシューズで乗る姿があるが、ちと違和感。そんな使い方、する人がいるとは思いにくい。あと、未舗装路走行シーンがあるにはあるが、路面の凸凹はほぼ無い場所を選んでいることもわかる。とてもではないが、山やトレイルに持ち込んで楽しむタイプのバイクではない。

※さすがにそれはない…
空港で裸のままゲートを通過するシーンがあるが、さすがにむき出しで持ち込むのも現実的ではないかなと。チェーンは汚れているだろうし、そのままの状態の自転車を飛行機内の棚に突っ込んだら、他の乗客のひんしゅくを買うだろう。

※裸の状態で飛行機に積めるのかな…さすがに注意を受けそう
まあ、Kwiggle を実際に飛行機に持ち込む人はほとんどいなくて、単に「わかりやすいマーケティングメッセージ」として、飛行機手荷物という表現が使われたのだと思う。
※手荷物として持ち込めるものの、サイズや種類は、航空会社や地域によって異なるので、100%ではない。
ちなみに、JALとANAの国内線の手荷物の機内持ち込みサイズは、座席数によってちょっと変わる。

なお、重さはどちらも10kgまで。Kwiggleの三辺(55 x 40 x 25)の合計は120cm・・・ではあるが、公式サイトによれば「55cm × 40cm ×25 cm以内」はギリギリセーフ。しかも重量は8.5キロ。
つまり、KwiggleはANA、JAL共に機内持ち込みが可能である。
カラクル(CARACLE-S)のサイズは、65 × 48 × 33cmだ。ANAとJALそれぞれの手荷物サイズ規定は55cm × 40cm ×25 cm以内。完全にオーバーである。加えて、10.8キロあるので重量もクリアてきていない。

殘念…。まあ、カラクル(CARACLE-S)は406の20インチバイクなので、そこそも土俵が違う。
では、ダホンのEEZZ D3 ではどうか?
重量は9.6kgなのでセーフ。しかし、サイズは62 × 64 × 27cmなのでNG。ぜんぜん規定内に収まっていない。これもKwiggleに負ける。こうしてみると、Kwiggleのスモールさが際立つ。

※EEZZです

※かなり小さくなるが、これでも飛行機の座席荷物にはできない
ということで、飛行機に手荷物として持ち込める、ドイツ発の折りたたみ自転車「Kwiggle」を、本当に機内に持ち込むかどうかは別にして、これだけ小さければいろんな使い方ができそう。

職場で購入して、お使いに使うとか、ちょっと遠出のランチの足にするのも面白いかも。
折りたたみ自転車&スモールバイクカスタム2017


表紙のバトンホイールに萌える…ハアハア
なんと、飛行機の手荷物サイズに折りたためてしまえるミニベロがドイツで開発されたのだ。名前を、「Kwiggle」という。発音は…「くうぃぐる」だろうか。

※ホイールベース、ちっさ
開発されただけで、まだ市販化されたわけではなく、市販化に向けてプロジェクトが開始した・・・というステージ。もともとは2013年に「Eurobike 2013」でプロトタイプとして紹介され、“飛行機に手荷物として持ち込める”というキャッチフレーズで話題になった。
そこから3年を経て、ついに製品化目前にまでこぎつけたわけである。「Kwiggle BIKE」の市販化に向け、Kickstarterでの資金調達プロジェクトを開始すると発表したわけ。

日本のガジェット系ニュースメディアでも取り上げられていたので、「あー、そういえば読んだな」って記憶がある方もいらっしゃるのではないだろうか。
↓
>> “飛行機に手荷物として持ち込める”折り畳み自転車「KWIGGLE BIKE」、製品化目前(インターネットコム)
>> もしや機内にも持ち込める? コンパクトすぎる折りたたみ自転車「Kwiggle」(ギズモード)
こちらは海外の記事
↓
>> Folding Bike that Fits into Airline Carry-On Luggage Launched(totalwomenscycling.com)
※英語

