サイクリストならみなさんご存知、ハンドサイン。お使いですよね。
そのハンドサインって人によって少しづつやり方が違うので、「なるほど、このタイミングか」とか、「そういう出し方があるんだな」と勉強になる。
と同時に、「ハンドサインって、本来はバラエティが豊かであってはいけないよな…。だって交通表記の一種なのだから、ちゃんと全国一律で整備&統一されているべきだし」とも思う。
使用頻度が高いわりに、バラバラだと感じるのが「止まれ」サイン。自転車雑誌やTV番組、Web記事では、「止まれ」は、
というのも、サイクリストには常識の「背中(腰)でパー=停止」は、日本自転車競技連盟によれば、自転車競技では周りの選手に伝えるハンドサインとして世界中で通じるものだそうなのだが、道路交通法で定められている手信号の停止サイン「右手を斜め下方向に伸ばす」とは異なるため、一般的にはNGなんですって。
※引用元(神奈川県警察自転車のルールとマナー)
つまり、手を腰のハンドサインは禁止行為ではないけれど、通用する相手はサイクリストの仲間内だけですよ…。車や他の人には通じないと思ってね…ということ。
警視庁に確認すると、「集団で自転車を楽しむ際などの仲間内の合図として使用してほしい」とのこと。ううむ、「手のひらを腰に」はユニバーサルなサインではなかってことね…。
この停止サイン、自分はここ数年ずっと「腰に当てるべき」か「腰の右横にするか(腕を斜めに伸ばすか)」で迷っていた。周囲のサイクリストを見ていると、腰に当てるサイクリストが圧倒的に多くて9割くらい。
よって、「やっぱり、腰(背中)にもってくるのがスタンダードなのかなぁ、それに倣おうかなぁ」と思いつつも、同時に「右斜め下に差し出すほうが、後方からの視認性が高く、手もすばやくハンドルに戻せて安全なのでは」と感じていたため、マイノリティだとわかった上であえて斜め下に出ししていた。
(道交法的にはこれで正解なので結果的に良かったことになる)
とのご指摘。
なるほど、理にかなっている。道交法的な点については指摘されていなかったが、とにかくそういうことである。これを見て、「そうか、それでいいのか!」とヒザを5回くらい叩いた。
自分の考え方がズレていないこともわかったので、今後は「手のひらは腰ではなく、斜め下に」と積極的に布教していこうと思う。
なお、ハンドサインを出すのは余裕があるときだけでOK。片手運転自体が危険運転になるので、小学生や高齢者などは無理しなくても大丈夫。
Y字路で右左折する場合、地味に考えません?「T字路と同じく、腕を左右に伸ばす…で問題ないのかなあ?」と。
いや、通常のサイクリスト仲間とのライドであればそれで確実に伝わるんですが、初心者というか・・・アホというか…ノータリンな人(オクサマのことです)はそれだと通じないことがあってですね…。
どういうことかというと、
Y字路の左のほうに行きますよ…というつもりで出したハンドサインを、その手前の小道だと解釈して曲がってしまうから。
いやいやいや、そんな細い路地に入るわけ無いでしょ!道なりに走ろうよ!っていうか、オレについてくればいいでしょう!ってなるんだけど、「だってそっちにサインを出したから」ってだけで何も考えずに出された方角に進路を取ってしまう(スーパーおバカ)なのです。
今は、ウェーブを描くように腕を動かして「ナナメ左行きますよ。直角じゃないですよ」と伝達するようにした。そこまでやってようやくオクサマのミスが減ったので、いまはこれで定着しました。
とにもかくにも、停止サインは「背中で手のひらをパー」よりも「手のひらでパーを右下斜めに突き出す」ほうが良いという話でした。
★ツイッターアカウントはこちら\(^o^)/<最近記事を常にお届け!
