サイクリング仲間と子ノ権現に行ってきた。
埼玉県内のサイクリストの間では有名らしいのだが、超スーパーど変態な激坂(最大勾配40%)のある場所である。今回は、子ノ権現の存在もその実態も知らされぬまま、そこに連れて行かれて死にそうになった話です(笑)。
武蔵野観音第三十二番札所。絶景スポットとしても有名で、晴天時には奥多摩の山々、スカイツリー、新宿高層ビル群、池袋サンシャイン60が一望できる。なお、標高は東京スカイツリーとほぼ640メートル。
>>「子ノ権現天龍寺の公式サイト」
あと、こちらのブログ記事がかなーり詳しく書いてあるので、ご参考にどうぞ。長文で写真多め。(読んだら行きたくなくなるかもしれないw)
↓
決戦! 四天坂・子ノ権現VSインナーロー教団 最大勾配28%の恐怖 (しおいんですけど)
「もしや、週末限定で駐車場を無料開放しているのでは?」と思って、すぐさま飯能市役所に電話して確認したら「どなたでも駐車してもらって大丈夫ですよー」とのこと。これは助かった。 ということで、飯能市をサイクリングする際は市役所に駐車できることを覚えておくとよいでしょう。
「あれ?ほんの20分前までは民家があったのに」って思うほど、あっという間に静かな環境になる。サイクリングするには最適な環境。 子ノ権現に向かうまでは比較的マイルドな坂が続く。
せいぜい5%前後の坂なので、「いや~、いい景色ですな~」などと悠長なことを喋りながらお気楽に走る。
※この時点ではまだ子ノ権現に行くと知らされていない(ここポイント)
※子ノ権現のサインが…
「今日のライドはこんな感じの丘が続くだけですかね。これなら楽々走れちゃいますね(*^^*)」
「あ、えっと今日はちょっとした坂がメインディッシュでして」
「ほほう、ちょっとした坂があるとか?」
「ええ、子ノ権現っていう・・・」
「ネノゴンゲン?」
「埼玉県内でも屈指の激坂です」
「…クッシ?いまクッシっていいました?」
「最大斜度40%。あと、もう9キロ走るとその麓に着きます」
「…よ、よんじゅうですって…」
想像してほしい、なんの心の準備もなしに、埼玉屈指の激坂に挑むことになってしまった心境を。
「子ノ権現そのものは数百メートルで終わるんですが、そこに至るまでもけっこうな斜度の道が続きます。坂にチャレンジする前に脚を使いきってしまって、押して歩く人もいますよ」
「…ひぇぇ」
ライドの途中でその事実を知らされる絶望感…。 案の定、徐々に傾斜がきつくなり、斜度8~10%ちょいの坂がずっと続く。
木の影のコースなので直射日光は浴びず、比較的涼しく走ることはできたものの、休みどころがなく、ダラダラと走り続ける。 途中で2回ほど休憩を入れつつ、ようやく子ノ権現までたどり着いたのだが、ここに来るまでに脚を使いきってしまった…。
※ちょっと待て…斜度がどう見てもおかしいぞ…
そして、坂を見てひっくり返った。並大抵の激坂ではない。こりゃアカンとバイクを降り、足で登った(ヘタレでサーセン…)。 坂の途中で振り返ってみたのだが、ここを下れと言われたら尻込みするレベル。坂というより、緩やかな壁と呼ぶほうが適切かもしれない。 そんなわけで、子ノ権現は自力では登れませんでした。いつかリベンジしたい。
※人間の登る坂ではないような気がする
「秩父もいいけど、飯能市もいいな!」と思った。 景色も絶景だったよ。
その後、ダウンヒルをし、再度キツめの坂を登り、再び下ったところでランチ。ターニップというサイクリストには有名らしいカフェレストラン。自転車のラックも完備されている。
天気もいいので、テラスを使わせてもらった。斜度のあるロケーションなので下が見下ろせて気持ちよい。チキンの香草焼きをいただいたのだが、美味しかった。
食べログのコメントにはやや厳し目なお声もチラホラあるけど、自分は全然満足。サイクリングで疲れた身体を休めるにはちょうどよい、のんびりと過ごせる場所だったよ。
