「テレワーク歴10年の私が実践する絶対に集中力を切らさない作業方法」というツイートが話題になってました。
あ~~~!分かる!とくに2番の「自分でBGMを選ばない」ってのは激しく同意。
自分のプレイリストって、お気に入り曲ばかりなので、ついつい聞き入る→曲に意識が向かう→仕事への集中を欠く…ってなりがち。
テンションを上げたいときはマイリストはOKなんですが、仕事中はほどほどに好みの曲か、嫌じゃない曲を延々と流している方がベター。
私のお気に入りは「Accuradio かアマゾンミュージックの特定ジャンルを流す」です。

70、80、90年代のロック、ポップス、AORあたりが好き。
自分で曲を選ばなくても、勝手に選曲してくれるので考えなくてよいのがラク。
ビンゴ!な曲じゃないけど、嫌じゃなく、聞き流せる…くらいの塩梅の曲ってのがミソ。 仕事中はずっとこれでやってます。私はこれだと集中力が切れにくいです。
んで、本題に入りますと、サイクリングコースを考えるときも「考えないスタイル」という逆説的なアプローチをとることで意外にうまくいく…というお話です。
これはもう避けようがありません。
私は、しまなみ海道近くに住んでいる人を羨ましく思いますが、現地にいる人からすれば「たまには違う場所を走りたい」って思っているでしょうしね。
私の場合、走るエリアは大きく6つ。

どこも素敵な場所なんですが、とはいえ1年も鎌倉に住んでいると、さすがに慣れてくるというか、走るコースがテンプレ化してきます。
コースで悩まなくて済む状況を作るには、「行きたい場所」を常にためておく
これに尽きると思いました。
以前にも、下記記事で「駅のラックにかかっている地元お出かけ散歩マップ」を活用するって方法を紹介しました。
◇ ロードバイクに「〇〇巡り」を組み合わせるとサイクリングが10倍楽しくなる
地元お出かけ散歩マップも便利なんですが、これもどっかで限界が来ます。
そこで、半径を拡張していきます。
たとえば、小田原市は我が家から片道40km で軽くサイクリングしてくるにはちょうどいい距離。ただ、小田原城以外に見どころもないし・・・ということで5回目以降はモチベーションが下がってきました。
◇ 小田原市公式サイトの観光情報
◇ 小田原市観光協会
↑
市町村の情報チェックはマスト
◇ 歴史好きにはたまらない! 小田原で外せない歴史スポット 10選
◇ 小田原市の観光スポット(じゃらん)
↑
こういうキュレーションサイトは定番情報の宝庫。
資料館、博物館、なんたらミュージアム、歴史館、○○跡…などが見つかるでしょう。上記サイトで見つけられる情報はかなりかぶりますが、この中から気になるものをピックアップしておくのがまずひとつ。
「地名 × 戦国時代」
「地名 × 江戸時代」
「地名 × 幕末」
「地名 × 明治時代」
等の組み合わせで、時代ごとの歴史情報をググる…というのをよくやります。
たとえば、小田原城公式サイトで歴代当主五人の「北条五代」を掘り下げるだけでも、かなり興味深いです。
北条早雲(初代):明応4年(1495)に伊豆韮山から小田原城に入った
↓
北条氏綱(二代目):関東支配の礎を築いた
↓
北条氏康(三代目):城下町の形態が整い、小田原は関東における政治、経済、産業、文化の中心として繁栄した
↓
北条氏政(四代)と氏直(五代):豊臣秀吉軍の攻撃に備えて町全体を取り囲む巨大な総構を築くも、天正18年(1590)、約18万の大軍に小田原を包囲され、約100日に及ぶ籠城戦の後、小田原城を開城し、北条氏は滅亡
で、それぞれの人名で調べていくと、その人縁の地とか墓所が見つかります。
もともと北条早雲がいた伊豆の韮山町はこのへん。

箱根峠を越えてやってきたことがわかります。
そういえば、韮山町には、世界遺産の韮山反射炉もあったりします。
1853年(嘉永6年)の黒船来航を受けて江戸幕府が築造したので、北条早雲の時代とは350年ほどの開きがあります。時代はぜんぜん違いますが、「北条早雲ついでに反射炉も見物しようか」といった具合に、新たな目的地が数珠つなぎに生まれます。

