ESRさんから、電動ミニベロ『Venti』をお借りしてきました。

見るからにマッチョで、あきらかに雰囲気が普通じゃありません。いかにもアウトドアが似合いそうなルックスです。
1ヶ月ほど使わせていただいたので、レビューしてみようと思います。

フレームの中に、電動アシストユニットのバッテリーと電子制御装置を内臓しています。

Ventiにはすごく似合うので、(用途にもよるけど)付けることをおすすめしたい。

※後ろキャリアは標準装備で、前キャリアがオプションです
小径車にありがちな不安定さ、フラフラ感が皆無。平地はもちろん、下りもどっしり走ってくれて、安心感があります。ミニベロにありがちなふらつき感がないのは、極太タイヤと重厚感のあるフレームのおかげでしょうね。
段差は余裕で乗り越えていくので、ミニベロではなく「小振りなMTB」を走らせている感覚です。

見た目がゴツいため、ポタリングしているだけなのに「まるで軍用車で出動してる」ような雰囲気が出てしまいます。通り過ぎる男性たちからの「なんだ、あのバイク?」という視線を強く感じます(^^)
物々しいルックスだけに、好みはわかれるかもしれませんが、高校生時代に一時期サバゲーにハマっていた私には、ミリタリー感があって好きです。
私にはVenti のスタイルはグッと来るんですが、妻と娘にはマッチョ成分が過剰だったのか、ピンときていない様子でしたが…。
ガンガン使っても数年は問題ありません。

※こんなかんじで収まってます

※ちょっとした鈍器レベルの重さ
一回のフル充電で最大124kmの走行が可能です。ただ、アシストレベル1での平地実走行結果なので、理論上…と考えた方がいいでしょう。とはいえ、これはクラス最大級の数字です。
ふつうにアシストをかけて走っても、60~80km は行けると考えてOK。
トップチューブ前方のキャップを外せば、完成車状態でも充電OKだし、バッテリーを取り外せば自宅の中での充電も可能。鍵付きで盗難対策もバッチリです。昨今は、バッテリーだけ盗む事件もありますしね。
ACアダプターは大きめですが、サイクリングに持参するものではないので問題ないです。数日の旅であれば、キャリアに積んでしまうのもアリですね。

※バッテリーはロックで守られています(*^^*)
ほぼ3と4で事足ります。

5は(パワフルすぎて)使うシーンはなかったです。
あ、いや、ひとつありました。鎌倉の銭洗弁財天の坂が心臓破りの急坂で、ロードだと息も絶え絶えになるところが、5だとシッティングで口笛を吹きながら登れました。もちろん、息も上がりません。


※片手で写真を撮る余裕もあるほど(^^)
他にも鎌倉のいろんな坂を上り下りしましたけど、アシスト4で十分でしたね。

ひとつユニークな機能があって、「ディスプレイのUSB端子から、スマートフォンへの給電ができる」のです。つまり、出先でスマホの電池がピンチ!なとき、予備バッテリーとして使えるのです。これってすごくないですか??
ハンドルにスマホを取り付け、給電しながらナビモードで走るってこともできます。
ただし、アシスト走行距離を削ることになるので、ご利用は計画的に(笑)。
間違えようがないシンプルさ。

上から見るとこう。

V字型センタースタンドがあって、折りたたみ作業時に自転車を浮かせれば作業も楽です。
なお、折りたたみ時のサイズは、L 830 x W 480 x H 780 mmです。
8kgのロードバイク3台を、せーので持ち上げることを想像してください。きつそうでしょう?(笑)。

※パンダに積むとこんなサイズ感
ママチャリが16~19kgで、電動アシストママチャリは27~30kgなので、その間くらいです。キャリアを前後に付けると、ほぼ電動ママチャリと同じ重量です。
車体がゴツくて、タイヤも太いので、パンダのトランクには収まらず、後席をたたむ必要がありました。
車に気軽に積めると思わない方がいいですね。
折りたたまずにすむハイエースとか、軽バンなら、ぐっと楽にはなるでしょうが。
マンションの構造上、どうしても持ち上げないといけないってケースもあるかもですが、そうでないなら、重さが気になる瞬間はほぼないです。
ただ、理想は一軒家の屋根付きガレージですね。電源もあれば文句なしです。逆に一軒家で家の中で保管する場合、玄関で持ち上げなくちゃいけなくなるかな…という心配はあります。
とにかく、持ち上げる動作がきっついので、購入前にはバリアフリーな保管場所を確保しておくことをおすすめします。
↓

