ロードバイクにかぎらず、自転車に乗るときに皆様は
ヘルメットを装着されているだろうか?
スピードの出るロードバイクをノーヘルで乗る行為は、自分には恐ろしすぎてできない。事故って頭部に衝撃を受けたときのことを考えると、ヘルメットはマストアイテム。車でいうシートベルトと同義である。

サイクリスト仲間で事故った方々は何人も知っていて、「ヘルメットがグシャリと潰れた…。被ってなかったら死んでたかも」という知人もいるし、「ノーヘルで落車して軽く頭をぶつけた。脳をCTスキャンで撮影して何事もなかったけど、一歩間違ってたら障害が残ったかも…」という友人もいる。
法律上ヘルメットの装着義務はないものの、ルールの有無に関係なく、自分の身は自分で守りたいものだ。
さて、Global Cycling Network にロードバイクのヘルメットの安全性について有益な解説動画があったので、翻訳してご紹介しよう。
Cycle Helmet Safety Standards Explained
まず最初に断っておくと、「高価なヘルメット=安全性が高い」ではない。値段と安全性は比例しない。自動車の世界だと、高価な車のほうが安全装備が充実していることはあるけど、自転車のヘルメットは大丈夫。ちゃんと試験をパスしているヘルメットであれば、どれを買っても安全性は確保される。
高いヘルメットは、安全性を犠牲にせずにベンチレーションの穴を多めに開けたり、軽量化したり、デザインがかっこよかったりするだけ。

※自分が愛用しているのは、スペシャライズドのPrevail(プリベイル)。ベンチレーションが多く、すごく涼しい

があって、それぞれ微妙に異なる。いぜれにせよ、メーカーは規格にマッチするようにヘルメットを必要に応じて改良していくのだが、たいていは頭が直に触れる内側の発泡スチロール材の密度。
メーカーはテスト事業者に同一タイプのヘルメットを複数個提供し、さまざまな状況でのインパクトテストに課せられる。 衝撃センサーが内蔵された人工頭部にヘルメットをかぶせ、1.2メートルと1.85メートルの2パターンの高さから平な金属板に落下させる。それも、ただ真っ逆さまに落とすだけでなく、複数の角度をつけてテストされる。

※金属球に叩きつけます
さらに、平らな面への落下だけだと真の意味での安全性はわからないので、エッジの尖った金属台にも落下させる。このときの衝撃が、250~300Gを超えたらテスト不合格になる。 国の規格によって数値は多少変化し、ヨーロッパとオーストラリアは250G以下、米国は300G以下であることが条件だ。

※(衝撃で)後頭部が持ち上がっても外れないか?のテスト
ヘルメットに十分な強度があっても、クラッシュ時のGに耐えられず、斜めにずれてしまうようでは意味が無いからだ。ヘルメットテストは外側のシェルだけでなく、ストラップの強度と性能も対象になるというわけ。
動画内で、突然に日本特有のテスト手法が登場するのだが、「日本にはヘアオイルテストというものがあって、それは日本にしかないものだ」と紹介が入る。 24時間、ヘアオイルにヘルメットを浸してからテストをするらしい。これにどういう意味があるのかわからないし、とくに解説もなかったが、それだけ日本は慎重にテストしているといえる(と思う)。

※ヘルメットって、手作業の生産工程がけっこうあるらしい
ただ、それ以前に大事なことは、ヘルメットが自分の頭にキレイにフィットするかどうか。いくら高性能なヘルメットであろうが、フィットしていなければ意味は薄い。よって、ヘルメット購入前は試着することをオススメする。

カッコいいな~って思って被ってみても、細すぎてコメカミが痛んだり、Lなのに頭に入らず、それ以上のサイズは生産されていなかったり……ということはよくある。大きさも形も千差万別なので、とにもかくにも装着して確かめること。 自分は昨年春からスペシャライズドの「Prevail(プリベイル)」を愛用している。
>> スペシャライズドの公式サイトはこちら

日本人の頭の形をテストして、日本人に合うように設計されているとのことで、(自分には)ものすごくフィットする。しかもむちゃくちゃ軽い。さすが、三大ツールのトッププロが使うだけある。

