ロードバイクを趣味とした人が、最終的に行き着く先は「クロモリ」とか「チタン」と言ったりしますが、そのどちらでもない「クロモリ+カーボンハイブリッド」という選択肢もあるかもしれません。
かなりレアな素材の組み合わせで、聞いただけで興味をそそられるバイクじゃないでしょうか。
今回は、そんな珍しいバイクにお乗りのOさんに取材させていただきました。

<オーナーさん>
中学生の時、国際ロード(今のTOJ)が地元大阪で開催され、自転車競技の存在を知りました。進学した学校(高専:工業高等専門学校)にサイクリング部があったので入部し、本格的にロード・競技を始めました。
高校時代はインターハイに出場しまして、もともとはスキー、水泳、バスケをやっていたんですが、自転車をそこまで本気でやるとは想像していませんでした。
というか、当時はほぼクロモリのみでしたね。
ハイブリッドは2000年以降に登場してきたフレームで、「クロモリの乗り味のしなやかさ」と「カーボンの軽さと剛性」の両方のメリットを享受できるのが特徴です。

フルカーボンほど軽くはないけれど、いいとこ取り…的な。
フルオーダーで自分にフィットしたサイズ決められるのもメリットです。
今だと東洋フレームさんも作っていますし、ナカガワサイクルワークスさんも作っていますね。
あとは…AMANDAさんも出していたかも?
今となってはハイブリッドフレームは逆に新鮮で、2社程度しか作っていません。手作りなので面倒なんですよね。

ちなみに、昔は「アルミとカーボン」って組み合わせもありました。
当時はアルミが硬すぎたので、後ろをカーボンにしていたという…。
カーボンフレームが主流になりつつあるときに、ナカガワサイクルワークスがハイブリッドのフレームをリリースし、評判が良かったので10年前にオーダーしました。その後、事故にあって廃車にしたので、サイズを少し変更してもう一度オーダーしてこないだ完成したところです。
流行り廃りがないスタイルで飽きのこないカッコよさがあるので、長く乗れるのも気に入ってます。
ハイブリッドは”かかり”も良いです。このあたりの乗り味は、主にチェーンステーの長さで調整できるのがオーダーの利点です。今回は体力の衰えと、乗り方がのんびり系に変わったので以前より少し長めにしました。

一番感じるのは、まるで「後ろから押される」感覚があること。重量のあるクロモリだと味わえない感覚です。半分カーボンなので軽さと剛性としなやかさのバランスがバッチリ取れているおかげかなと。
ちなみに後ろの三角形を詰めるほど反応と掛かりは良くなります。
小さくすれば剛性を出せるからですね。
このへんの剛性感は好みもあるので、ビルダーさんと相談しながら設計していきます。 女性とか背の低い方でも、オーダーメイドすればぴったりのが出来上がりますよ。 650cにするとかもありですね。
このハイブリッドフレーム、競輪選手が買いに来ることもあります。ただし、競輪の試合では使えないので、あくまで練習用・競技会のバイクとして。
※道具で差がつくと公平性が確保できないのでNG
今は予算の問題で10速のコンポーネント&5本アームのクランクにしています。速さを求めてはおらず、快適に乗れればいいので、そこまでこだわってはいません。
今後、シマノ12速(R9200)がリリースされるようであれば導入を検討しようかな…無線方式のDi2が出るとかって噂もありますしね(笑)。周期的に2021年に来るんじゃないでしょうか。
好みのコンポーネントはシマノです。純粋に性能が高いと感じるから。
デザインとか趣ではカンパニョーロもアリですけど、私は機能重視なのでシマノ派です。

車でたとえると、、、今のロードバイクは性能は素晴らしい。F1とかGTカーのように良すぎるくらい。でも、そのポテンシャルを引き出す足がないので、猫に小判です。
良いとこ取りのハイブリッドフレームで、更に自分の体力にマッチしたサイズでオーダーができるのがちょうどいい…と思ってます。
過去には富士山一周や霞ケ浦一周、三浦半島一周、山手線一周など一周シリーズなどやってました。
一気に縦断したいけど、どうしても仕事の関係でそれは無理ですよね? なので回数をわけて達成しよう…というわけです。
手始めに「東京―大阪」をしました。いわゆるキャノンボール的なものです。GW等に500kmを4日かけて、4~5人の仲間で走りました。
観光を交えながらの、ゆっくりなツーリングです。新しい発見もあるし、レクリエーションの一つの形としてアリだと思ってます。
その後、「東京―仙台」と「仙台―青森」も達成しました。

