最近、痛ましい交通事故が多くて気が滅入る。信号を守っていても、暴走車が突っ込んできたらどうしようもないのがなんともやるせないというか、不条理すぎるというか…この感情の処理の仕方がわからない。

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あらゆる可能性を先読みしたところで、防ぎきれない事故ってのはあるにしても、ある程度自衛できることもあると思ってて、自分が意識的にやっている「信号待ちのときのなるべく安全な位置どり」を紹介したい。

といっても今回は自転車に乗っているときではなく、歩行者のときの話である。

目次


横断歩道手前で信号を待っているときの位置どり

車道から5メートルほど離れる

車道近くにギリギリに立つのはよく考えてみれば怖い行為だ。ほんのちょっとのことで事故に巻き込まれる可能性がある。ベビーカーを車道ギリギリまで出して待っているママさんを見るとなんか落ち着かない。

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自分はあえて思い切り横断歩道から離れた場所に立つようにしている。さらに、交差点の中が見渡せるような位置どりも意識する。それだけで100%身が守れるかどうかは怪しいんだけど、せめてもの自衛策のつもり。

ロードバイクに乗ってて「危ないなー」って思うのが、横断歩道に車輪半分くらい晒してくるママチャリ。

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※この画像より1メートル前に出る人もいて怖い…

先を急ぐ気持ちはわかるが、1~2メートル先に出たところで大したことはないのでやめよう。かすった程度の接触でも大事故になる。

あと、歩道を出て車道の隙間(吹き溜まり的なスペース)で待っている歩行者もいるんだけど、あれ、怖くないのかな……?車が避けてくれると信じる根拠はなんなんだろうと思う。

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そんなことで命をリスクにさらすのは賢くない。

電信柱等の遮蔽物の影に隠れるように立つ

歩道が狭くてさほどマージンが取れない場合、ガードレール、電信柱、標識の柱…等を遮蔽物として利用する。これも100%ではないが、しないよりはマシかなって判断である。

遮蔽物がなければ、ガードレールのある位置まで下がるか、とにかく車道には近づかない。

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横断歩道を渡るとき

青になってもすぐに車道に飛び出さない

なぜなら信号の変わり際に突っ込んでくる車はよくいるから。とくにスピードが出やすいバイパス等は急に止まるのが難しいのか、「明らかに赤になってるのに…!」という遅れたタイミングで鼻先を横切っていくことも多い。  

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※青になってもひと呼吸おくようにしている


「こちとら、青信号で渡っているから何も悪いことはない」

「なぜ信号無視してくる車に気を使わにゃならんのだ。止まるべきはあっちだろ」


って思うかもだし、それは正論なんだけど、轢かれて痛い思いするのは歩行者なので…。

よって、青信号に変わっても自分は飛び出すことはせず、ひと呼吸おいて&右に目線を送ってから歩み出すようにしている。

右左折してくる車がないか、首を振りながら横断

自分は横断歩道を渡っている間は、こまめに首を振って全方位に意識を配るようにしている。

信号無視ではなく、正当に右左折してくる車がとくにそう。左折するドライバーは横断歩道上の歩行者を認識していることが多いが、右折車の目線は他の車に向く。死角からアプローチする場合は車の挙動に気を配ろう。

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非常に危険なのは、死角から勢いよく飛び出してくる自転車。歩行者以上に認識されにくく、まずドライバーは見落としてくる。

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というか、この角度から突っ込んでおいて「どこ見てんだ」って主張するのは身勝手にもほどがあるのではなかろうか。青信号なのでたしかに正当性はあるんだけど、そもそも横断歩道を自転車で突っ込む行為がね…。


右折する車はそれなりに横断歩道上の人間を認識してくれてはいるが、交通量の多い場所やスピード域が高い交差点だとどうしても意識が(対向車線の)車へと向く。対向車線の車が途切れた瞬間を狙って「エイヤッ」って意を決したように右折してくる車も多いので注意したい。

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90度で交わる交差点はそうでもないが、何気に危険なのがやや斜めに交わる場所。ドライバーの死角になりやすい&ドライバーはスピードを上げて通過しようとする心理が働くってことは覚えておいて損はないと思う。

横着な渡り方をしない

横着な渡り方とは「横断歩道を使わずに斜めに渡る行為」を指す。青信号に間に合わない!ええい、斜めに行ってしまえってことなんだけど、ドライバーからすると「いるはずのない歩行者が突如現れた」ってなって驚かせる。

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※歩行者、自転車の両方のパターンがある

驚くだけで済むならまだいいが、横断歩道を過ぎたら車はスピードアップするわけで、そのタイミングにドンピシャにハマると轢かれる可能性が大。これ、自転車でやる人も多い。

夜間はとくに注意

上記に書いたことは昼間も夜間も常に意識しているのだが、夜間は昼間の2倍は注意を払う。

個人的によく目撃するのが下記のパターン。


1.歩行者が点滅する青信号をあわてて渡っている

2.途中で赤に代わり、間髪入れずに右折車が勢いよく突っ込んでくる


というケース。

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車は横断歩道に人がいる可能性よりも「赤になる前に渡り切らねばっ」ってことに気を取られている。人の少ない夜間だと、躊躇なくノーブレーキで横断歩道を通過していくこともあって、見てるこちらの寿命が縮む。

自転車はまだライトがあるので自分の存在を知らせることができるが、歩行者は違う。反射板を備えた服装・カバンで自衛できなくもないが、やや心もとない。よって夜に横断歩道を渡るときはより一層注意しよう。


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