サイクリストは大きく2種類に分かれる。坂が好きなサイクリストと、平地専門のサイクリストだ。
まあ、大半の人はその中間なので、2種類なんてことはないんですが、ちょっとカッコつけた言い回しをしてみたかっただけです(笑)。
自分はアップダウンはわりと好きなほう。スピードはノロノロだけど、坂があるほうが達成感が味わえてモチベーションが上がるタイプ。もともとはヒルクライムのことを「体力を持て余したおバカさん達の戯れ」(←褒めてます)だと思い、長年にわたって平地しか走らなかったんだけど、2013年に初体験してまんまと魅力にハマってしまった。
それから3年、オクサマも2016年からヒルクライムに目覚めまして、奥鬼怒を皮切りに、日光、太平山、物見山を制覇してきた。(全部、小さめの山…)
>> バトンホイールのシェイクダウンを兼ねて、オクサマを太平山(栃木県)に連れて行った
>> 沖縄出身のオクサマ、人生初の気温5度でのライドで85キロ走る
>> サイクリング好きな夫婦&カップルのメリット・デメリット
今回は、茨城県の筑波山に連れて行ってみたお話です。
常磐道の土浦北インターで降り、15キロほどで筑波山の麓に着く。利用したのは平沢遺跡横にある「市営平沢駐車場」だ。無料で利用できる。ありがたいことです。
市営平沢駐車場
〒300-4213 茨城県つくば市平沢
※こんなかんじのだだっ広い駐車場です
駐車場周辺は少々の民家と田んぼが見えるだけで自販機はない。その駐車場から1キロくらいの距離にセブンイレブンがあるので、飲み物等を調達するならそこですね。
ここを走るのは2回目でして、路面とコースの感想をお伝えしておきますと…
※職場の仲間と登ったときの写真
ヒルクライムはあらかじめ走る距離を知っておいたほうがいい。知っているだけでペース配分もできるし、精神的にずいぶんとラクになる。
ただし、走り屋さんのスポットでもあるようで、ロードスター的なスポーツカーや速そうなオートバイがエンジンをウォンウォンさせながら爆走してもいた。後ろから追い抜かれるときはちょっと怖かった。まあ、走るに快適な道路は車、オートバイ、自転車、みんな好きですわな。
朝日峠展望公園の駐車場でひと休みし、来た道を戻って筑波山ロープウェイ発着場所のあるつつじヶ丘レストハウスを目指す。道中はやはりアップダウンが続き、所々で息が上がりそうになるが、ヒルクライムってほどではない。
スカイライン上には信号はなく、いたって快適。純粋に走ることを楽しめる。スカイラインの端まで来たところで信号に差し掛かる。
※ここからちょっぴり斜度があがります
信号からつつじヶ丘レストハウスまでが約2キロで、斜度がちょいと上がる。ガーミンを持っていないので正確な斜度は不明だが、体感的に8~9%くらいじゃないでしょうか。ラクではないが、歯をくいしばるほどもでもない。
ループを描く瞬間だけ角度が瞬間的に増し、「うおりゃっ」って回す必要がある。でも、本格的にヒルクライムしている人からしたら、距離もハードさも「ちょい物足りない」のではないかなと。(自分は十分満喫しましたが…)
サイクリスト以外にも車で来る人、登山客がいらっしゃって、なかなか賑やか。サイクルラックも用意されているのがありがたい。
時代遅れの不可思議な懐メロが駐車場に鳴り響く以外は、申し分のない休憩スポットである(笑)。
個人的にはこの道はオススメしない。自分ら以外のサイクリストはまったく見掛けなかったので、あまり人気コースではないようだ。(さもありなん)
オクサマは「むっちゃ走りにくかった…ブレーキをずっと握っていたせいで、手首の感覚がなくなってしまって、途中で(腕の休憩のために)立ち止まらなくてはならなかったよ…」コメントしている。
ただ、(利用はしなかったけど)温泉施設があったり、(やや寂れてはいたが)筑波グランドホテルという宿泊施設があったので、ちょっとした観光地でもあるようだ。お土産屋さんもいくつか発見した。
※でっかい鳥居もあった
筑波山を降りた後は、一般道を走って駐車場へ戻る。ダンプカーやトラックがバンバン走り抜けるので、ちょっと緊張を強いられたけど、まあよくある田舎道ですね。所々にコンビニもあります。