小田原市に戻りますと、JR小田原駅東口からすぐの「おしゃれ横丁」は昭和っぽいレトロな小径があって、北条家の四代当主の北条氏政・氏照の墓所があります。

小田原城が落城したとき、氏政と氏照は自刃し、その墓所は放置されていたそうですが、関東大震災後に地元の有志によって復興されました。


めっちゃこじんまりしてて、ちょっと高い場所にあるので、注意していないと見落とすほど。
小田原だと、小田原藩の縁の地に足を運ぶのもよさげですね。
明治初期の旧版地形図と現代のそれを重ね合わせ、「今は面影はないけれど、ここがかつて○○だった場所か…」という趣に浸るのも楽しいかも。
下記の小田原城天守閣館長へのインタビュー記事も実に興味深いです。
小田原城に行く前に一読すると、味わい深さが増します。
↓
◇ 小田原の街そのものが城だった!? 戦国時代に始まる小田原の歴史ロマンを体感する
いや~~~、歴史とロードバイクって、とても相性が良いですね。
こんな具合に「興味の取っ掛かり」をゆっくり掘り下げると、けっしてメジャーではないけれども、自分にとっては興味津々な場所が見つかります。
……と、ここまでがよくあるパターン。
さらに踏み込んで、時代ごとの衣食住、日常生活のしきたり、習わし、風習といった風俗考証とか民俗学の世界に足を踏み入れるのはいかがでしょう。
サラリーマンを辞めてフリーライターになった丹治さんという方が運営する、マイナーなスポットからメジャーなスポットまで、学び要素を入れて読者の視野を広げるサイト。
全てご自身が足を運んで現地取材しているので、中身がとにかく濃い!濃すぎる…!
管理人さんの自己紹介動画 ↓
YouTubeチャンネルも運営されています。
百聞は一見にしかずなので、とりあえず1記事だけ読んでみてください。
一気に引き込まれること請け合いです。
たとえば小田原で探すと、こんな記事が見つかります。
↓
◇ 文久二年創業の料亭「清風楼」に残る小田原花柳界の繁栄!
◇ かつての花街に残る小田原の老舗料亭「柏又」を訪問!
◇ 小田原花柳界の栄枯盛衰を調査すべく宮小路の花街跡へ!
◇ 【創業86年】小田原に残る唯一の銭湯「中嶋湯」を取材した!
◇ 小田原の元連れ込み旅館「Tipy records inn」が最高の宿だった!
このブログで知らなければ、生涯足を運ぶことなどなかったはずの場所に、わざわざ行く理由が生まれます。

これで次回、小田原に訪れるとき、「老舗料亭の柏又で食事して、中嶋湯でひと風呂浴びて帰る」というプランが出来上がりました。
あ、ただし、こういうサイクリングはソロが向いてます。
興味ない人を連れ回すのはさすがに忍びないので、一人で走るときに限っています。
3ステップで出来ます。

※「保存」をタップ

※「行ってみたい」をタップ

※これでOK
こうしておけば忘れることもなく、何かの拍子で近くを通りがかったときに「そういえば、いつか行きたいと思ってたんだった!ラッキー!」と立ち寄れます。
このように「いつか行きたい場所がたくさんある」と、サイクリングへのモチベーションが枯渇しません。プチ旅行気分も味わいつつ、見聞も広がるので一石二鳥。ぜひ、お試しください。
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★You Tubeチャンネルもやってます
テレワーク歴10年の私が実践する絶対に集中力を切らさない作業方法 pic.twitter.com/McoOr9bqMB
— ちばしげ/イラストレーター (@shigenowi) January 25, 2021
あ~~~!分かる!とくに2番の「自分でBGMを選ばない」ってのは激しく同意。
自分のプレイリストって、お気に入り曲ばかりなので、ついつい聞き入る→曲に意識が向かう→仕事への集中を欠く…ってなりがち。
テンションを上げたいときはマイリストはOKなんですが、仕事中はほどほどに好みの曲か、嫌じゃない曲を延々と流している方がベター。
私のお気に入りは「Accuradio かアマゾンミュージックの特定ジャンルを流す」です。

