メッセンジャーバッグに限らないけど、自分は気に入ったものを長く大切に使うのが性分。いったん好きになってしまうと、それ以外に目が行かなくなるタイプである。
メッセンジャーバッグは6年ほどミッションワークショップの「Rummy」を愛用していた。ただ、かなりデカめサイズで普段使いしようとすると中身がスカスカになってしまうってこともあり、利用頻度は下がっていた。大は小を兼ねるし~と思って買ったはよいものの、そのポテンシャルは全ては引き出せなかった……。
そこでメルカリで売却して、そのお金でChromeの「シチズン(CITIZEN)」に買い替えてみた。5ヶ月ほど経ったので、レビューしてみよう。
ワンサイズ小さなMINI METRO(20.5リットル)も考えたが、シチズンにしておいて正解だった。
アウターシェルは全天候型1,050デニールナイロン製。ミリタリースペックの18オンストラックタープライナー、商業用ファイブバー・どんなに手荒く扱っても破損しないんじゃないか?と思えるバックルとシートベルト・ウェビング、ナイロン 69 スレッド、YKKジップで構成されている。あと、なぜかビール等の栓抜きとしても使えたりする。たぶん使わないけど。
ミリタリースペックと聞いただけで「買います!」という気になってしまうのは、男子あるあるだと思う(笑)。
高い耐久性と全天候対応を実現させるために、内側と外側で別々に作られている。外側は耐摩耗性に優れた1,050デニールナイロンで、内側のライナーは全天候型・ミリタリースペックの18オンスのトラックタープが使われていて、つまり二つの袋をつなぎ合わせてひとつのバッグにしていくのだ。
ぱっと見では、そういう構造になってるとは見抜けない。もしかするとユーザーも無自覚で使っている可能性もある。なんなら、自分も調べてみるまで気がつかなかった。
バッグ本体とストラップをギュッと身体を締め付ける勢いで密着させる。かなりキツめに、身体に食い込むくらい締めてOK。緩いと走行中にズレてくる。本体は背中に乗せるイメージで背負う。重みを背中で支えると苦しくない。
締めるときはストラップを下に引っ張り、緩めるときは金具を持ち上げるだけ。固定力は高いのに、驚くほど簡単に緩められて便利。なお、余ったストラップが垂れているのはみっともない(&走行の邪魔)ので、ストラップに挟み込んでおこう。
PC(&ACアダプター)、財布、ペン類、モバイルバッテリー&ケーブル類、がオーガナイザーにスッキリ収まる。フロントにはペンを差す場所とジッパー付きポケットがある。メインコンパートメントと面の間にPCスリーブと3つの収納口があって、いわば3層構造になってるかんじ。
この時点でまず大満足。袋がひとつだけドーンとあるだけのだと、荷物が中で散らかりまくってよろしくない。
メインコンパートメントと表のオーガナイザーの間に入れられるため、へんな圧力もかかりにくく、これも気に入ってるポイント。電子製品は大切に運びたいので。
あと、金属のバックルを押すとストラップが分断できる。荷物をそのままソファに下ろすときとか、持ち上げて首から抜かなくても良いので楽ちんである。これはChromeならではの恩恵だ。
本体を巻き込むような位置に取り付けられており、背中と脇の密着感が心地よい。 しかも、サブストラップにもリフレクターが入っているという念の入れようである。
ロードバイクでそこそこの荷物を運ぶときって、「もしも雨が降ったら…」とか「途中でズレたりしたら…」って考えてしまうもので、バッグへの信頼感が相当ないとダメ。Rummyもだけど、シチズン(CITIZEN)にも全幅の信頼を置けるのが素晴らしい。
強いてネガポイントを挙げるとしたら、内側が真っ黒なので荷物を探すのに多少目を凝らす必要があったり。イエローとかオレンジだとさらにGOODだったかなとは思う。
あと、アメリカ製で基本でかいので、小柄な女性にはやや大きいかも?ストラップを締め上げてもまだ緩いってことはあるかもなので、実際に背負ってみて購入するかどうかの判断はしてほしい。あきらかにデカイって感じるなら、ワンサイズ小さなMini Metroを検討するのもいいだろう。バッグを背負うときは、空っぽのぺったんこ状態では本当のサイズ感が掴めないので、何かしら(布の塊とか)を入れて膨らませたほうが実際の使用感に近くなる。
自分はリモートオフィスに出向いて仕事したり、知人のオフィスに呼ばれたりする日がたまにあって、都内のこまめな移動が多い日にロードを使う。その時にシチズン(CITIZEN)は最高の相棒となる。
