ついに!
Google マップで!

「自転車ルートが使える」ようになりましたね~。


ずっと海外オンリーの機能で、日本は忘れ去られているんじゃないかと諦めていたぶん、うれしさもひとしお。

国内 10 都道府県で Google マップの自転車ルートが使えるようになりました(Google Japan Blog)

目次


まずは10都道府県からスタート

いきなりの全国展開ではなく、北海道、東京、神奈川、埼玉、千葉、静岡、愛知、大阪、兵庫、福岡の 10 都道府県のみ。

あの広い北海道をカバーしたのか~!と驚きです。
ただ、そろそろ北海道は冬なので、自転車ルートはしばらくは使われなさそうですが…。

個人的には「東海と関東の間をつなぐ重要な拠点の静岡」がカバーされているのがファインプレーだと思いました。

そういう意味だと、愛知と大阪をつなぐ三重、岐阜、京都、滋賀のカバーも待たれるところです。

Google マップでの自転車ルート使い方

改めて書くまでもないほどカンタン。

いつものようにスタートとゴールを決めてルートを出します。
そのときに自転車アイコンを選ぶだけ。

2020-10-10_07h31_01

歩行者ルートで表示される高低差も表示されてありがたい(PC、スマホどちらもOK)


ためしに箱根湯本駅~静岡駅間を車と自転車で比較してみます。
距離はほぼ同じで92~93キロ。

■車の場合

2020-09-30_07h54_56


■自転車の場合

2020-09-30_07h55_14


静岡の富士市まではほぼ車も自転車も同じルートなんですが、富士~由比~興津~草薙あたりで国道1号線が部分的に軽車両が通過不可になる区間が登場します。

■車の場合

2020-09-30_07h58_33


■自転車の場合

2020-09-30_07h59_28

部分的というのが曲者で、以前、箱根から静岡に向かったとき、けっこう戸惑った経験があります。

そのつど車と歩行者モードに切り替えながら、迷いつつ清水市に到着しました。時間もロスしたし、走行距離もちょっと伸びてしまいました。

この苦労が無くなると思うと、安心して知らない土地へロングライドしようという気持ちになります。ありがとう!Google社!

10都道府県が選ばれた理由(推察)

単純に人口の多い東名阪&福岡、北海道からってことなんでしょう。

ためしに10都道府県の自転車保有台数を調べると、

  1. 北海道:2,540
  2. 東京:8,168
  3. 神奈川:4,264
  4. 埼玉:4,507
  5. 千葉:3,189
  6. 静岡:1,853
  7. 愛知:4,098
  8. 大阪:5,969
  9. 兵庫:3,073
  10. 福岡:2,199
※単位は千台

TOP10がきれいに入ってました。

ということ、は今後展開されるであろう都道府県を予想すると…

  • 京都:1,552
  • 茨城:1,489
  • 広島:1,346
  • 長野:1,113
  • 群馬:1,102
  • 岡山:1,062
  • 新潟:1,055
  • 宮城:1,041
  • 栃木:1,013
※単位は千台

となるんじゃないでしょうか。(推測ですが)

【ソース】平成30年度 自転車保有実態に関する調査報告書

ちなみに、自転車保有台数がもっとも少ないTOP3は島根県、鳥取県、長崎県です。

自転車ルートはどういうロジックでルートを決めているのか

できる限り急坂、トンネル、悪路などを避けたコース」や「自転車レーン」を優先するとのこと。

坂を避けてくれるのはうれしいことですが、一部のおバカ勢には「余計なことしなくていい!」と不評を買うかも(笑)。

個人的には、不慣れな場所を走っているときに見落としがちな「軽車両進入禁止道路」や「自動車専用レーン」を避けられるほうが助かります。立体交差とか部分的に進入禁止になる…ってけっこうありますので。

ルートが間違ってたよ!って場合、Googleにフィードバックはできるのか?

できます。

「フィードバックの送信」から、フィードバックやルート情報に関する意見や感想を送れます。集合知でもってサービスを良くしていきたいものです。


ということで、サイクリングにフル活用してみてください(^o^)

ツイッターはこちら


You Tubeチャンネルもやってます