「サイクリング×チェアリング」をすべく、Amazonで「Moon Lence アウトドア チェア キャンプ 椅子」というキャンプ用チェアを3,000円で買いまして、いい買い物をしたわいと喜んでいたのですが…

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あっさりと娘に持っていかれました(涙)



じゃあ同じものを買い足すか~と、Amazonにログインしたところで、

「まてよ、ヘリノックスとかいう人気ブランドがあったよな…」

と思い出し、イチかバチかでそっちを選んでみることに。
Helinoxのチェアゼロという最軽量のヤツで、15,000円もしました(高い…)。

ということで、3,000円のチェアと比較しつつ、レビューしてみます。

目次


Helinox(ヘリノックス)は韓国の会社のブランド

「上級者キャンパーが持っている、高級な椅子ブランド」

これが私のヘリノックスに関する唯一の知識です。


パッケージを見たら、なぜかモンベルのタグがついてきて、「パチもん??????」と一瞬焦りました。

が、日本ではモンベルが輸入代理店のひとつで、ヘリノックス製品を取り扱っていると後で知ってひと安心。

調べたところ、ヘリノックスは「DAC」という合金加工の会社が立ち上げたアウトドアブランドです。軽量アルミテントポールのトップメーカーらしいです。

社名の響きから勝手にオランダかスウェーデンあたりの国をイメージしてたら、韓国のテント用のアルミポールメーカーなんだとか。へぇ〜。

買ったのはチェアゼロ

チェアワンとかチェアゼロとかいろんなモデルがあるそうで、選んだのは軽量化モデルのチェアゼロ。ロードバイクで持ち運びするなら、なるべく軽くしたいですから。

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仕様はこんなかんじ。

  • 【重量】490g
  • 【サイズ】幅52cm × 奥行き48cm × 高さ64cm
  • 【収納サイズ】幅10cm × 奥行き10cm × 高さ35cm
  • 【座面高】28cm
  • 【耐荷重】120kg


決め手は軽さ!のみ。
500mlのペットボトル1本分の重量とほぼ同じってすごい。

Amazonの3,000円のは1kgだし、チェアワンでも890gなので、抜群の軽さです。

グレーのシートとゴールドのフレームの組みわせ

3色のカラバリがありまして、なんとなくゴールドのポールに魅せられて「グレー×ゴールド」にしました。

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なかなかかっこよいです。
派手かな?と思ったんですが、アウトドア用品は少々冒険してもいいのかなと。

チェアゼロとチェアワンの違い

チェアワンは890gもするので、比較対象にすらしませんでした。
Amazonの3,000円のが1kg なので、たったの100g軽くするだけのために大金をかけたくないです。

背面がメッシュ素材なので蒸れないのかもですが、そこも重要ではありませんでした。

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サイズ感もこんなかんじで大差なし。

  • チェアゼロ:【サイズ】幅52cm × 奥行き48cm × 高さ64cm
  • チェアワン:【サイズ】幅52cm × 奥行き50cm × 高さ66cm


大柄な人ならチェアワンのほうがベターかもしれません。
身長172cm の私はチェアゼロで十分です。

ただ、座面高はチェアゼロの方が7㎝ほど低いです。

  • チェアゼロ:28cm
  • チェアワン:35cm

どっこいしょと起き上がる感でいえば、チェアゼロのほうがやや強めかも。

ただ、比較したらわかるかもですが、チェアゼロしか持っていないので、不便を感じることはないです。

チェアゼロの3つの特徴

3つあります。

1.はぁ?ってなるほど軽い!

指で持ち上げられるほど軽い。なんだこれ。
Amazonのとはぜんぜん違います。

軽さの正体はポールにあって、TH72Mというアルミニウム合金が使われています。素材はアルミニウム合金の中で最も丈夫な7000番台で、ジュラルミンケースに使われているのと同じ。

薄くすれば軽量にできるけど、耐久性が損なわれる。
でも厚くすると重くなる。

相反する課題を同時に解決しているポールなんですね。すごい。

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類似品はごまんと存在するのに、ヘリノックスの軽さを実現できないってことは、軽量ポールを作る技術力の差ってことなんでしょうか。

なお、シートはポリエステル素材です。
これはふつうですね。

2.タフで頑丈

まだ数回しか使っていないので、耐久性や経年劣化については未知数ですが、耐荷重は120kgあるし、有名なブランドなので速攻で壊れる…なんてことはないでしょう。たぶん。

座り比べた感覚でいうと、3,000円のモノと違いは感じられないです。
どっちも似たようなかんじ。

3.運びやすい

シート素材が薄いので、コンパクトにまとまります。
サドルバッグにも余裕だし、リュックに入れても苦になりません。

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1kgって軽量ノートPCくらいの重さなので、日常的に持ち歩くのはちょっと躊躇しますが、490gなら苦になりません。使用頻度はめっちゃ高くなると予想。

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あと、付属のスタッフバッグにスルッと入るのも好印象。

たいていこういう製品って、袋がキッチキチで悪戦苦闘するものですが、苦もなく収納できます。地味に嬉しいです。

チェアゼロの4つのデメリット

1.軽すぎて飛ぶ

軽さが仇となり、ちょっとの風で飛んでしまいます(笑)。
が、座面に荷物を置くとかすればOKです。

ちなみに、キャンプ場では「就寝前にバラして収納する」って人が多いみたいです。

2.座り心地はふつう

あのヘリノックスだからさぞかし座り心地も極上なんだろう!と期待しつつ座ったら「あれ?」ってなりました。3,000円のと大差ないやん…。

いや、別に不快とか座りにくいわけではなく、機能はばっちりだしふつうに快適です。しっかり体を預けられて、包み込まれるようなリラックスできる椅子です。

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ただ、「15,000円もしたんだから…Amazonの5倍も高いんだから…」って期待しすぎてしまったようです。価格差は軽量化に費やされているのであり、機能性ではないっぽい。

逆に言うと、椅子としての機能は3,000円のモノで何の問題もないです。

自転車での利用のために軽量モデルを選びましたが、車移動のキャンプとかであれば、わざわざヘリノックスではなく、安いほうで十分でしょう。

3.火に弱い

シート生地が火に弱いので、焚き火の火の粉が当たると穴が開くそうです。
が、自転車でのチェアリングは火を使わないので問題はありません。

まあ、これはヘリノックス云々って話ではなく、あらゆるポリエステル素材製品に言えることで、テントだってウェアだって火の粉が当たれば燃えますよ。形あるものはいつかは壊れる。

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キャンプを何回かやって感じましたが、アウトドア用品は消耗品です。

だから安物をガンガン使い倒すほうがいいって結論になりました。間違ってもノースフェイスのアウターとか着て焚き火をすることはありません。

4.サイドポケットがない

3,000円のモノには両サイドにポケットがあるのに、チェアゼロには何もなし。
軽量化のために無駄を削ぎ落としてあるわけで、これはトレードオフですね。

わかった上で買っているので、問題視はしていません。

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以上、Helinoxのチェアゼロのレビューでした。

自転車もキャンプグッズも「軽さは正義」です。
軽いってだけで、持って出かけようという気分になります。

自転車だけでなく、散歩にも持っていこうと思います。


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