70、80、90年代のロック、ポップス、AORあたりが好き。
自分で曲を選ばなくても、勝手に選曲してくれるので考えなくてよいのがラク。
ビンゴ!な曲じゃないけど、嫌じゃなく、聞き流せる…くらいの塩梅の曲ってのがミソ。 仕事中はずっとこれでやってます。私はこれだと集中力が切れにくいです。
んで、本題に入りますと、サイクリングコースを考えるときも「考えないスタイル」という逆説的なアプローチをとることで意外にうまくいく…というお話です。
目次
- サイクリングのたびに「どこ走ろうかな」って悩むのがストレス
- サイクリング習慣化のカギ=常時行きたい場所をたくさん持つ
- 観光情報の検索は基本中の基本
- 定番観光地に飽き足らなくなったら、歴史を掘り下げる
- 【ややマニアック】アングラな歴史を探りに行く
- Google Map に登録しておく
サイクリングのたびに「どこ走ろうかな」って悩むのがストレス
誰しも地元周辺を走るわけなので、どこに住んでいてもマンネリになります。これはもう避けようがありません。
私は、しまなみ海道近くに住んでいる人を羨ましく思いますが、現地にいる人からすれば「たまには違う場所を走りたい」って思っているでしょうしね。
私の場合、走るエリアは大きく6つ。
- 横浜中心地
- 三浦半島
- 鎌倉~湘南エリア
- 小田原
- 箱根
- 相模原エリア

どこも素敵な場所なんですが、とはいえ1年も鎌倉に住んでいると、さすがに慣れてくるというか、走るコースがテンプレ化してきます。
サイクリング習慣化のカギ=常時行きたい場所をたくさん持つ
冒頭で紹介したツイートは「集中力を切らさない方法の紹介」だったのを、自分なりに応用し、「サイクリングのモチベーションを切らさない方法」に置き換えてみると…。コースで悩まなくて済む状況を作るには、「行きたい場所」を常にためておく
これに尽きると思いました。
以前にも、下記記事で「駅のラックにかかっている地元お出かけ散歩マップ」を活用するって方法を紹介しました。
◇ ロードバイクに「〇〇巡り」を組み合わせるとサイクリングが10倍楽しくなる
地元お出かけ散歩マップも便利なんですが、これもどっかで限界が来ます。
そこで、半径を拡張していきます。
たとえば、小田原市は我が家から片道40km で軽くサイクリングしてくるにはちょうどいい距離。ただ、小田原城以外に見どころもないし・・・ということで5回目以降はモチベーションが下がってきました。
観光情報の検索は基本中の基本
そこで、小田原市内で訪れる場所を探しました。「小田原市 観光情報」で検索すると観光情報、穴場情報はわんさか見つかります。◇ 小田原市公式サイトの観光情報
◇ 小田原市観光協会
↑
市町村の情報チェックはマスト
◇ 歴史好きにはたまらない! 小田原で外せない歴史スポット 10選
◇ 小田原市の観光スポット(じゃらん)
↑
こういうキュレーションサイトは定番情報の宝庫。
資料館、博物館、なんたらミュージアム、歴史館、○○跡…などが見つかるでしょう。上記サイトで見つけられる情報はかなりかぶりますが、この中から気になるものをピックアップしておくのがまずひとつ。
定番観光地に飽き足らなくなったら、歴史を掘り下げる
私が好きなのは、観光ガイドで紹介されていないプチマニアックなスポットを探す、です。「地名 × 戦国時代」
「地名 × 江戸時代」
「地名 × 幕末」
「地名 × 明治時代」
等の組み合わせで、時代ごとの歴史情報をググる…というのをよくやります。
たとえば、小田原城公式サイトで歴代当主五人の「北条五代」を掘り下げるだけでも、かなり興味深いです。
北条早雲(初代):明応4年(1495)に伊豆韮山から小田原城に入った
↓
北条氏綱(二代目):関東支配の礎を築いた
↓
北条氏康(三代目):城下町の形態が整い、小田原は関東における政治、経済、産業、文化の中心として繁栄した
↓
北条氏政(四代)と氏直(五代):豊臣秀吉軍の攻撃に備えて町全体を取り囲む巨大な総構を築くも、天正18年(1590)、約18万の大軍に小田原を包囲され、約100日に及ぶ籠城戦の後、小田原城を開城し、北条氏は滅亡
で、それぞれの人名で調べていくと、その人縁の地とか墓所が見つかります。
もともと北条早雲がいた伊豆の韮山町はこのへん。

