社会人を続けていると、2ヶ月に1回くらいの頻度で「心が荒むわー、ストレスマックスだわー」ってなるものだ(ですよね?)。

いや、仕事は好きだし、情熱的に取り組んでおります。ただ、心がマイナスに向かう瞬間もあるにはあるじゃないですか。きっと、どんな仕事をされている方であってもそれは同じなような気がする。楽なお仕事なんてないですもんね。

で、ストレスがマックスになったときに自分が決まってやるのが、「自転車でなるべく遠くに行く」こと。自分にとってのベストのストレス解消法がコレ。

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/ 川越の小江戸は好きな場所(不思議と飽きない) \

カギは”なるべく遠く”でして、生活圏内ではなくできれば県外に。行き先はどこでもよくて、そこは重要ではない。(埼玉県在住&東京都勤務なので、行き先は自ずと埼玉北部、栃木、群馬、山梨方面になります。神奈川の三浦半島もお気に入りの場所)

そんなある日ツイッターで見た、「120%同意するわ…」ってヒザを叩きまくったツイートがこちら。






生活圏内からなるべく離れ、遠くにいくのが気分転換に効くと思う。家から15分のスーパー銭湯でも悪くはないんだけど、「生活圏外へと脱出する」ことで癒やし効果が倍増する。

日帰り温泉(プチ日帰り旅行)は

  • 非日常を感じられる距離感
  • 身体が喜ぶアクティビティ(風呂)
  • 美味しい食事

がセットになることで、ストレス発散できる。しかも、泊まりよりもはるかにお財布に優しい。

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/ ヤビツ峠です \

で、ここに「サイクリング」が加わることで最強コンボになると思うの。サイクリングして疲れた&汗まみれの体をお湯にひたすのって、まじで極楽。ただ温泉に入るよりも、有り難みの振り幅が強烈なのです。

サイクリング (`・ω・´)ゞ

ヘトヘトになる /(^o^)\

温泉 ~~~ (-∀- ) ~~~

うたた寝 (˘ω˘)

食事 ヽ(´エ`)ノ

これを週末にやると、翌週丸々「仕事がんばろ!」ってキモチを維持できる。効果が1週間持続するので超オススメ。

ただ、輪行もしくは車でないと温泉とのセットはしにくいかもしれない…。サイクリングして風呂に入り、濡れたサイクルウェアをまた着て走る…ことはできないわけではない。が、実際問題として身体は冷えるし(冬はなおさら)、睡魔に襲われて走るどころではない状態になることも。

あと、夏場は夏場で、「ビブショーツとジャージをもっかい身につけるのか…なんだろう、一度脱いだ汗まみれの服を着るときのなんともいえない不快感は…」 ってなりますからね。

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経験上、入浴後はすぐに走りだそうって気分にはならない。身も心もいったん休憩モードにリセットされてしまうと、リブートするのがけっこうハードなのよね…。(休憩コーナーで一度でも横になろうものならまずアウト)

自走だと、どうしても緊張感が終日続くような、気を張り続けていなければならないよーな気がする(自分だけかな…)。走りのみを満喫するには自走が最適なんだけど、ストレス発散して気分転換したいときは、お風呂に寄り道しやすい車の輪行がマッチしているかなと。

「いざとなったら車内で仮眠とればいいや」の安心感はすごく大きい。遠方ならなおさら。

ちなみに自分は「雨続きで身体がなまっているなあ。運動不足でイライラするなあ」ってときは、自走で長距離を走るコースを選び、なるべく走行距離を稼ぐ。

逆に「精神的に来てるわ…心のタイムアウトがほしい…」ってなったら、パンダにバイクを載せ、どこでもいいから高速道路を飛ばして越境する。

越境しないまでも、青梅(東京都西部)か秩父(埼玉県北部)まで行けば風景が一変するので、群馬か山梨に来たような感覚が味わえる。

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自分にとってのほどよい日帰り旅行の場所は秩父でして、「満願の湯」が大のお気に入り。源泉100パーセント(水風呂まで!)で露天からの川の眺めも良い。内湯も露天も広く、湯加減も熱くなくぬるくない、ちょうどいい湯加減。対岸に道路や民家はなく、安心して柵の前で仁王立ちできる。



ここでひとつ「越境サイクリングを100%楽しむ極意」を披露したい。ズバリ、「人気の観光地はあえて外す」である。

むっちゃ遠くに行く必要はないし、誰もが知る人気有名温泉地である必要もない。たとえば紅葉シーズンに日光や箱根に行くと、どーしたって観光客でごった返すし、車の数も多くて走りにくいじゃないですか。


そこで、

  • ガイドブックで特集されるような人気観光地ではなく
  • これといった名物があるわけでもないが
  • まあまあ風情があるそこそこの地方都市


で良さげな温泉を探す!これである。

要するに、人が積極的には行かない場所をあえて選び、そこでささやかな楽しみを得る…手法ですね。


「え!こんな場所に悪くない温泉があるじゃん…」

「設備は古くて垢抜けないけど、露天からの景色は風情があっていいなあ…」

「聞いたこともない道の駅があるぞ…寄ってみるか…野菜がデカくて安いわぁ…」

「地方の個人店の中華屋さんって、ファミレスでは味わえない家庭感というか、オカンのご飯食べているような安心感があって嫌いじゃないな…」

「夜20時で街の灯がほぼ消えちゃうんだね…」


ってな具合に、予備知識もないまま見知らぬ街を散策したり、一か八かの勝負で飯屋に入るのって、ミステリーツアー的で面白い。

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/ 自転車が趣味じゃなかったら、生涯「太平山」に来ることはなかったかも \


なんだったら、観光地でもなんでもない駅で出たとこ勝負で降りて、気まぐれに散策するだけでもいい。

社会人なら、「通勤とは逆向きのガラガラの電車に乗って、どっか彷徨いたい…」って一度は考えたことあると思うけど、週末にやればいいのです。

ロードバイクに乗っていなかったら、生涯で一度も訪れることがなかったかもしれない街で、店名すら覚えていないカウンターとテーブル2つだけのラーメン屋で餃子セットを食べ、地元のおじいちゃんしかいない銭湯でボケーーーーーっとする…、こういうのが幸せなんじゃないでしょうか。 

いや、言いすぎた。最高ではない。きっともっと素敵な余暇の過ごし方はある。中央道の談合坂付近とか東名高速の綾瀬バス停付近で、日曜の夕方に22キロ渋滞に巻き込まれ、通過に120分かかることを覚悟の上で有名観光地に行くのもひとつの過ごし方。

ただ、それとは真逆の方向性を求めてみるのも、意外な発見があるものである。

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/ これぞ、大人の遠足 \

ということで、ちょっと心が疲れたら温泉付きのツーリングにお出かけなされてはいかがでしょうか。


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