ミニベロは、(フレーム形状にもよるが)ボトルケージからボトルが落下しやすいという宿命を持つ。ロードバイクにはない弱点だ。
「ボトルが落らた拾えばええやん」くらいに軽く考えていたんだけど、先日、知人ブロガーのKeiさんが「Tyrell FXで落車しました、今回はボトルをおとして自爆です」という記事で報告されていたのを読んで背筋が凍った。
なんと、落下したボトルを踏んでしまい、落車したとのこと。「そんなことがあるのか…」と怖くなった。大きな怪我はなかったのが不幸中の幸いだけど、一歩間違っていたら大事故になっていた。交通量の激しい幹線道路で起こっていたらと想像するだけで震えが止まらない。
というわけで、改めて我が身を振り返りつつ、注意点をまとめてみた。
とくに、水がフルに近い状態(つまり重い)で落下させることが多かったんだけど、気にもしたことはなかった。「落としたら拾えばいい。電子部品ではないので、傷がつくくらい屁でもない」と割り切っていたから。
※ボトルがほぼ水平なのがお分かりいただけるでしょうか
しかし、何かの拍子に後輪で踏んでしまうことがあるとは…。そんなこと、起きるわけがないって勝手に思い込んでいたけど、たしかにゼロではないよね。
2014年のジロ・デ・イタリアで新城選手は、他の選手が捨てたボトルが前輪に入り落車してしまう事故があった。右手薬指、小指に深い擦過傷、さらに尾てい骨を強打するケガを負ったそうだ。自分のボトルと他人のボトルの差はあれど、ボトルが原因で落車に繋がる可能性はおおいにあるということだね。改めて、自分も気をつけようと思った。
しかし問題はオクサマのボードウォークで、フレームはMuほどホリゾンタルではないものの、いかにもボトルがすっ飛んでいきそうな浅い角度だ。オクサマのためにキャメルバックのポディウムチルを買ってあげた翌日、彼女はさくっと落下させて、あまつさえ落下させたことに気付かず、休憩所に着いてようやく「ボトルがない!」って慌てはじめた。
走っていたのは荒川のサイクリングロード。「落下させたら音と衝撃で気づくやろ」…と思ったんだが、彼女は「いつどこで落としたのか検討もつかぬ…><」って釈明。
来た道を何キロも引き返して探索したが、見つけらなかった。転がって草むらに紛れ込んでいるかもとバイクを降りては何箇所かでガサガサしてみたけどダメだった。けっこうお高かったボトルが新品のままロストである。
これに懲りた我々は、ボードウォークに取り付けるボトルは「500円のやっすいボトルのみ!」と決めて現在に至る。あと、落下防止のためにケージをグイグイに曲げておいた。ボトルんぼ抜き差しはやりにくいが、落下させないための工夫である。
よって個人的なオススメはサドルケージ。「えー、ミニベロにつけるのかっこ悪くない?」、「似合わないんじゃ」って思うかもしれないし、実際にやっている人はかなり少ない。
以前はMu で1本挿せるタイプのケージを使っていたんだけど、1本だけだとツール缶の場所がないので、2本タイプを選んだ。サドルケージのほうが稀少でルックスも何気にイケるって思っているんですが、いかがでしょうか。
※これはこれでカッコいいと思う
ボトルを目視できないことによる給水のしにくさも最初の1週間だけ。「お尻のこの辺にケージがあるな…」ってかんじで、じきに見ずともボトルの出し入れはできるようになる。ボトルをつかむために前傾姿勢になる必要もなく、走りながらの給水には意外に向いているのでは?っと思うほどだ。
落下の可能性も(ゼロではないが)圧倒的に低い。ミニベロでガンガンにツーリングに行くとか、ダウンヒルもするって方にはオススメである。
CSIは折りたたみ式ではないので、ロードバイクのように両輪を外して輪行袋に入れる必要がある。ロードバイクの輪行って、バイクをリアディレイラー部分に取り付けたエンド金具とサドルの後ろの2点で自立させるのだが、ケージがガッツリと干渉してしまうのだ。
※ハンドルを上に向けて自立させられない…
車載であれば、ひっくり返してリアシートに載せるだけなのでサドルとハンドルで自立させるので問題はない。(ボトルとツール缶は引っこ抜かねばならないが) 「あぁ、やはり折りたためるって、輪行においては最強に強いな」ってしみじみ感じているところである。
ということで、あちらが立てばこちらが立たずな悩ましい状況は続くが、皆様におかれましては「それぞれの用途」でもってどこにボトルを取り付けるかを決めていただきたい。
「ボトルが落らた拾えばええやん」くらいに軽く考えていたんだけど、先日、知人ブロガーのKeiさんが「Tyrell FXで落車しました、今回はボトルをおとして自爆です」という記事で報告されていたのを読んで背筋が凍った。
なんと、落下したボトルを踏んでしまい、落車したとのこと。「そんなことがあるのか…」と怖くなった。大きな怪我はなかったのが不幸中の幸いだけど、一歩間違っていたら大事故になっていた。交通量の激しい幹線道路で起こっていたらと想像するだけで震えが止まらない。
というわけで、改めて我が身を振り返りつつ、注意点をまとめてみた。
ダホンのMuでボトル落下させたことは数知れず
自分がダホンのMu に乗っていた頃、年に数回くらいの頻度でボトルを落とすことはあった。フレームがほぼ水平なので、ブレーキングの際にすっぽ抜けやすいのだ。とくに、水がフルに近い状態(つまり重い)で落下させることが多かったんだけど、気にもしたことはなかった。「落としたら拾えばいい。電子部品ではないので、傷がつくくらい屁でもない」と割り切っていたから。