2020年はコロナで中止でしたが、今年は大阪―小倉を予定しています。その後は九州、北海道を走って分割縦断を達成させるつもり。
ただ、遠征費用と移動時間の確保で苦労はしますが…(苦笑)。
仙台~青森のとき選んだルートの道幅は広くなかったです。東海道のときよりも狭くて走りにくかった印象です。地方なので走りやすいかなと思っていたので、意外でした。
雪が多い場所はアスファルトが割れていることも多く、安全確保のために歩道を走らざるをえないこともありましたね。
注意したこととしては、「夜は走らない」です。シンプルに危険ですから。
朝早めに出発し、暗くなる前に目的地に着く。そして宴会を楽しむ、です(笑)。
仲間と一緒だから続けられます。
会話するだけでも気が紛れますしね。

一人で練習するのはモチベーションを維持しにくいものです。高いモチベーションがないと一人でトレーニングは続けられません。自分を甘やかしてしまい、追い込めないものです。
それと同じで、ソロよりも複数のほうが気持ち的に走りやすいです。
寺カフェ 中華そば水加美 (ミズカミ)というんですが、昔ながらの中華そば。
※埼玉県北葛飾郡松伏町 築比地 537-3

江戸川のサイクリングのFacebookグループで紹介されていたのが知ったキッカケです。 営業日は不定期なので、事前確認されることをオススメします。
お寺で食べるラーメン!にぜひ行ってみたいです!
貴重なバイクを拝見させていただき、ありがとうございました~\(^o^)/ヽ(^o^)丿
※愛車のお写真もご提供いただけると幸いですm(_ _)m
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かなりレアな素材の組み合わせで、聞いただけで興味をそそられるバイクじゃないでしょうか。
今回は、そんな珍しいバイクにお乗りのOさんに取材させていただきました。

<オーナーさん>
- Oさん(男性・53歳)
- 千葉県柏市在住
- クロモリ+カーボンハイブリッドのバイク
目次
- ロードを始めたキッカケ
- クロモリ+カーボンハイブリッドのバイクを組んでいる理由
- ハイブリッドフレームに乗った印象は?
- パーツやコンポーネントの構成
- ハイブリッド以外にバイクは欲しいですか?
- 好きなサイクリングコース
- 個人的にやっている「日本縦断」チャレンジ
- 日本縦断で苦労したこと
- 数日かけての超ロングライド、メンタルは持ちますか?
- 自転車でグルメライドはしますか?
- 【募集】取材させていただけませんか?
ロードを始めたキッカケ
ロードバイク歴は38年になります。中学生の時、国際ロード(今のTOJ)が地元大阪で開催され、自転車競技の存在を知りました。進学した学校(高専:工業高等専門学校)にサイクリング部があったので入部し、本格的にロード・競技を始めました。
高校時代はインターハイに出場しまして、もともとはスキー、水泳、バスケをやっていたんですが、自転車をそこまで本気でやるとは想像していませんでした。
クロモリ+カーボンハイブリッドのバイクを組んでいる理由
もともと学生時代はクロモリのフレームに乗ってました。というか、当時はほぼクロモリのみでしたね。
ハイブリッドは2000年以降に登場してきたフレームで、「クロモリの乗り味のしなやかさ」と「カーボンの軽さと剛性」の両方のメリットを享受できるのが特徴です。

フルカーボンほど軽くはないけれど、いいとこ取り…的な。
フルオーダーで自分にフィットしたサイズ決められるのもメリットです。
今だと東洋フレームさんも作っていますし、ナカガワサイクルワークスさんも作っていますね。
あとは…AMANDAさんも出していたかも?
今となってはハイブリッドフレームは逆に新鮮で、2社程度しか作っていません。手作りなので面倒なんですよね。

ちなみに、昔は「アルミとカーボン」って組み合わせもありました。
当時はアルミが硬すぎたので、後ろをカーボンにしていたという…。
カーボンフレームが主流になりつつあるときに、ナカガワサイクルワークスがハイブリッドのフレームをリリースし、評判が良かったので10年前にオーダーしました。その後、事故にあって廃車にしたので、サイズを少し変更してもう一度オーダーしてこないだ完成したところです。
流行り廃りがないスタイルで飽きのこないカッコよさがあるので、長く乗れるのも気に入ってます。
ハイブリッドフレームに乗った印象は?
ハイブリッドにあえて乗っている理由は、「乗り心地のよさ」です。フルカーボンにも乗ったことはありますが、自分には硬すぎな印象でした。ハイブリッドは”かかり”も良いです。このあたりの乗り味は、主にチェーンステーの長さで調整できるのがオーダーの利点です。今回は体力の衰えと、乗り方がのんびり系に変わったので以前より少し長めにしました。

