ロードバイクを買って2年半以上が経過した。購入以来、スプロケットは一貫して「12-25T」を使っていて、それ以外を使う予定はなかった。
※ちなみに「34-50T」のコンパクトクランクを使っており、ミニベロのタイレルのほうもまたく同じギア比にしている。
「12-25T」のスプロケットを好んで使ってきた理由と、なぜ「11-28T(CS-5800)のスプロケット」を導入することにしたのかについて語ろうと思う。
※12Tですら、日常で使うことはまずないけどね。
使うことのない28Tを持っておくのももったいないので、25Tで止めておいた。しかし、ヒルクライムになると話は別。 距離の短い物見山までなら25Tでもいいんだけど、箱根、秩父、奥多摩、美ヶ原、そして昨年参加した妻有の10%越えの斜度が何度もやってくる場所では、フロント34T×リア25Tは(自分の脚力では)やや厳しい。
この3つの激坂は「マジで死ぬかも」って痛感した場所。 ちょっと前に埼玉県屈指の斜度を誇る子ノ権現に行ったとき、「もうあかん、28Tを導入するしかない」って決心した。そして、手に入れたのが105の「11-28T(CS-5800)のスプロケット」。これで少しは楽ができるはず…。
※子ノ権現はマジで死ねます。脚に自信のある方は覚悟してどうぞ
↓
でもって、アルテグラのカセットは6つもの組み合わせからチョイス可能
↓
11-23T、11-25Tといった高速巡航向けとか脚に自信がある人向けのスプロケットは105にはないので、アルテグラを選択するしかないようだ。
さて、ギア比の数字をじっと見つめていて気付いたことがある。105にもアルテグラにもある「12-25T」はトップとエンドはまったく同じギア比なんだけど、11-32Tはギア比がちょっと違う。表記は「11-32T」でも、中身が違うのだ。
7、8、9、10速が違う
「11-32T」を考えている方は、ギア比の差を考慮して選んでもいいかも。105はまんべんなくギア比を変えて32Tまで進むのに対して、アルテグラのほうが高速巡行を意識した組み合わせになっている。
一方で、アルテグラは25Tから一気に32Tまで飛び、間に28Tがないのだ。 アルテグラにおける32Tとは、緊急時用のギアという割り切り方をしているように感じる。これをどう捉えるかだが、ヒルクライムにおいては28Tってなんとしてもほしいギア(だと思う)。
よって。数字で判断する限りでは「11-32Tにおいて、アルテグラより105のほうが一般的ヒルクライマー向け」なような気がする。
なお、交換にあたってのリアディレイラーのケージの交換は不要だった。32Tだったらロングケージにする必要があったみたいだけど、25Tから28Tへの交換であればスプロケット交換だけでOK。カンタンに済んでよかった。
※2015年のツールド妻有の坂(キツかった…)
個人的に許せる限界が25Tだったので、28Tを採用したことで「カッコよさを捨てて登りやすさをとった」ことになる。できれば25Tのまま妻有をねじむせてやりたかったのだが、自分の脚力では厳しいということで、今年は11-28T(CS-5800)のスプロケットのお世話になります。
※2016年のツールド妻有、出走直前
残念ながら、平坦路だらけの埼玉県南部では28Tを試すシチュエーションがない。28Tがあったことで激坂は登りやすくなったのか?少しはラクに上ることができたのか?それとも効果はさほど得られなかったのか?
「11-28T(CS-5880)のスプロケット」のインプレッションは、ツールド妻有終了後に書きます!