自転車ではなく、歩きで使えるかどうか?だが、ちと厳しいと思う。自転車走行に最適化されたのがメッセンジャーバッグなので、歩行には向かない。2本のストラップで背負うバックパックがベターです。
浸水性でいうと、フラップの両サイド部分が横から水が入らない構造になっている。メインのコンパートメントからフラップにかけてかなり深くなってて、フラップを閉じるとしっかり蓋をしてくれるのだ。ファッション性重視のタウン系メッセンジャーだとこの工夫がされていない(雨を想定していないので当然)のだが、プロの運び屋が造るバッグはさすが万全を期している。
湯船にお湯を入れて、足でガシガシ踏むのが定番の洗い方。汚れが酷ければ洗剤も使う。そして物干し竿で干しておく。生地が分厚いので、乾くまでには丸1日はかかるだろう。直射日光よりも日陰干しがオススメ。
ということで、バックパックもメッセンジャーバッグもChromeで統一しました。さすがシチズン(CITIZEN)はど定番だけあって使い勝手は最高。さすがベストセラーと感心。当分このセットで愛用していこうと思います。
◇ ミッションワークショップ(missionworkshop)のメッセンジャーバッグ、『Rummy』のロングターム・インプレッション(4年10ヶ月)
◇ ミッションワークショップのメッセンジャーバッグ、「Rummy(ラミー)」を3年ちょい酷使しての正直な感想
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メッセンジャーバッグは6年ほどミッションワークショップの「Rummy」を愛用していた。ただ、かなりデカめサイズで普段使いしようとすると中身がスカスカになってしまうってこともあり、利用頻度は下がっていた。大は小を兼ねるし~と思って買ったはよいものの、そのポテンシャルは全ては引き出せなかった……。
そこでメルカリで売却して、そのお金でChromeの「シチズン(CITIZEN)」に買い替えてみた。5ヶ月ほど経ったので、レビューしてみよう。
目次
- シチズン(CITIZEN)はどんなメッセンジャーバッグなのか
- シチズン(CITIZEN)に荷物を入れて背負ってみる
- シチズン(CITIZEN)のよいところ
- シチズン(CITIZEN)のイマイチなところ
- シチズン(CITIZEN)のちょうどよい使い方
- シチズン(CITIZEN)の防水性能
- シチズン(CITIZEN)のお手入れやメンテナンスは?
シチズン(CITIZEN)はどんなメッセンジャーバッグなのか
シチズン(CITIZEN)というか、Chromeは『クイックリリースシートベルトバックル』がアイコンのメッセンジャーバッグ。なかでもシチズン(CITIZEN)はミディアムサイズでバランスのとれた断トツのロングセラー。シートベルトバックルとミリタリーグレードの材料で作られており、堅牢性も抜群である。シチズン(CITIZEN)のスペック
容量は26リットル(幅55cm × 高さ33cm × マチ18cm)。Rummyが27リットルなのでたった1リットルしか小さくないのだが、なぜか本体はコンパクトに見えるし、扱いやすそうなサイズである。なんのマジックだろうか…?ワンサイズ小さなMINI METRO(20.5リットル)も考えたが、シチズンにしておいて正解だった。
アウターシェルは全天候型1,050デニールナイロン製。ミリタリースペックの18オンストラックタープライナー、商業用ファイブバー・どんなに手荒く扱っても破損しないんじゃないか?と思えるバックルとシートベルト・ウェビング、ナイロン 69 スレッド、YKKジップで構成されている。あと、なぜかビール等の栓抜きとしても使えたりする。たぶん使わないけど。
ミリタリースペックと聞いただけで「買います!」という気になってしまうのは、男子あるあるだと思う(笑)。
メイド・イン・アメリカのこだわり
アメリカンメイドタグ付きの商品は、カリフォルニアCHICO(チコ)工場で生産されている。品質管理はもちろん、自国の産業と雇用を支えていくこともMade in USAにこだわり続ける理念となっているとのこと。アイコンはごっついシートベルトバックル
メッセンジャーさんがバックを迅速に脱着したり下ろすために、クイックリリースができるバックルが必要だったのだが、創業者らは専用バックルを特注する資金がなかった。そこで、スクラップ場に廃棄されたバックルをかき集めてできたのがChromeのメッセンジャーバッグ。必要に迫られての行動がルーツになっているわけ。高い耐久性と全天候対応を実現させるために、内側と外側で別々に作られている。外側は耐摩耗性に優れた1,050デニールナイロンで、内側のライナーは全天候型・ミリタリースペックの18オンスのトラックタープが使われていて、つまり二つの袋をつなぎ合わせてひとつのバッグにしていくのだ。
