あけましておめでとうございます。パナソニックのクロモリロード(FRCC22)に乗り出して丸3ヶ月。ちょうど1,000キロ走りました。 

新年一発目は、クロモリに乗ってみて我が身に起きた「心身や行動の変化」をまとめてみます。

IMG_6106

1.雨、水、汗にはめちゃ気を使う

錆を気にしすぎるあまり、雨天のリスクがあったら勇気を出して中止するようになりました。降られるか五分五分のときはタイレルのCSIを選びます。雨天はもちろん、雨上がりに走るのも憚られますね…。とにかく濡らしたくない(笑)。

錆が気になるという意味では、三本ローラーを回すときもタオルで入念にヘッド周辺をガードするようになってます。あと、ダウンチューブに汗が垂れるとボトルケージの台座に染みてしまうので、それもしないように注意して回しています。

2.カーボンロード欲しい欲しい病がおさまった

クロモリを買うって決意する直前まで、ディスクロードの煩悩にも悩まされていました。好みの問題と言ってしまえばそれまでですが、同じフレームだったら「リムブレーキ版よりもディスクブレーキ版のほうがカッコ良く見えてしまう現象」ってありません?実はピナレロのプリンスFXディスクモデルがカッコ良すぎて、夜な夜な布団の中で画像検索しては「はぁ~~…」とため息をついていました。

2019-12-27_06h14_40
※圧倒的かっこよさ

が、FRCC22が我が家に来てからはディスクロード熱から嘘のように覚めまして、FRCC22と付き合っていく!という決心がつきました。なのでディスクとかリムとか関係なく、物欲に悩まされておりません。

クロモリのシンプルな美しさを食べ物に例えると「上質な食パンとバター」でして、飛び上がるような驚きとか、身悶えするようなエモい造形もない代わりに飽きが来ない。一生これを食べ続けてもいいや…って気になってくるので不思議なものです。ということで、ロードはクロモリ1台で当面はやっていくつもり。

3.軽いカーボンホイールが欲しくなる

フレーム熱は無い代わりに、ホイールほしいほしい病に罹っております…。

フレームは変えようがないので、それ以外で軽量化できないか試行錯誤中。フォークとハンドルはカーボンだし、カーボンのシートポストをクロモリに使いたくないので、いじれるのはホイールくらいしかありません。軽量化云々言うなら最初からクロモリを買うなってツッコミがあるでしょうが、我ながらなんなんでしょうね…。そこに質量がある限り、軽量化に励んでしまうのはサイクリストの性(さが)なんでしょう、きっと。

ずっと憧れていたカーボンホイールをついに導入するか…!と考え中。欲しい理由は単純にカッコいいからです。最有力候補は『カンパニョーロのBORA ONE』。クリンチャーではなく、チューブラーです。

2019-12-27_06h21_01
※見てるだけでご飯3杯いける…

BORAウルトラとの差はハブがカーボンではなくアルミ、ベアリングがフルセラミックのCULTではなくUSBになるってことだけで、見た目的にはほぼ同じ。であれば価格から考えてONEで十分。

あとはリムハイトを35mmと50mmのどっちにするか…。バランスをとるなら35mm ですが、ここは大胆に50mm にしてみたい。恩恵を受けられる平地巡航スピードを維持できるかはやや疑問ですが、かっこよければ全て良しなのです(笑)。

BORA ONE(50mm&クリンチャー)の重量は1485g なので劇的に軽いってわけではないです。今履いているシャマルミレが1430gなので、ハイトのぶん重くなってしまう。

軽さを求めるならチューブラーです。50mmで1.265g(クリンチャーの50より220g も軽い)。35mmにすれば1,215g という軽さ。コスパとメンテ性を考えればクリンチャーなんでしょうが、シャマルミレは手放さず保管しておき、一度チューブラーにトライしてみたい。チューブラー経験者は口を揃えて「恐れるな。すぐに慣れる」って言ってくれているので、まあなんとかなる気がします(笑)。

4.ハーフパンツ着用率が上がる

なぜかわからないんですが、ビブショーツのみで走ることがグッと減りました。ハーフパンツで走ってばかりです。クロモリには私服っぽいスタイルが似合うような気がしています。

5.速いロードな抜かれてもさほど気にならない

抜かれるとなんとなく「悔しい…」って気持ちになるものですが、FRCC22だと「どうぞお先に。こっちはマイペースなクロモリなんで」って穏やかな気持ちでいられます。クロモリバイクは精神衛生的に良い乗り物な気がします。

6.都内も郊外も気軽に出かけられる

場所を選ばず、どこにでも気楽に出かけられる気がします。けっして安いバイクではないのに、ふらっと都内に出かけて駐輪できます(もちろん厳重に施錠しますが)。

2019-10-20 10.44.53

乗るときに気負いがないって言えばいいでしょうか。カーボンロードだと「いざ、出陣!」って気持ちがどっかにあるのが、クロモリだと「では参りますか」くらいの緩いテンションで玄関を出られるのです。この差は大きくって、結果的に乗る回数が増えた印象。

たとえば、イマドキのいわゆるカッコいい造形のカーボンロードで知人宅開催のBBQへ向かうと、非サイクリストさんから「うわ、なんかすごい乗り物で来たね…(軽く引き気味)」って印象を与えることがあって、TPOを考えないといけないのです。

2019-10-20 11.57.16

それがクロモリだと、細めのチューブでロゴも控えめで押し出し感が薄いせいか、「あ、チャリンコで来たのね〜」くらいで軽く流してくれます。値段もわかりにくいせいか、なんならバイクに目もくれない。こんなちょっとしたことも、気軽に乗れる一因だと思います。

7.山もさほど気にならない(スピードを気にしなければ)

バイクが重くなったら、山から足が遠のくかな……って思ってましたが、そんなことはぜんぜんないです。まあ、季節的に標高の高い場所に行く時期ではないので、最近では宇都宮の古賀志林道くらいしか行っていませんが…。



たしかに登坂ではカーボンより重さを感じますが、嫌気が刺すほどではなく、マイペースに登るならなんの問題もなし。

FRCC22が特に素晴らしいのが下りの安定感でして、クロモリの特性なのか、FRCC22の特徴なのかはわからないんですが、重心が下がった印象で、字面をしっかりトレースしながら安心して走れます。まさにオン・ザ・レールの感覚。ここはBOMAのRefaleより段違いに優れていると思います。この感触が味わいたくて、峠を登りたくなるほどです。

8.レースとかイベントに出たい気持ちがやや消えた

以前は年に1〜2回はエンデューロレースに仲間と出場してて、それなりにLAPタイムを意識しながら走っていましたが、クロモリにしたとたん、(年齢のせいもあるでしょうが)人様と競いたいって気持ちがゼロになりました。

ただ、「自分のペースでできるだけ遠くに」「自分の体力の限界を試したい」って気持ちはありまして、きっと戦う対象が他人ではなく自分になったのでしょう。でも、イベントやグルメ系グランフォンドは大好きなので、そっち系イベントは今後は積極的に参加しようと思っています。


ということで、クロモリロードバイクを一家に一台いかがでしょうか(^^)?


★ツイッターアカウントはこちら\(^o^)/<最近記事を常にお届け!

You Tubeチャンネルもやってます