(ヘルメットやアイウェアを手にしつつ)自転車の格好で入店すると、「あ、我々は歓迎されていないっぽいな」と感じるお店は稀にある。そういう場所はいくらお味がよろしくても居心地が悪く、早々に退店することになるんだけど、ターニップはその逆。
まずラックがある時点で安心するし、気さくな接客が好ましい。 というわけで、サイクリストにオススメできるお店です。 ランチの後はゆっくりと東飯能駅を目指して戻る。途中で、古民家を改装して作ったお店でデザートを食べた。
古民家いろりという名前らしいが、公式サイトは見つけられなかった。 デザートだけでなく、食事も充実しているっぽいので、今度は食事で来ようと思った。趣きのある木造古民家で過ごしやすく、思わず長居をしてしまったほどだ。
庭には(入らなかったけど)無料の足湯もあるよ。あと、駐車場もあるので車で来てもOKです。
飯能市はとても気に入ったので、ボードウォークのフロントダブル化が完了したらオクサマを連れてこようと思う。
埼玉県内のサイクリストの間では有名らしいのだが、超スーパーど変態な激坂(最大勾配40%)のある場所である。今回は、子ノ権現の存在もその実態も知らされぬまま、そこに連れて行かれて死にそうになった話です(笑)。
まずは子ノ権現について予習です
子ノ権現の称号は大鱗山雲洞院(通称子ノ権現)。火防,足腰の神として有名だそうな。境内に日本一の鉄ワラジが置いてある。武蔵野観音第三十二番札所。絶景スポットとしても有名で、晴天時には奥多摩の山々、スカイツリー、新宿高層ビル群、池袋サンシャイン60が一望できる。なお、標高は東京スカイツリーとほぼ640メートル。
>>「子ノ権現天龍寺の公式サイト」
あと、こちらのブログ記事がかなーり詳しく書いてあるので、ご参考にどうぞ。長文で写真多め。(読んだら行きたくなくなるかもしれないw)
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決戦! 四天坂・子ノ権現VSインナーロー教団 最大勾配28%の恐怖 (しおいんですけど)
車で東飯能駅まで行く
仲間とは東飯能駅で落ち合うことになった。コインパーキングに終日止めることになるだろうなあと思いつつ駅前に行こうとすると、飯能市役所にたくさんのサイクリストが車で来ているのを発見。「もしや、週末限定で駐車場を無料開放しているのでは?」と思って、すぐさま飯能市役所に電話して確認したら「どなたでも駐車してもらって大丈夫ですよー」とのこと。これは助かった。 ということで、飯能市をサイクリングする際は市役所に駐車できることを覚えておくとよいでしょう。
走っている途中で子ノ権現に行くと告げられる
飯能市は人口8万人のこじんまりした街。サイクリングをしていなかったら生涯縁がなかった街かもしれない。だが、飯能市はすばらしい街である。駅からほんの数キロ走るだけでのんびりした風景に出会えるし、あっという間に野鳥のさえずりの聞こえる森林コースに入れる。「あれ?ほんの20分前までは民家があったのに」って思うほど、あっという間に静かな環境になる。サイクリングするには最適な環境。 子ノ権現に向かうまでは比較的マイルドな坂が続く。
せいぜい5%前後の坂なので、「いや~、いい景色ですな~」などと悠長なことを喋りながらお気楽に走る。
※この時点ではまだ子ノ権現に行くと知らされていない(ここポイント)
※子ノ権現のサインが…
「今日のライドはこんな感じの丘が続くだけですかね。これなら楽々走れちゃいますね(*^^*)」
「あ、えっと今日はちょっとした坂がメインディッシュでして」
「ほほう、ちょっとした坂があるとか?」
「ええ、子ノ権現っていう・・・」
「ネノゴンゲン?」
「埼玉県内でも屈指の激坂です」
「…クッシ?いまクッシっていいました?」
「最大斜度40%。あと、もう9キロ走るとその麓に着きます」
「…よ、よんじゅうですって…」