箱根峠を越えてやってきたことがわかります。
そういえば、韮山町には、世界遺産の韮山反射炉もあったりします。
1853年(嘉永6年)の黒船来航を受けて江戸幕府が築造したので、北条早雲の時代とは350年ほどの開きがあります。時代はぜんぜん違いますが、「北条早雲ついでに反射炉も見物しようか」といった具合に、新たな目的地が数珠つなぎに生まれます。

小田原市に戻りますと、JR小田原駅東口からすぐの「おしゃれ横丁」は昭和っぽいレトロな小径があって、北条家の四代当主の北条氏政・氏照の墓所があります。

小田原城が落城したとき、氏政と氏照は自刃し、その墓所は放置されていたそうですが、関東大震災後に地元の有志によって復興されました。


めっちゃこじんまりしてて、ちょっと高い場所にあるので、注意していないと見落とすほど。
小田原だと、小田原藩の縁の地に足を運ぶのもよさげですね。
明治初期の旧版地形図と現代のそれを重ね合わせ、「今は面影はないけれど、ここがかつて○○だった場所か…」という趣に浸るのも楽しいかも。
下記の小田原城天守閣館長へのインタビュー記事も実に興味深いです。
小田原城に行く前に一読すると、味わい深さが増します。
↓
◇ 小田原の街そのものが城だった!? 戦国時代に始まる小田原の歴史ロマンを体感する
いや~~~、歴史とロードバイクって、とても相性が良いですね。
こんな具合に「興味の取っ掛かり」をゆっくり掘り下げると、けっしてメジャーではないけれども、自分にとっては興味津々な場所が見つかります。
……と、ここまでがよくあるパターン。
さらに踏み込んで、時代ごとの衣食住、日常生活のしきたり、習わし、風習といった風俗考証とか民俗学の世界に足を踏み入れるのはいかがでしょう。
【ややマニアック】アングラな歴史を探りに行く
個人的にファンの、『知の冒険』というブログがあります。サラリーマンを辞めてフリーライターになった丹治さんという方が運営する、マイナーなスポットからメジャーなスポットまで、学び要素を入れて読者の視野を広げるサイト。
全てご自身が足を運んで現地取材しているので、中身がとにかく濃い!濃すぎる…!
管理人さんの自己紹介動画 ↓
YouTubeチャンネルも運営されています。
百聞は一見にしかずなので、とりあえず1記事だけ読んでみてください。
一気に引き込まれること請け合いです。
たとえば小田原で探すと、こんな記事が見つかります。
↓
◇ 文久二年創業の料亭「清風楼」に残る小田原花柳界の繁栄!
◇ かつての花街に残る小田原の老舗料亭「柏又」を訪問!
◇ 小田原花柳界の栄枯盛衰を調査すべく宮小路の花街跡へ!
◇ 【創業86年】小田原に残る唯一の銭湯「中嶋湯」を取材した!
◇ 小田原の元連れ込み旅館「Tipy records inn」が最高の宿だった!
このブログで知らなければ、生涯足を運ぶことなどなかったはずの場所に、わざわざ行く理由が生まれます。

これで次回、小田原に訪れるとき、「老舗料亭の柏又で食事して、中嶋湯でひと風呂浴びて帰る」というプランが出来上がりました。
あ、ただし、こういうサイクリングはソロが向いてます。
興味ない人を連れ回すのはさすがに忍びないので、一人で走るときに限っています。
Google Map に登録しておく
このようにして集めたスポットは、Google Mapに登録しておきましょう。3ステップで出来ます。

※「保存」をタップ

※「行ってみたい」をタップ

※これでOK
こうしておけば忘れることもなく、何かの拍子で近くを通りがかったときに「そういえば、いつか行きたいと思ってたんだった!ラッキー!」と立ち寄れます。
このように「いつか行きたい場所がたくさんある」と、サイクリングへのモチベーションが枯渇しません。プチ旅行気分も味わいつつ、見聞も広がるので一石二鳥。ぜひ、お試しください。
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★You Tubeチャンネルもやってます

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