動画で走る様子を見てみよう
いったいKwiggle がどんなバイクか、公式動画で見てみよう。まるで立ち漕ぎをかのようなシルエットだが、ちゃんとサドルに座っている。重心位置はかなり高く、かつアップライト。タイヤが小さいので、未舗装路はキツいだろう。舗装路走行を走る限り、そこそこスピードも出ている。
タイヤは小さく(12インチ)、シティコミューター的な、もしくは目的地までのラストワンマイル的な用途を想定しているようだ。アップライトなポジションゆえ、よーく見ると、ハンドルを小刻みに動かしてバランスを維持しているのが見て取れる。
動画内では、サイクルウェアに身を包み、ビンディングシューズで乗る姿があるが、ちと違和感。そんな使い方、する人がいるとは思いにくい。あと、未舗装路走行シーンがあるにはあるが、路面の凸凹はほぼ無い場所を選んでいることもわかる。とてもではないが、山やトレイルに持ち込んで楽しむタイプのバイクではない。

※さすがにそれはない…
空港で裸のままゲートを通過するシーンがあるが、さすがにむき出しで持ち込むのも現実的ではないかなと。チェーンは汚れているだろうし、そのままの状態の自転車を飛行機内の棚に突っ込んだら、他の乗客のひんしゅくを買うだろう。

※裸の状態で飛行機に積めるのかな…さすがに注意を受けそう
まあ、Kwiggle を実際に飛行機に持ち込む人はほとんどいなくて、単に「わかりやすいマーケティングメッセージ」として、飛行機手荷物という表現が使われたのだと思う。
Kwiggle ってどれくらい小さくなるのか
ちなみに、Kwiggleを折りたたんだときのサイズだが、55 x 40 x 25センチだ。これは世界の多くの航空会社での、手荷物サイズ基準をクリアしている。※手荷物として持ち込めるものの、サイズや種類は、航空会社や地域によって異なるので、100%ではない。
ちなみに、JALとANAの国内線の手荷物の機内持ち込みサイズは、座席数によってちょっと変わる。
- 100席以上 115cm(三辺の合計)
- 100席未満 100㎝(三辺の合計)

なお、重さはどちらも10kgまで。Kwiggleの三辺(55 x 40 x 25)の合計は120cm・・・ではあるが、公式サイトによれば「55cm × 40cm ×25 cm以内」はギリギリセーフ。しかも重量は8.5キロ。
つまり、KwiggleはANA、JAL共に機内持ち込みが可能である。
メカ類はなにが使われている?
シングルギアなので、リアディレイラーはない。シンプルな構造だ。動画を見た限りでは、前後にロングアーチっぽいキャリパーブレーキがついているが、バイクの性格からして、制動力は特別高いものではないと思われる。日本で買えるスモールミニベロではどうだろう?
日本のミニベロでも、カラクル(CARACLE-S)等はかなり小型化をがんばっていると思う。だが、飛行機に手荷物としては持ち込めるのだろうか?カラクル(CARACLE-S)のサイズは、65 × 48 × 33cmだ。ANAとJALそれぞれの手荷物サイズ規定は55cm × 40cm ×25 cm以内。完全にオーバーである。加えて、10.8キロあるので重量もクリアてきていない。

殘念…。まあ、カラクル(CARACLE-S)は406の20インチバイクなので、そこそも土俵が違う。
では、ダホンのEEZZ D3 ではどうか?
重量は9.6kgなのでセーフ。しかし、サイズは62 × 64 × 27cmなのでNG。ぜんぜん規定内に収まっていない。これもKwiggleに負ける。こうしてみると、Kwiggleのスモールさが際立つ。

※EEZZです

※かなり小さくなるが、これでも飛行機の座席荷物にはできない
ということで、飛行機に手荷物として持ち込める、ドイツ発の折りたたみ自転車「Kwiggle」を、本当に機内に持ち込むかどうかは別にして、これだけ小さければいろんな使い方ができそう。

職場で購入して、お使いに使うとか、ちょっと遠出のランチの足にするのも面白いかも。

表紙のバトンホイールに萌える…ハアハア

コメント
コメント一覧 (2)
てっきり某通販サイトの造語固有名詞かと思ってました^^;
そう考えると12インチ径の気軽だけど不安定な様子をよく表してるのかな、とも思えますね。
メカ的には、シートチューブをやめてステアリングパイプからハンギングさせた構造のアイデアが白眉です。
アイデアは満載ですよね。実車があったらぜひ試乗したいです。
(´・∀・`)