想像してほしい、なんの心の準備もなしに、埼玉屈指の激坂に挑むことになってしまった心境を。
「子ノ権現そのものは数百メートルで終わるんですが、そこに至るまでもけっこうな斜度の道が続きます。坂にチャレンジする前に脚を使いきってしまって、押して歩く人もいますよ」
「…ひぇぇ」
ライドの途中でその事実を知らされる絶望感…。 案の定、徐々に傾斜がきつくなり、斜度8~10%ちょいの坂がずっと続く。
木の影のコースなので直射日光は浴びず、比較的涼しく走ることはできたものの、休みどころがなく、ダラダラと走り続ける。 途中で2回ほど休憩を入れつつ、ようやく子ノ権現までたどり着いたのだが、ここに来るまでに脚を使いきってしまった…。
※ちょっと待て…斜度がどう見てもおかしいぞ…
そして、坂を見てひっくり返った。並大抵の激坂ではない。こりゃアカンとバイクを降り、足で登った(ヘタレでサーセン…)。 坂の途中で振り返ってみたのだが、ここを下れと言われたら尻込みするレベル。坂というより、緩やかな壁と呼ぶほうが適切かもしれない。 そんなわけで、子ノ権現は自力では登れませんでした。いつかリベンジしたい。
※人間の登る坂ではないような気がする
景色はサイコー
てっぺんには子ノ権現天龍寺があり、仁王様が立っていたり、巨大草履が並べられていた。ここで小休止してから下りになるのだが、晴天のおかげで景色が最高にすばらしかった。さほど長時間走っていないにもかかわらず、ずいぶんと遠くに来た錯覚を味わえる。「秩父もいいけど、飯能市もいいな!」と思った。 景色も絶景だったよ。
その後、ダウンヒルをし、再度キツめの坂を登り、再び下ったところでランチ。ターニップというサイクリストには有名らしいカフェレストラン。自転車のラックも完備されている。
天気もいいので、テラスを使わせてもらった。斜度のあるロケーションなので下が見下ろせて気持ちよい。チキンの香草焼きをいただいたのだが、美味しかった。
食べログのコメントにはやや厳し目なお声もチラホラあるけど、自分は全然満足。サイクリングで疲れた身体を休めるにはちょうどよい、のんびりと過ごせる場所だったよ。
(ヘルメットやアイウェアを手にしつつ)自転車の格好で入店すると、「あ、我々は歓迎されていないっぽいな」と感じるお店は稀にある。そういう場所はいくらお味がよろしくても居心地が悪く、早々に退店することになるんだけど、ターニップはその逆。
まずラックがある時点で安心するし、気さくな接客が好ましい。 というわけで、サイクリストにオススメできるお店です。 ランチの後はゆっくりと東飯能駅を目指して戻る。途中で、古民家を改装して作ったお店でデザートを食べた。
古民家いろりという名前らしいが、公式サイトは見つけられなかった。 デザートだけでなく、食事も充実しているっぽいので、今度は食事で来ようと思った。趣きのある木造古民家で過ごしやすく、思わず長居をしてしまったほどだ。
庭には(入らなかったけど)無料の足湯もあるよ。あと、駐車場もあるので車で来てもOKです。
飯能市はとても気に入ったので、ボードウォークのフロントダブル化が完了したらオクサマを連れてこようと思う。
コメント
コメント一覧 (6)
が、飯能市はサイクリングしやすい環境なので、ぜひ連れて行くつもりです。
\(^o^)/
ターニップさんの近くにもネノゴンを
凌駕する鳥居観音という激坂もございますよ!
(=゚ω゚)ノぜひ、お試しくださいw
さらにそれを凌駕する坂がラピュタ坂とか
小岩エルグとか…etc
おもわず息があがってしまいそうになる貴重な情報、ありがとうございました(笑)
m(_ _)m
飯能は山王峠や山伏峠、東峠etc...と、初心者向けの峠も色々ありますのでどうぞご贔屓に!
電話確認の件、ありがとうございます!
反応周辺の峠の名前はどれもかっこいいですね。歴史を感じます。
まだ行ったことのない場所も多いので、開拓していこうと思いますヽ(^o^)丿