★サイクルガジェットストア
そのハンドサインって人によって少しづつやり方が違うので、「なるほど、このタイミングか」とか、「そういう出し方があるんだな」と勉強になる。
と同時に、「ハンドサインって、本来はバラエティが豊かであってはいけないよな…。だって交通表記の一種なのだから、ちゃんと全国一律で整備&統一されているべきだし」とも思う。
使用頻度が高いわりに、バラバラだと感じるのが「止まれ」サイン。自転車雑誌やTV番組、Web記事では、「止まれ」は、
- 手のひらを広げて
- ひじを曲げて手のひらを背中に持っていき
- 背中(or 腰)に当てる
サイクリストの常識、非サイクリストの非常識
ただ、ねとらぼの「自転車の停止サイン「背中でパー」は通じない? 警視庁と自転車競技連盟に聞いてみた」を読むと、ちょっと不安になってくる。最近、商業自転車メディアで停止の信号を画像のように「背中でパー」と教える雑誌やサイト記事が多くて閉口している。道路交通法では停止の手信号を「手を斜め下に」と定めているので、クルマにはそれしか伝わらないと思う。「自転車の停止手信号は道交法準拠で」というコミュニティを作りたい。 pic.twitter.com/Us6E0k7gaf
— あきばっくす (@akibax) 2017年5月8日
というのも、サイクリストには常識の「背中(腰)でパー=停止」は、日本自転車競技連盟によれば、自転車競技では周りの選手に伝えるハンドサインとして世界中で通じるものだそうなのだが、道路交通法で定められている手信号の停止サイン「右手を斜め下方向に伸ばす」とは異なるため、一般的にはNGなんですって。
※引用元(神奈川県警察自転車のルールとマナー)
つまり、手を腰のハンドサインは禁止行為ではないけれど、通用する相手はサイクリストの仲間内だけですよ…。車や他の人には通じないと思ってね…ということ。
警視庁に確認すると、「集団で自転車を楽しむ際などの仲間内の合図として使用してほしい」とのこと。ううむ、「手のひらを腰に」はユニバーサルなサインではなかってことね…。
この停止サイン、自分はここ数年ずっと「腰に当てるべき」か「腰の右横にするか(腕を斜めに伸ばすか)」で迷っていた。周囲のサイクリストを見ていると、腰に当てるサイクリストが圧倒的に多くて9割くらい。
よって、「やっぱり、腰(背中)にもってくるのがスタンダードなのかなぁ、それに倣おうかなぁ」と思いつつも、同時に「右斜め下に差し出すほうが、後方からの視認性が高く、手もすばやくハンドルに戻せて安全なのでは」と感じていたため、マイノリティだとわかった上であえて斜め下に出ししていた。
(道交法的にはこれで正解なので結果的に良かったことになる)
元アテネ五輪代表の宮澤さんの指摘で疑念が解消
そんなあるとき、いつも観てるNHKの「チャリダー☆」の南アルプスロングライドの回で、元アテネ五輪代表の宮澤さんが「停止のハンドサインは「背中に当てるのではなく、斜め下に差し出すがベターだ」と話してて、ようやく長年の疑問が解消した。背中でパーも間違ってはいないんだけど、手をそこに持っていくまでの時間がタイムラグを生み、後方に伝わるのに時間がかかってしまう
とのご指摘。
だから、腰に当てるのではなく、右下に伸ばすようにして示せばいい。意図がスピーディに後方に伝わるだけでなく、トレインからの視認性もいいからね
なるほど、理にかなっている。道交法的な点については指摘されていなかったが、とにかくそういうことである。これを見て、「そうか、それでいいのか!」とヒザを5回くらい叩いた。
自分の考え方がズレていないこともわかったので、今後は「手のひらは腰ではなく、斜め下に」と積極的に布教していこうと思う。
なお、ハンドサインを出すのは余裕があるときだけでOK。片手運転自体が危険運転になるので、小学生や高齢者などは無理しなくても大丈夫。
おバカなオクサマは、さらに細心の注意でもって導かねばならない
ぜんぜん話は変わりますが、ハンドサインネタということで…。Y字路で右左折する場合、地味に考えません?「T字路と同じく、腕を左右に伸ばす…で問題ないのかなあ?」と。
いや、通常のサイクリスト仲間とのライドであればそれで確実に伝わるんですが、初心者というか・・・アホというか…ノータリンな人(オクサマのことです)はそれだと通じないことがあってですね…。
どういうことかというと、
Y字路の左のほうに行きますよ…というつもりで出したハンドサインを、その手前の小道だと解釈して曲がってしまうから。
いやいやいや、そんな細い路地に入るわけ無いでしょ!道なりに走ろうよ!っていうか、オレについてくればいいでしょう!ってなるんだけど、「だってそっちにサインを出したから」ってだけで何も考えずに出された方角に進路を取ってしまう(スーパーおバカ)なのです。
今は、ウェーブを描くように腕を動かして「ナナメ左行きますよ。直角じゃないですよ」と伝達するようにした。そこまでやってようやくオクサマのミスが減ったので、いまはこれで定着しました。
とにもかくにも、停止サインは「背中で手のひらをパー」よりも「手のひらでパーを右下斜めに突き出す」ほうが良いという話でした。
★ツイッターアカウントはこちら\(^o^)/<最近記事を常にお届け!