ぱっと見では、そういう構造になってるとは見抜けない。もしかするとユーザーも無自覚で使っている可能性もある。なんなら、自分も調べてみるまで気がつかなかった。
重さの比較
rummy 1450 gでシチズン(CITIZEN)は1310gなので、その差は140g。思ったほど差はなかった。シチズン(CITIZEN)に荷物を入れて背負ってみる
シチズン(CITIZEN)の使い方
ストラップが本体から切り離せるタイプだと、左右どちらからでも背負えるが、シチズン(CITIZEN)はそれはできない。自分が買ったのはノーマルタイプの「左肩にストラップを乗せる」ほう。右利きの人がアクセスしやすいようになっている。バッグ本体とストラップをギュッと身体を締め付ける勢いで密着させる。かなりキツめに、身体に食い込むくらい締めてOK。緩いと走行中にズレてくる。本体は背中に乗せるイメージで背負う。重みを背中で支えると苦しくない。
締めるときはストラップを下に引っ張り、緩めるときは金具を持ち上げるだけ。固定力は高いのに、驚くほど簡単に緩められて便利。なお、余ったストラップが垂れているのはみっともない(&走行の邪魔)ので、ストラップに挟み込んでおこう。
シチズン(CITIZEN)のよいところ
細かなオーガナイザーが複数あって収まりが良い
さすがド定番バッグだけあって、サイズがちょうどいい。Rummyと容量は大差ないのにこっちは普段使いしたくなるサイズだ。PC(&ACアダプター)、財布、ペン類、モバイルバッテリー&ケーブル類、がオーガナイザーにスッキリ収まる。フロントにはペンを差す場所とジッパー付きポケットがある。メインコンパートメントと面の間にPCスリーブと3つの収納口があって、いわば3層構造になってるかんじ。
この時点でまず大満足。袋がひとつだけドーンとあるだけのだと、荷物が中で散らかりまくってよろしくない。
PCがフィットするスリーブがある
17インチのノートPCまで収納可能。自分はPCを裸ではなくカバーをして運ぶ。これは個人的な好みの問題。今使ってるのは13インチのASUSで余裕で入る。メインコンパートメントと表のオーガナイザーの間に入れられるため、へんな圧力もかかりにくく、これも気に入ってるポイント。電子製品は大切に運びたいので。
肩のストラップが分厚くて幅広で安心
さすがプロ仕様だけあって、圧縮成型EVA素材のパッド内蔵の大振りなストラップのおかげで肩の負担を感じにくく、長時間背負っても苦にならない。ストラップの固定力もバッチリで、走ってる間に緩みもしない。でも、脱着はワンタッチなのでくるっと回転させて体の前に持ってくることができる。コンビニでの支払い時とか、両手が使えるのもGOOD。あと、金属のバックルを押すとストラップが分断できる。荷物をそのままソファに下ろすときとか、持ち上げて首から抜かなくても良いので楽ちんである。これはChromeならではの恩恵だ。
サブストラップで完全な固定力を実現
本体がズレるのを防ぐサブストラップも当然用意されている。これの有無で使い勝手が雲泥の差。バックルもストラップも頑丈で、バチン!って感じで装着できて気分が上がる(笑)。本体を巻き込むような位置に取り付けられており、背中と脇の密着感が心地よい。 しかも、サブストラップにもリフレクターが入っているという念の入れようである。
フラップ&2本のバックルの安心感
工業用強度のベルクロを使っているので、固定力はかなり強め。むしろヨイショってかんじで引っ張らないといけないくらい。しかも2本のバックルで固定できるので荷物が落下する心配は無用。さらに、夜間視認性向上のため、ストラップにはリフレクターが編み込まれている。シチズン(CITIZEN)のイマイチなところ
個人的にはネガポイントがひとつもない。びっくりするほど使いやすいし、安心してモノを運べる。荷物の収納のしやすさも秀逸。ロードバイクでそこそこの荷物を運ぶときって、「もしも雨が降ったら…」とか「途中でズレたりしたら…」って考えてしまうもので、バッグへの信頼感が相当ないとダメ。Rummyもだけど、シチズン(CITIZEN)にも全幅の信頼を置けるのが素晴らしい。
強いてネガポイントを挙げるとしたら、内側が真っ黒なので荷物を探すのに多少目を凝らす必要があったり。イエローとかオレンジだとさらにGOODだったかなとは思う。
