秩父は自転車で何度も訪れている場所で、埼玉県民かつサイクリストである自分にとっては思い入れのある場所である。白石、定峰、山伏、正丸等の峠道はあるし、名物のわらじカツとか、源泉かけがなしの満願の湯等はお気に入りの場所で、秩父に行ったら必ず立ち寄る場所。
そんな秩父で活動する地域メディア、「ちちぶる」の編集長(浅見)さんとお知り合いになることができた。昨今、地域メディアは全国あちこちで生まれているけど、まさか秩父にあるとは想像もしていなかった。
「ちちぶる」とは、秩父のローカルWebメディア。「秩父の魅力を再発見」をテーマに、他では決して知ることのできない、独自の情報を発信している。
浅見さんいわく、
峠道以外で自転車に関連したスポットがあるのか訊ねたところ、「秩父滝沢サイクルパークBMXコースに行ってみますか?」とご提案いただいた。BMXは正直人生で一度も縁がなかった自転車。乗ったことはもちろん、競技を見たことすらない。
フルフェイスヘルメットとプロテクターを付けて、小さい自転車でデコボコのダートコースを飛んだり跳ねたりして走るエクストリーム系競技…くらいの雑な知識しかなかった。
なんでも、プロライダーの方がインストラクターとして常駐しており、直々に指導いただけるとのこと。BMX未体験者にとっては心強い。ということで、11月某日に浅見さんと一緒に取材させていただいた。
※スキーロッジみたい(*^^*)
前編の今回は、そもそもBMXとはどんな競技なのかを、秩父滝沢サイクルパークBMXコースで学んだ情報をもとに解説してみます。
短距離レースやスタントに使用される車体は、構造が単純かつとっても頑丈。快適性は無視され、変速機能もないシングルスピードのため、長距離走行には向かない。また、泥よけやスタンド、ライトなど、競技に無関係の部品は装備しない。
※これはフリースタイル用のBMX
BMXの誕生のキッカケは、70年代初期にアメリカの子供たちが20インチクルーザーバイク(自転車)でモトクロスをマネたことが起源とされる。70年代半ばには専用のバイクでのレースが全米で行われ、1982年には初の世界選手権が開催された。
1982年の大ヒット映画、『E.T.』で、終盤の山場で子供たちが自転車で市街地をぶっ飛ばしてパトカーの追跡から逃げるシーンがある。あのとき乗っていたのがBMX。小学六年生のときにETを観て、あのシーンが強烈に記憶に刻まれている。
自分は全く知らなかったのだが、2008年の北京オリンピックから正式種目にBMXが採用され、ロンドン、リオでももちろん行われた。てっきりロードレースとマウンテンバイクだけだと思っていたので、正直驚いた。(テレビ中継されていたっけ…?)
他の自転車競技と比べて、幼い子供(5歳くらい)でも行うことができるのが特徴で、そのため自転車競技の出発点となることも多い。ロードレースやマウンテンバイクのレーサーでBMXレース経験者であることも少なくないそうだ。
「あれ?公園とかアスファルト上でサーカスっぽい曲芸をするジャンルもなかったっけ?あれもBMXなんじゃ?」と思った方は鋭い。あれもBMXである。
BMXの競技はレースとフリースタイルの2系統にわかれている。レースはスピードを競い、フリースタイルは技を競う。レースとフリースタイルではバイク車種や素材がちょっと違って、一台のBMXをレースとフリースタイル両方に使うことはない。
レース用BMXのフレームはもっぱらアルミかカーボンで、フリースタイルはクロモリが主流。その逆はないそうな。「フリースタイルは軽いバイクのほうが有利なんじゃ?」と思ったが、「フリースタイルは高くジャンプしたり、激しく着地するため、フレームは消耗品と考えられている。とにかく頑丈であることが第一なので、クロモリ一択」なのだそうな。
※これはレース用のBMX
フリースタイルは様々な技を披露し、その難易度・独創性を競う。制限時間内で自由に技を入れ、ジャッジによるポイントで順位を決める。形式そのものは、フィギュアスケートに似ている。
フリースタイルは、細かく見ていくと幾つものジャンルに細分化されるのだが、今回はあくまでレースとしてのBMXの取材なので、フリースタイルについては割愛する。
である。(完全な先入観です)
一方的に上記のイメージをしていたため、自分とはぜんぜん住む世界も付き合う人々も違う人だよな…リア充すぎてとっつきにくかったらどうしよう…BMXのことを何も知らない自分が取材したら失礼にならんだろうか…といくつかの不安を抱きつつ、当日は秩父市大滝に向かったのだが…。
※プロフィールページより
高山さん登場。むっさ物腰が柔らかく、柔和な笑顔でビックリした。でも、小柄(身長170センチ)でイケメンで細めであるのはイメージ通り。さすがにログハウスに住んでいるかどうか、美人奥さんと3歳の娘さんがいるとか、休日のファッションについてはプロフィールページにも書かれていなかったし、詮索するわけにもいかなかったので、きっちりBMXについてだけ取材させていただいた。
次回は、秩父滝沢サイクルパークBMXコースをガッツリ紹介をします!
