折りたためないミニベロの最大のデメリットは、折りたためないことである。(当然ですね)
折りたためないゆえ、輪行の際は前後ホイールを外さなければならず、扱いと生じる手間はロードバイクと同じ。

「これじゃ、ミニベロを買った意味がないじゃん…」という気がしないでもないが、折りたためないことで軽量化になるし、ヒンジがないぶん剛性も上がる。自分がミニベロに求めるのは走行性能であり、コンパクトな収納性ではない。よって、これで良いというわけ。
もちろん、折りたためることのメリットも充分に承知してまして、オクサマのボードウォークは20秒で折りたたんで5秒で積める。パンダのトランクにもすっぽり収まり、便利なことこのうえない。
折りたためないほうのタイレル(Tyrell)のCSI を車載輪行するには、リアシートに載せるしか方法が無い。今回はそのときのコツをばいくつか解説しますね。

自分は飲み口がルーズになったポカリスエット入のボトルでこれをやらかしてしまい、みっともないシミを作ってしまったことがある。垂れてても音はしないし、運転中は気づけないのよね…帰宅して「やってもうたー」となるパターン。
ホイールを外す前にボトルを抜く習慣をつけましょう。残っていたら車内で飲むように、運転席回りのドリンクホルダーにサッサと突っ込むこと。
蛇足だが、電車輪行の場合、ボトルを抜くと持ち運びの邪魔になるので、せめて空っぽにしておくように。電車内やプラットフォーム上を濡らしながら歩くのは大迷惑である。

/ 毛布でフォークを養生します \
よって、後席スペースをより取ってしまうのはミニベロのほう…という逆転現象が生まれる。積載するときも、ミニベロのほうが気を遣う。「ミニベロだから、ホイールを外してもミニだろう」とは限らないのでご注意あれ。

/ 車の右側から出し入れします \
リアディレイラーをガツン!とぶつけてしまうのはマズイので、なるべくリアディレイラーを下げて慎重に車内に挿入。真ん中まで入ったらサドルをシートに乗せるようにして滑らせる。このとき、クランクが垂直になっているとつっかえてしまうので、平行にしておきましょう。
あと、チェーンリングが屋根に当たってしまいやすいので、これも注意。ちょっとでも触れると、黒い線が残る。高級車でこれをやるとかなり凹むはず。あと、レンタカーだといろいろ問題になりかねないので慎重に。ちなみに、4年目に入ったパンダのような大衆車であれば、もはや気にならない。
ただし、フレームをこのように立てた状態で積むにはそこそこの車高が必要。セダンとかセダンベースのワゴンでは厳しいかも。
パンダは車体そのものはコンパクトだが、SUVちっく&垂直に立ったボクシーな形状ゆえ、じつはロードバイク、ミニベロを積みやすい。リアドアも真四角に近いので荷物の出し入れがしやすいのだ。
ハスラーとかウェイクのようなスペース効率の良いハイト軽ワゴンであれば、問題なくロードバイクが積める。

>> 【ハスラーにロードバイクは積めるのか?】 実際にディーラーで取材させてもらったよ
>> ダイハツのWAKE(ウェイク)にロードバイクが積めるのか、実際にディーラーで試させてもらったよ
リアディレイラーはデリケートなパーツなのでなるべく何にも触れさせたくない。フォークが窓ガラスに当たってしまって車内に収まらない場合、ハンドルを90度曲げてみよう。数センチだがスペースが広がる。
車幅1,645ミリのパンダで問題なく入るのだから、ほとんどの車で問題ないはず。 タイレル(Tyrell)のCSI の場合、それでもフォークの先っちょが窓ガラスに当たって精神衛生上よろしくない。そこで、汚れてもかまわない小型ブランケットを丸めて間に噛ませる。こうすれば、カチカチと触れ合って異音が鳴ることもない。

せめてクランクとペダルは視界の妨げにならないよう、適当な位置を見つけて動かしておけばカンペキ。
積み終わったらゴム紐で固定する。両サイドにプラスチックのフックがついたものにしましょう。ヘッドレストの棒に引っ掛けることができます。年1回くらい、ゴム紐をやり忘れ、そのまま走り出し、信号待ちで停車したときにバイクが前席めがけて倒れてきて、「あわわわわ…!」ってなるミスを犯してしまうが…。

以上、皆様の車載輪行のお役に立てば幸いです(*^^*)
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折りたためないゆえ、輪行の際は前後ホイールを外さなければならず、扱いと生じる手間はロードバイクと同じ。