J( 'ー`)し 「たった33キロしか走ってないのかー」
(´・ω・`) 「じゃあ、今日のコースをお代わりして66キロにしたい?」
J( 'ー`)し 「体力的に持たないと思うので、もういいです…」
(´・ω・`) 「わかりました」
ということで、これで筑波山ヒルクライムは終了。土浦市にあるスーパー銭湯「湯楽の里」でひと風呂浴びて、食べ放題のしゃぶしゃぶを食べて帰って来ました。ちなみにオクサマには「ヒルクライムの後は必ず肉を食う」というマイルールがある。高強度の運動の後は、身体がたんぱく質を欲するのだそうな。それは自分もなんとなく理解できる。
二人揃って米は一口も食べず、ひたすら肉→肉→肉→野菜→肉→肉→肉→野菜をエンドレスリピートした。「余は満足である。また連れてこい」とのことで、オクサマ的には筑波山はお気に召したようだ。
最後に、山嫌いだったオクサマがなぜヒルクライムにハマったかを訊いてみたところ、3つの理由を挙げてきた。
「寿司はいかがなものか…」とか余計な提案をすると噛みつかれるので、心ゆくまでお肉を食べさせるよう夫の自分は心がけている。
肉にもいろいろあって、しゃぶしゃぶ以外にもハンバーグとかステーキ、焼肉もある。オクサマ的にナンバーワンはあっさりしててたくさん食べられるしゃぶしゃぶだそうです。「野菜も同時に摂取できるのもメリット」ですって。
筑波山は楽しいサイクリングコースであること、サイクリング後のしゃぶしゃぶは美味いという2点を強調して、締めくくろうと思う。
湯楽の里(土浦店)
公式サイト
※娘も登ってみたそうです(^^)
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まあ、大半の人はその中間なので、2種類なんてことはないんですが、ちょっとカッコつけた言い回しをしてみたかっただけです(笑)。
自分はアップダウンはわりと好きなほう。スピードはノロノロだけど、坂があるほうが達成感が味わえてモチベーションが上がるタイプ。もともとはヒルクライムのことを「体力を持て余したおバカさん達の戯れ」(←褒めてます)だと思い、長年にわたって平地しか走らなかったんだけど、2013年に初体験してまんまと魅力にハマってしまった。
それから3年、オクサマも2016年からヒルクライムに目覚めまして、奥鬼怒を皮切りに、日光、太平山、物見山を制覇してきた。(全部、小さめの山…)
>> バトンホイールのシェイクダウンを兼ねて、オクサマを太平山(栃木県)に連れて行った
>> 沖縄出身のオクサマ、人生初の気温5度でのライドで85キロ走る
>> サイクリング好きな夫婦&カップルのメリット・デメリット
今回は、茨城県の筑波山に連れて行ってみたお話です。
埼玉県南部から筑波山は意外に近い
筑波山とは、つくば市北端にある標高877mの山だ。西側の男体山(標高871m)と東側の女体山(標高877m)からなる。勝手に「茨城ってど田舎だし(←失礼)、ものすごく遠くにある」って思い込みがあったんだけど、川口市からの距離は70キロそこそこ。逗子(90キロ)、秩父(90キロ)、宇都宮(100キロ)より近い。がんばれば自走で行って帰ってこれそう。常磐道の土浦北インターで降り、15キロほどで筑波山の麓に着く。利用したのは平沢遺跡横にある「市営平沢駐車場」だ。無料で利用できる。ありがたいことです。
市営平沢駐車場
〒300-4213 茨城県つくば市平沢
※こんなかんじのだだっ広い駐車場です
駐車場周辺は少々の民家と田んぼが見えるだけで自販機はない。その駐車場から1キロくらいの距離にセブンイレブンがあるので、飲み物等を調達するならそこですね。
駐車場から400メートルくらいですぐに坂が始まる
筑波山へのルートはたくさんあるみたいなんだけど、自分が知っているの平沢駐車場から登る方法ひとつだけ。ここを走るのは2回目でして、路面とコースの感想をお伝えしておきますと…
1 道幅が細い
そのくせ車はときどき通過するし、降りてくるサイクリストやジョガー(まれに登山客)もいらっしゃるので、コース全体を使って登ってはダメ。見通しもよくはないので、身勝手な登り方は慎みましょう。2 路面がそこそこ荒れている