★サイクルガジェットストア
コメント
コメント一覧 (14)
私も、腰よりも右下のほうが視認性&スピードで確実にメリットしかないよな・・・って思ってます。どんどん布教しようと思います(*^^*)
Kashmirさんの奥様、なかなかの強者ですね…。我が家も似たようなものでございます(笑)
車の免許を保持している(道交法を学んだ)人で、ハンドサインを覚えている人って、ほとんどいないでしょ。
講習の時にちょっと習ったくらいだし。
まぁ統一してくれた方が良いんだけどね。
たしかにサイクリスト以外にはなかなか意思疎通は難しいですね。
ドライバーが正しく認識してくれるとは思えない…。
ただ、同じサイクリスト同士でトレイン組んでいると、右下のほうが視認性が高いってメリットはあるので、使っていこうと思います(*^^*)
横から失礼します。女性蔑視云々を言うような内容ではありませんよ。当然このサイトも管理人の奥様は御覧になっている筈ですし、管理人の家庭内でドンパチやっている筈ですので(笑)。
挙げ足をイチイチ取らずに行きましょう。
片手がむしろ危険な状況ってありますよね。下りとか高速移動中とか集団走行とか。そういうときは、声のほうが効果的って場合もありますので、臨機応変に使い分けたいです( ◠ ◡ ◠ )
defyさん
ご指摘ありがとうございます(汗)。女性蔑視のつもりはなく、妻を茶化しているだけでございます…(;^_^A
Kashmirさん
フォローありがとうございます。はい、妻も読んでおりまして、なにか彼女がヘマをやらかすと「…またブログのネタにするつもりでしょ」「ふふふ…」というやり取りならしょっちゅうしております(笑)
奥様が初心者でお馬鹿だという認識があるなら事前にきっちり「俺の後に付いてきてね。」なり「次は左斜めだよ。」と説明してあげましょう。
無事故を標榜していらっしゃるようですが、そうした「分かってるはず、~だろう。」が事故を引き起こします。
これは前半でご自身が言っていたことですよね。
重箱の隅をつつくようですが、啓蒙ブログをなさるなら自信の発言には責任を持ちましょう。
<(_ _)>
世界中で通じるものを、なぜ日本だけ独自のガラパゴス化する必要があるのでしょうか。
道路交通法云々の話をされるのであれば、上記の情報はかえって物議を醸すだけのように思われますので、サイクリスト同士のハンドサインなのか、道路交通法の話なのかを切り分けて考える必要があると思います。
初心者が後ろを走ってれば、前走者のサインを見落とす恐れがあるでしょうから、腕の出し方をハッキリ変えてやるのもありだと思います。
そもそも車がよく見るのは最後尾の自転車の方が多いでしょう。
それなら、最後尾のライダーが斜め下に出せば解決ですね。
たしかに障害物の指摘と混同する可能性残りますね…!
意思統一は走り出す前にしておくのが肝要かなと。
初心者は「なんのこっちゃ?」って思うかもしれないですから(^^)