\(^o^)/
※ちなみに「34-50T」のコンパクトクランクを使っており、ミニベロのタイレルのほうもまたく同じギア比にしている。
「12-25T」のスプロケットを好んで使ってきた理由と、なぜ「11-28T(CS-5800)のスプロケット」を導入することにしたのかについて語ろうと思う。
1.11Tをぶん回すシチュエーションが日常生活ではまずない
サーキットでのエンデューロの下りでなら11Tを回し切ることはあるが、それは例外中の例外。年に数回しか使わないギアを宝の持ち腐れにするくらいなら、実用域のギアを1枚増やしたほうが賢いと思って、トップギアは12Tで十分と判断。※12Tですら、日常で使うことはまずないけどね。
2.28Tも同様に日常で使うことはない
埼玉県内、東京都内で出会う坂は斜度も距離もたいしたことはないので、25Tで十分クリアできる。荒川CRや霞ケ浦のような平地メインのツーリング、都内のサイクリングであればこのスプロケットで何の問題もなかった。使うことのない28Tを持っておくのももったいないので、25Tで止めておいた。しかし、ヒルクライムになると話は別。 距離の短い物見山までなら25Tでもいいんだけど、箱根、秩父、奥多摩、美ヶ原、そして昨年参加した妻有の10%越えの斜度が何度もやってくる場所では、フロント34T×リア25Tは(自分の脚力では)やや厳しい。
子ノ権現で28Tの導入を決意
まぁ、25Tでがんばればなんとかなるし、実際になんとかしてきたんだけど、道中で数え切れないほど、「もう1枚(28T)があればな~」って歯ぎしりしてきた経験がある。とくにそれを感じたのが美ヶ原(2014)、ツールド妻有前篇・後編(2015)、そして子ノ権現(2016)を登ったとき。この3つの激坂は「マジで死ぬかも」って痛感した場所。 ちょっと前に埼玉県屈指の斜度を誇る子ノ権現に行ったとき、「もうあかん、28Tを導入するしかない」って決心した。そして、手に入れたのが105の「11-28T(CS-5800)のスプロケット」。これで少しは楽ができるはず…。
※子ノ権現はマジで死ねます。脚に自信のある方は覚悟してどうぞ
105は3種、アルテグラは6種のスプロケットがある
シマノのサイトによれば、、、 105のスプロケットは以下の3タイプがある。↓
- 12-25T (12-13-14-15-16-17-18-19-21-23-25)
- 11-28T (11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28)
- 11-32T (11-12-13-14-16-18-20-22-25-28-32)
でもって、アルテグラのカセットは6つもの組み合わせからチョイス可能
↓
- 11-23T (11-12-13-14-15-16-17-18-19-21-23)
- 11-25T (11-12-13-14-15-16-17-19-21-23-25)
- 12-25T (12-13-14-15-16-17-18-19-21-23-25)
- 11-28T (11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28)
- 11-32T (11-12-13-14-16-18-19-20-22-25-32)
- 14-28T (14-15-16-17-18-19-20-21-22-25-28)
11-23T、11-25Tといった高速巡航向けとか脚に自信がある人向けのスプロケットは105にはないので、アルテグラを選択するしかないようだ。
さて、ギア比の数字をじっと見つめていて気付いたことがある。105にもアルテグラにもある「12-25T」はトップとエンドはまったく同じギア比なんだけど、11-32Tはギア比がちょっと違う。表記は「11-32T」でも、中身が違うのだ。
- 11-32T (11-12-13-14-16-18-20-22-25-28-32)※105
- 11-32T (11-12-13-14-16-18-19-20-22-25-32)※アルテグラ
7、8、9、10速が違う
「11-32T」を考えている方は、ギア比の差を考慮して選んでもいいかも。105はまんべんなくギア比を変えて32Tまで進むのに対して、アルテグラのほうが高速巡行を意識した組み合わせになっている。
一方で、アルテグラは25Tから一気に32Tまで飛び、間に28Tがないのだ。 アルテグラにおける32Tとは、緊急時用のギアという割り切り方をしているように感じる。これをどう捉えるかだが、ヒルクライムにおいては28Tってなんとしてもほしいギア(だと思う)。
よって。数字で判断する限りでは「11-32Tにおいて、アルテグラより105のほうが一般的ヒルクライマー向け」なような気がする。
なお、交換にあたってのリアディレイラーのケージの交換は不要だった。32Tだったらロングケージにする必要があったみたいだけど、25Tから28Tへの交換であればスプロケット交換だけでOK。カンタンに済んでよかった。
※2015年のツールド妻有の坂(キツかった…)
見た目がカッコよくない問題は我慢しよう
完全に個人の好みの問題になるが、スプロケットって小さければ小さいほどかっこいいって思いません? 32Tよりも28T、28Tよりも25T、25Tよりも23T…といった具合。コンパクトなスプロケットを付けているサイクリストに出会うと、「あら、本格的」って惚れ惚れする。個人的に許せる限界が25Tだったので、28Tを採用したことで「カッコよさを捨てて登りやすさをとった」ことになる。できれば25Tのまま妻有をねじむせてやりたかったのだが、自分の脚力では厳しいということで、今年は11-28T(CS-5800)のスプロケットのお世話になります。
※2016年のツールド妻有、出走直前
残念ながら、平坦路だらけの埼玉県南部では28Tを試すシチュエーションがない。28Tがあったことで激坂は登りやすくなったのか?少しはラクに上ることができたのか?それとも効果はさほど得られなかったのか?