一番感じるのは、まるで「後ろから押される」感覚があること。重量のあるクロモリだと味わえない感覚です。半分カーボンなので軽さと剛性としなやかさのバランスがバッチリ取れているおかげかなと。
ちなみに後ろの三角形を詰めるほど反応と掛かりは良くなります。
小さくすれば剛性を出せるからですね。
このへんの剛性感は好みもあるので、ビルダーさんと相談しながら設計していきます。 女性とか背の低い方でも、オーダーメイドすればぴったりのが出来上がりますよ。 650cにするとかもありですね。
このハイブリッドフレーム、競輪選手が買いに来ることもあります。ただし、競輪の試合では使えないので、あくまで練習用・競技会のバイクとして。
※道具で差がつくと公平性が確保できないのでNG
パーツやコンポーネントの構成
事故前のパーツをほぼそのまま移植する予定です。今は予算の問題で10速のコンポーネント&5本アームのクランクにしています。速さを求めてはおらず、快適に乗れればいいので、そこまでこだわってはいません。
今後、シマノ12速(R9200)がリリースされるようであれば導入を検討しようかな…無線方式のDi2が出るとかって噂もありますしね(笑)。周期的に2021年に来るんじゃないでしょうか。
好みのコンポーネントはシマノです。純粋に性能が高いと感じるから。
デザインとか趣ではカンパニョーロもアリですけど、私は機能重視なのでシマノ派です。
ハイブリッド以外にバイクは欲しいですか?
最新ロードバイクがほしいとはあまり思わないですね。クロモリでも各部のサイズや作り手によっては乗り味が凄く良いものがあるので。むしろ見た目的にこれ以上陳腐化しない安心感もありますし、ハイブリッドは特別感もあり所有感的にも満足できる部分があります。
車でたとえると、、、今のロードバイクは性能は素晴らしい。F1とかGTカーのように良すぎるくらい。でも、そのポテンシャルを引き出す足がないので、猫に小判です。
良いとこ取りのハイブリッドフレームで、更に自分の体力にマッチしたサイズでオーダーができるのがちょうどいい…と思ってます。
好きなサイクリングコース
普段は自宅からアクセスしやすい江戸川CRを走っていますが、学校OBと年に数回いろんなところを走っています。(特に決まったコースなし)過去には富士山一周や霞ケ浦一周、三浦半島一周、山手線一周など一周シリーズなどやってました。
個人的にやっている「日本縦断」チャレンジ
ここ数年は、分割で日本縦断に挑戦しています。一気に縦断したいけど、どうしても仕事の関係でそれは無理ですよね? なので回数をわけて達成しよう…というわけです。
手始めに「東京―大阪」をしました。いわゆるキャノンボール的なものです。GW等に500kmを4日かけて、4~5人の仲間で走りました。
観光を交えながらの、ゆっくりなツーリングです。新しい発見もあるし、レクリエーションの一つの形としてアリだと思ってます。
その後、「東京―仙台」と「仙台―青森」も達成しました。

2020年はコロナで中止でしたが、今年は大阪―小倉を予定しています。その後は九州、北海道を走って分割縦断を達成させるつもり。
ただ、遠征費用と移動時間の確保で苦労はしますが…(苦笑)。
日本縦断で苦労したこと
東海道の箱根峠越えはつらかった……。基本は1号線を走ったんですが、バイパスは自転車走行不可区間もあってやや不便でした。あとは岡崎あたりも、肉体的な疲弊で大変だった記憶があります。仙台~青森のとき選んだルートの道幅は広くなかったです。東海道のときよりも狭くて走りにくかった印象です。地方なので走りやすいかなと思っていたので、意外でした。
雪が多い場所はアスファルトが割れていることも多く、安全確保のために歩道を走らざるをえないこともありましたね。
注意したこととしては、「夜は走らない」です。シンプルに危険ですから。
朝早めに出発し、暗くなる前に目的地に着く。そして宴会を楽しむ、です(笑)。
数日かけての超ロングライド、メンタルは持ちますか?
一人だったらしないと思います。メンタルが持たないです。仲間と一緒だから続けられます。
会話するだけでも気が紛れますしね。

一人で練習するのはモチベーションを維持しにくいものです。高いモチベーションがないと一人でトレーニングは続けられません。自分を甘やかしてしまい、追い込めないものです。
それと同じで、ソロよりも複数のほうが気持ち的に走りやすいです。
自転車でグルメライドはしますか?
ラーメンが好きなので巡ることはあります。 埼玉の松伏町に宝蔵院というお寺があって、そこの休憩処「憩」に併設されているラーメン屋があります。寺カフェ 中華そば水加美 (ミズカミ)というんですが、昔ながらの中華そば。
※埼玉県北葛飾郡松伏町 築比地 537-3

江戸川のサイクリングのFacebookグループで紹介されていたのが知ったキッカケです。 営業日は不定期なので、事前確認されることをオススメします。
お寺で食べるラーメン!にぜひ行ってみたいです!
貴重なバイクを拝見させていただき、ありがとうございました~\(^o^)/ヽ(^o^)丿
【募集】取材させていただけませんか?
「自分が取材相手になってもいいよー」「俺(私)のバイクを見てほしい!」って方はこちらからご連絡ください。会いに行ける距離なら参りますし、遠方でしたら電話取材(小一時間ほど)させていただきたく。※愛車のお写真もご提供いただけると幸いですm(_ _)m
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