\(^o^)/
そんな秩父で活動する地域メディア、「ちちぶる」の編集長(浅見)さんとお知り合いになることができた。昨今、地域メディアは全国あちこちで生まれているけど、まさか秩父にあるとは想像もしていなかった。
「ちちぶる」とは、秩父のローカルWebメディア。「秩父の魅力を再発見」をテーマに、他では決して知ることのできない、独自の情報を発信している。
浅見さんいわく、
秩父には観光雑誌には載っていない、隠れた魅力がまだまだあるんですよ。その魅力は、この地に生まれ育った人ですら気づかない、とっても素敵な場所だったりもします。
峠道以外で自転車に関連したスポットがあるのか訊ねたところ、「秩父滝沢サイクルパークBMXコースに行ってみますか?」とご提案いただいた。BMXは正直人生で一度も縁がなかった自転車。乗ったことはもちろん、競技を見たことすらない。
フルフェイスヘルメットとプロテクターを付けて、小さい自転車でデコボコのダートコースを飛んだり跳ねたりして走るエクストリーム系競技…くらいの雑な知識しかなかった。
なんでも、プロライダーの方がインストラクターとして常駐しており、直々に指導いただけるとのこと。BMX未体験者にとっては心強い。ということで、11月某日に浅見さんと一緒に取材させていただいた。
※スキーロッジみたい(*^^*)
前編の今回は、そもそもBMXとはどんな競技なのかを、秩父滝沢サイクルパークBMXコースで学んだ情報をもとに解説してみます。
そもそもBMXとはどんな競技なのか?
BMX(ビーエムエックス)は、『Bicycle Motocross(バイシクルモトクロス)』の略で、20インチ径ホイールの競技用自転車。ワールドカップ・オリンピックなどのレースもある。短距離レースやスタントに使用される車体は、構造が単純かつとっても頑丈。快適性は無視され、変速機能もないシングルスピードのため、長距離走行には向かない。また、泥よけやスタンド、ライトなど、競技に無関係の部品は装備しない。
※これはフリースタイル用のBMX
BMXの誕生のキッカケは、70年代初期にアメリカの子供たちが20インチクルーザーバイク(自転車)でモトクロスをマネたことが起源とされる。70年代半ばには専用のバイクでのレースが全米で行われ、1982年には初の世界選手権が開催された。
1982年の大ヒット映画、『E.T.』で、終盤の山場で子供たちが自転車で市街地をぶっ飛ばしてパトカーの追跡から逃げるシーンがある。あのとき乗っていたのがBMX。小学六年生のときにETを観て、あのシーンが強烈に記憶に刻まれている。
自分は全く知らなかったのだが、2008年の北京オリンピックから正式種目にBMXが採用され、ロンドン、リオでももちろん行われた。てっきりロードレースとマウンテンバイクだけだと思っていたので、正直驚いた。(テレビ中継されていたっけ…?)