メンテナンスはあまりされていないようで、あちこちに凸凹がある。登りはさほど気にならないが、スピードが出る下りは細心の注意が必要。雨上がりは枝が落ちていたり、木々に覆われたせいで路面が濡れたままなのでなおさらだ。くれぐれも降りるときはスピードは控えめに。3 全体的な斜度は激しくはないが、ラストだけ10%になる
距離は短めで、3.5キロほどしかない。本気で追い込めば相当苦しいだろうが、淡々と登れば女性でも大丈夫。オクサマも無事にボードウォークで登りきった。ただ、ラスト100メートルくらいが斜度10%になり、ちとキツイ。(ダンシングでえいやっとクリアできるレベル)※職場の仲間と登ったときの写真
4 S字コースで見通しは良くない
コース幅が狭い上にS字がずっとつづくので、初めて登るとペース配分がわかりにくい。オクサマは、「いつ終わるのだ…まだか…まだなのか…このコーナーを越えればきっと終わ…終わ…らないのかよ…くっそ…」と毒づきながら登ったそうな。ヒルクライムはあらかじめ走る距離を知っておいたほうがいい。知っているだけでペース配分もできるし、精神的にずいぶんとラクになる。
表筑波スカイラインを走る
坂を登りきると、表筑波スカイラインに着く。尾根を適度にアップダウンしながら走れるので、トレーニングにもなるし、ダウンヒルの爽快感も同時に味わえるステキな場所だ。しかも標高が少し高いので、下界よりやや涼しい。片側一車線ではあるものの、交通量も少ないので快適である。ただし、走り屋さんのスポットでもあるようで、ロードスター的なスポーツカーや速そうなオートバイがエンジンをウォンウォンさせながら爆走してもいた。後ろから追い抜かれるときはちょっと怖かった。まあ、走るに快適な道路は車、オートバイ、自転車、みんな好きですわな。
朝日峠展望公園の駐車場でひと休みし、来た道を戻って筑波山ロープウェイ発着場所のあるつつじヶ丘レストハウスを目指す。道中はやはりアップダウンが続き、所々で息が上がりそうになるが、ヒルクライムってほどではない。
スカイライン上には信号はなく、いたって快適。純粋に走ることを楽しめる。スカイラインの端まで来たところで信号に差し掛かる。
※ここからちょっぴり斜度があがります
信号からつつじヶ丘レストハウスまでが約2キロで、斜度がちょいと上がる。ガーミンを持っていないので正確な斜度は不明だが、体感的に8~9%くらいじゃないでしょうか。ラクではないが、歯をくいしばるほどもでもない。
ループを描く瞬間だけ角度が瞬間的に増し、「うおりゃっ」って回す必要がある。でも、本格的にヒルクライムしている人からしたら、距離もハードさも「ちょい物足りない」のではないかなと。(自分は十分満喫しましたが…)
頂上には休憩スポットがあります
つつじヶ丘レストハウスにはレストラン、飲み物、アイスクリームなどがある。ロープウェイに乗れば、筑波山のてっぺんにいけるようだ。サイクリスト以外にも車で来る人、登山客がいらっしゃって、なかなか賑やか。サイクルラックも用意されているのがありがたい。
時代遅れの不可思議な懐メロが駐車場に鳴り響く以外は、申し分のない休憩スポットである(笑)。
風返し峠で山を下るも、さほど快適にあらず
元来た道を帰って駐車場に戻っても良かったのだが、「同じ道を何度も走るのも芸がないよね」ということで、風返し峠経由で降りることにした。初めて走る道だったが、斜度がやや急なのと、路面が荒れているせいで、まったく快適ではない。隆起も何箇所かあって、ガツンとハンドルが跳ね上がりそうになった。個人的にはこの道はオススメしない。自分ら以外のサイクリストはまったく見掛けなかったので、あまり人気コースではないようだ。(さもありなん)
オクサマは「むっちゃ走りにくかった…ブレーキをずっと握っていたせいで、手首の感覚がなくなってしまって、途中で(腕の休憩のために)立ち止まらなくてはならなかったよ…」コメントしている。
ただ、(利用はしなかったけど)温泉施設があったり、(やや寂れてはいたが)筑波グランドホテルという宿泊施設があったので、ちょっとした観光地でもあるようだ。お土産屋さんもいくつか発見した。
