サイクリングに休息はつきもの。休息にはコンビニが定番だが、やはり座って休める店舗型カフェが良い。

しかし、シャレオツなカフェになればなるほど「ヘルメット姿では浮いてしまう…」、「ピチピチもっこりなビブショーツだと女性陣の(嫌悪の)視線が痛い…」ってなってしまい、「入りたいけど入れない現象」が起きる。

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中にはサイクリスト歓迎のお店もあって、ラックを用意してくださっていたりすることも。そんなカフェはありがたい。

サイクリスト歓迎という意味では、個人的に『ゼブラコーヒー』が気になる存在。相模原市にあるカフェで、サイクリストに優しいだけでなく、名物のクロワッサンがとても美味しいと評判のお店だ。まだ行ったことがないので、近々行ってみようと思っている。

店舗情報

  • ゼブラコーヒー
  • 相模原市緑区中野1890-1
  • 公式サイト


  • 相模原市って、行きやすい場所なのか?

    ただ、「ゼブラコーヒーの所在地は相模原市のどこか」ってことしか知らないので、どんなルートで行けば良いのかわからない。埼玉県(川口市)から行くとしたら、自走でアクセスしやすいのか、それとも輪行で近くまでアプローチしたほうがいいのか、判断がつきにくい。

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    なぜなら、埼玉県民の自分には、「相模原市、厚木、伊勢原市、座間市、町田市(←東京都だろ)…、ぜんぶ似たような場所にゴチャッと集まってるから、位置関係がよくわからん」のである。

    だから、これまで自走で神奈川に行くことはほとんどなく、電車輪行でヤビツとか、自走で行くのはせいぜい横浜中心街まで、だった。宮ヶ瀬湖に行ったことはあって、ステキな場所ってのはわかっているけど、「自走で来るのは難しそう…」って苦手意識があった。
    ※相模原市の皆様、ダ埼玉県民の分際でこんな発言してスミマセン…
    ※自分の中では、「厚木と町田はイコールの関係」とゆーか、お隣さん同士くらいの認識なの…(言い訳)

    ずっと苦手意識があった相模原市とはそろそろ決着をつけねばと思っていたところなので、ゼブラコーヒー訪問を理由にガッツリ下調べをすることにした。

    相模原市ってどんな街?

    ウィキペディア情報をサマるとこんなかんじ。

    • 神奈川県内では横浜市、川崎市についで第3位の人口規模(マジで?ど田舎だと思ってた…)
    • 2007年に2町の編入合併があって、人口は70万人強。全国の市で第18位(けっこうデカイやん…)
    • 戦後に市制施行された都市では初の政令指定都市(へぇ…)
    • 経済面や鉄道・道路などの地理上、県内他市よりも東京都、特に多摩地域とのつながりが強い
    • 東京都心まで電車で35~40分程度(意外にアクセス良い)
    • 産業構造の転換により大型工場の撤退が相次いだことで、ベッドタウン化している


    人口規模で埼玉県と比較すると、さいたま市は122万人、川口市は58万人。川口市よりも大きい。浜松市、熊本市、岡山市あたりと似た人口規模である。自分の中の「相模原市=ド田舎」ってイメージが、払拭された。

    どの角度から相模原市にアプローチすべきか問題

    google map といくらにらめっこしても、埼玉県からの最適なアプローチ方法が見つからない。都内に一旦入ってから西を目指すべきか、武蔵野市とか府中市を通るかんじの大外回りがよいのか、「これ!」って道が見つけられない。

    行き当たりばったりで向かったら、数え切れないほど地図アプリを起動させられる羽目になりそう。それは避けたい。

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    こまったときはgoogle map のルート機能に相談しよう。検索すると、2つ表示された。距離はどちらも61キロで変わりなし。

    • ルート1: 武蔵野>>国立>>日野>>八王子
    • ルート2: (いったん都内に入り、代々木辺りから)調布>>稲城
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    じっと眺めた結果、ルート2に決めた。1はジグザクが多く、信号待ちに引っかかる回数が多そう出し、迷いそう。サイクリングはなるべく道なりに走るルートで組むのが定石である。都内なので、標高差は考えるまでもなく、どっちを選んでも大したアップダウンは無いと見た(たぶん)。

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    そういえば、ゼブラコーヒーってどんな場所だろ

    検索すると、サイクリストの方々のレポートが山のように見つかるゼブラコーヒー。これは良い!と思ったレポート記事をまとめておく。

    尾根幹&大垂水峠&ゼブラコーヒーライド!

    名所めぐりの間に走る、はてな村津久井宮ケ瀬ライド


    尾根幹の先には何があるのか? シシ神の森でクロワッサンを食べようライド

    ※かなーり下までスクロールしないとゼブラコーヒーが登場しないがw


    食べログのコメントも引用してみよう。

    どうやらゼブラコーヒーの特徴は、
    • でっかいクロワッサン
    • サイクリストに優しい(ロードバイクを店内に持ち込める)
    • 広々とした店内

    のようだ。

    ブログ記事以外もチェックしてみよう

    お客さん側のレポート記事もよいが、ソレ以外のコンテンツもないものか。ずっと気になっていたのは、津久井湖というわりとアクセスの悪い場所にカフェを開業して、素朴なギモンとして「商売、成り立つのかな?」ってこと。

    週末は観光客やサイクリストが多数訪れてくれても、平日は大丈夫なんだろうか?どうしても地元密着にならざるをえないんではないかなと。

    で、検索を繰り返していたら、こんな記事がみつかった。

    山の中に立てたコーヒーショップは集客できるか?という仮説をたてて誕生したコーヒーショップ|ZEBRA Coffee & Croissant

    ゼブラコーヒーの中の人を取材した記事で、お店の生い立ちとか、こだわりとかがよく分かる。

    「平日は、地元の方たちがいらっしゃってくれて、最近では中高生がお金を握りしめてやってきてくれるんです。多くはないだろうお小遣いを使って来てくれていること。かっこいい場所、お気に入りの場所、として少し背伸びしたように来てくれている感じが、本当に嬉しいです。

    そして、週末になると車や自転車でツーリングする人たちが、ZEBRAを目的地としてやってきてくれる状況です。ある車系の雑誌に掲載されたこともその理由ではないでしょうか」
    仮説を立てて物事を行うことがクリエイティブだと思うのです。

    「山の中にコーヒーショップをオープンさせて集客できるか?」

    マーケティングで最大公約数を叩き出すのも商売方法ですが、クリエイティブな手法にこだわりたかった。オープンから2年が経過して、今では都内から40km以上もあるこのお店にも週末は、駐車場が溢れるくらいの状況です。

    仮説を立てて物事を行う=クリエイティブ」。これ、いい言葉だなあ…。

    できればもうちょっと店長さんがどう仮説を立てて、どう検証したのか、予想外の事態はあったのか、どう立て直したのか、軌道修正はあったのか。。。といったお店が軌道に乗るまでの紆余曲折にまで踏み込まれていると、さらに読み応えがあったかなと。

    ということで、近日中にゼブラコーヒーに自走で行ってきます。お店のレポートもしますね。

    店舗情報

  • 津久井本店 ZEBRA
  • 定休:木・金(祝日の場合営業)
  • 月・火・水 9AM〜5PM
  • 土・日・祝 9AM〜6PM
  • 住所:相模原市緑区中野1890-1
  • 電話:042-780-8600