BMXの種目は大きく2種類
オリンピック種目のBMXは、8選手がヨーイドンで一気に起伏が激しいダートコースを駆け抜けてタイムを争うレース形式。コース長は350~400m程あって、予選、準決勝、決勝と着順を争う。他の自転車競技と比べて、幼い子供(5歳くらい)でも行うことができるのが特徴で、そのため自転車競技の出発点となることも多い。ロードレースやマウンテンバイクのレーサーでBMXレース経験者であることも少なくないそうだ。
「あれ?公園とかアスファルト上でサーカスっぽい曲芸をするジャンルもなかったっけ?あれもBMXなんじゃ?」と思った方は鋭い。あれもBMXである。
BMXの競技はレースとフリースタイルの2系統にわかれている。レースはスピードを競い、フリースタイルは技を競う。レースとフリースタイルではバイク車種や素材がちょっと違って、一台のBMXをレースとフリースタイル両方に使うことはない。
レース用BMXのフレームはもっぱらアルミかカーボンで、フリースタイルはクロモリが主流。その逆はないそうな。「フリースタイルは軽いバイクのほうが有利なんじゃ?」と思ったが、「フリースタイルは高くジャンプしたり、激しく着地するため、フレームは消耗品と考えられている。とにかく頑丈であることが第一なので、クロモリ一択」なのだそうな。
※これはレース用のBMX
フリースタイルは様々な技を披露し、その難易度・独創性を競う。制限時間内で自由に技を入れ、ジャッジによるポイントで順位を決める。形式そのものは、フィギュアスケートに似ている。
フリースタイルは、細かく見ていくと幾つものジャンルに細分化されるのだが、今回はあくまでレースとしてのBMXの取材なので、フリースタイルについては割愛する。
BMXに乗る人のイメージ
人生に一度もBMXコースに行ったこともなく、バイクを間近に眺めたこともなければ、BMXサイクリストとしゃべったこともない。そんなBMXに乗る人の自分勝手なイメージは、、、「比較的小柄でむちゃくちゃボディバランスがよくって、バク転とかバク宙なんて余裕でできる細マッチョで、わりかしイケメン。私服のファッションにもこだわっていて、ダメージジーンズとかモフモフのパーカーとか、マウンテン系のビビッドカラーのアウターをさりげなく着こなすオシャレさん。ニット帽の似合うキレイな奥さんと3歳の娘とログハウスのBESSとかに住み、休日は家族でキャンプ。音楽は洋楽一択でハード目のパンクとかメタル系が好き。フジロックフェスティバルには毎年行く。計算し尽くした無造作風な髭(無精髭ではない)をまとうワイルド肉食系。当前ながらモテる。要するにリア充」
である。(完全な先入観です)
プロインストラクターの高山さんに解説いただく
ちちぶる編集長の浅見さんからは、事前に「プロライダーでインストラクターでもある高山さんという方が、秩父滝沢サイクルパークを案内してくださいますよ」とお聞きしていた。一方的に上記のイメージをしていたため、自分とはぜんぜん住む世界も付き合う人々も違う人だよな…リア充すぎてとっつきにくかったらどうしよう…BMXのことを何も知らない自分が取材したら失礼にならんだろうか…といくつかの不安を抱きつつ、当日は秩父市大滝に向かったのだが…。
※プロフィールページより
高山さん登場。むっさ物腰が柔らかく、柔和な笑顔でビックリした。でも、小柄(身長170センチ)でイケメンで細めであるのはイメージ通り。さすがにログハウスに住んでいるかどうか、美人奥さんと3歳の娘さんがいるとか、休日のファッションについてはプロフィールページにも書かれていなかったし、詮索するわけにもいかなかったので、きっちりBMXについてだけ取材させていただいた。
次回は、秩父滝沢サイクルパークBMXコースをガッツリ紹介をします!
\(^o^)/
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