「これじゃ、ミニベロを買った意味がないじゃん…」という気がしないでもないが、折りたためないことで軽量化になるし、ヒンジがないぶん剛性も上がる。自分がミニベロに求めるのは走行性能であり、コンパクトな収納性ではない。よって、これで良いというわけ。
もちろん、折りたためることのメリットも充分に承知してまして、オクサマのボードウォークは20秒で折りたたんで5秒で積める。パンダのトランクにもすっぽり収まり、便利なことこのうえない。
折りたためないほうのタイレル(Tyrell)のCSI を車載輪行するには、リアシートに載せるしか方法が無い。今回はそのときのコツをばいくつか解説しますね。
ボトルを抜いておく
兎にも角にもボトルを抜くこと!これ、むっちゃ忘れやすい。中に水が残っているとポタポタと垂れてしまい、リアシートがビショビショになってしまう。水であればまだマシで、これがスポーツドリンクだと悲劇。お漏らししたかのようなシミが残る。
自分は飲み口がルーズになったポカリスエット入のボトルでこれをやらかしてしまい、みっともないシミを作ってしまったことがある。垂れてても音はしないし、運転中は気づけないのよね…帰宅して「やってもうたー」となるパターン。
ホイールを外す前にボトルを抜く習慣をつけましょう。残っていたら車内で飲むように、運転席回りのドリンクホルダーにサッサと突っ込むこと。
蛇足だが、電車輪行の場合、ボトルを抜くと持ち運びの邪魔になるので、せめて空っぽにしておくように。電車内やプラットフォーム上を濡らしながら歩くのは大迷惑である。
ミニベロはフォークが意外に長く、スペースを食う
折りたためないミニベロの場合、手順はロードバイクと同じ。ホイールを外してフレームだけになれば、大きさはロードバイクとなんら変わらない。じつはミニベロ(TyrellのCSI)のほうがロードバイク(BOMAのRefale)よりもフォークが長い。ホイール径が小さいぶん、フォークがより地面に向かって伸びているのがその理由。
/ 毛布でフォークを養生します \
よって、後席スペースをより取ってしまうのはミニベロのほう…という逆転現象が生まれる。積載するときも、ミニベロのほうが気を遣う。「ミニベロだから、ホイールを外してもミニだろう」とは限らないのでご注意あれ。
リアディレイラーから車内に入れる
単純に、載せやすいから。やってみればわかるが、ハンドルから入れようとするとリアディレイラーがちょうど顔に当たってすこぶる都合が悪い。フレームの左側(ディレイラーが無い側)から持ち上げると、左側にリアディレイラー、右側にハンドルがくる。
/ 車の右側から出し入れします \
リアディレイラーをガツン!とぶつけてしまうのはマズイので、なるべくリアディレイラーを下げて慎重に車内に挿入。真ん中まで入ったらサドルをシートに乗せるようにして滑らせる。このとき、クランクが垂直になっているとつっかえてしまうので、平行にしておきましょう。
あと、チェーンリングが屋根に当たってしまいやすいので、これも注意。ちょっとでも触れると、黒い線が残る。高級車でこれをやるとかなり凹むはず。あと、レンタカーだといろいろ問題になりかねないので慎重に。ちなみに、4年目に入ったパンダのような大衆車であれば、もはや気にならない。
ただし、フレームをこのように立てた状態で積むにはそこそこの車高が必要。セダンとかセダンベースのワゴンでは厳しいかも。
パンダは車体そのものはコンパクトだが、SUVちっく&垂直に立ったボクシーな形状ゆえ、じつはロードバイク、ミニベロを積みやすい。リアドアも真四角に近いので荷物の出し入れがしやすいのだ。
ハスラーとかウェイクのようなスペース効率の良いハイト軽ワゴンであれば、問題なくロードバイクが積める。

>> 【ハスラーにロードバイクは積めるのか?】 実際にディーラーで取材させてもらったよ
>> ダイハツのWAKE(ウェイク)にロードバイクが積めるのか、実際にディーラーで試させてもらったよ
リアディレイラーとフォークが窓や車体に触れないよう養生する
リアディレイラーとフォークの先端が両サイドの窓ガラスに当たらない位置でフレームを固定する。リアディレイラーはデリケートなパーツなのでなるべく何にも触れさせたくない。フォークが窓ガラスに当たってしまって車内に収まらない場合、ハンドルを90度曲げてみよう。数センチだがスペースが広がる。
車幅1,645ミリのパンダで問題なく入るのだから、ほとんどの車で問題ないはず。 タイレル(Tyrell)のCSI の場合、それでもフォークの先っちょが窓ガラスに当たって精神衛生上よろしくない。そこで、汚れてもかまわない小型ブランケットを丸めて間に噛ませる。こうすれば、カチカチと触れ合って異音が鳴ることもない。

チェーンリングが後方視界を遮るのに慣れる
これは積み方のコツではなく、運転の仕方の問題なのだが、フレームを真横にして後席に載せると、チェーンリングが真ん中にきてしまう。後方視界がじゃっかん奪われるので、慣れが必要だ。せめてクランクとペダルは視界の妨げにならないよう、適当な位置を見つけて動かしておけばカンペキ。
積み終わったらゴム紐で固定する。両サイドにプラスチックのフックがついたものにしましょう。ヘッドレストの棒に引っ掛けることができます。年1回くらい、ゴム紐をやり忘れ、そのまま走り出し、信号待ちで停車したときにバイクが前席めがけて倒れてきて、「あわわわわ…!」ってなるミスを犯してしまうが…。

以上、皆様の車載輪行のお役に立てば幸いです(*^^*)
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コメント
コメント一覧 (2)
意外とフロントフォークが長いのでロードバイクより積むのに若干かさばる&輪行袋でも同じ。昔ホンダのフィットで積んでましたが、N-BOX+に変えてから多少積み込みが楽になりました。
ホイールを外したミニベロは、もはやふつうのフレームですもんね。小さいのでは・・・という考えは錯覚でしかないという…(笑)。
N-box はタイヤをはめたままのロードバイクでも行けますね。スペース効率はむちゃくちゃすばらしいと思います!