あと、アメリカ製で基本でかいので、小柄な女性にはやや大きいかも?ストラップを締め上げてもまだ緩いってことはあるかもなので、実際に背負ってみて購入するかどうかの判断はしてほしい。あきらかにデカイって感じるなら、ワンサイズ小さなMini Metroを検討するのもいいだろう。バッグを背負うときは、空っぽのぺったんこ状態では本当のサイズ感が掴めないので、何かしら(布の塊とか)を入れて膨らませたほうが実際の使用感に近くなる。
シチズン(CITIZEN)のちょうどよい使い方
通勤&通学(シチズンっていうくらいなので街中)用途にベスト。荷物の量にもよるけど、快適に移動できる距離は片道30キロくらいかなと。ロングライドには適さない。いくら背負いやすいとはいえ、背中に荷物が乗った状態なので長距離は辛い。たくさん荷物が入るメッセンジャーバッグの宿命ですね(笑)。自分はリモートオフィスに出向いて仕事したり、知人のオフィスに呼ばれたりする日がたまにあって、都内のこまめな移動が多い日にロードを使う。その時にシチズン(CITIZEN)は最高の相棒となる。
自転車ではなく、歩きで使えるかどうか?だが、ちと厳しいと思う。自転車走行に最適化されたのがメッセンジャーバッグなので、歩行には向かない。2本のストラップで背負うバックパックがベターです。
シチズン(CITIZEN)の防水性能
まだ雨の中で走ったことはないけど、本場メッセンジャーバッグの製品なのでそこは抜かりない。内側はターポリンで浸水しないようになっている。同等の性能を持っていると思われるRummyを例に出すと、ザアザアの雨を1時間半ほど走ったことは何度かあって、中が濡れたことは一度もなかった。ただ、個人的なアドバイスとして長時間雨天を走るなら、ノートPCはビニール袋に包んでおくのがより確実だとは思う。浸水性でいうと、フラップの両サイド部分が横から水が入らない構造になっている。メインのコンパートメントからフラップにかけてかなり深くなってて、フラップを閉じるとしっかり蓋をしてくれるのだ。ファッション性重視のタウン系メッセンジャーだとこの工夫がされていない(雨を想定していないので当然)のだが、プロの運び屋が造るバッグはさすが万全を期している。
シチズン(CITIZEN)のお手入れやメンテナンスは?
汗や雨に塗れたバッグをそのままにしておくとカビが生えるので、時々丸洗いしてあげましょう。湯船にお湯を入れて、足でガシガシ踏むのが定番の洗い方。汚れが酷ければ洗剤も使う。そして物干し竿で干しておく。生地が分厚いので、乾くまでには丸1日はかかるだろう。直射日光よりも日陰干しがオススメ。
ということで、バックパックもメッセンジャーバッグもChromeで統一しました。さすがシチズン(CITIZEN)はど定番だけあって使い勝手は最高。さすがベストセラーと感心。当分このセットで愛用していこうと思います。
◇ ミッションワークショップ(missionworkshop)のメッセンジャーバッグ、『Rummy』のロングターム・インプレッション(4年10ヶ月)
◇ ミッションワークショップのメッセンジャーバッグ、「Rummy(ラミー)」を3年ちょい酷使しての正直な感想
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コメント
コメント一覧 (4)
cyclegadget
がしました
私、右肩に乗せるんですよ。
右利きなんですが、左手でバッグの中を扱うんです。
良さげですけどね〜。
cyclegadget
がしました
以前記事にされていたTIMBUK2のカタパルトスリングが、最近アップデートされた模様です。
実物はまだ見ていないのですが、ホームページ画像から察するにフラップ部分の変更が大きいような気がします。
そして、ボトルオープナーが追加。
cyclegadget
がしました
自転車に特化したバッグだけあって、それ以外の用途には向いていませんが、良いバッグです。洗い方はやや荒っぽいので、やわい素材いのものには避けておくのが無難です(^^)
久保さん
利き腕がちがうんですか、、、ミッションワークショップだと切り替えができたりして、お好みに合うものが見つかるかもです!
9051さん
> TIMBUK2のカタパルトスリングが、最近アップデートされた
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ほんとですか!気になるので公式サイトを覗いてきます!
cyclegadget
がしました