「11-28T(CS-5880)のスプロケット」のインプレッションは、ツールド妻有終了後に書きます!
\(^o^)/
コメント
コメント一覧 (16)
11T使うところと言われたら、思いつくのは荒川CRの右岸ルートの最後の直線ですね(笑)
大橋を越えたところからの(^o^)
それと競輪場でのバンク走行ですかね。
28Tはお守りみたいなもんかな。
結局は25とかで上がっちゃいますが、残り一枚あるか無いかだと精神的な拠り所というか安心感みたいのが違うので(笑)
「まだ一枚ある!まだいける、まだ大丈夫だ!」みたいな。
で、中間の常用域は2T刻みだったりして、今一つしっくりしない事がありました。
そこで、常用域を最優先し、アルテグラの14-25(10速)を使っています。
14・15・16・17・18・19・20・21・23・25です。
これでは坂で困る場合があると考えで、フロントのギア板を48T/32T(スギノ/OX801D)に変更しました。
これで、シマノの34Tのままと比べた場合、リアに27Tを装備しているのと同様です。
また、フロントアウターを48Tに変更した事で、より一層1T刻みの恩恵が受けられるようになりました。
欠点は、50T×12Tをケイデンス80で回すと(タイヤ周長2.121m)と42.4km/hが出る計算ですが、48T×14Tの場合は34.9kmとなりますので、ケイデンスを上げないと同様のスピードは出ない計算です。
そのような事はほんの一時のため、自己満足しています。
それから、ギア板が小さいと「見た目が悪い」ですが、仕方無しと思っています。
で、フロント50-34Tなので、ずいぶん楽になりました。
不満はトップが11Tなこと。まぁ〜ずめったに使いません。
ワタシの走り方ではトップは13か14からで充分。
その代わりロー側を細かく刻みたいのですが、自分で選んで組めたらいいのに...
12-28Tでは、よく使う18Tがなくなってしまうので、12-25Tに↓コレを入れて13-28Tにしようか。。。と考えています。
http://www.cb-asahi.co.jp/item/95/36/item100000033695.html
最近、後輩からシンクロスの中古ホイールを手に入れたので、
11-28Tのアルテグラを付けて、まったく同じと思ってました。
11のギアが、11速、28のギアが1速だと思っているのは間違い???ですか?
車やバイクの感覚からすると、あっているんだけど。どうなんでしょう。
105の11-28Tとアルテの11-32Tは間違いですよ。
部品展開図を確認しましょう。
意外にスプロケットって盛り上がるネタなのかしら。というか、謎が深い気がする。
>11のギアが、11速、28のギアが1速だと思っているのは間違い???ですか?
たぶんですが、逆ではないかなと…(自分は逆の認識でした)
今度、専門家に聞いて謎を解明してきます。
>105の11-28Tとアルテの11-32Tは間違いですよ。
え!ご指摘ありがとうございます。
確認して訂正します。
<(_ _)>
> 「11-28T(アルテグラ)」のインプレッションは、ツールド妻有終了後に書きます!
どっち?
ギアの1速2速...についてはシフトアップ/シフトダウンという言葉からも答えは出ているのかなと。
http://si.shimano.com/#seriesList/18
> 「11-28T(アルテグラ)」のインプレッションは、ツールド妻有終了後に書きます!
あ、105です(;^_^A
(*^^*)
スプロケットを11-28T(cs-5800)に交換するにはどの部品を交換しなくてはいけなくなりますか?ちなみに車種は2017 RFA3 EXです
また、ヒルクライムを楽にするための他の部分の調整はありますか?(フロントギアなど、走り込む など)
ソラということは9速ですよね。それを11速化するわけなので、ホイール取っ替えになる可能性がありますね。なにをどこまで交換する必要があるかはホイールにもよるので、ショップでメカニックさんにご相談されてみてください(*^^*)
ヒルクライムのための調整は…個人差があるかと思いますが、私はコンパクトチェーンリングにしてますね。それ以外はとくにやってないですが、ブラケットをやや立たせ気味にしています。そのほうが快適に登れると感じるタイプです(^^)
あと、私はやってないですが、「サドルを前にやや傾ける」ことをする人はいますね。登坂の時にその前に倒したことでちょうどいい塩梅になるそうです。が、登坂以外だとそれが逆に気になってしまうかもですが(^_^;)