ローターがやや大きめというのもあるかも。

こんな自転車、見たことがないですね。用途で使い分けられるので、これは安心。
V字型センタースタンドは折りたたみ作業時に自転車を浮かせてくれるので、持ち上げなくてOKという機能もあります。なるほど、考えられているな〜。
鍵はバッテリーのと共通です。



マットがじつに似合ってます。
が、TernのVektron S10が¥443,300 (税込)!もするのと、Vektron N8でも¥350,900 (税込)なので、それと比べれば十分にお値打ちでしょう。
というか、相当頑張っていると思います。
まあ、すべてのEバイクの宿命ではあります。
部屋への持ち運び、車の積み下ろしはしんどいです(;´∀`)
部屋に持ち込んでも、折りたたもうという気持ちにはならず、展開した状態のまま保管しました。折りたたむのは…車に積むときだけでした。
あと、狭い場所での方向転換は「よっこいしょ」感があります。いったん降りて、サドルを「ふんっ」と持ち上げて…となります。
狭い路地を縦横無尽に走る…というかんじではないです。ま、自転車で180度方向転換なんて、そうそうないので大した問題ではないですが。
通勤通学、日常の足としてはもちろん、スーパーの買い出しで荷物が多めになっても大丈夫。適応身長は153 〜 188 cmなので、夫婦や家族間で共用してもいいですね。
アルミ製リアキャリアは、シートステーに6個のボルトで固定するタイプで、耐荷重は60kgも!すごい。フロントキャリアには、ペットと出かけられるバスケットも装着できます。

やっている人がいるかどうかはわからないですが、ソロキャンプもいいんじゃないでしょうか。ふつうのロードやクロスでキャンプ道具を積むと、重さでサイクリングが苦行になってしまうところが、Venti なら余裕のよっちゃん。
しかも、たくましいタイヤのお陰で、少々のグラベルも難なくこなせます。
ただし、車に積んでお出かけ…的な用途は向いてないかも。車高が低く、屋根も高いハイトワゴン車で、折りたたまずに持ち込めるってことであれば、車移動もいけるでしょう。
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見るからにマッチョで、あきらかに雰囲気が普通じゃありません。いかにもアウトドアが似合いそうなルックスです。
1ヶ月ほど使わせていただいたので、レビューしてみようと思います。
目次
- マッチョでパワフルなミニベロ、Venti
- 安定感がすごい
- バッテリー容量が頼もしい
- 5段階のアシストモード
- 折りたたみ方法は一般的なミニベロと同じ
- 車への積み下ろしはキツイ
- 保管場所が悩ましい
- 装備面にも触れておく
- Ventiのデメリット
- Ventiのおすすめ用途
マッチョでパワフルなミニベロ、Venti
Venti の特徴をまとめると、こんなかんじ。モーター
最大出力65N・mのトルクを誇る高出力モーター。
フレーム
ホリゾンタル・フレームで、すっきりと無駄のないソリッドなシルエット。フレームの中に、電動アシストユニットのバッテリーと電子制御装置を内臓しています。

タイヤ
406の20インチタイヤなんですが、「ちょいとしたMTB?」ってくらい太い(20 x 2.125)です。後付のキャリア
前にアルミ製キャリアを付けられます。(リアキャリアは標準装備)Ventiにはすごく似合うので、(用途にもよるけど)付けることをおすすめしたい。

※後ろキャリアは標準装備で、前キャリアがオプションです
安定感がすごい
走り出した瞬間に、”圧倒的な安定感の良さ”がわかりました。小径車にありがちな不安定さ、フラフラ感が皆無。平地はもちろん、下りもどっしり走ってくれて、安心感があります。ミニベロにありがちなふらつき感がないのは、極太タイヤと重厚感のあるフレームのおかげでしょうね。
段差は余裕で乗り越えていくので、ミニベロではなく「小振りなMTB」を走らせている感覚です。