※デザインの好みは分かれるけど、手にとったときの周囲の反応は常に「か、軽い!!」で共通している
さらに、このスペシャライズドのブログ記事はオススメ。自分もこの記事を読んで、「Prevail にしよう!」って決心したくらいなので。
↓
「ヘルメットの選び方 :松田さん、トッププロがPREVAIL を使う理由ってなんですか?」
というわけで、ロードバイクに乗る方は問答無用で、そうでない方も
ヘルメットはしたほうがいいよってお話しでした。ヘルメットメーカーは陰でいろんな企業努力をして、サイクリストの安全性を確保してくれているってことに感謝したい。
スピードの出るロードバイクをノーヘルで乗る行為は、自分には恐ろしすぎてできない。事故って頭部に衝撃を受けたときのことを考えると、ヘルメットはマストアイテム。車でいうシートベルトと同義である。

サイクリスト仲間で事故った方々は何人も知っていて、「ヘルメットがグシャリと潰れた…。被ってなかったら死んでたかも」という知人もいるし、「ノーヘルで落車して軽く頭をぶつけた。脳をCTスキャンで撮影して何事もなかったけど、一歩間違ってたら障害が残ったかも…」という友人もいる。
法律上ヘルメットの装着義務はないものの、ルールの有無に関係なく、自分の身は自分で守りたいものだ。
さて、Global Cycling Network にロードバイクのヘルメットの安全性について有益な解説動画があったので、翻訳してご紹介しよう。
Cycle Helmet Safety Standards Explained
まず最初に断っておくと、「高価なヘルメット=安全性が高い」ではない。値段と安全性は比例しない。自動車の世界だと、高価な車のほうが安全装備が充実していることはあるけど、自転車のヘルメットは大丈夫。ちゃんと試験をパスしているヘルメットであれば、どれを買っても安全性は確保される。
高いヘルメットは、安全性を犠牲にせずにベンチレーションの穴を多めに開けたり、軽量化したり、デザインがかっこよかったりするだけ。

※自分が愛用しているのは、スペシャライズドのPrevail(プリベイル)。ベンチレーションが多く、すごく涼しい
自転車ヘルメットの規格は大きく3タイプ
- 米国
- ヨーロッパ
- オーストラリア

があって、それぞれ微妙に異なる。いぜれにせよ、メーカーは規格にマッチするようにヘルメットを必要に応じて改良していくのだが、たいていは頭が直に触れる内側の発泡スチロール材の密度。
メーカーはテスト事業者に同一タイプのヘルメットを複数個提供し、さまざまな状況でのインパクトテストに課せられる。 衝撃センサーが内蔵された人工頭部にヘルメットをかぶせ、1.2メートルと1.85メートルの2パターンの高さから平な金属板に落下させる。それも、ただ真っ逆さまに落とすだけでなく、複数の角度をつけてテストされる。

※金属球に叩きつけます
さらに、平らな面への落下だけだと真の意味での安全性はわからないので、エッジの尖った金属台にも落下させる。このときの衝撃が、250~300Gを超えたらテスト不合格になる。 国の規格によって数値は多少変化し、ヨーロッパとオーストラリアは250G以下、米国は300G以下であることが条件だ。
衝撃テストに加え、しっかり装着できるかのテストも
これまたセンサー付きの頭部にヘルメットをかぶらせ、しっかりストラップを顎に通した状態で、前方から強い力で引っ張る。このとき、ヘルメットがずれずにしっかりと頭部に装着されているかをテストするというもの。
※(衝撃で)後頭部が持ち上がっても外れないか?のテスト
ヘルメットに十分な強度があっても、クラッシュ時のGに耐えられず、斜めにずれてしまうようでは意味が無いからだ。ヘルメットテストは外側のシェルだけでなく、ストラップの強度と性能も対象になるというわけ。
動画内で、突然に日本特有のテスト手法が登場するのだが、「日本にはヘアオイルテストというものがあって、それは日本にしかないものだ」と紹介が入る。 24時間、ヘアオイルにヘルメットを浸してからテストをするらしい。これにどういう意味があるのかわからないし、とくに解説もなかったが、それだけ日本は慎重にテストしているといえる(と思う)。
テスト環境の気温と湿度も決められている
なお、気温は17~23℃、湿度は25~75%でなければならないと決まっている。さらに、マイナス20度と50度というエクストリームな状況下でもテストするようにと規定されている。都合、3つの状況下で同様のテストが繰り返される。
※ヘルメットって、手作業の生産工程がけっこうあるらしい
結論
規格にパスしたヘルメットであれば、どれも安全性は確保されているので安心してOK。ちなみに米国、ヨーロッパ、オーストラリアの中で最も厳しいルールを課しているのはオーストラリア。 これまで紹介したテストに加え、さらにエッジの立った面への衝撃テストをせねばならない。なお、オーストラリアではヘルメット装着は法律で義務化されている。ただ、それ以前に大事なことは、ヘルメットが自分の頭にキレイにフィットするかどうか。いくら高性能なヘルメットであろうが、フィットしていなければ意味は薄い。よって、ヘルメット購入前は試着することをオススメする。