※でっかい鳥居もあった
筑波山を降りた後は、一般道を走って駐車場へ戻る。ダンプカーやトラックがバンバン走り抜けるので、ちょっと緊張を強いられたけど、まあよくある田舎道ですね。所々にコンビニもあります。
風呂としゃぶしゃぶで締めくくる
というわけで、走行距離はわずか33キロ。サイクリングにしてはかなり短い。J( 'ー`)し 「たった33キロしか走ってないのかー」
(´・ω・`) 「じゃあ、今日のコースをお代わりして66キロにしたい?」
J( 'ー`)し 「体力的に持たないと思うので、もういいです…」
(´・ω・`) 「わかりました」
ということで、これで筑波山ヒルクライムは終了。土浦市にあるスーパー銭湯「湯楽の里」でひと風呂浴びて、食べ放題のしゃぶしゃぶを食べて帰って来ました。ちなみにオクサマには「ヒルクライムの後は必ず肉を食う」というマイルールがある。高強度の運動の後は、身体がたんぱく質を欲するのだそうな。それは自分もなんとなく理解できる。
二人揃って米は一口も食べず、ひたすら肉→肉→肉→野菜→肉→肉→肉→野菜をエンドレスリピートした。「余は満足である。また連れてこい」とのことで、オクサマ的には筑波山はお気に召したようだ。
最後に、山嫌いだったオクサマがなぜヒルクライムにハマったかを訊いてみたところ、3つの理由を挙げてきた。
オクサマがヒルクライムを好きな理由
1 景色がキレイ(森林浴効果)
木々の中を走るのがリラックス効果が高くてよいとのこと。沿岸線沿いよりは、山間部の方を好む。空気もうまいとかんじるそうな。2 まるで日帰り旅行に出かけたような満足感がある
ロードバイクツーリングには、「ドライブして、登山して、スキーして、風呂入って、たらふく食べる」がオールインワンセットなので、宿泊をしていないのに「旅行した感」が味わえてしまう。実にコスパの良いレクリエーションなのだ。オクサマもそのことに気がついてしまったようだ。3 肉がうまい
普段は魚少々と野菜中心生活のくせに、サイクリング後だけは人格が入れ替わったかのように「肉だ肉!肉もってこい!」と豹変する。怖い。「寿司はいかがなものか…」とか余計な提案をすると噛みつかれるので、心ゆくまでお肉を食べさせるよう夫の自分は心がけている。
肉にもいろいろあって、しゃぶしゃぶ以外にもハンバーグとかステーキ、焼肉もある。オクサマ的にナンバーワンはあっさりしててたくさん食べられるしゃぶしゃぶだそうです。「野菜も同時に摂取できるのもメリット」ですって。
筑波山は楽しいサイクリングコースであること、サイクリング後のしゃぶしゃぶは美味いという2点を強調して、締めくくろうと思う。
湯楽の里(土浦店)
〒300-0053 茨城県土浦市真鍋新町20-43
しゃぶ葉 土浦北店〒300-0054
茨城県土浦市西真鍋町1-36
029-825-1058 公式サイト
※娘も登ってみたそうです(^^)
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コメント
コメント一覧 (4)
峠間近で奥様に「ガンバッテー」と声かけたのは私です(笑)
筑波はよく行きますが、だいたい不動峠までを3回お代わりして自走で帰ります。
スカイラインは車の走り屋さん達が多いので。
平沢遺跡の近くに「ひるくらいむ」というレストランがありますが美味しいですよ(笑)
三回目が一番タイムが良いんですよね(笑)
心拍が1回目よりも楽になる。
レースの前に選手が固定ローラーで心拍上げておくのも、そう言うことな話でしょうか。
ちなみにビンディングデビューの話はどうなってますか?
とても気になってます(^^;
ぜひ聞かせて下さい!
「ひるくらいむ」というレストラン…まんまなネーミングですね。私の行きたいお店リストに追加しました(^o^)
おかわり、そんなにするんですね…妻が呆れておりますw
まさん
どんな場所でもサイクリングすれば立派な観光地です!w
kechaさん
ビンディング!完全に失念してました。
今確認したところ、「興味まだある。試走してみたい」と申してました。
お店に連れて行ってテストしてみます!