見た目がゴツいため、ポタリングしているだけなのに「まるで軍用車で出動してる」ような雰囲気が出てしまいます。通り過ぎる男性たちからの「なんだ、あのバイク?」という視線を強く感じます(^^)
物々しいルックスだけに、好みはわかれるかもしれませんが、高校生時代に一時期サバゲーにハマっていた私には、ミリタリー感があって好きです。
私にはVenti のスタイルはグッと来るんですが、妻と娘にはマッチョ成分が過剰だったのか、ピンときていない様子でしたが…。
バッテリー容量が頼もしい
リチウムイオンバッテリーはフレーム内蔵なので、見た目はスッキリ。- 空~フルの充電時間は6 時間
- 交換目安は800 回程度
ガンガン使っても数年は問題ありません。

※こんなかんじで収まってます

※ちょっとした鈍器レベルの重さ
一回のフル充電で最大124kmの走行が可能です。ただ、アシストレベル1での平地実走行結果なので、理論上…と考えた方がいいでしょう。とはいえ、これはクラス最大級の数字です。
ふつうにアシストをかけて走っても、60~80km は行けると考えてOK。
トップチューブ前方のキャップを外せば、完成車状態でも充電OKだし、バッテリーを取り外せば自宅の中での充電も可能。鍵付きで盗難対策もバッチリです。昨今は、バッテリーだけ盗む事件もありますしね。
ACアダプターは大きめですが、サイクリングに持参するものではないので問題ないです。数日の旅であれば、キャリアに積んでしまうのもアリですね。

※バッテリーはロックで守られています(*^^*)
5段階のアシストモード
3で走るのがちょうどいい塩梅で、登坂時だけ4にすればOK。ほぼ3と4で事足ります。

5は(パワフルすぎて)使うシーンはなかったです。
あ、いや、ひとつありました。鎌倉の銭洗弁財天の坂が心臓破りの急坂で、ロードだと息も絶え絶えになるところが、5だとシッティングで口笛を吹きながら登れました。もちろん、息も上がりません。


※片手で写真を撮る余裕もあるほど(^^)
他にも鎌倉のいろんな坂を上り下りしましたけど、アシスト4で十分でしたね。

ひとつユニークな機能があって、「ディスプレイのUSB端子から、スマートフォンへの給電ができる」のです。つまり、出先でスマホの電池がピンチ!なとき、予備バッテリーとして使えるのです。これってすごくないですか??
ハンドルにスマホを取り付け、給電しながらナビモードで走るってこともできます。
ただし、アシスト走行距離を削ることになるので、ご利用は計画的に(笑)。
折りたたみ方法は一般的なミニベロと同じ
フレームを折る➔ハンドルポストを折る、以上!間違えようがないシンプルさ。

上から見るとこう。

V字型センタースタンドがあって、折りたたみ作業時に自転車を浮かせれば作業も楽です。
なお、折りたたみ時のサイズは、L 830 x W 480 x H 780 mmです。
車への積み下ろしはキツイ
本体重量は23.9 kg(※オプション前キャリアを除く)はなかなかの重さ……いや、かなりの重さです。積み下ろしは正直しんどいし、腰を痛めるのも怖いです。8kgのロードバイク3台を、せーので持ち上げることを想像してください。きつそうでしょう?(笑)。