カッコいいな~って思って被ってみても、細すぎてコメカミが痛んだり、Lなのに頭に入らず、それ以上のサイズは生産されていなかったり……ということはよくある。大きさも形も千差万別なので、とにもかくにも装着して確かめること。 自分は昨年春からスペシャライズドの「Prevail(プリベイル)」を愛用している。
>> スペシャライズドの公式サイトはこちら

日本人の頭の形をテストして、日本人に合うように設計されているとのことで、(自分には)ものすごくフィットする。しかもむちゃくちゃ軽い。さすが、三大ツールのトッププロが使うだけある。

※デザインの好みは分かれるけど、手にとったときの周囲の反応は常に「か、軽い!!」で共通している
さらに、このスペシャライズドのブログ記事はオススメ。自分もこの記事を読んで、「Prevail にしよう!」って決心したくらいなので。
↓
「ヘルメットの選び方 :松田さん、トッププロがPREVAIL を使う理由ってなんですか?」
というわけで、ロードバイクに乗る方は問答無用で、そうでない方も

コメント
コメント一覧 (5)
安全性(強度)と耐久性(3年で買い替え)はお値段に関わらずのようですね。ワタシは「JCF公認」ね安全性を信じて、5000円以下のモデルにしてみました。
が、「快適性」と「見た目」は上位モデルには、やっぱりかないませんσ(^_^;)
プリベイルはとても魅力的!
ヘルメットの防御力は、試験をパスしたものであれば変わらないですね(笑)
じゃあ、高いのがボッタクリかと言うとそうではなく、
防御力を維持しながら、被り心地を良くしてます。
ヘルメットにおいても軽さは正義。
特に安くて重いものは、前傾姿勢が当たり前のロードにおいてはクビに来ます(笑)
ロングになればなるほど、その重さによる筋肉疲労は蓄積されますからね。
疲労は集中力を低下させ、事故につながりますからね(・_・;
2万、3万するヘルメットはそれだけの価値はありますね。
インナーに帽子を被っているからなのですかね?
写真を見ると、ヘルメットが浮いているような気がしますが(;´Д`A
でもライトが小さく視認性が微妙なのでホームセンターでLEDのリストバンド購入して使ってます
>吉尾さん
私も3年で交換するように決めています。プリヴェイルはまだ1年ちょいなので、引き続き愛用します。ただ、ヘルメットって総じて高いですね汗
>トトサマ
たしかに首の負担が軽いのは見えないメリットですね。プリヴェイルの軽さには助けられています。デザイン性も個人的には重視してて、安全性が同じなら安くてイマイチなデザインのものに替えるか?といわれるときっとそうはしないとおもってます(^o^)
>Bleuさん
化学反応を引き起こすかどうか・・・なるほど。この件はメーカーさんに直接確認したい気持ちに鳴っています。OGKさんに問い合わせてみようかな
>カディエ先生
ヘルメットにライトって、視認性がいいですね。他の人がやっているのを見て、わー、目立つなあと感じます。私はリアのライトが1個だけなので、ヘルメット用に買い足そうかどうか検討中(*^^*)