※ボトルがほぼ水平なのがお分かりいただけるでしょうか
しかし、何かの拍子に後輪で踏んでしまうことがあるとは…。そんなこと、起きるわけがないって勝手に思い込んでいたけど、たしかにゼロではないよね。
2014年のジロ・デ・イタリアで新城選手は、他の選手が捨てたボトルが前輪に入り落車してしまう事故があった。右手薬指、小指に深い擦過傷、さらに尾てい骨を強打するケガを負ったそうだ。自分のボトルと他人のボトルの差はあれど、ボトルが原因で落車に繋がる可能性はおおいにあるということだね。改めて、自分も気をつけようと思った。
オクサマはキャメルバックを紛失した
今の愛車、タイレル(Tyrell)のCSI では、フレームにボトルが装着できない問題があるので、ボトルはサドルに装着させている。「MINOURA(ミノウラ) SBH-300 ボトルケージ ホルダー」を使い、ケージを2個取り付けてあるので、水とツール缶を挿せるようになっている。走行中に給水しにくいデメリットはあるが、落下の心配はほぼゼロ。しかし問題はオクサマのボードウォークで、フレームはMuほどホリゾンタルではないものの、いかにもボトルがすっ飛んでいきそうな浅い角度だ。オクサマのためにキャメルバックのポディウムチルを買ってあげた翌日、彼女はさくっと落下させて、あまつさえ落下させたことに気付かず、休憩所に着いてようやく「ボトルがない!」って慌てはじめた。
走っていたのは荒川のサイクリングロード。「落下させたら音と衝撃で気づくやろ」…と思ったんだが、彼女は「いつどこで落としたのか検討もつかぬ…><」って釈明。
来た道を何キロも引き返して探索したが、見つけらなかった。転がって草むらに紛れ込んでいるかもとバイクを降りては何箇所かでガサガサしてみたけどダメだった。けっこうお高かったボトルが新品のままロストである。
これに懲りた我々は、ボードウォークに取り付けるボトルは「500円のやっすいボトルのみ!」と決めて現在に至る。あと、落下防止のためにケージをグイグイに曲げておいた。ボトルんぼ抜き差しはやりにくいが、落下させないための工夫である。
サドルにボトルを取り付けるのはオススメ
ケージをギッチギチにキツ目に曲げてからは一度もボトルは落下させていない。とりあえず効果はあるようだ。とはいえ、根本的な対策ではないし、再発の恐れもある。 下り坂で落としたら大事故になりかねないし、仮に後輪で踏まなくとも、「ギャアァ、なんか落としたぁぁ」って慌てて自爆しちゃう可能性もある。よって個人的なオススメはサドルケージ。「えー、ミニベロにつけるのかっこ悪くない?」、「似合わないんじゃ」って思うかもしれないし、実際にやっている人はかなり少ない。
以前はMu で1本挿せるタイプのケージを使っていたんだけど、1本だけだとツール缶の場所がないので、2本タイプを選んだ。サドルケージのほうが稀少でルックスも何気にイケるって思っているんですが、いかがでしょうか。
※これはこれでカッコいいと思う
ボトルを目視できないことによる給水のしにくさも最初の1週間だけ。「お尻のこの辺にケージがあるな…」ってかんじで、じきに見ずともボトルの出し入れはできるようになる。ボトルをつかむために前傾姿勢になる必要もなく、走りながらの給水には意外に向いているのでは?っと思うほどだ。
落下の可能性も(ゼロではないが)圧倒的に低い。ミニベロでガンガンにツーリングに行くとか、ダウンヒルもするって方にはオススメである。
弱点は輪行できないこと
ただ、弱点がひとつあって、なんと輪行ができない!CSIは折りたたみ式ではないので、ロードバイクのように両輪を外して輪行袋に入れる必要がある。ロードバイクの輪行って、バイクをリアディレイラー部分に取り付けたエンド金具とサドルの後ろの2点で自立させるのだが、ケージがガッツリと干渉してしまうのだ。
※ハンドルを上に向けて自立させられない…
車載であれば、ひっくり返してリアシートに載せるだけなのでサドルとハンドルで自立させるので問題はない。(ボトルとツール缶は引っこ抜かねばならないが) 「あぁ、やはり折りたためるって、輪行においては最強に強いな」ってしみじみ感じているところである。
ということで、あちらが立てばこちらが立たずな悩ましい状況は続くが、皆様におかれましては「それぞれの用途」でもってどこにボトルを取り付けるかを決めていただきたい。
コメント
コメント一覧 (5)
ミノウラのBH-100-M ボトルケージホルダ を使ってBD-1のOEMビアンキ・フレッタでハンドルにボトルゲージ付けてます。
http://www.minoura.jp/japan/cage-j/bh100m-j.html
モンキチさんが言っているのはKABUTOのPC-2ですね。使ってました。
こいつなら横でも落ちることはないと思います。ただ、Volvicとかつかないのがあります。
これに100円ローソンで売っていたボトルキャップを使うと、ペットボトルで自転車ボトルと同じ使い勝手でカジュアル派には便利です。
http://www.ogkkabuto.co.jp/bicycle/products/accessory/bottlecage/pc-2.html
これまで意識もしてなかったのですが、自分が落としたのを後輪で踏んでしまう危険性はありますね。
、あるいは前走車が落としてそれに乗りあげるという危険性は確かにありますね。
なるほど、設置場所を検討してみるのもありですね・・・。
あと、空のボトルは差しそこねて落としやすいってご指摘、そのとおりだと思いました。私も落としかけたことが何度かあったことを思い出しました。