※パンダに積むとこんなサイズ感
ママチャリが16~19kgで、電動アシストママチャリは27~30kgなので、その間くらいです。キャリアを前後に付けると、ほぼ電動ママチャリと同じ重量です。
車体がゴツくて、タイヤも太いので、パンダのトランクには収まらず、後席をたたむ必要がありました。
車に気軽に積めると思わない方がいいですね。
折りたたまずにすむハイエースとか、軽バンなら、ぐっと楽にはなるでしょうが。
保管場所が悩ましい
マンションでの出し入れですが、押して歩けばいいだけだし、エレベーターにも問題なく入るので問題はありません。マンションの構造上、どうしても持ち上げないといけないってケースもあるかもですが、そうでないなら、重さが気になる瞬間はほぼないです。
ただ、理想は一軒家の屋根付きガレージですね。電源もあれば文句なしです。逆に一軒家で家の中で保管する場合、玄関で持ち上げなくちゃいけなくなるかな…という心配はあります。
とにかく、持ち上げる動作がきっついので、購入前にはバリアフリーな保管場所を確保しておくことをおすすめします。
装備面にも触れておく
標準装備は以下の通り。↓
コンポーネント
SHIMANO製ACERA(外装8段変速カセット式)です。8速あれば十分でしょう。
ブレーキ
SHIMANO製の機械式ディスクブレーキ。TOURNEY TX(ローター径160㎜)なんですが、23.9 kgの車体を機械式ディスクブレーキで制御できる…?大丈夫?って心配になったものの、余裕でした。ローターがやや大きめというのもあるかも。
2種類のスタンド
重たい荷物を載せても安心のV字型センタースタンドがあります。それに加え、素早く操作可能なキックスタンドも。つまり、ダブルスタンドを完備してます。
こんな自転車、見たことがないですね。用途で使い分けられるので、これは安心。
V字型センタースタンドは折りたたみ作業時に自転車を浮かせてくれるので、持ち上げなくてOKという機能もあります。なるほど、考えられているな〜。
ロック
ママチャリでよく見る「リングロック」も標準装備です。鍵はバッテリーのと共通です。
ライト
LEDフロントライト(100lux)が標準装備。ここまで付けてくれるんだ?と驚き。
サドル
イタリアブランドSelle Royal 製の幅広サドルで、「取っ手付き」の珍しいタイプ。というか、初めて見ました。重量がある自転車用のサドルなのでしょう。持ち運び時に便利です。
フェンダー(泥除け)
前後輪に標準装備です。日常使いには欠かせないパーツです。
カラーバリエーション
アイボリー、アーミーグリーン、ブラックの3つで、全色のマット艶消しです。マットがじつに似合ってます。
価格
¥269,500(税込)と、けっしてお安くはないです。が、TernのVektron S10が¥443,300 (税込)!もするのと、Vektron N8でも¥350,900 (税込)なので、それと比べれば十分にお値打ちでしょう。
というか、相当頑張っていると思います。
Ventiのデメリット
重さ(23.9 kg)に尽きますかね。まあ、すべてのEバイクの宿命ではあります。
部屋への持ち運び、車の積み下ろしはしんどいです(;´∀`)
部屋に持ち込んでも、折りたたもうという気持ちにはならず、展開した状態のまま保管しました。折りたたむのは…車に積むときだけでした。
あと、狭い場所での方向転換は「よっこいしょ」感があります。いったん降りて、サドルを「ふんっ」と持ち上げて…となります。
狭い路地を縦横無尽に走る…というかんじではないです。ま、自転車で180度方向転換なんて、そうそうないので大した問題ではないですが。
Ventiのおすすめ用途
Ventiはマッチョで、頑丈で、バッテリーだけの持ちもよいので、日常生活とレジャー療法で使い倒してあげたいです。通勤通学、日常の足としてはもちろん、スーパーの買い出しで荷物が多めになっても大丈夫。適応身長は153 〜 188 cmなので、夫婦や家族間で共用してもいいですね。
アルミ製リアキャリアは、シートステーに6個のボルトで固定するタイプで、耐荷重は60kgも!すごい。フロントキャリアには、ペットと出かけられるバスケットも装着できます。

やっている人がいるかどうかはわからないですが、ソロキャンプもいいんじゃないでしょうか。ふつうのロードやクロスでキャンプ道具を積むと、重さでサイクリングが苦行になってしまうところが、Venti なら余裕のよっちゃん。
しかも、たくましいタイヤのお陰で、少々のグラベルも難なくこなせます。
ただし、車に積んでお出かけ…的な用途は向いてないかも。車高が低く、屋根も高いハイトワゴン車で、折りたたまずに持ち込めるってことであれば、車移動もいけるでしょう。
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コメント
コメント一覧 (4)
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cyclegadget
が
しました
良い点:アシスト力は十分です。
悪い点:①バッテリー容量の残量が18%位からアシスト力が檄減します。
Powerメーターで確認したところ100W無いです。これは100%充電時の
アシストレベル1にも及びません。
②スタート時のアシストが働く迄にタイムラグがあり、スムーズでありません。
cyclegadget
が
しました